2022年9月26日月曜日

Victoria 88回トランスリンクの旅

      パンデミックのため、近場ばかり選んでいましたが、
     今回は思い切って重い腰上げ、Victoria に行くことに。
     シニアはフェリーが無料(月〜木まで)なので、
     その特権を使わせてもらいました。

     天気はサイコー!!ピッカピカの青空で暑過ぎも、
     寒過ぎもしない最高のトランスリンクの旅日和(?)

     参加者は7名。
     Bridgeport の12番のバス停に集合。
     7時45分の620番のバスでTsawwassen のフェリー乗り場まで。

     9時のフェリーでVictoria へ。
     フェリーの中ではお喋りに花が咲き過ぎて、
     カフェテリアにずーと座りっぱなし!
     
     10時半 Victoria のSwartz Bay に到着。
     70番の2階建バスでダウンタウンへ。


     まずは州議事堂の前で記念撮影。すっかり旅行者気分です。
     25歳の青年ラトンベリーが設計したこの州議事堂は、1897年完成。
     

     それ以前にあった州議事堂が上の写真の建物です。
     この建物1864年に建てられていて、バードケージ(鳥籠)
     と呼ばれていたそうです。

     最初に私たちが向かったのが「Fisherman’s Wharf」
     街の中心から海に沿って15分も歩くと、
     カラフルな可愛らしいフローティングハウスが見えて来ます。
     桟橋に入るとメキシコ料理店やフィッシュ&チップスのお店など
     食べ物屋さんがあり、まずはここでランチ。
      

     タコスとスープ、美味しかったです。
     でもこのタコス1つとスープだけでは、、ちょっと物足りなかった人も。


     この桟橋の先には個人のフローティングハウスや公園もあるのだけど、、
     残念ながら見ている暇もありませんでした(涙)
     なにしろ私たちに与えられている滞在時間はたったの3時間ちょっと。

     ここからSea Taxi でEmpress Hotel へ向かう筈でしたが、
     値段が12ドルと聞いてみんな乗る気が一挙に失せ、
     12ドル分と思うとかえって歩く元気が出て来たようです(笑)
     実は私たちTsawwassen で会う筈だった人に会えず、
     一人置いて来てしまったんです。
     それがこのホテルの前でやっと会えて、、これで無事全員揃いました!

     Victoriaの街は1843年に出来たフォート・カザモンが起源だけあって
     あちこちに昔の面影が残っています。
     今回はツアーでは行かない昔の面影探訪です。 


     まず行ったのがBastion Square 。
     1840年代にジェームス ダグラスにより
     ビクトリア砦が築かれた歴史的な場所です。
     今はギャラリーやレストランが立ち並ぶ
     おしゃれな一角に変貌していますけど。
     写真のレストランなんかとても素敵で入りたかったのですが、
     こんなに満員ではとっても無理。次回に持ち越しです。
     私たちが入ったのは、Bastion Square にある「Farm House 」
     ここででティータイムをしたのですが、
     働いている3人の女性が全員日本人だったのには驚きました。


     次に行ったのがビクトリアのパイオニアである
     Thomas Trounce の名を取ったTrounce Alley 。
     Goverment St. を歩いていると、看板が出て来ます。
     路地に入るとすぐにButton & Needleworks という
     可愛い店構えのお店があって、ここはボタンと刺繍の専門店。
     店内にはものすごい種類のボタンがズラリ。
     ボタンというより、アクセサリーになりそうなのも沢山あり、
     見ているだけで楽しいお店でした。

     その他スペイン様式のTapa Bar 等もあるし、
     街灯は120年前のガス灯が今だに使われているので、
     夜この通りを歩いてみたくなりました。
     次に目指したのが、Market square 。
     Market square のあるLower Johnson St. には19世紀末期、
     Victoriaがゴールドラッシュに沸く頃に建てられた
     カラフルなビクトリア様式の建物が軒を連ねていて、
     まるで古き良き時代のイギリスの町にワープしたような
     素敵な町並みです。        
     Market Square はそんな通りの一角にありました。
     ここは19世紀の終わり頃に建てられた倉庫街を
     利用して作られたショッピングセンターです。
Market square
     私たちはさっと見ただけで良く知らなかったのですが、
     ここには約30ものお店が入っていて、
     「Wanna Wafel 」というベルギーワッフルのお店が有名なのだそう。
     最後に向かったのが China Town の真ん中にある
     小さな路地ファン・タン・アリー 
     Victoria の China Town はカナダの中でも一番古く、
     ゴールドラッシュで賑わっていた19世紀半ばには
     3500人の中国人が住んでいたそうです。
     当時の勢いを物語るように、入り口には立派な門が今でも佇んでいます。
     門の両脇に2つの獅子像。
     両方とも子連れなのでこの獅子たちは雌なのかな?
     Victoria のChina Town は現在は2ブロックほどしかない
     こじんまりとしたエリアなのですが、
     その真ん中あたりに赤い看板が出ていて、
     そこが目的のファン・タン・アリーです。
 
     一番狭い所で90cmしかない何やら謎めいた雰囲気が漂うこの横丁は
     かって賭博や阿片の売買が行われていた場所とか。
     今ではユニークな雑貨屋さんやパン屋さん(今日は閉まっていましたが)
     等が並び、映画の撮影にも使われるそうです。

     色々な場所に行った割には時間がなくて、
     一つ一つの場所をじっくり見られませんでしたが、
     次回の楽しみにしました。
     Victoria にはまだまだ見たい所が残っています。
     時間さえあれば、エミリーカーの生家、
     Robert Dunsmuir の息子が建てたHatley Castle ,
     Beacon Hill Park なども散歩したいし、
     州議事堂もツアーに参加してゆっくり見て回りたいです。
     次回は泊まりで、という声も多かったので、
     来年みんなで一泊旅行が出来たら、、、最高ですね。