2021年4月27日火曜日

朋子さんがオンライン報告会に参加♪    

     4月26日に日本ユニセフ協会主催で報告会があり、
     モザンビークから教育セクションチーフのTomoko Shibuyaさんが、
     モザンビークにおける新型コロナウイルスの
     教育への影響とそれに対しての取り組みについて、
     現地からの声を届けています(12−25分頃)。
     その他、スーダン、カンボジア、ケニア東南部アフリカ地域事務所、
     レバノンからの報告もあります。
     ご関心のある方はご覧ください!


     

     

2021年4月22日木曜日

ニジェール物語


       サハラ砂漠の真ん中で2年間暮らした唯一の日本人女性
     フクダヒデコさんが、体験を元に創作した
     不思議な物語のアニメーションです。 
     
テネレの木

     このお話の最初に出てくるテネレの木
     テネレ砂漠の中央部数百キロ圏内にたった1本だけ立っていた木で、
     樹齢300年とも言われています。
     何もない砂漠の中で、旅人にとって唯一の目印だったのに、
     1973年に飲酒運転をしていたリビア人のトラックに
     打ち倒されてしまいました。
     現在は金属製の彫刻が代わりに立っています。

サハラ砂漠にある湖の一つチャド湖

     2番目に出てくるアレピエンヌは、
     砂漠の奥深くに眠る巨大な水の化石帯水層の女神です。
     
     サハラ砂漠は世界最大の灼熱の不毛の土地です。
     こんなところに湖が存在するなんて不思議でしたが。
     その謎は砂漠の奥深くに眠る化石帯水層にありました。
     かつてサハラは密林だったそうで、その時の雨水、
     つまり1万年以上前の雨水が200万平方キロメートルの広さで
     地層の中に閉じ込められているそうです。
     この化石帯水層によって下から潤されているからだそうです。

フルグライト

     3番目に出てくるのはフージライトとありますが、
     日本語で閃電岩と呼ばれるもので、英語ではフルグライトです。
     これは6億ボルト以上の雷が、
     生成される条件が整った砂に落ちた時にだけ出来る
     天然のガラス細工です。

フェネックキツネ

     ここに出てくるフェネックキツネはサハラ砂漠に住んでいる
     体長30−40cmの小さな狐です。
     とても可愛らしいのでペットとしても人気があるそうです。

アイル山地

     4番目のアイルはテレネ自然保護区にあるアイル山地のこと。
     ここは雨が少ししか降りませんが、あちこちに水が湧きいでていて、
     牧畜と共に農業を営んでいるトゥアレグの人たちも
     住んでいるそうです。

アイルの巌窟壁画

     このアイル山地には紀元前6000年から
     紀元1000年ごろに渡る線刻画が残されており。
     キリン等の大型野生動物、牛の放牧の様子、
     人々の暮らしが描かれていて、
     特に砂岩に刻まれた約1万年前のものとされる
     ダボスのキリンの線刻画は、
     5、4Mの大きさと芸術性の高さで有名です。

ニジェールの首都ニアメの博物館

     5番目は恐竜化石のジョバール
     サハラ砂漠は恐竜の化石の宝庫です。
     1906年にアイールという町の周辺で
     沢山の恐竜の化石が発見されています。
     ニジェールで発見された恐竜の種類は6種類だそうです。

サソリの婚姻ダンス

     サハラ砂漠に生息しているサソリに噛まれると
     物凄い痛みがあるけれど、命には別条ないそうです。

ビルマ

     ビルマはサハラ砂漠の中にあるオアシスの町です。

ビルマの塩田

     この町では地下から湧き出た塩水を地上で乾燥させて
     製塩を行っています。
     塩を生産している砂漠の村にとって塩は重要な外貨を稼ぐ手段で、
     そのためラクダの背に塩を乗せて
     ビルマからアガテスまで運んでいます。
 
塩キャラバン

     日の出とともに歩くトゥアレグ族の塩キャラバン。
     ニジェールのアガデスからテレネ砂漠を横断し、
     ビルマで買い付けた塩をナイジェリアまで南下して市場で売り、
     コミュニティのための穀物を仕入れます。


     最後はホテル・テルミュニス
     実際にありました。
     なかなか素敵なホテルです。



    日の出とと

2021年4月15日木曜日

オンライン報告会に参加します♪       (朋子さんのブログから)

      この4月26日に開催されるユニセフの報告会
     「新型コロナウイルス危機と闘う現場から~子どもたちへの支援、
     ワクチンで守る未来~」に
     モザンビークから現場中継(?)で参加する事になりました~。
     私のプレゼンはたかが10分程度ですが、
     ご興味のある方は下記のページをご覧下さ~い!

     https://www.unicef.or.jp/event/20210426/


2021年4月5日月曜日

イースターと週末ピクニック        (朋子さんのブログから)

     人口の大半がキリスト教のモザンビークでは、
     キリストの復活祭(イースター)の週末は祝日です。
     そこでその週末はマプトの郊外の海沿いに家を持っている
     同い年の子連れのポルトガル人の友人宅に
     ジュリアと東チモールから出張中の同僚と一緒に泊まりに行きました。


     イースターという事でアルゼンチン人の友人が作った
     特別なシーフード・パエリアを頂き、
     子供たちと水風船でドッジボール大会をしたり、
     夜は大人たちで音楽を掛けて踊ったりして、
     楽しい週末を過ごしました。


     そして日曜日はお菓子やジュースを一杯買って、
     マザーテレサのホームに行き、
     5人娘達や病気や障害等でホームで暮らしている人達に、
     イースターの挨拶に行ってきました。
     シスター達は皆にプレゼントをあげるのを
     私達が来るまで待っていてくれて、
     私達にプレゼントを配らせてくれたので、
     訪問の最後にはホームの人達から、
     「いつもお世話になっているシスター達と
     今日プレゼントを下さった方々に感謝します。」と、
     嬉しいお言葉を頂きました。

     また、5人娘達の1人・コンセッサオちゃんは
     私と二人きりになった隙に、
     「ねえ、いつ私達をトモコおばさんのお家に
     連れて行ってくれるの?」と訊いて来たので、
     「あ~、ちゃんと私の約束覚えていてくれているんだな~」
     とちょっと嬉しくちょっと申し訳なくなって、
     「じゃあ、シスターにお願いしてみるね」と
     今度はシスターに5人娘を家に招いていいか尋ねたら、
     「コロナが収まってからなら、いいわよ。」と
     以前同様の返事だったので、コンセッサオに
     「やっぱりコロナが収まるまでダメだって。
     早くコロナが終息する様にお祈りしようね。」と伝えたら、
     残念そうな顔をしつつも小さく頷いてくれました。
     コロナ禍が一日でも早く収まって、この子達をお家に招けます様に…。


     その他にも、翌週末は今度はモザンビーク人のママ友仲間達と
     緑豊かな公園でピクニックを企画して、
     それぞれ昼食やおつまみを持ち寄り、
     歓談したり子ども達とゲーム大会をして、至福の午後を過ごしました。


     と、こんな感じで長引くコロナにめげずに、何とかやっております。
     ちなみにペットのウサギちゃんが亡くなった前後に、
     家の窓に雀の様な鳥が巣を作って卵を産んだので、
     取り除かずにそっとしておいたら、
     数週間後にピイピイ騒いでいたので、
     遠巻きに観察したらヒナが生まれ、
     更に数週間後にまたピイピイ騒いでいるのでまた観察したら、
     ヒナ達が成長して羽ばたき飛ぶ練習をして、
     その後無事に飛び立ちました♪
     何だか自然のお供ができた感じで嬉しくなりました。
     その後も小鳥達は時々羽休めに巣に戻ってきます。可愛いなあ~。