2011年9月28日水曜日

♪モザンビークへの送金の仕方について♪

     さとみ様

     ご旅行から、もう戻られた頃でしょうか。
     如何でしたか?
     お話を伺うのが、楽しみです!

     私のビサウ生活は相変わらずストイックですが、
     モザのプロジェクトの方では
     ちょっとだけ進捗があったそうです。
     ようやく壁を作り終わったのと、
     新しい敷地に合った設計図を作るべく、
     建築家の知人が
     昨日マルコスと現場を視察した事です。
     新しい設計図ができ次第、
     とうとう着工できますよ!!
     壁の方は、
     マルコスに早く写真を送る様に言っておきました。

     で、送金の受け入れ先ですが、
     元UNICEF同僚で
     現在JICA勤務の日本人の親友が
     快諾してくれました!
     彼は大平健二さんと言って、
     モザ生活8年のベテラン(!)です。
     ちなみに上記の建築家の知人を説得して
     現場視察に連れて来てくれたのも、
     この健二さんで、
     とても頼りになるし100%信頼できる人です。
     私もモザ時代以来、
     今日に至るまでお世話になりまくっています!!
     今後何かあれば直接ご連絡できるよう、
     ここにコピーしますね。

     健二さんはドルと現地通貨(メティカル)の
     2つの口座を持っていますが、
     ドルは引き出す際に
     制限があったり説明を求められたりと面倒なので、
     メティカル口座へ送金して頂く方を希望するそうです。

     送金された後、ご一報頂ければ、
     その数日後に健二さんが入金を確認できるかと思います。

     では、どうぞよろしくお願い致します。
     チャリティーランチの皆様にも
     どうぞよろしくお伝え下さいませ。

     渋谷朋子




      朋子さん

     メールありがとうございました。
     私はペルーから帰ってもう10日になりますが、
     この間チャリティーランチとエステサロンを
     1回ずつやったし、
     また日本から遊びに来た友達の世話と
     結構忙しくやっています。

     ペルーは期待以上。
     私達のツアーは鳥のツアーなので
     観光地はマチュピチュに行っただけで、
     後は山を登ったり、下ったり、
     アマゾンの密林の中を鳥を追い求める旅でした。
     マチュピチュはたしかに興味深かったけど、
     ヨルダンでペトラ遺跡を見た私にとっては
     まあこんなものだろうな~って
     それほど感激出来なかったですね。
     ただアマゾンの密林はとても素晴らしいものでした。

     プロジェクトの方、壁はもう出来たんですね。
     いよいよこれから建物作り、、
     夢が段々形を伴ってくるのって素敵ですね。

     送金のことですが、
     いつも送金をお願いしている所に
     モザンビークにメティカルで
     送金出来るかどうか問いただしたところ
     USでしか送れないというのです。
     それで健二さんにはご迷惑をかけてしまいますが、
     USで送金させてもらいたいのです。

     来月の初め頃には送金するつもりですが、
     送金しましたら、朋子さんと健二さんにお知らせします。

     さとみ

2011年9月18日日曜日

♪最近のちょっとした変化♪ 朋子さんのブログから

孤児院の子ども達とピクニック!心温まる日曜の午後の一時でした

     こちらの雨季は、
     気温が35度以上・湿度が100%近くまで上がり、
     不快指数がピークに達したと思った矢先、
     バケツを ひっくり返した様な雨が数時間降り続け
     一気に気温が下がり、
     突然止んだと思いきやまた
     翌日超暑くなって雨・・・の繰り返しです。
     だから気温の変化が激し く、
     結果風邪が流行ります。
     私も例に漏れず風邪を引き、
     数日間咳と熱に魘され寝込んでしまいました。

     たまたま週末だったので仕事に影響はなかったものの、
      家事が出来ないのが最大のネックで、
     「あ~、今週末掃除・洗濯しなかったら、
     来週末までできない・・・」と
     熱で朦朧としながらも、
     家事ができない事が一番 気になる始末。
     お粥作ったりはできたけど、
     さすがに病中も家事の心配をしているのは
     よろしくない、という事で、
     とうとうお手伝いさんを雇う事になりまし た~!

     職場の同僚に知人を紹介して貰い、
     我が家に来てくれる事になったのは
     ジーナちゃん・29歳。
     この若さで3児の母 なので、
     とにかく職に就いて収入源を確保したいらしく、
     やる気はありそう。
     ただ、ポルトガル語があまり喋れず、
     現地語とポル語が混ざったクレオール語の み。
     だから、私達の会話は
     何処まで通じているのかいないのか今一わからず、
     念の為初日は私が身振り手振りで、
     「この箒とこのバケツとこのモップで、
     ここを こう掃除して。」と説明したら、
     一応理解してくれたみたいでホッ。

     彼女がお掃除している間に
     私は朝食を作り始めたのですが、
     彼女も朝食を食べていないと言 うので、
     2人分作って一緒に食べました。
     初日がそうだった為
     それが習慣の様になってしまい、
     何故か雇い主が
     毎回お手伝いさんの為に朝ご飯を作る、
     という稀 な光景がそれ以来展開しています・・・。

     週3回火・木・土曜と来てくれているので、
     昨日(土)家に居た私は
     週末の習慣だった家事を取られてしまい手持ち無 沙汰。
     こっそり寝室でアイロン掛けちゃったりして。

     帰り際に彼女にお買い物を頼んだら、
     彼女が買って来た野菜の量が同じ値段なのに俄然多い!
     それまで「値 切り上手」と自負していた
     私のプライドは一瞬にして崩れたり・・・。
     それと彼女にポル語で「エビを買って来て」
     と頼んでも通じなかったので、
     絵を描いたら 「あ~、あれね、分かった。」
     と言ったけど、念の為料理の本のエビの写真を見せたら、
     「あ、何だ、これの事?」だって。
     私の絵を見て一体彼女は何を想像し ていたんだろう?

     最近のもう一つの変化は、車が壊れた事。
     私は大雑把なドライバーなので、
     ただでさえポンコツの私の中古車などは 
     確かにいつ壊れても不思議じゃなかったのですが、
     ある雨上がりの午後に通った
     例の如く未舗装のボコボコ泥道に
     池の様な水溜りがあり、
     水が濁っているので深 さがわからないけど
     やむを得ずに通ったら、
     窓すれすれまで水が来ちゃうくらいの深さ!
     その結果案の定、エンジンにも水が入ってしまって、
     泥道を抜けて ちょっとしたら
     車が止まってしまいました。
     あ~あ。修理に持っていったら
     「いつまでかかるかも、
     いくらかかるかも、
     まだ言えない」そうな。
     仕方ないので、 それ以来職場へは徒歩で、
     他は乗り合いタクシーか
     乗り合いバスで移動していますが、
     これが意表を突いて楽しく、
     現地の人と詰め合いつつ
     乗り合いバスに揺ら れていると、
     すっかり地元民になった気分♪ 
     「不幸中の幸い」的な楽しみを見出しました!

     それと今日(日)は
     孤児院の子ども達と
     ちょっとした遠足に行って来ました~。
     いつもは孤児院の施設内で遊んでいた ので、
     周りが森に囲まれている事や、
     その中にキリストの小広場がある事や、
     その向こうに村がある事も知らなかったのですが、
     今日それらを子ども達と一緒に 訪問できて、
     以外な発見に得した気分!
     子ども達も解放感を満喫していたみたいで、
     手を繋いで歌いながら
     ビサウ郊外の森の中をお散歩して、
     久々に至福の一時 を過ごせました。

2011年9月11日日曜日

♪暗闇が明けた日♪   朋子さんのブログから

孤児院のお姉さんと生まれて間もないヴィクター君:その手はまだ柔らかくて白い。

     前ブログで書いた慌ただしい休暇を終え、
     2度の乗り換え含む50時間近くの旅を経て
     先週の土曜日にビサウに戻って来ま した。
     不在中の8月に雨季が更に深まった様で、
     ビサウで大半の道は未舗装な為ボコボコになっており、
     所により水溜りが池の様な深さになっていて通行不能状 態。

     いざ帰宅すると、雨漏りに加え幾つかある網戸だけの窓から
     雨が吹き込みまくっていて、かなりの惨状・・・。
     結局、到着した日は終日掃除に明け暮れまし た。
     そして夜になって電気を点けようとすると、どれも点きません。
     「あ~、やっぱりまた停電か・・・」と、
     半分諦めモードで蝋燭を灯し、
     その光りを頼りに 夕飯を作って食べ、
     その日は大人しく寝ました。

     そして翌日。
     日曜日だったので、日曜の習慣でシスター達と教会に行き、
     その後孤児院にちょっと寄ってから帰宅しま した。
     暑さしのぎに扇風機を点けようとしたら、
     まだ動かないので、「この停電、長いな~」と
     愚痴りながらその場は扇子でやり過し、
     そうこうしている内にま た日が暮れて来ました。
     それでもやっぱり電気は点かないので、
     だんだん気分が滅入って来て、
     ただでさえ日本での家族や友達との騒がしい毎日から
     ビサウでの 静かな一人暮らしに戻った
     ギャップに戸惑っているというのに、
     その上物理的に暗いとそれこそ気分も暗くなってきてしまい、
     「なるほど、夜が長い北欧の国で 
     自殺率が高いのは暗いせいかしら・・・」
     などと脈絡のない事まで考えを巡らせたりしてしまいました。

そんな調子で電気が点かない毎日が結局1週間続き、
     暗い気持ちも1週間続いてしまった訳ですが、
     1週間経った昨夜、台所でまた蝋燭を頼りに夕 飯を作っていると、
     隣人のチャチャが窓越しに話かけて来ました。
     「トモコ、何で最近いつも暗い中で料理しているの?
     停電でもないのに。」と!
     「え?だって どの電気も点かないよ。」と
     目が点になっていると、
     「あ~、そういえばトモコは不在だったわね。
     数週間前に落雷があって、
     その時全ての電球やコンセントが
     爆発音たててショートしちゃったのよ。
     でも電球さえ付け替えれば電気点く筈よ。」
     マジ??って事は、この1週間、
     停電でもないのに
     私は暗闇の中で生活して いたの??
     しかも気分まで落ち込んじゃって?
     しばらく唖然とした後、
     あまりに自分が滑稽で思わず笑い出してしまいました。
  
     そして今日。
     また日曜だったので、教会の後孤児院に行ったら、
     先週会えなかった子達も居て、
     喜んで抱き着いて来てくれたので、
     私も久々に幸せ な気持ちに浸っていると、
     今度は孤児院のお姉さんが「トモコ、見て!」と
     生まれて間もない赤ちゃんを
     プレゼントの様に大事に抱いて持って来てくれました。
     出産時にお母さんが亡くなってしまったそう。
     まだ目も開けられない赤ちゃんです。
     お母さんが自分の命と引き換えにこの世に届けた赤ちゃんの、
     そのまだ小さ くて柔らかい手を握っていたら、
     「やっぱりビサウに帰ってきて良かった・・・」
     と何故かやっと思えてきました。
     で、孤児院からの帰り道に電球を何個も買っ て、
     帰宅後早速全部付け替えると、
     案の定点きました!
     すぐまたショートしてしまったり、
     反対に消えなくなってしまったのもあるけど、
     とりあえずビサウの我 が家にも漸く灯りが戻ったのでした。

2011年9月4日日曜日

♪送金についてのメール♪

     朋子さん

     日本から帰ってきて旅行の疲れを取る暇もなく、
     目まぐるしく働いていらっしゃるのではないかしら?
     ちょっと心配してしまいます。

     今朝朋子さんからの小包が届きました。
     何かクリスマスのプレゼントを開けるような
     うれしさを味わいました。
     いかにも手織りといった感じの素敵な布と、
     綺麗な石けんとカシュナッツありがとうございました。
     カシュナッツちょっと食べてみたらピリッときたので、
     袋をみたらピリピリって書いてあったから笑ってしまいました。
     ポルトガル語でピリピリってチリのことなんですね。
     辛いものを食べると何気なくピリピリするって言っていたけど、
     まさかポルトガル語とは、、
     ペルーに持って行くつもりです。

     今月は2回もエステサロンを開いたので、
     なんとなく肌がピカピカ
     (これはまさかポルトガル語ではないですよね?)
     になったようなのに、、
     ペルーの日差しは強いらしいから
     また元の木阿弥ですね。
     それでは残念なので帰って来たら
     すぐまた開くことにしました。
     ペルーに行く前に送金して行こうと思ったのですが、
     マルコスくんからは何も言って来ないので、
     帰ってからにします。

     出来たら送金は朋子さんの方に
     したいと思っているのですけど、、
     というのはマルコスくんを信用しない
     というのではありませんが、
     個人の所に直接大金が
     これからいつも振り込まれるようになると、
     彼にとっても良くないのではないかと思うのです。
     シスターかまたは誰か信用の出来る人とマルコスくんが
     二人でお金を管理出来るようになるのが一番ですが、
     それが難しいようだったら
     朋子さんの所に振り込んで、
     朋子さんが必要に応じて
     お金をマルコスくんの所へ送る
     という風にしたらどうでしょうか?
     まあそちらの銀行の都合もあるでしょうけど、、?

     31日からペルーに行ってきます。
     メールは多分受け取れると思いますので
     お時間がありましたら送ってください。
     まずは私の方から出しますね。

     あまり頑張りすぎないで!

     さとみ


     さとみ様

     贈り物が無事に届きました様で、
     安心致しました。
     今頃はペルーにご旅行中でしょうか。
     これを読まれる頃には、
     ご帰還された後になるのでしょう。
     ペルーでは素晴らしいご体験をされている事と思います。

     ご送金の件ですが、ご心配は理解できます。
     実際、私もそう思った部分もありました。
     そこで、在マプトの日本人の親友に
     仲介・監督の役割を引き受けて貰えるか、相談してみますね。

     彼から返事が来たら、またご一報差し上げます。ではまた。

     渋谷朋子

     追伸:「ピリピリ」の語源をこちらが教わりました!
     そうっだったんですね~。
     でも口の中でピリピリする感覚は万国共通って事ですかね。