2021年7月5日月曜日

3人娘の家、 遂に完成!

家の完成を祝ってみんなで歌っている
    
     チャリティーランチのもしかしたら最後の仕事になるかもしれない
     「Girl's House」がもうすぐ出来上がりと言うところで資金難に陥り、
     工事が遅れていたので気を揉んでいたところ
     朋子さんからこんなメールが届きました。

     さとみ様 

 

     こんにちは!ご無沙汰してしまいましたが、

     さとみ様・ご家族の皆様・チャリティーランチの皆様、

     コロナに負けずに春を楽しまれていますか。 

 

     カナダはコロナの第三波が漸く引きつつあると聞きましたが、

     テストや予防対策やワクチンが展開されているのでしょう。

     こちらも第二波がやっと引きましたが、

     友達や同僚でもコロナに掛かった人達が多く、

     感染症の脅威を感じます。 

 

     さて、3人娘の家の件ですが、

     その後イースターの週末にシスター達に挨拶に行った際、

     主任にシスターが7-8年モザンビークに仕えた後、

     もうすぐ他の国に移動になると知りました。

     このシスターは3人娘を我が娘達の様に可愛がっていたので、

     「あの娘達の家がまだ完成していない事が心残りだわ…」

     と呟いていたので、

     「じゃあ、シスターがモザンビークを出発する前に、

     あの家を何としてでも完成させましょう」と同意し、

     シスターが建設士に(私の名前は出さずに)

     最低必要予算を計算させたら約1300ドルという事だったので、

     すぐにシスターを通して払いました。

     当初の予定では、5月中には完成できるとの事なので、

     写真等入手したらお送りしますね。

     渋谷朋子


     と言うわけで1300ドルは朋子さんに立て替えていただいて

     工事が再開しました。


     その後またメールが届きました。


     さて、例の3人娘の家はいよいよ完成間近で、

     娘達はお家に既に住み始めたそうです!!

     来週の日曜にシスター達と家を見に行く予定ですので、

     写真を撮ってお送りしますね。 

 

     資金の方は10年前の3000ドルからの出資ということで、

     またご送金頂く必要は全くありませんので、ご心配なく。

     渋谷朋子 


      まだペンキが塗られていませんがほぼ完成した家の動画です。



     そのあとペンキを塗った家の写真が送られてきました。



     家に入るドアを開けたところです。



     2番目の部屋 リビングルーム



     キッチンです。



     ベットルーム1



     ベットルーム2


     ベットルーム3


     ベットルーム4



     ベットルーム5

     3人娘からチャリティーランチに感謝状が届きました。
     
左からイネス、ビアトリス、リカルディーナ

     
     さとみ様

     こんにちは、カナダは例年になり猛暑というニュースを聞きますが、
     さとみさん達の地方でもそうでしょうか。

     モザンビークは一時の寒さが引き、
     薄手のカーディガンで事足りる様になりました。

     さて、メッセンジャーでお送りしました様に、
     3人娘からさとみさんとチャリティーランチの皆さんに、
     感謝状が贈られて来ました。

     以下、その日本語訳です。

     親愛なるさとみさん・敬愛するチャリティーランチのメンバーの皆さん 
      私達は喜びと幸福の気持ち一杯で、
     そして皆さんと皆さんのご家族とお友達がご健康である事を祈りつつ、
     この手紙を書いています。 
     私達がこの家を建設できた事をどれだけ有難く思っているかは、
     言葉では相応に表現できません。
     しかし言葉でお伝えするしか術がないので、
     この手紙を通して「家を持つ」という私達の夢を
     実現させて頂けた事への感謝の気持ちをお伝えします。 

     同時に、さとみさんと敬愛するチャリティーランチのメンバーの皆さんに、
     この手紙を通してこの家を大切にする事と、
     年少の孤児の娘達・
     特にマルシャ、セシリア、コンセッサオ、ニコレタ、アデリアを
     将来この家に受け入れる事を誓います。 
     彼女達と一緒に暮らし、必要に応じて彼女達を支え、
     誠実で謙虚に生きれる様に寄り添って助言したいと思います。 
     これは、さとみさんや敬愛するチャリティーランチのメンバーの皆さんが、
     この支援を通して私達に示して下さった事でもあります。
 
     この度、さとみさんと敬愛するチャリティーランチのメンバーの
     皆さんと巡り会えた事を、神様に感謝すると共に、
     皆さんとご家族とお友達が神様のご加護を受けられます様に、
     また皆さんが沢山の恩恵が受けられます様に、お祈りしています。 
     皆さんのお心遣いとご支援は、私達にとって非常に大切でした。
     皆さんがして下さった事を私達は一生忘れません。 
     この素晴らしい支援、本当にどうもありがとうございました。
     私達は胸一杯の感謝の気持ちを常に皆さんに持ち続けていきます。 

     最後に大きな抱擁と共に、 

     ベアトリス、イネス、リカルディーナ 

     コロナで大変な中ご支援下さったのは、
     この3人娘にとっても、マザーテレサのシスター達にとっても、
     一層意義ある事だったと思います。


     特に3人娘の一人・リカルディーナはコロナ禍のせいで
     職を失ってめげた様子だったので、
     この家の建設が始まってから水を得た魚の様に頑張っていました。
     3人娘も皆さんの努力の大きさとこの支援の貴重さと
     それに伴る責任の重さを理解したと思います。


     では、どうぞお身体に気を付けつつ、夏のカナダを楽しまれて下さね。


     渋谷朋子