2015年4月29日水曜日

☆18回健康講座☆

参加者10人と優子先生
  
  今日のテーマは薬膳料理です。
  薬膳料理というと生薬を使った難しい料理というイメージでしたが、優子先生の
  教えてくださったのは、身近な食材を中医学の観点から組み合わせて作る簡単料理
  です。
  
  
  料理を作るにあたってまず考えることは
  1、1日に30種以上 。
  2、「まごわやさしい」
    まは豆、はゴマ、じゃわかめ は野菜、は魚または肉、
    はしいたけ(茸類)、は芋
  3、5色
    は肉、は野菜、黄色は豆、芋、はわかめ、ひじき、は豆腐、大根
  常にこの3つの項目が満たされるような料理をすることが大事。

  今回教えていただいた薬膳料理は「豆乳鍋 」

  
  (材料)  ブロッコリー、木耳、わかめ、 えのき、干しえび(Watson製)
        豆乳(無糖 Sunrise)
  (作り方)  豆乳の中に材料を全て入れ、火がとおるまで煮込む。
        出来上がったらゴマ油をかけて食べる。
        好みによってだしの素、塩、胡椒で味付けしてもよい。 

   出来上がった「豆乳鍋」をみんなで試食。

  直美さんから「週末プチ断食」のやり方について。
  プチ断食とは、1ヶ月に1度食事を制限するデトックス法。
  昼 軽めの食事
  夜 ジュース(パイナップル、バナナ、ほうれん草、洋梨、ミント )
  朝 フルーツ、レモンティー
  昼 軽めの食事(お粥など)

  ティータイム 

2015年4月26日日曜日

♪NORTH DELTA のWINTERーFESTIVAL♪          ☆18回トランスリンクの旅☆


  デルタ市と言えばフェリー乗り場のあるツワッセン、野鳥保護区のあるラドナー
  が頭に浮ぶが……ノース・デルタとなると、バンクーバーのベットタウンと言われ
  ている以外にどんな所かさっぱりイメージが湧いてこない。 
  そんなノース・デルタで行われているWinter Festivalが、今回のトランスリンクの
  旅の目的地です。
  
  参加者10名。
  リッチモンド組は9:45 Brighouse スカイトレーン駅に集合し、#410 -  22nd Street 
  のバスで終点で下車。スカイトレーンのExpo LineでScott Road Stationまで行き、
  Bay 3  # 640 - Ladner Exchange 行きのバス乗り場で他の方と合流。
  #640のバスで10分ほどで到着。
  
  バス停からかなり急な坂を10分ぐらい登って行くと、左側にそれらしい広場と
  屋台が木々の隙間から見えて来る ……やっと登りきって会場である広場を眺める
  と、「エッ!ここなの?」と皆目が一瞬点になっていた。
  閑散とした広場に屋台が僅か6店くらい並んでいるだけ。ほとんど人の姿は見当
  たらない。Festivalとはあまりにもほど遠い風景に、失望よりかえって笑いがこみ
  あげてくるほど。

  でも良く見てみると、屋台の数こそ少ないけど、食べ物、アクセサリー等ちょっと
  変わったものが売られている。
  広場の奥にある建物の中にも数店あり、皆三々五々に分かれてお店巡り。
  
  まずはこのお店。


  トルコとイタリアのハーフというおじさんが焼いているのが、

Trdelnik

  東ヨーロッパで良く見かけるTrdelnik(棒にパン生地を巻き付けて焼いたもの)で
  オリジナルは真ん中が空洞になっていて、こんがり焼けたパンの表面に粉砂糖を
  まぶした菓子パンなのだが……。
  ここではその空洞の中におじさん考案のブルーベリーやバナナ味等のカスタード・
  クリーム がぎっしり詰められていて、日本で言うチョコロール みたいになっている。  お値段はひとつ6ドルとちょっとお高め。
  私には少し甘すぎて、中には何も入れないオリジナルの方が好き。
  
  建物の中にはアクセサリーを売っているお店もある。


  このお店で雅子さんは自分へのプレゼントをゲット。

  その他にもいろいろな野菜から作ったというチョコレートのお店あり、ココナッツ
  が一杯入っているマコロンを売っているお店ありで、珍しいお菓子を少しずつ買っ
  て、皆でシェア。
  
 
ここで買ったブローチが雅子さんの襟に。
丸い揚げパンみたいなのが、ココナッツ入りマコロン
  食べ終わってしまうと何もすることがなくなり、「これからどうしたらいいの?」
  って辺りを見回しても雑木林と閑静な住宅街が広がっているだけ。
  ネットで調べても近くにはレストランなんか全然ないし……行きたい所が何処も
  見つからない。
  
  「サレーに行きましょう」という杏子さんの決断のもと、来た道を戻って
  サレー・セントラルへ。
SFUの校舎
  
  目指すは地ビールを作っているパブ。

  パブでお食事なんて……トランスリンクの旅が始まって以来初めて。
  
   
  ビールを飲みながらおつまみ風の食事をとるのも乙な感じでした。


















  

  6種類11皿でお腹もはち切れそうに。
  杏子さんのチョイスも良くて、皆で美味しくいただきました。
  
  今朝全員が揃った時からみんな笑いのドツボに嵌り、バスに乗っても周りが迷惑
  するくらい大声で笑ったり と、最後まで笑いっぱなし!
  小学生並みに300回は笑ったのではないかしら?
  デルタのフェスティバルがこけたのも何のその、みんなで大笑いして楽しい
  ひとときを過ごしました!!
  
  パブでのんびりしてお開きになった時は、もう4時近く。
  杏子さん、今回も楽しい旅 ありがとうございました。

2015年4月25日土曜日

♪春の市(アレキサンダー日本語学校)♪



  2月の「お宝発掘市」で味をしめた私たちは、その余勢を駆って、アレキサンダー
  日本語学校の「春の市」にも進出。テーブルをひとつ借りました。
  
  今朝は雨の予報を裏切って、素晴らしい快晴!
  前回の売れ残り商品と新たに寄附していただいた品物を車に一杯詰めて、バンクー
  バーの東にあるアレキサンダー日本語学校に到着。
  この 日本語学校は1906年に設立されたバンクーバー最初の日本語学校です。
  
  

  私たちは早速商品を並べ、値段のついていない品の値段つけ。
  2月の「お宝発掘市」ではこの段階からお客が来て、店の準備とお客の応対に
  四苦八苦だったのに……会場にはそんな熱気もなく、用意されたテーブルも
  少ない。

  9時半開場。


  いつもならここでお客がどっと流れ込み、私たちも最初の一時間に勝負をかける。
  それなのに…‥…お客は三々五々。売れ行きもポツリポツリ!


  今回のお客はほとんどが日本の人。
  そのせいか先回はアクセサリーが飛ぶように売れたのに、ほとんど見向きも
  しない。やっぱり本や器が売れ行き筋でした。


  宣伝が行き届いていなかった為か、会場は閑散としていて、収益はあまり
  見込めないなと思っていたのに 、結果は予想より売れていてビックリでした。

  戦い終わって……
早目に店仕舞いしてくつろいでいるところ


  前日お手伝いしてくださった利子さん、菜摘さん、真理ちゃん、茂子さん、
  今日お手伝いしてくださった菲沙子さん、和子さん、杏子さん、雅子さん、
  幸子さん ありがとうございました。
  そしてお手製のドラ焼きを差し入れてくださった和美さん、白餡とっても
  美味しかったです。
  また次を目指して頑張りましょう。
  

2015年4月24日金曜日

☆トルコ料理レシピ☆

◎トゥルル(トルコシチュー)
(材料)4人分
  鶏のドラメット 人数分、 玉葱 2個、 人参  大1本、
  ポテト 2個、 トマト 2個、 塩、 バター(好みで) パプリカ 沢山
  ベイリーフ 1枚、 ニンニク 4片
(作り方)
  1、玉葱、ニンニクをみじん切りする。

  2、人参、ポテト、トマトを適当に食べやすい大きさに切る。
  3、鶏肉を食べやすい大きさに切る。
  4、ニンニク、玉葱を弱火で炒める。
  5、玉葱が透き通ってきたら肉を入れて、強火で肉に焦げ目が突くまで炒める。
  6、残りの野菜を全部入れて、中火で炒める。
  7、野菜がしんなりしてきたら水を入れ、バター、パブリカ、ベイリーフを
    入れる。
 
  8、塩、胡椒で味を調え、2分くらい静かに煮る。

◎ピラフ/バターライス
( 材料)6人分
  お米 2合、 熱湯 360ml、 バター(又はオリーブオイル) 25g
(作り方)
  1、お米を洗う。15分ほど浸けてから水を切る。
  2、蓋つきのフライパン、あるいはステンレス製の鍋に火をかけて、バター
    を溶かす。
  3、お米を木べらを使って良く炒める。(2〜3分)


  4、お米が底にくっついてくるようになり、色が透き通ってきたら、熱湯を
    一気に注ぐ。(お米の様子を見て水を足す)
  5、塩を入れて全体を混ぜたあと、蓋をして強火で煮る。(5分ほど)
  6、水分が減り、お米の表面が見えて来たら、弱火で10分ほど炊く。
  7、お米が柔らかくなったら火を止めて、10分程蒸らして出来上がり。

◎チョバン・サラタス

(材料)
  胡瓜(イングリッシュ・キュウカンバー) 1本、 トマト4個、 玉葱 1個
  イタリアンパセリ オリーブ油 大3、 レモン汁 1個分、 塩 小1

(作り方)
  1、胡瓜は縦4つわりにして小口から5〜6mm幅に切る。
  2、トマトはヘタを取り、胡瓜と同じくらい大きさに切る。

  3、玉葱は粗みじん切りにし、イタリアンパセリはみじん切りにする。
  4、 1、2、3をボールに入れ、オリーブ油、レモン、塩で味付けする。

◎ハヴェッチェ サラタス


(材料)
  人参 大1本、 ヨーグルト 大3〜4、 レモン 大1、砂糖 小1
  塩 小½、 レーズン(細かく切る) 好みの量、 ディルウイード 好みの量
(作り方)
  1、人参は皮を剥き、粗めwの千切り用スライスでおろす。
 
  
  2、卸した人参をボウルに入れて、レンジで少し加熱する。
3、3、加熱した人参を一度水に通して冷まし、水気をしっかり絞る。
  4、全ての材料を合わせて出来上がり。 




2015年4月22日水曜日

☆165回 トルコ料理☆

参加者 11名+リオンくん

  今日料理したトゥルルtürlü(トルコシチュー)が前回とひと味違うと思ったら……
  流石正子さん(この料理を教えてくれた人)!パプリカが違っていることを発見。
 
  この料理はパプリカが命。最初に買ったのがインド製のパブリカ。
  パブリカとは名ばかりで、凄いピリ辛のレッドチリーでした。
  次はコスコで買ったので、絶対普通のパブリカだと、ラベルをよく見ず買ってし
  まったのですが、注意されてよくよく見てみたら……Paprikaと書かれた上に小さ
  な字でSmoked とありました。
  「 Smoked Paprika」の存在すら知らなかったので、Wikipediaで調べてみたら……
  スペインではパプリカは1500年代から「ピメント 」という名前で知られてい
  て、エストレマドゥーラ州の典型的な調味料となっていたそうです。
  この「ピメント 」はスモークによって独特の土の香りがするとあります。
  
  今回購入した 「Smoked Paprika」はカシの木で燻されていて、シチューに入れると
  どことなくソーセージの香りが……。
  パブリカにもいろいろな種類があることを知り、次に購入する時は良くラベルを
  見て買うことにします。
  
  今回はサンディエゴから和子さんのお孫ちゃんのリオンくん(2歳)と彼の素敵な
  ママこずえさんが初参加。 リオンくん、まだ2歳だというのに、ちゃんと椅子に
  座って、沢山食べてくれて、とっても良い子にしていました。
  また来て下さいね。
  
  

2015年4月17日金曜日

★慰安婦像設置問題解決★  by 昭子

  慰安婦像建設問題について、バーナビー市の立場を公表したそうで、それに対して
  友人から説明が送られてきたので転送させていただきます。
  バーナビー市の公表文書も下に添付されています。  安達昭子


  みなさま、

  先日来、気にかけていただいた、例のバーナビ市の慰安婦像設立問題について、
  知り合いから新しい情報を入手しましたので、転送いたします。

  このバーナビ市からの正式発表を簡単にまとめますと、
  韓国側から1年ほど前に立像の交渉がありましたが、市としては、正式には進行も
  却下もしていません。
  地元の日本住民から反対の電話や書面も受け取っていて、バーナビ市としては、
  多民族の文化を尊重し、ひいては世界の平和を願っています。
  今後、もしこの設立法案が見直されることがあれば、また、その時点で考え直しま   す。というなかなか、上手な表明です。
  当面は、これ以上設立に関しては続行しないといっていますが、韓国側の主張も
  考慮して、あくまでも全面却下ではないような文章となっています。

  いろんな方が、中には直接バーナビ市に手紙や電話をかけてくださった方々もいて、
  そういったことが早期決着に結び付いたのだと思います。
  日本から応援してくださった方々も、ありがとうございました。

  とりあえず、バーナビ市については、一応区切りがつきましたが、
  今後は、他の市、または違う国にアプローチすることもあるかもしれないので、
  その情報があった時はお知らせくださいね。

  
              CITY OF BURNABY
             OFFICE OF THE MAYOR
              DEREK R. CORRIGAN
                 MAYOR

  April 15, 2015
  For Immediate Release

            Proposed Peace Monument Update

      During the past year, the City of Burnaby received a proposal from a group of local
        Korean communituy members and  its Korean Sister City of Hwaseong to erect a
        Peace Monument dedicated to the "comfort women" of Second World War. The
        monument was proposed for existing site of the Korean War Memorial and
        Ambassador of Peace Statue in Burnaby's Central Park.

        When the City of Burnaby was in the early stages of reviewing the project, gathering
        information and community input to assess the application, it became clear that the
        proposed project was causing concern for members of the local Japanese-Canadian
        community and  others who wrote and called in to express their views. Contrary to
        speculation in the media and in the public, project approval was never formally
        granted or denied. Rather, the City had just entered the assessment   phase.

        Through the correspondence received by the City of Burnaby and after consulting with
         a broad range of stakeholders, it became evident that the "comfort women" statue
         proposal is an issue that requires discussion in the community. Our city is one that
         wants all citizens and visitors to feel welcome and support projects that build bridge
         and positive relationships between community members. Burnaby is not proceeding
         with the project until such time as a collaborative and unifying solution may be
         achieved.

         Currently, the Japanese-Canadian and Korean-Canadian communities have indicated
         a willingness to come together for dialogue aimed at promoting reconciliation and
         cooperation. The City of Burnaby is supportive of this approach and believes this is
         most reflective of Burnaby's Values as an inclusive and multicultural community
         bringing people from around the world together in peace and harmony.

         Through a community-based, collaborative   process based on mutual respect and
         understanding, it is Burnaby's hope that this potentially divisive issue can be turned
         into an opportunity to engage and demonstrate to other cities positive way forward.
         If a mutually agreed-upon proposal for a monument is put forward in the future,
         Burnaby will consider the application at that time.

         The City of Burnaby would like to thank everyone for their input and correspondence
          rigarding this issue.


            
                                                                           -30-

           For further information, contact:
           Office of the Mayor
           Mayor@burnaby.ca

☆164回 トルコ料理

参加者8名

  このところやけに良い天気が続き、おかげで荒れ果てた私の庭にもチューリップや
 スパニッシュ・ブルーベル、ダッチアイリス、ツツジが咲き乱れ、雑草などを覆い
 隠してくれている……2回目のトルコ料理の今日は、初夏を思わせるような気持ちの
 良い1日でした。
  
 トルコ料理といえばドネルケバブ、シシケバブと羊を主体にした肉料理と思われ勝ち
 ですが……71年にトルコを旅行した時、泊めて頂いたお宅で御馳走になった料理は
 毎日野菜料理。まだ若かった私は野菜だけ?って最初はちょっと不満でしたが、食べ
 てみるとどれも美味しい。特にインゲンとトマトを煮込んだシチューの美味しさは
 今でも忘れられない味となっています。

 前回と違って人数も8人とこじんまり。 料理も手際良く、1時間ぐらいで出来上がり。
 血圧の話から老後の話、政治の話などちょっと重い話題が次々に出て来たわりには、
 しばしば皆で大笑い 。
 ある調査報告によると、小学生は1日に平均300回笑うが、70代では1日に2回程度しか
 笑わないそうです。「ほぼ毎日笑う人」と「ほとんど笑わない人」では、後者の方が
 1年後の認知機能の低下が大きいという調査結果も出ています。

 1日100回の「笑い」は15分間のエアロバイクと同等の運動量だそうで、笑顔だけ
 よりも声を出して笑う方が運動効果があるそうです。
 旧約聖書にも「笑い」が病を治すと書かれています。
 毎日大笑いして元気でいたいですね。

 今回のデザートも素晴らしかったです!ご馳走さまでした。
 


 









2015年4月16日木曜日

♪トランスリンクの旅へのお誘い♪  by 杏子




   今回のトランスリンクの目的地はNORTH DELTA のWINTERーFESTIVAL

   集合時間&場所
   リッチモンド組:9:45 Brighouse スカイトレーン駅階段下
  #410 -  22nd Street のバスで終点まで乗って、スカイトレーンのExpo Lineで
  Scott Road Stationまで行き、他の方とここで合流です。

  その他の方 ダウンタウンからの方、和美さん こちらの方が近いです。
  スコットロードステーション Bay 7 Bus#55096
  11:00 Bay #3   640 - Ladner Exchange 行き

  リッチモンド組とはスコットロードステーションで合流、
  #640 Scott Road Station ーLadner Exchange 行きで目的地まで10分ほどで
  到着です。
  #640のバスは11:15に出発しますので、時間厳守でお願い致します。
  尚、日曜ですので次のバスは30分後となります。

  ランチの場所ですが
  マーケットに行けばなにかしら食べるものはあるのではないかと思います。
  マーケットの付近は住宅街ですのでレストランらしきものは何もありません。
  何か良い案がありましたら、お知らせください。

  では、皆様お誘いあわせの上お出かけください。
  一人でも多くの方が参加でき、楽しい一日になりますように~~!
  これは女子会ではありませんので、ご主人と一緒に参加したい方、
  遠慮なく、お越しください。美人揃いの皆さんと、お待ち申しております。


2015年4月15日水曜日

何故か手を挙げたポーズで写真に写る4歳の少女。 その悲しい理由が胸を打つ

 昨日優二さんから一枚の写真と記事がおくられてきました。
 シリア難民の女の子の写真です。
 その女の子の必死な悲しそうな目が胸に 突き刺さりました。
 記事を読んだら涙が……。 皆さんにも見てもらいたいと思いました。
 以下写真と記事です。 


13162_01
  両手を上げてこちらを見つめるまだ4歳の少女。
  その大きな瞳はしっかりとこちらをみつめ、口は真一文字に閉じています。
  一体何故少女は写真を撮られるときにこのような表情で、さらにこのような
  ポーズをとっているのか。それにはなんとも悲しい事情が有りました。

  少女の名前はフデア(Hudea)。フデアちゃんが今暮らしているのはシリアに
  ある難民キャンプです。彼女は生まれ育ったハマから150キロ離れたこの
  キャンプに母親と二人の兄弟と共に避難してきました。
  ある日フデアちゃんが暮らすキャンプ地にカメラマンのSağırlıさんがやって
  来ました。彼女が望遠レンズのついたカメラで撮影しようとした時、フデア
  ちゃんは怯えた様子で手を挙げたそうです。
  実はフデアちゃんはSağırlıさんの望遠レンズを見て銃だと思い、撃たれないように
  手を挙げたのでした。

  この写真はSağırlıさんが務めるトルコの新聞社に掲載され、大きな話題となり
  ました。まだ4歳の子供が銃を向けられたと思い、自身の考えで手を挙げたという
  事実は、フデアちゃんがまだ短い人生の中で、このような場面を幾度と無く見て
  きたということにほかなりません。

  日本の同年代の子供たちとは全く異なる生活を送るフデアちゃんの姿。
  彼女の一枚の写真は私達に多くの事を訴えています。

2015年4月14日火曜日

♪暑くも和やか、ワガ生活♪                     朋子さんのブログから

ミナタ(左)とクリスティン(右)に囲まれて
地元の民族衣装を纏いモデル気分のジュリア 

  いや~、ブルキナファソはこの時期暑いです!
  4月に入ると連日40度を超える日が続き、アフリカ経験15年以上の私でも、
  この暑さはややきつく感じます。
  サハラ砂漠により近いマリやニジェールよりも、ブルキナの気温の方が高いとは、
  意表を突かれました…。こう常温が高いと衣服やベッドのシーツも熱くなり、
  洋服を着る時やベッドに入る時に、「うわ、熱い!」と思わずため息が出てしま
  います。
  私だけならまだしも、ジュリアにとって特に夜の暑さは寝苦しいらし く、夜中に
  何度も起きて泣き出すので、お陰で私もこれまで以上に寝不足の今日この頃です…。

  それに追い打ちを掛ける様に、この時期は冷房を使う人が増える 為か停電が多発
  し、時に半日から丸一日停電が続きます。停電が数カ月単位だったギニアビサウで
  奮発して買ったソーラーパネルが、ブルキナに来てこんなに大 活躍するとは思いも
  よりませんでした。(でもソーラーパネルでは冷房や冷蔵庫は使えないので、
  扇風機止まりですが。)

  ちなみに西アフリカのこの地域では、 ハルマッタンというサハラ砂漠の砂塵が
  この地域一帯の空に舞う気象現象が年末からこの時期まで数ヵ月間続くので、
  暑いながらも空気は曇っていて透明度が低 い感じで損した気分のお天気です。

  気候の方はこんな調子でちょっと厳しい日々ですが、生活面ではまずまずです。
  仕事の関係で伴侶はブルキナに同伴できないので、実質私は独りで子育てと仕事の
  両立をしなければいけないのですが、幸いとてもいいメイドさんとベビーシッター
  さんに恵まれ、彼女達が家族の様に私達を支えてくれています。

  メイドさん はクリスティンという22歳の村落部出身の真面目で素朴な子で、
  ベビーシッターさんは35歳のミナタというしっかり者で自ら一児のシングルマザー。
  二人 共、とても明るく楽しくジュリア育てと家事を手伝ってくれます。
  そんな二人も、実は結構苦労して来ていて、クリスティンは何とか小学校は卒業
  したものの、 貧しい家庭の5人兄弟の長女なので4人の妹弟の学費を稼ぐ為に、
  小学校卒業以降はメイドさんとして働き100ドル位の僅かな月給を貯めて実家に仕送
  りしています。

  ミナタも同様に貧しい家庭の長女なので、小学校中退後家計を支える為にメイド
  さんとして働く内に、子供の扱いが上手な事が評価されてベビーシッ ターに転業。
  若い頃に出産した娘さんがいるので、その子を育てる為にも頑張って稼がねばなら
  ず、私の前に勤めていたレバノン人の家族のベビーシッターとし てベイルートに
  3年間出稼ぎに行きました。
  我が子を親の元に置いて行ったその3年間は一度もブルキナに帰国できなかったの
  で、娘の成長に立ち会えなかった という反省から、「もっと続けて欲しい」という
  レバノン人家族の要望を断り、ブルキナでの就職先を探している矢先に私と出会っ
  た訳です。

  そんな二人は私とジュリアにとって、家族同様。
  彼女達の密な努力のお陰で、ジュリアは毎朝おトイレで用が足せる様になったし(!!)、   ジュリアも初めてまともな単語を言えるようになりました~♪(何故かフランス語で
  「コンコンブル(胡瓜)」という単語ですが…胡瓜食べないくせに。)
  それ にお気に入りのドレスを着せたらモデルよろしくクルリとターンして見せたり、
  ボビーというお人形にご飯をあげたり寝かせつけたりもできる様になったんですよ!

  一方、文盲の彼女達はテレビが大好きで毎日熱心にテレビドラマを観ているのです   が、 本来テレビを観る習慣がなかった私も、彼女達に合わせて観ている内 にすっ
  かりはまってしまい、残念ながら残業で見逃して「ねえ、あの後ペドロはイザベル
  の嘘を見抜いたの?」と帰宅後開口一番訪ねると、待ってましたとばか りに
  「マダム、それはもう 大変!見抜くどころか、復讐の鬼と化するんですよ!」と
  嬉しそうに詳細に教えてくれます!

  そんな感じで、ワガ生活は暑くも和やかに過ごせています。
  保育園に入れない待機児童が多く家事は基本的に奥さんがやらなければいけない
  日本では、仕事と子 育ての両立は至難の業かと思いますが、メイドさんやベビー
  シッターさんを雇うことが可能なアフリカにおいては結構順調に両立でき、女性の
  社会進出に関して はアフリカの方が日本よりもいい環境かも知れないなあ、
  と実感する毎日です。