2023年9月16日土曜日

2023年は激動の年(前編)       朋子さんのブログから

     
     まあ、なんと前回のブログから8ヶ月以上も経過してしまっていたで
     はありませんか!!恥ずかしくかたじけない限りです…。
     この8ヶ月は短期間に盛り沢山色々あったので、思い返すと同じ年に
     起こった事とは思えない位!一気に前半をおさらいしますね。


     まず年末年始は日本から姉一家が初の来モザ。
     姪達にとっては初アフリカでもあったので、浜辺もサファリも全部
     て貰おう!という事で、2週間ぎゅうぎゅう詰めの日程を組みました。
     始めは人種も景色も生活様式もついでに季節まで日本と全く違う
     モザンビークに当然の如くカルチャーショックを受けていましたが、
     帰国する頃には大分慣れてきて、帰国の際に「またアフリカに遊びに
     来てくれる?」と聞いたら、まんざらでもなさそうでした♪
     ただ、この2週間私は観光ガイド兼通訳兼ドライバーだったので、
     姉一家が帰国した後一気に疲れが出てグッタリ…。
     この「休暇」から疲労回復する為の「勤労休暇」を体が欲していまし
     た。(^_^;)

     そんなこんなで幕開けた2023年は仕事面では激動の年でした。
     まさかこんな激変が起こるとは、バーンアウトの去年の私には思いも
     よらなかったですよ。
     何が起きたかと言うと、まずは年末に転勤した副所長の代理を1月
     から勤める様にお達しが。
     「げ、責任倍増じゃん!」とやや引け腰したが断る勇気もなく、
     結局1月から3ヶ月間事務所の管理の仕事に携わる様になりました。
     すると、始めは怖じ気づいてるのと同時に、これまであまり興味が
     なかった副所長職なので恐る恐る始めた所・・・。始めてすぐにこれ
     まであまり関わりがなかった部署の職員が事務所に訪れて来て、
     「あそこを改善してくれないか」「このやり方を変えてくれないか」
     と提案してきて、事務所をもっと働き易い職場にする仕事が思った
     よりもおもしろく、またマンネリし始めていたこれまでの仕事から全く
     別種の仕事が学びも多く新鮮で、意表を突いて楽しい3ヶ月間でした!

     変化というのは何故か複数同時に訪れるみたいで、この副所長代理の
     仕事を始めた時期に、次の任地の話が持ち上がったと思ったら、
     それがもの凄いスピードで進み、あれよあれよと言う間に2月末には
     転勤辞令が出ちゃいました。あ~、びっくりした。
     その転勤先の仕事はセネガルのダカールにある西中央アフリカ地域
     事務所で、その管轄下にある西中央アフリカ24カ国を支援する地域
     教育アドバイザーという職務で、これまでの私の仕事の集大成の様な
     願ったり叶ったりの仕事。
     同時に責任も大幅に増すので緊張もしますが、副所長代理もどうにか
     勤まったし、何とかなるかな?とにかくやってみよう!えい!と高台
     から飛び込む気持ちで、この移動に挑む事にしました~。



     ちなみにこの移動には仕事以外にもう一つの意義があります。

     それはジュリアのパパがいるカーボヴェルデに一気に近づける事。
     モザンビークはアフリカ大陸の正反対側にあった上、コロナ禍による
     旅行制限でジュリアはここ数年パパに会えずにいました。
     なので、今回の転勤が決まって間もない4月に引き継ぎ出張で大陸を
     縦横断してダカールに行く事になったので、ついでに休暇を取って
     カーボヴェルデにも寄って来ました。
     空港で数年振りに再会した父娘は、走り寄ってきつく抱き合い数分間
     離れませんでした。それを見て私も貰い泣き。( ;∀;) 
     その後パパとカーボヴェルデ側の家族と過ごした数日間はジュリアに
     とって宝物の様に貴重な思い出になった事でしょう。



2023年9月11日月曜日

Ladner Village Market             100回トランスリンクの旅

     誰かと出会うということは、
     それによって自分の人生に大なり小なり変化が起きるということに。
     時にはターニングポイントになる出会いもあります。

     渋谷朋子さんとの出会いはまさしくそれ。
     あの時からもはや16年余り。
     アフリカの人たちを支援している彼女を少しでも支えられたらと
     始めたチャリティーランチのおかげで、
     遠いアフリカの人たちとも知り合い
     私の「アフリカ」は思いがけなく視野が広がった感じです。

     アフリカ人ばかりでなく、日本人の友達も大勢出来て、
     その協力で長い間チャリティーランチも続けられました。
     このトランスリンクの旅もその中の一人酒井杏子さんのアイディア。

     「いつか車を運転できない日が来るのだから、
     その時のために今から電車、バスに乗り慣れていた方が良い」
     という彼女の考えに共鳴し、私たちの旅がスタート。

Fort Langley のレストラン

     2013年9月8日に「Fort Langley 」を訪れたのが最初の旅に。

前列の真ん中が杏子さん

     そして今回が100回目に。
     いろいろな所に行ってきました。
     Hastings Racecource に競馬を初めて見に行って馬券を買ったり、
     胡桃の木が何十本とあるお宅に一泊したMission旅行。
     松茸ご飯などが入った豪華な夕食に、ワインは飲み放題。
     お土産は沢山の胡桃。あの胡桃本当に美味しかった!
     そしてSalt Spring Island 1泊旅行も忘れられない思い出に。
     
     記念すべき今回のトランスリンクの旅は「Ladner Village Market」。
     今年で27年目を迎えるこのマーケットは、
     「Make it、Bake it、Grow it 」をテーマにし、
     アーティストによる手作りの製品、焼き菓子、新鮮な農産物、自家製食品が
     幅広くとり揃えられていて、買いたくなる物が沢山ありました。

     参加者が11名。
     10時00分 Brighouse Station 集合
     10時07分 Canada Line 
     10時14分 Bridgeport Station 下車
     10時23分 Bridgeport Station Bay 7  (601)
     10時44分 SB Arther Dr. @ 4700Block下車

     Market の場所を良く覚えていなかったので、、
     ちゃんとした所で下車できるかどうかドキドキでしたが、
     乗客の親切なインド人女性に助けられて無事Market に到着。

     
     Market の中に入った途端、あまりの人、人にびっくり!
     予想以上の盛況でした。

     11時半、車で来た人たちと「Ladner Sushi」前で無事全員集合。


     「Pho Saigon Restaurant」でランチ。
     片言の日本語を話すウエイターのお兄ちゃんが良かったです。

     ほとんどの人が注文したのが、上の写真のコンボ。
     スープも生春巻きも肉も美味しかったのですが、
     量が多くて、残りは持ち帰ったほど。
     2人で一つ取った方が良かったかも。

     食後会費を集める時に、ちかこさんから
     「100回を記念して今回会費を5ドルにするのはいかがですか?」
     という提案があり、皆さんが快く賛同してくださった上、
     10ドル払うという方達が6名もいて感動しました。
     皆さんありがとうございました。

     ランチのあとは適当に別かれてお店巡り。
        

     正志さんのお店です。彼は木肌の美しさを生かして、
     お箸やスプーン、テーブルを創作。
     特にお箸はPink Ivory やSnakewood など珍しい木を使っているそうです。


     このマーケットが終わったらすぐ日本に行って個展を開くとか。
     最初に出会った時は実業家だったのに、
     リタイア後に木の魅力に惹かれて、今や立派な木工作家に。
     こんな老後も素晴らしいですね。


     ここでチャリティーランチのメンバーでもある順子さんにばったり!


     一見絵のように見えるけど、
     布や糸、毛糸等を貼り付けて作った作品ばかり。
     素敵なのですが、ちょっと値段が高くて手が出ませんでした。
     

     毛糸の編み物が貼り付けてあるカードも面白いでしょ?


     この愛想の良いおじさんが焼いているのはピロシキ。
     美味しそうでしたが、この時私たちはもうお腹がいっぱい!残念!


     これも木工作家の作品。



      氷の上に溶かした水飴を長い帯状に垂らし、
      かたまらせてからスティックにつけてぐるぐる巻きにして
      飴の出来上がりです。



     お皿の上にソーサーとカップを貼り付けた飾り。
     こういう飾り、ちょっと奇妙ですが庭に飾ったら、
     庭が楽しくなるでしょうね。


     1時半に再集合。
 

     ソフトクリームを食べながら一休みです。

     左のキノコは「Lobster Mushroom」
     このキノコは驚くほどしっかりした食感と魚介の風味が特徴なんだそう。
     だから「Lobster Mushroom 」なんて名前が付いているのですね。
     普通キノコって微生物の真菌類が作る糸状の菌糸が集まって
     塊状になったものですが、この「Lobster Mushroom 」は
     ちょっと変わっていて、ヒポミケス菌がベニタケ属のキノコに
     寄生してできるキノコなんですって。
     この菌は他の生物であるキノコの表面に寄生し、宿主の形態や色調を、
     宿主本来の物とは異なるものに変貌させるというから凄い。
     これにはビタミンB, D, K. 繊維、銅が含まれているそうです。
     
     右が「White Chanterelle」
     「Yellow Chanterelle」は昔UBC の森で良く採りましたが、
     「White Chanterelle」というのは初めて。
     このキノコは日本ではアンズ茸と呼ばれ、
     日本では余り知名度はありませんが、
     フランスではジロールと呼ばれて秋を代表する味覚です。

     帰りがけに見た音楽に乗って踊っている子供たち。

     

     この10年間にLadner Village Market は今回で3度目でしたが、
     久しぶりに来て、その規模が大きくなったこと、
     賑わいに驚かされました。

     時は刻々と動いています。
     あたりの様子もどんどん様変わりしていきます。
     知ったつもりにならないで、常に好奇心を持って、
     「とりあえず行ってみよう」「とりあえず試してみよう」と
     心も腰も軽くして、みんなで200回を目指しましょう。