2022年12月21日水曜日

2022年のおさらい           (朋子さんのブログから)

     あらま、4月に前回のブログを書いて以来、
     「書こう、書かなきゃ」と思いつつも、
     日々のノルマややらなきゃいけない事を何とかこなしている内に、
     気付けば年の瀬12月になってしましまい、失礼しました。(^_^;)


     何しろ、4月以降からつい最近までは、
     私にとっては試練の時期だったのです。
     何があったかと言うと、4月から私の部署の人道支援チームの職員達が
     皮肉な偶然で次々数ヵ月の医療休暇に入ってしまい、
     そのカバーを必死にしている内に、私も燃え付き症候群になった模様。
     終いには鬱病っぽくなってしまい、毎日生きるのが辛いと
     感じる日々が数ヵ月続きました・・・。
     始めは疲れだろうと思い、週末にしっかり寝るようにすれば治るかと思い、
     睡眠時間を増やすよう努めましたが、効果なし。
     スポーツしたら気分転換になるかと思い、
     週一のテコンドーに加え週2回パーソナルトレーニングも始めました。
     確かに運動した日は気分は晴れるし寝れるけど、
     日々の鬱状態は続きました。

     どうしようかと思っている内、ある朝起きてすぐに
     「あ~、今日も生きるの辛いな~。でもジュリアの為に生きなきゃな~。」
     と思っている自分に気付き、
     更には精神的にギリギリなので友達や部下だけじゃなく
     ジュリアの事も思いやる余裕がなくなっていると痛感したので、
     7月に久々に仕事が少ない週末にインターネットで
     鬱病の対処法を検索しました。
     それでイギリスの心理カウンセラー達による
      Uncommon Knowledge というサイトを見つけ、
     その中の Natural Depression Treatment Program というのを始めました。

     そのプログラムは、鬱病のせいでネガティブ思考になると、
     それが夢でも再現されてそのせいで睡眠不足になり、
     更に鬱が悪化するという悪循環を打破する事を目標に
     デザインされたもので、思考パターンを変える方法に加え
     行動療法や催眠療法も取り入れています。
     中の「宿題」では、考えて書き出さなきゃいけないものもあり、
     結構落ち着いた時間が必要なので、
     私はそのプログラムを3ヶ月位掛けてやっと終わらす事ができました。


     同時に遠隔でも個人的なカウンセリングが受けられるという
     広告を見て、Better Help というオンラインのカウンセリングに登録し、
     アメリカ人のカウンセラーと毎週一時間のセッションを受けました。
     そのカウンセラーは長年病院にも勤務していた心理カウンセラーで、
     国際開発や海外勤務とは無縁そうなので
     「話通じるかな?」と始めは半信半疑でしたが、
     その全く関係ない部外者な所が却って客観的で新鮮で、
     前述の自己療法とこのカウンセリングで徐々に回復し、
     12月に入る頃にはやっと本来の自分を取り戻し始めました。
     長く暗いトンネルを通って、漸く出口の光が見えてきた感じです。
     あ~、長かった・・・。
     でも、この経験のお陰で、燃え付き症候群に苦しんでいる
     他の同僚・友人の苦しみに共感できる様になったので、
     そういう意味では貴重な学びでした。

     そんな中でも、4月末には秘境のサオトメ共和国に
     友人一家を訪ねて二世代で友好を深めたり、



     夏は一時帰国して日本の家族と心和む時間を過ごせ、
     「身近にサポートネットワークがあるだけでも、
     こんなに心が楽になるんだな~」と思えました。


     そしてマプトに帰任後は、
     同僚や友達に記念すべき誕生日をお祝いして貰ったり、
     クジラが大移動する時期に海の上を気持ち良さそうに
     飛び跳ねるクジラを見に行って来ました。


     更に、14年前にモザンビーク赴任していた時以来の
     親友達が偶然11月から12月に掛けて同時にモザ出張に来たので、
     先々週末にマプトから2時間南下した
     ポンタ・ドーロという海辺のリゾート地に行ってきました。
     そこは、この日本人・ポルトガル人・スペイン人仲間で
     初めて遠出した思い出のビーチで、当時はまだ皆若く独身。
     以来、それぞれ家族持ちになったり各地に赴任して
     人生経験とキャリアを積み、各々貫禄が付いたり深みが出た感じ。
     その歩みを振り返ると「我々も良く頑張って生きてきたよね~」
     と感慨深い気持ちになれました。

     という訳で、今年は山あり谷ありで試練の年でしたが、
     最終的にはトンネルを抜けて綺麗な景色が見えて来た清々しい気分です。
     雨が降るからこそ、晴れの日の有り難みを知り、
     体調を崩して改めて健康の有り難みを知る。
     人生後半に入りつつも、まだまだ修行と学びの日々は続きます・・・。


Kerrisdale 散策               91回トランスリンクの旅

     トランスリンクの日程を決めた後、いつも悩まされるのが天気の具合。
     今回も天気予報がクルクルと変わって、一喜一憂しましたが、
     当日はなんとかひどい天気にならず、無事Kerrisdale へ。

     参加者6名
     10時半 Oakride の駅からバスR4 UBC 行きでW 41 Ave @ East Blvd 下車
         

     41Ave 沿いにユニークなお店がずらり!
     まさに昔ながらの商店街です。
     最初に入ったお店「Hills of kerrisdale」は高級ブティック。
     1914年オープン以来、いまだに人気のあるお店だそうです。
     「Thomas Hobbs Florist」は老舗のお花屋さん。
     フラワーアレンジメントがとっても素敵で欲しいものばかりでした。
     「Buchan’s Stationary & Gift
     ここも50年以上営業しているという文房具屋さん。
     文房具の好きな人にはたまらないお店でしょうね。

     「Southland Floral」ここも素敵な花屋さんでした。
     「Green Thrift Stores 」
     地下にあるこのお店、知らないと通りすぎてしまうような
     秘密の隠れ家風で、中に入ると素敵な物が沢山!
     ここで1人がポーチドエッグが出来るフライパンをゲット。
     私も欲しくなったくらい小洒落たフライパンでした。
     今度時間をかけてゆっくり見てみたいお店です。
     「West Wood Organics」は浴衣や暖簾があると思うと、
     シリアの石鹸やインドネシアの籠があったりと、とても変わったお店。
     しほこちゃんによると経済的な利益を超えて、色々な勉強会を催して
     コミュニティーとしっかり結びついた活動をしているそうです。
     でももうすぐこのお店は移転し、この後コンビニ屋さんになるとか。
     ここで2人がシリアの石鹸を買っていました。
     「HolidayHorse & Carriage Rides
     この馬車に乗ってKerrisdale をひと回りしたかったのですが、、
     時間がうまく合わず乗れなかったのが残念でした。
     ランチは「BAAN WASANA 」タイレストランで。
     今回はみんなでシェアせず、それぞれが注文。
     カレーとヌードルに分かれました。
     あまり辛くもなく、美味しくいただきました。


     食後外に出てみたら、なんと雨は上がっていました。
     「Gem Chocolate 」ここのチョコレートは全部地元産の手作り。
     形もとっても可愛らしく、ユニークです。
     最後のティータイムはしほこさんお勧めの「Caffe Artigiano
     ここは材料は可能な限りローカルなものを使い、
     コーヒーマシンを使わず、全て手作業でコーヒーを作っているそうです。
     名前(Artigiano)の通り、職人が作るカフェなんですね。
     お店のポリシーもすっかり気に入りました。
     詳しくは下のサイトで見てください。

     

     この通りにあるお店はみんなユニークで、
     それぞれのお店がプライドを持って、
     地球環境にも配慮しているのを知って驚きました。
     こういう商店街、いつまでも残っていてほしいですね。

     和子さんが私たちの楽しい旅を動画にしてくれました。


     今回の案内役しほこさんには大変お世話になりました。
     おかげで楽しい旅をすることが出来てありがとうございました。