2019年9月30日月曜日

☆30回アクセサリー教室☆

     時間  1時〜     講師  松本奈保美さん
     参加者 3名

     今回は5ヶ月振りのアクセサリー教室。
     皆が待ちに待った教室再開ですが、
     曜日を月曜にしたため
     いつもの参加者の多数が出席出来ず、
     たったの3名になってしまったのが残念でした。
 
     今回はチェーンタイプの帽子クリップ。


     まず材料準備。


     出来上がった作品です。


     このあとピアスも作る予定でしたが、
     おやつの時間のお喋りが楽しくて
     ついつい時間オーバーとなってしまいました。


2019年9月29日日曜日

☆320回インド料理☆

 参加者13名 

     世界の4大文明の一つである
     インダス文明を生んだインドが、
     再び大きく世界史に登場したのは、
     ティムール帝国の末裔バーブルが
     ムガル帝国を樹立した16世紀から。

     そのムガル帝国で有名なのがタージ・マハル。
     これは5代皇帝シャー・ジャハーンが
     愛妃の為に建設した総大理石の墓廟で、
     インド・イスラム文化の代表的な建築です。


     この美しい建物にまつわる血腥い伝説として
     タージ・マハル造営を命じられた工匠が、
     美しいムムターズ・マハルを
     秘かに慕っている男だったため、
     それに気づいたシャー・ジャハーンが
     褒美だと言って剣でその工匠の両手を
     切り落としたという話があります。

      またこの建物の設計者が分っていないので、
     19世紀初めにアグラを占領したイギリスは
     ヨーロッパ人設計説を持ち出し、
     それが今だに異説として出回っているとか。
     その人はヴェネツイア出身のヴェロネオで
     設計図をシャー・ジャハーンに献じた後
     皇帝によって斬首されたという
     本当かどうか分らない後日談まであるそう。

     そのような話はともかく、
     写真で見るよりずーと美しいこのタージ・マハル、
     まだ見に行っていない方
     是非見に行ってください。
     一見の価値ありです。

     食文化の面でも、ムガル宮廷は
     様々な文化を吸収し洗練された宮廷料理を作り上げ、
     その贅沢放蕩ぶりで
     帝国の傾斜をもたらしたと言われるほど。
     現在のインド料理にも
     大きな影響を与えているそうです。
     



     食事はトシさんの自家製のお酒の乾杯から。


     そして同じくトシさんの自家製のラッキョ、
     このインドのカレーにもピッタリでした。



     今回もいろいろな話で盛り上がって …。
     その話の中でIT産業の出現によって、
     インドのカースト社会が壊れつつあるという
     興味深い話が出ました。

     インドは1950年にカースト制を撤廃したにもかかわらず
     職業選択やカースト意識を変える事が出来ていないのですが、
     カースト制度が廃止された後に出来た職、 IT企業などは
     カースト制度の影響を受けないため、
     基本的に親の仕事を世襲しなければいけないインド人にとって
     新しい産業、特にIT産業は
     ループから抜け出す一筋の光になっているそうです。
     これでカースト制度に対する意識を
     根本から変えることが出来たら良いですね。

     政さんが家庭菜園で採れたかぼちゃを
     こんなに沢山持って来てくださって
     皆の良い御土産になりました。











     1年振りにまた日本からさかえさんが
     参加してくださった。
     このチャリティーランチを通して
     交流の糸がいつまでも繋がるのが嬉しいですね。
 
       デザートも凄いです!



     

2019年9月26日木曜日

☆319回インド料理☆

参加者8名+エマちゃん、カイルくん、ワイアット

     インド料理の特徴って一口に言うと
     非常に多彩なスパイスを使う料理だということ。
     とは言ってもインド料理は大きく
     北インド料理と南インド料理に分けられ、
     またその両方共それぞれ
     菜食料理(ヴェジ)と非菜食料理(ノンヴェジ)とに
     分けるのが一般的だそうです。

     キーマカレーは
     北インド料理にも南インド料理にもありますが、
     今回料理しているキーマカレーは
     どちらかというと北インド風キーマカレーです。

     北インドキーマカレーは
     玉葱、トマト、ニンニク、生姜を沢山使いますが、
     南インドキーマカレーは
     コリアンパウダー、クミンパウダー、カスリメティー
     カレーリーフを使うというように
     使うスパイスが違ってきます。


右が初参加の由美さんとエマちゃん
今回はカイルくんだけが参加です。
     3世代の話題はもっぱら
     どうやったら子どもたちに日本語を教えられるか?
     でした。

     海外で暮らす日本人の子どもが、
     日本語を維持・向上させていくのは長く険しい道のりです。
     子どもがまだ小さい頃は日本語を育てるのは簡単。
     両親が日本語で語りかけ、絵本の読み聞かせをすれば、
     子どもはどんどん日本語を吸収していきます 

     問題は学校に入ってから。
     友だちはみんな英語なのですから
     子ども同士の会話は英語になってしまいます。

     私の経験から言うとまず
     第一言語は何かということをはっきりさせ、
     その上で日本語を学ぶメリットを
     子どもに教えなければと思います。

     例えば日本語が喋れたり読めたりすると
     大好きな漫画が読めるし、アニメが見られるとか
     日本のおじいちゃんやおばあちゃんと
     お話が出来るでも良いと思います。

     私の場合は日本人の友だち同士で助け合いました。
     もし日本語を習わせたいと思ったら
     みんなで協力しあうことも大事ですね。

     デザートも沢山持って来てくださって
     ありがとうございました。


2019年9月23日月曜日

♪沖縄の鼓衆若太陽カナダ公演♪   正美さんから

     10月11日(金)に鼓衆若太陽カナダ公演
     (芸能エイサー、琉球獅子舞、三線などのバラエティーショー)
     があります。

     日本でもなかなか見る事の出来ないこの伝統芸能を
     間近かで見られる絶好のチャンスです。

     5日のバザーでも私達のテーブルの一角で
     この催しを宣伝することになりました。
     ご協力宜しくお願いいたします。


2019年9月22日日曜日

♪登志子さんを偲んで♪

       登志子さんは日本のコスモス短歌会の会員で 
     このアフタヌーンティーをした時の情景を短歌にし、  
     それが同会発行の月刊誌に掲載されたそうです。

     連れ立ちて午後の茶房に集ひたり励ましくるる小康の癌を   

     三段の白磁の皿は苺づくしムース、クッキー、スコーンを盛りて

     水無月の午後のひととき七名の笑ひ上戸のカナダのシニア
 

2018年7月 ロンドンファームでアフタヌーンティー 帽子の人が登志子さん

     20日午後3時半リッチモンドホスピタルにて
     鳴海登志子さんがお亡くなりになりました。

     登志子さんの癌が見つかったのは去年の3月で、
     その時にはもうステージ4の末期で、
     大腸だけでなく肝臓にも転移していたそうです。

     それからの1年半、
     治るという強い希望を持って
     治療に専念されていました。

     登志子さんはその間一つも愚痴をこぼさず、
     弱音も吐かず、お会いする時はいつも笑顔で、
     こちらの方が元気づけられていました。
     息子さんも「母はひとつも愚痴も弱音も吐かなかった」
     と仰っていました。

     7月にはチャリティーランチにも
     参加してくださったのに…

310回 2019年6月

     そのあと腹水が貯まるようになり、
     その腹水を抜く事で一挙に弱っていかれました。

     お腹が強烈に痛くなって16日に緊急入院。
     翌日お見舞いに行った時は、
     お腹の痛みも無くなり、お話が出来たほどです。
     その時登志子さんが皆さんへ
     「健康で美味しい物沢山食べてくださいね」
     という言葉をくださいました。

     20日の昼に
     またお見舞いに行くつもりをしていたら、
     正子さんから「早く来た方がよいかも。」
     という電話がかかり、和子さんと2人で
     すぐ病院に駆けつけました。

     あまりにも衰弱した登志子さんを見て
     ビックリしましたが、
     それでも私達のことが分ったらしく、
     お話は出来ませんでしたが、
     手を握っていると軽く握りかえしてくれました。

     私達は2時間ほど居て帰って来ましたが、
     息子さんと娘さんと親しいお友達が
     見守っている中で旅立たれたそうです。

     短歌の道をもっと極めたいと願っていらしたのにと
     残念でたまりません。

     登志子さんのご冥福を心からお祈りいたします。

     和子さんからメッセージと共に
     元気な登志子さんの動画が送られてきました。

     『登志子さんと一緒に受講した、
     英語のクラスの先生との動画です。
     若々しい登志子さんが自分で縫った
     トックリのシャツを着て出てます。』


2019年9月18日水曜日

☆318回インド料理☆

参加者8名

     今月は久しぶりのインド料理です。
     インド料理というと
     真っ先に頭に浮かぶのが「カレー」。
     でも不思議な事にインドに行くと
     「カレー」なんて云う 料理
     メニューにないんですよね。

     ただインドの観光向けのレストランや、
     インド国外のインド料理の店では
     メニューに「 ○○カレー」という表記をしているとか。
     これは多種のスパイスを使った
     インドの煮込み料裡を
     イギリスがカレーと総称して世界に伝えたためだそう。

     今月のメニューは
     キーマカレー(挽肉のカレー)がメインディッシュ。
     キーマというのは挽肉という意味で
     インドでは羊の肉か鶏肉ですが、
     私達は豚の挽肉を使いました。


右が多美子さん

     今回は1年振りに日本から
     多美子さんが参加してくださった。
     「もうバンクーバーに来るのは最後かも。」って
     気弱なこと仰っていたが…
     私達多美子さんの元気なお顔を見るのが楽しみなので、
     絶対来年も来てくださいね。

     デザートもこんなに沢山ありました!


2019年9月17日火曜日

「世界一幸せな国」はグリーン国家     先進国家デンマークのリアル        本間美夏(フォーブスより)


     この夏、日本は記録的な猛暑日を更新し続け、
     欧州は異常な熱波に襲われた。
     熱中症で命を落とす人も年々増加している。
     気候変動の影響は、私たち一人一人の 生活や命に
     影響を及ぼすレベルに到達している。
     それにも関わらず、具体的な環境対策に
     本気で取り組む組織はまだまだ少ない。

     なかなか手が出せない理由の一つに、
     「環境対策は経済活動にマイナス」という認識があるだろう。
     しかし、世界には経済成長を続けながら
     CO2排出量を減少させている国がある。デンマークだ。

     九州と同じくらいの広さの土地に、
     兵庫県と同じくらいの人々(約570万人)が暮らす、
     北欧の小さな福祉国家・デンマークは
     「世界一幸せな国」として知ら れている。
     国連が2012年から発表している「世界幸福度ランキング」では、
     2019年現在に至るまでトップ3圏内に君臨している
     (ちなみに日本は51 位〜58位)。

     デンマークは同時に、環境先進国でもある。
     風力・バイオマス・太陽光などを利用した
     自然エネルギーの国内生 産が進んでおり、
     2050年には化石燃料の使用をゼロにすることを目標に掲げている。
     原子力発電は1985年に法律で禁止済みだ。
     サステイナビリティに対 する国民の意識も高く、
     スーパーにはオーガニック食材が溢れ、
     主な交通手段は自転車。
     環境系スタートアップもどんどん生まれている。

コペンハーゲンの公園。短い夏の間は、多くの人が自然の中で日光浴を楽しむ
      
     しかしデンマークも昔から環境への取り組みが
     盛んだったわけではない。
     石油危機のあった1973年時点では
     エネルギーの9割を輸入に頼っており、
     原子力発電所を増設する計画も検討されていた。
     ここから大きく舵を切り、
     約25年後には世界をリードする自然エネル ギー大国として
     名を馳せたのだから驚きだ。
     エネルギー消費に伴う一人あたりCO2排出量は、
     1990年から約25年間で約40%減少している。


     「国のお荷物」から「世界のモデルケース」へ

     デンマークの首都コペンハーゲンから
     車で2時間ほど南下すると、
     ロラン島という人口約4万人の島がある。
     平野が広がるこの島には多くの風車が設置されており、
     島で必要な エネルギーは100%
     自ら生産した自然エネルギーで賄っている。
     サステイナビリティの先端を行く島として、
     世界の政府・企業・研究機関から注目されるモデ ル地区だ。
     このロラン島も、20年ほど前は全く様子が異なっていた。
     石油危機の影響でかつての中心産業だった造船業が衰退し、
     高い失業率と人口流出による財政危機に苦しんでいたのだ。

     転換のきっかけは、1998年にこの島のコミュニティが
     「環境」を自らの経済復興の柱として掲げ、
     地元の資源を使った自然エネルギーの
     事業化プロジェクトを 仕掛け始めたことだ。
     土地を整備し、国内外から環境分野の企業や研究機関を誘致し、
     最新技術の実験的な導入ができる場所として提供した。

     こ の施策が雇用の創出と経済の活性化に繋がり、
     1994年に19%だった失業率は2008年には2.8%にまで減少。
     もともと環境関連の産業があったわけで もなく、
     衰退していく地方都市の一つに他ならなかった島が、
     たった10年近くで150%の自然エネルギーを生産する
     世界のモデル地区へと変貌を遂げたの だ。


     これを支えたのは、
     住民の強いオーナーシップを活かす仕組みだ。
     一般家庭による「マイ風車」の設置や、
     地元 の協同組合による出資を助ける補助金や税優遇、
     そこで生産されたエネルギーを固定価格で買い取る仕組み、
     一部の企業や富豪による寡占を防ぐための制約、
     運用課題に関する情報交換の場など、
     そこに住む多くの人々が直接参加し
     利益を得やすい仕組みがデザインされてきた。

     窓から見える距離に自分が出資した発電装置があり、
     自らの利益になる。
     自然エネルギーの生産と活用に当事者意識が生まれれば、
     一人一人が本気で考え、意見交 換が加速していく。
     デンマークには、このように個人や地域の
     自発的な行動を促進させる枠組みが多い。
     アジャイルな組織に重要な、個人同士の対話・
     現場への 権限付与・トップの強いリード
     といった要素が揃っているのだ。

     福祉国家 ≠ 国任せ。ベンチャー企業のような国家

     筆者はかつて、デンマークが
     税金の高い平等な福祉国家だと聞いて、
     「国が決めたことに住民が従う」構造をイメージしていた。
     しかしデンマークが環境先進国と なった経緯を振り返ると、
     住民が考える機会を持ち、
     住民の意志で自然エネルギーが選択され、
     住民が平等に力を発揮しやすいような枠組みを国が提供する、
     質の高い民主主義を実現している国である事が分かる。

     「デンマークは小さい国だから、
     誰かに任せていたら回らない。
     国も地方も、男も女も関係無く、
     一人一人が参加して協力する必要があるんだ」
     という現地の声を聞いたことがある。

     住民と政府の距離が近いデンマークの投票率は、
     1945年以降80%を一度も下回った事がない。
     一人一人がオーナーシップを持って
     力を発揮し合うこの組織(国)は、
     ビジョンに向かって信頼する仲間と共に挑戦する、
     一つのベンチャー企業のようだと感じた。

2019年9月2日月曜日

♪ Boxing Match "Chanpion vs Ronin" ♪

     日系センターで開かれた日系祭りで
     「世直しボクサー」の吉川英治さんが
     カナダチャンピオンのロバート・カズンズと
     対戦するというので、見に行ってきました。
     
     なぜ58才の英治さんが27才のチャンピオ と闘うのか?
     それは困難に喘いでいる人、貧困、病気、孤独などに
     直面している人たちを勇気づけるためだそう。

     会場に入ると広場の真ん中に
     お祭りのやぐらが建てられていて、
     その周囲にはヤキソバ、タコ焼き、
     ラーメンなどの屋台が。
     匂いも音もまさに 懐かしい日本の夏祭りが
     そこにありました。



     建物の中は夜店市の雰囲気で日本の情調満載。


     
     子どもたちのためのヨーヨーすくいもありました。

 

     英治さんもボクシングの試合の説明や
     レディスボクシングのクラスの宣伝などを。


     ボクシングの試合は2時からスタート。


     まず初めはチビッコボクサーと。
     
  
     そしていよいよ本番です。
     対戦相手はカナダチャンピオン、ロバート・カズンズ 
   

     試合開始!


     試合の終ったあとお二人と記念撮影。


     今回の対戦は試合というより「エキゼビション」。
     おかげで血を見る事も、
     どちらかが倒れてタンカーで運ばれて行くという
     悲惨な現場を見ることもない。
     それでも相手は現役のボクサー、
     それもチャンピオンと闘うのだから大変なはず。
     フットワーク軽いチャンピオンに対して
     子どもたちのため、皆のため、自分のために
     打たれても、打たれてもひるまず前に出て
     闘おうという気迫凄かったです。

     英治さんは背中に「courage」と描かれた
     テリーフォックスのTシャツ を来て闘っていた。
     この「courage」という言葉に秘められた
     危険、恐れ、または困難を乗り越え、忍耐し、
     耐える精神的なまたは道徳的な強さを
     彼は身を以て示しているのだなぁと実感しました。

     この試合いで集められた募金は
     みんなフィリピンの可哀想な子どもたちのために
     使われるそうです。

     ボクシングとはまったく縁がなかったけど、
     あの軽いフットワークを見て
     「レディスボクシングのクラス 」
     トライしてみようかと幸子さんと話しています。
     皆さんも一緒に試してみませんか?

 

2019年9月1日日曜日

☆9月のチャリティーランチ、             トランスリンクの旅、その他の予定☆

     2009年9月11日に
     初めてチャリティーランチをやってから
     丸10年が過ぎました。
     こんなにも長く続けられたのは、
     渋谷朋子さんの存在があり、
     多くの方の支援があったから。
     そして懸命 に生きておられるオリンピアおばさんや
     マルコスくん、子どもたちの
     期待に答えたいと思ったからです。


     今後どれくらい続けられるかは分りませんが、
     また初心に戻って、ノンビリ、楽しくやれたら …
     宜しくお願いいたします。


     9月の予定  
 
     ☆チャリティーランチ
     18日(水)、26日(木)、29日(日)
      
     ☆アクセサリー教室
     30日(月)1:00
     
     ☆英語クラス
     13日(金)1:20〜

     予定が変わる事があるかもしれません。 
     その場合はすぐお知らせいたします。