2011年12月15日木曜日

☆59回アフリカ料理☆


     朋子さん

     ブログを読んでいる限り、
     元気で頑張っているようで安心しています。

     ドイツから帰って来て2週間ですが、
     今日も頑張ってチャリティーランチをやりました。
     今年最後のメニューになるので、
     思い切ってアフリカ料理をと思い、
     やっと朋子さんが送ってくださった
     パームオイルとフフの粉を使う事が出来ました。

     フフはドイツのクヌーデルに似ていて、
     美味しかったです。
     ただ大きく平にすることが出来なくて、
     小さなボールにしてしまいましたけど。
     参加者にも喜んでもらいました。




     27日には今年最後のランチをやりますが、
     このランチで60回目になるのですから、
     皆も良くきてくれたと驚くほどです。

     メンバーは常に流動的で、
     来なくなってしまう人もいるけど、
     新しい人も入って来てくれるので、
     毎回10名から12名ぐらい
     参加してもらっています。

     その上、特別に寄付してくれる人もいるし、
     明日は明日で12月に入って2回目のエステになるので、
     今月だけで500ドルになりそうです。
     送ったお金が少しずつ形を見せてくれるので、
     それも励みになっています。

     ところで朋子さんはまた日本に里帰りですね。
     私の小包が無事届いているといいのですけど、、
     肩からかけられるペットボトル入れも入れておきました。
     ペルーではとても重宝したので、
     朋子さんのお役にたってくれればと思っています。

     それでは楽しいクリスマスを!!

     さとみ


     さとみ様

     温かいメッセージありがとうございました!
     ドイツから戻られてから
     息を付く間もなくチャリティーランチを
     開催されている模様、
     しかも記念すべき60回に到達されたとは、
     その意欲と献身のお心に感服すると同時に
     こちらも刺激されます!

     また、ガーナ料理も
     試行して下さったみたいで、光栄です。
     評判は如何でしたか?
     やっぱりモロッコ料理の方が人気でしたか??
     こちらではセネガル料理が美味なので、
     そのレシピも今度お送りしますね。

     モザの方は、先週末マルコスと話した所、
     まだ設計図ができていないので、
     着工できていないそうです。
     そこで、設計図を待たずに
     せめて基礎工事だけでも始められないか、と提案し、
     見積もりを作成させている所です。
     例の如く、一つ難関を乗り越えたと思ったら
     次の難関が立ちはだかっていて、
     長い道程はまだ続きそうです・・・。

     私はこの年末年始は休めず留守番なので、
     ペルーのお土産はまだお預けです・・・。
     でも来週には仕事も一段落するので、
     その暁に改めてモザ・チームと
     調整したいと思っています。
     そして何か進展があり次第、
     ご連絡差し上げますね。

     今晩出張から戻ったと思いきや、
     また明朝から出張なので、
     ちょっと慌ただしいお返事になってしまいました。
     すみません。

     ではまた来週。Merry Christmas to you all!!

     渋谷朋子

2011年12月2日金曜日

♪送金報告とお金の管理について♪

     朋子さん

     今日無事にUS4300ドルを
     大平健二さん宛に送りました。
     領収書をiphoneで写して送ります。


     なんかこれでちょっとだけ
     肩の荷が降りた感じです。
     マルコスくんも喜んでくれますね。
     このお金でどのくらい作れるのか分らないけど、
     ドイツから帰って来たら、
     また新たな気持ちで
     寄付金集めをしようと思っています。

     ブログも楽しく読ませてもらっています。
     何事にも真摯な態度で挑戦している
     朋子さんには敬服です。
     体を労りつつこれからも頑張ってください。
     大平さんとマルコスくんにも連絡します。

     さとみ

     Dear Satomi-sama,
     Thank you very much for this great news!!
      I am sure Marcos and the youths in Maputo
     will also be delighted to learn this!!

     Please convey our sincere gratitude to the other members
      of the Charity Lunch as well.

     I am also grateful for your encouraging and flattering words
      regarding my blog...  you've made my day!

     Wishing you a safe and fantastic trip in Germany.

     Best regards,

     Tomoko Shibuya

     さとみさん、朋子さん

     少しご無沙汰してしまいました。
     お元気ですか?

     さて、お金の管理についての考え方分りました。
     それに基づいて以下を提案しますので
     お二人のご意見をお願いします。

     1.会計書類をマルコスに書いてもらう
       これについては、私の所属先で使ってる
       資金管理関係の書類を簡素化したものを
       2つ作ってみました。
       例も入れてみたので、
       使う方向で合意されるなら、
       これでよいかどうか確認してください。

     2.原則月1のペースで、
       僕とマルコスで会計書類のチェックをする。
       その後、2つの書類のうち、
       サマリー表をお二人に送付する。
       もう一つのものは、Scanする必要があって、
       作業量的に大変なので
       サマリー表だけの送付が合理的と思います。
       尚、この際に(もちろん、それ以外にも必要に応じ)、
       月間計画も作成する。

     3.表や、報告のペースは必要に応じて変更を加える

     もしOKなら、早速週末に彼と会って
     書類の作成の仕方等を教えたいと思います。

     なお、私は来年3月までの任期で、
     よほどのことがない限りモザンビークを去ります。
     よって、その後をどうするかを
     お二人には今から検討してもらえればと思います。
     ベストなのはシスターの誰かに
     管理してもらうのが一番いいと思うのですが...

     みなさんの連絡お待ちしま~す!

     健二

     健二さん・さとみさん

     健二さん、お忙しい中、
     プロジェクトの為に時間と労力を割いてくれて、
     ありがとうございます!
     さとみさんは、これを読まれる頃は
     ドイツ旅行を終えて、
     一休みされている事でしょう。

     プロジェクト資金管理に関してですが、
     基礎的な会計管理は
     以前にマルコスにPCを与えて
     Excelで教えたので、
     これまではその通りPC・簿記上で会計し、
     それに加え私が時々レシートや計算をチェックする、
     というシステムを取っていました。
     そして、さとみさん達へのご寄附金の会計報告は
     添付のレポートで初回はしました。

     それ以降から今回のご送金の間に、
     計3000ドルのご寄附を頂きましたが、
     これは相談に乗って頂き合意して下さった後、
     全額を新築の為の土地を購入する額(約4000ドル)の
     一部として使わせて頂きました。
     (ちなみに、これは私が直接土地所有者に支払ったので、
     マルコスの会計には反映されていません。)

     今後の会計管理に関しては、
     健二さんの提案でもいいと思いますが、
     マルコスがやり慣れているのよりも複雑すぎると
     彼のキャパが着いて行かない可能性があります。
     そこで、今度お時間がある際に、
     現存のシステムを健二さんにお見せし、
     改善案に向けたアドバイスを仰ぐ様に
     マルコスに言っておきましたので、
     二人で話し合って貰えると助かります。

     それと健二さんが離任した以降ですが、
     シスターにお願いするのは無理なので
     (彼女達は銀行口座を持っていないのです!)、
     マルコスにも共同管理ができるパートナーを
     探すように暫く前から言ってあります。
     理想なのは、なるべく3月末までに
     一番お金が掛かる工事は終わらせ、
     それ以降は同志で妹分のセレステ
     (さとみさんもSkypeで会ったことある彼女です。)
     に参加して貰うという案です。
     ただ、彼女はマプトからちょっと離れた所で
     働いているので、
     送金はマルコスの口座に直接して、
     週末などマプトに上京した際に
     セレステに会計監査などをして貰う、
     という手もあります。如何でしょうか?

     色々と懸念事項が後を絶たず、
     ご迷惑をお掛けしますが、
     どうぞよろしくお願い致します。

     渋谷朋子

     朋子さん

     詳細の説明ありがとう。
     会計の件了解です。
     既に作ってたのね。さすが、朋子さん!

     今日、マルコスと会う予定だったんだけど、
     彼が今試験勉強が忙しいとのことで
     来週以降に会計や計画の話しをします。

     セレステは僕も会ったことある人かな?
     シスターがお金を受け取るのは無理でも、
     マルコスと一緒に管理するのはできると思う。
     それも検討してみてね。

     では、Bom fim de semana!

     健二 

     朋子さん、健二さん

     昨日ドイツから帰ってきました。
     天気は予想以上に素晴らしく、
     ドイツのクリスマス市をタップリ楽しんできました。

     会計の件、おふたりがちゃんと
     やっていてくれていることが分り安心です。
     それにしても健二さんが
     来年3月までの任期なんてとても残念です。
     健二さんの提案されたように
     シスターが一緒に加わって管理してくださったら
     理想的に思えるのですが、、
     とにかく現地のことはお任せしますので
     よろしくお願いします。

     私もまた新たに資金集めを
     再開したいと思っています。
     4日と17日がもうエステサロンと決まっているし、
     チャリティーランチも早いうちにやりたいと思っています。
     来年にはもっと寄付金が
     送金出来るのではないかと期待しています。

     まずは帰国の挨拶でした。

     さとみ

 

2011年10月20日木曜日

♪新たなる試みの数々♪

Kids at the children's home proudly wearing their new paper glasses!

     最近、私の周りには新鮮な風が吹いています。
     と言うのも、今までとは違った事を始めたり、
     新しい事が起こったりし ているからです。

     まずは趣味分野では、
     モザンビーク時代にはまっていたカポエイラを
     こちらに来てからも続けたかったのですが、
     ビサウ中探しても
     カポエイラ のグループが見付からなかったので、
     こちらに赴任してから特に運動していなかった為、
     体がどんどん鈍って行くのを
     不安に思っていました。
     そんな矢先、こな いだコナクリに行った時に
     友達に連れられて
     アフリカン・ダンスのクラスに行った所、
     ジェンベ(アフリカの太鼓)のリズムに乗って
     激しく踊るのがとても楽し く快感でした!
     そこでビサウに帰ってきてから、
     「アフリカン・ダンスを教えている人知らない?」
     と人に訊きまくり、
     やっと見付けて昨日からレッスンを開始 しました~♪
     天性のリズム感と運動神経に恵まれたアフリカ人と
     同じレベルに踊るのは無理でも、
     彼らに付いて行こうと必死で踊りまくる1時間は、
     それ以外の 事を一切忘れられ
     ストレスも心配事も大量の汗と共に発散できて、超爽快!!
     でも今日は体中筋肉痛・・・。
     だけど負けずに、頑張って続けるぞ~。

     一方仕事面での新たな展開は、
     特に今週から教育大臣と直に働く様になった事。
     一応儀礼上では、大臣級は
     事務所長が対応しなければいけないのですが、
     今週は 所長が出張で不在だったせいもあり、
     大臣から私に直接電話がガンガン掛かってきて、
     「あの手続きを手伝って欲しい」とか
     「あの文書の作成を一緒にやってく れないか」
     とか頼んできます。
     昨日も土曜だったにも関わらず、
     「今日締切の重要文書を完成させなきゃいけないから、
     来てくれないか」
     と呼び出しが掛かり、 行ってみると
     確かにこの国の教育分野の将来に関する重要な書類で、
     「これを私なんかが作成しちゃっていいのかしら?」
     と思いつつ、お手伝いしました。
     そも そも、このお仕事を始めた当初の私の目標は、
     「現場レベルで学んだ事を、
     政策レベルで反映させる事によって、
     持続可能な変化に結び付ける」事だったので、
      まさに政策に直接関与できた今日の仕事などは、
     あの頃の夢が叶えられたみたいだなあ、
     と大臣宅からの帰り道にしみじみ思い、
     幸せな気持ちに浸れたのでし た。

             それ以外のプチ進展としては、
     今日孤児院に行った際、
     いつも通り折り紙をしようと思ったけど、
     ちょっと飽きられムードだったので、
     思い付きで切り紙に変え て
     「メガネ」を作ったらこれが大ヒットし、
     子ども全員が「私もメガネ欲しい~」
     「僕も~!」とせがまれ、
     子ども一同が嬉しそうに
     紙メガネを掛けている様子 は超可愛かったです♪

     あと、個人的でなくビサウにおける新たな試みは、
     この国史上初の信号機が導入された事!!
     これまで信号を見たことがないドライバー達の前で、
     突然信号機が 立てられ赤や青に変わっても
     案の定どうしていいか分からず、
     戸惑ってしまうだけで、
     町の交差点は大混乱!
     青になっても発車しないし、
     赤になっても止まら ないしで、
     却って危ないだけ。
     しかも停電ばかりのこの国で、
     果たして信号機はその機能を発揮するのか?!
     今後の展開は乞うご期待です・・・。

2011年10月19日水曜日

☆56回インド料理☆


     朋子さん

     しばらくご無沙汰してしまいました。
     数日前にマルコスくんから写真が届きました。
     塀の想像以上に立派なこと、感心しました。
     彼も頑張ってやっているのですね。

     ああいう具体的な写真を見ると
     私もますます頑張る意欲が湧いてきます。
     ペルーから帰ってきてから1ヶ月間、
     3回ランチをやり、エステサロンも4回と
     楽しくやっています。
     11月も1回ランチと
     2回のエステサロンを計画中です。
     メンバーも来なくなる人もいますけど、
     新しい人も増えているので助かっています。

     私達はただみんなが集まって
     楽しいことをしているだけですが、
     実際に事にあたっている朋子さんや
     マルコスくんの苦労には
     頭が下がってしまいます。
     朋子さんたちが続けるかぎりは
     応援していくつもりです。

     ペルーからのちょっとしたお土産を送りました。
     朋子さんが日本に帰られるのは年末だろうと思って
     船便にしましたので、
     朋子さんが来る少し前に着いてくれると思います。
     手紙を入れるのを忘れてしまいましたが、あしからず。

     またブログ更新してくださいね。

     さとみ

     さとみ様

     (このメールを今日送ろうと昨晩書いた後、
     今インターネットを開いたら
     さとみさんからのメールが来ていました!
     以心伝心ですね!)

     こんにちは。
     お元気でお過ごしのご様子、何よりです。
     カナダも今頃は栗の季節でしょうか?
     そろそろドイツのご休暇に向け準備されている頃でしょうか?
     (予防接種などないから、準備は必要ないですかね?)

     チャリティーランチもエステも快調に継続されている模様、
     こちらにもとても励みになります!
     楽しそうで、羨ましいです…。

     大変遅ればせながら、
     マルコスから土地の塀を建てている様子と
     塀が漸く完成した写真を
     受け取られたとの事、安心しました。

     ご覧の通り結構広い土地なので、
     使い道が楽しみです。
     初めの土地に合わせて作成した設計図の第一稿を元に、
     心ある建築家の友人に無料で設計図を
     改稿して貰える事になりました!
     最近引き受けて貰える事が決まったので、
     まだ暫く掛かりそうですが、
     それが出来次第
     いよいよ校舎に着工できるかと思います。
     ワクワクしますね!

     では、また進捗ありましたら、ご連絡致します。
     さとみさんとチャリティーランチの皆様がお元気で
     ご活躍される事をお祈りしております。

     渋谷朋子

2011年10月10日月曜日

♪物事の多面性♪

コナクリから大西洋を望むベランダで友達と朝食:雰囲気的にも気分的にも贅沢な日曜の朝でした。

     このブログを書く度に「
     忙しい、慌ただしい」と
     ぼやいてばかりなので、
     もう信じて貰えないかも知れませんが、
     この2~3週間は本当にバタバタしていたので す。

     先週はダカール出張だったので、
     先々週は出張前に片づけなければならない事に追われ、
     出張ついでに隣国ギニアの首都コナクリに
     駐在している友人を訪問 した後、
     1週間のダカール滞在中は
     研修の合間を縫ってミーティングや
     友人との予定を詰めたので、
     それこそ走り回っている内に
     ビサウに帰って来ちゃった感じ。
     で、帰任したらしたで、
     今度は大事な案件が3つ同時進行していて、
     それらの対応で毎晩遅くまで残業し、
     フラフラになりながら
     今日漸く週末に辿り着けま した。

     さて、この間に物事も視点によって
     全く違く見えるんだな~と
     思った事が幾つかありました。

     まず、ギニア訪問の際。 
     ギニアは「政情不安定」という事で、
     国連職員は家族同伴赴任は禁止されている国ですが、
     実際に行ってみると、
     コナクリはビサウよりも
     数倍大きく進んだ都市 なので、びっくり。
     私の友人宅も海を臨む超快適マンションで、
     レストランやバーのバラエティーも豊富で
     羨ましい限り。
     彼女は以前も書いた私のブルンジの後 任で、
     価値観や仕事に対する姿勢に
     共感できる貴重な友人なので、
     そんな彼女との語りや
     文化活動満載のコナクリでの週末は最高でした!

     が、一方でこの国の腐 敗振りには辟易。
     空港に到着して荷物を持って出ようとすると、
     荷物検査の役人が荷物を見ようともせずに、
     「飲み物のお金頂戴」とせがんで来るし、
     友人が何 も違反せずに車を運転していても
     外国人というだけで
     しょっちゅう警察官に車を止められ、
     賄賂を請求されます。
     コナクリは、「生活快適度」
     という視点から見ると
     ビサウよりも格段快適ですが、
     「国の統治度」という視点から見ると
     ビサウの方がましかも、と思いました。

     一方、ダカール出張では
     週日は研修とミーティング一色で、
     以前ちょっと住んだ事のあるダカールも
     今では「出張の為 に来る大都市」という感覚で、
     あまり親近感を感じる事もなく
     金曜日を迎えました。

     その夜、セネガルの村で協力隊をしている友人が
     私に会いに上京して来てく れたので、
     残りの週末を一緒に過ごした所・・・
     さすが首都から6時間離れた村に
     どっぷり根付いた生活をしているだけあり、
     流暢なウォロフ語で
     セネガル人との値切り合戦では殆ど勝ち、
     セネガル人のお友達とも
     普通にウォロフ語でやりとりしていて、
     頼もしい!
     そして彼女が赴任している村や活動の写真を
     見たりお話 しを聞いている内に
     私もすっかり感情移入して来て、
     彼女を優しく励ましてくれる
     村長さんに愛着を感じたり、
     生意気で減らず口な若者に憤りを感じたりして来 て、
     突然セネガルが身近な国に思えてきました!

     恐らく首都で開かれる会議や研修は、
     往々にして現実から切り離された
     政策・事務に関する話が多く、
     えてして 「上から目線」になってしまいがち。
     でも、それだけだと国の概要は知れても、
     国民の実情を知ったり、
     ましてやその国に愛着を感じる事はできないんだなあ、
     と改めて思ったのでした。

     そしてビサウに帰任した数日後、
     ある大きな会議に出席している最中に
     カダフィ大佐殺害のニュースが。
     以前も書いた 通り、
     この国を含むアフリカのサヘル諸国は
     カダフィ政権から多大な支援を受けてきた為、
     現地の会議参加者達は一様にこの訃報に顔を曇らせ、
     「あんなに素晴 らしい人を殺すなんて・・・」
     と口ずさんでいました。

     一方、フランスやアメリカのニュースでは
     この知らせをまるで快挙の様に報道していたので、
     同じ現実に 対する受け止め方のあまりの違いに唖然。
     何が良くて何が悪いのか。
     何が大事で何が余分か。
     その答えは視点によって
     全く異なってくるのかも知れないな、
     と改 めて思った数週間でした。

     追伸  
     前回のブログ以降、
     嬉しい事が2つあったので、
     早速ご報告しま~す。


     
以前書いた病気で生死を彷徨っているところを
     地方からビサウの病院に連れて来られたセク君が、
     すっかり回復して退院しました!
     以前は昏睡状態 だったセク君が、
     まだ歩けはしないものの、
     ちゃんとベッドに座って
     お母さんと冗談を交わして大笑いしている様子には、
     まるで奇跡を目撃できた様な
     感動がこ み上げてきました!!


     それとこれも以前書いた
     孤児院のボニータちゃんが、
     昨日私が遊びに行った際、
     「トモコの歌」を歌ってくれたんですよ~♪ 
     ただ単に私の名前を
     メロディーつ けて繰り返しているだけなのですが、
     タ行がまだ上手く発音できないからか、
     「コモコ~、コモコ~」となってしまい、
     超面白いし超可愛いしで最高でした!

2011年10月5日水曜日

♪送金の時期、学校の設計図についてのやり取り♪

     朋子さん

     お元気ですか? 
     気温の変化がもの凄くて風邪をひいたと
     ブログにありましたけど、大丈夫ですか?

     こちらはもうすっかり秋、
     朝晩暖房が入るようになってしまいましたが、
     まだ紅葉は始まったばかりで木々は青々しています。
     先のメールに10月の初めに送金すると書きましたけど、
     もしモザンビークの方で急いでいないのなら、
     11月の中旬に送金したいと考えています。

     というのは11月17日から12月2日まで
     ドイツに行く事になったのです。
     ドイツには私の小学校以来のクラスメートが2人住んでいて、
     その人達を6人の他の同級生と訪問することになったのです。
     そして向こうで音楽会やクリスマス市を
     楽しもうというわけです。

     ドイツに行く前にあと4回ぐらい
     ランチとエステサロンを開いて、
     もっとお金をまとめて送りたいと思っているのですが、
     どうでしょうか?

     さとみ

     さとみ様

     ご送金の方は11月でも結構ですよ。
     それまで残額で何とかなるでしょう。
     それに当方も、壁作りや設計図作りに
     想像以上に時間が掛かっているので、
     皆さんのご期待に添えていず
     申し訳ない気持ちになっていました。
     私が現場に居れば、
     もっとガンガン進められたかも知れませんが。
     裁量不足で、どうもすみません・・・。

     モザでは例の設計図をお願いしている建築家の方に、
     「学校の背景やビジョンを文書で用意して欲しい」
     と言われ、その資料作りでまた手間取っています。
     各工程で予想しなかった難題が立ちはだかっていて、
     独立した案件として一から始める大変さを
     今更ながら実感しています。

     そんな中、変わらず私達を信じて
     応援し続けて下さるさとみさんと
     チャリティーランチの皆さんが、
     唯一私達の心の励みです。
     皆さんがカナダから
     見守っていて下さるからこそ、
     「この難題にも挑んでやろう!」
     という気力も湧いて来ます。

     さとみさん側にも、
     私達から何かできる事があれば
     おっしゃって下さいね。
     壁の完成写真さえマルコスが送ってくれれば、
     もう少し想像付く形で
     ご報告もできるかと思いますので、
     今一度お待ち下さい。

     ではドイツでのご休暇を楽しみに、
     カナダでの秋をお過ごし下さい。

     渋谷朋子

2011年9月28日水曜日

♪モザンビークへの送金の仕方について♪

     さとみ様

     ご旅行から、もう戻られた頃でしょうか。
     如何でしたか?
     お話を伺うのが、楽しみです!

     私のビサウ生活は相変わらずストイックですが、
     モザのプロジェクトの方では
     ちょっとだけ進捗があったそうです。
     ようやく壁を作り終わったのと、
     新しい敷地に合った設計図を作るべく、
     建築家の知人が
     昨日マルコスと現場を視察した事です。
     新しい設計図ができ次第、
     とうとう着工できますよ!!
     壁の方は、
     マルコスに早く写真を送る様に言っておきました。

     で、送金の受け入れ先ですが、
     元UNICEF同僚で
     現在JICA勤務の日本人の親友が
     快諾してくれました!
     彼は大平健二さんと言って、
     モザ生活8年のベテラン(!)です。
     ちなみに上記の建築家の知人を説得して
     現場視察に連れて来てくれたのも、
     この健二さんで、
     とても頼りになるし100%信頼できる人です。
     私もモザ時代以来、
     今日に至るまでお世話になりまくっています!!
     今後何かあれば直接ご連絡できるよう、
     ここにコピーしますね。

     健二さんはドルと現地通貨(メティカル)の
     2つの口座を持っていますが、
     ドルは引き出す際に
     制限があったり説明を求められたりと面倒なので、
     メティカル口座へ送金して頂く方を希望するそうです。

     送金された後、ご一報頂ければ、
     その数日後に健二さんが入金を確認できるかと思います。

     では、どうぞよろしくお願い致します。
     チャリティーランチの皆様にも
     どうぞよろしくお伝え下さいませ。

     渋谷朋子




      朋子さん

     メールありがとうございました。
     私はペルーから帰ってもう10日になりますが、
     この間チャリティーランチとエステサロンを
     1回ずつやったし、
     また日本から遊びに来た友達の世話と
     結構忙しくやっています。

     ペルーは期待以上。
     私達のツアーは鳥のツアーなので
     観光地はマチュピチュに行っただけで、
     後は山を登ったり、下ったり、
     アマゾンの密林の中を鳥を追い求める旅でした。
     マチュピチュはたしかに興味深かったけど、
     ヨルダンでペトラ遺跡を見た私にとっては
     まあこんなものだろうな~って
     それほど感激出来なかったですね。
     ただアマゾンの密林はとても素晴らしいものでした。

     プロジェクトの方、壁はもう出来たんですね。
     いよいよこれから建物作り、、
     夢が段々形を伴ってくるのって素敵ですね。

     送金のことですが、
     いつも送金をお願いしている所に
     モザンビークにメティカルで
     送金出来るかどうか問いただしたところ
     USでしか送れないというのです。
     それで健二さんにはご迷惑をかけてしまいますが、
     USで送金させてもらいたいのです。

     来月の初め頃には送金するつもりですが、
     送金しましたら、朋子さんと健二さんにお知らせします。

     さとみ

2011年9月18日日曜日

♪最近のちょっとした変化♪ 朋子さんのブログから

孤児院の子ども達とピクニック!心温まる日曜の午後の一時でした

     こちらの雨季は、
     気温が35度以上・湿度が100%近くまで上がり、
     不快指数がピークに達したと思った矢先、
     バケツを ひっくり返した様な雨が数時間降り続け
     一気に気温が下がり、
     突然止んだと思いきやまた
     翌日超暑くなって雨・・・の繰り返しです。
     だから気温の変化が激し く、
     結果風邪が流行ります。
     私も例に漏れず風邪を引き、
     数日間咳と熱に魘され寝込んでしまいました。

     たまたま週末だったので仕事に影響はなかったものの、
      家事が出来ないのが最大のネックで、
     「あ~、今週末掃除・洗濯しなかったら、
     来週末までできない・・・」と
     熱で朦朧としながらも、
     家事ができない事が一番 気になる始末。
     お粥作ったりはできたけど、
     さすがに病中も家事の心配をしているのは
     よろしくない、という事で、
     とうとうお手伝いさんを雇う事になりまし た~!

     職場の同僚に知人を紹介して貰い、
     我が家に来てくれる事になったのは
     ジーナちゃん・29歳。
     この若さで3児の母 なので、
     とにかく職に就いて収入源を確保したいらしく、
     やる気はありそう。
     ただ、ポルトガル語があまり喋れず、
     現地語とポル語が混ざったクレオール語の み。
     だから、私達の会話は
     何処まで通じているのかいないのか今一わからず、
     念の為初日は私が身振り手振りで、
     「この箒とこのバケツとこのモップで、
     ここを こう掃除して。」と説明したら、
     一応理解してくれたみたいでホッ。

     彼女がお掃除している間に
     私は朝食を作り始めたのですが、
     彼女も朝食を食べていないと言 うので、
     2人分作って一緒に食べました。
     初日がそうだった為
     それが習慣の様になってしまい、
     何故か雇い主が
     毎回お手伝いさんの為に朝ご飯を作る、
     という稀 な光景がそれ以来展開しています・・・。

     週3回火・木・土曜と来てくれているので、
     昨日(土)家に居た私は
     週末の習慣だった家事を取られてしまい手持ち無 沙汰。
     こっそり寝室でアイロン掛けちゃったりして。

     帰り際に彼女にお買い物を頼んだら、
     彼女が買って来た野菜の量が同じ値段なのに俄然多い!
     それまで「値 切り上手」と自負していた
     私のプライドは一瞬にして崩れたり・・・。
     それと彼女にポル語で「エビを買って来て」
     と頼んでも通じなかったので、
     絵を描いたら 「あ~、あれね、分かった。」
     と言ったけど、念の為料理の本のエビの写真を見せたら、
     「あ、何だ、これの事?」だって。
     私の絵を見て一体彼女は何を想像し ていたんだろう?

     最近のもう一つの変化は、車が壊れた事。
     私は大雑把なドライバーなので、
     ただでさえポンコツの私の中古車などは 
     確かにいつ壊れても不思議じゃなかったのですが、
     ある雨上がりの午後に通った
     例の如く未舗装のボコボコ泥道に
     池の様な水溜りがあり、
     水が濁っているので深 さがわからないけど
     やむを得ずに通ったら、
     窓すれすれまで水が来ちゃうくらいの深さ!
     その結果案の定、エンジンにも水が入ってしまって、
     泥道を抜けて ちょっとしたら
     車が止まってしまいました。
     あ~あ。修理に持っていったら
     「いつまでかかるかも、
     いくらかかるかも、
     まだ言えない」そうな。
     仕方ないので、 それ以来職場へは徒歩で、
     他は乗り合いタクシーか
     乗り合いバスで移動していますが、
     これが意表を突いて楽しく、
     現地の人と詰め合いつつ
     乗り合いバスに揺ら れていると、
     すっかり地元民になった気分♪ 
     「不幸中の幸い」的な楽しみを見出しました!

     それと今日(日)は
     孤児院の子ども達と
     ちょっとした遠足に行って来ました~。
     いつもは孤児院の施設内で遊んでいた ので、
     周りが森に囲まれている事や、
     その中にキリストの小広場がある事や、
     その向こうに村がある事も知らなかったのですが、
     今日それらを子ども達と一緒に 訪問できて、
     以外な発見に得した気分!
     子ども達も解放感を満喫していたみたいで、
     手を繋いで歌いながら
     ビサウ郊外の森の中をお散歩して、
     久々に至福の一時 を過ごせました。

2011年9月11日日曜日

♪暗闇が明けた日♪   朋子さんのブログから

孤児院のお姉さんと生まれて間もないヴィクター君:その手はまだ柔らかくて白い。

     前ブログで書いた慌ただしい休暇を終え、
     2度の乗り換え含む50時間近くの旅を経て
     先週の土曜日にビサウに戻って来ま した。
     不在中の8月に雨季が更に深まった様で、
     ビサウで大半の道は未舗装な為ボコボコになっており、
     所により水溜りが池の様な深さになっていて通行不能状 態。

     いざ帰宅すると、雨漏りに加え幾つかある網戸だけの窓から
     雨が吹き込みまくっていて、かなりの惨状・・・。
     結局、到着した日は終日掃除に明け暮れまし た。
     そして夜になって電気を点けようとすると、どれも点きません。
     「あ~、やっぱりまた停電か・・・」と、
     半分諦めモードで蝋燭を灯し、
     その光りを頼りに 夕飯を作って食べ、
     その日は大人しく寝ました。

     そして翌日。
     日曜日だったので、日曜の習慣でシスター達と教会に行き、
     その後孤児院にちょっと寄ってから帰宅しま した。
     暑さしのぎに扇風機を点けようとしたら、
     まだ動かないので、「この停電、長いな~」と
     愚痴りながらその場は扇子でやり過し、
     そうこうしている内にま た日が暮れて来ました。
     それでもやっぱり電気は点かないので、
     だんだん気分が滅入って来て、
     ただでさえ日本での家族や友達との騒がしい毎日から
     ビサウでの 静かな一人暮らしに戻った
     ギャップに戸惑っているというのに、
     その上物理的に暗いとそれこそ気分も暗くなってきてしまい、
     「なるほど、夜が長い北欧の国で 
     自殺率が高いのは暗いせいかしら・・・」
     などと脈絡のない事まで考えを巡らせたりしてしまいました。

そんな調子で電気が点かない毎日が結局1週間続き、
     暗い気持ちも1週間続いてしまった訳ですが、
     1週間経った昨夜、台所でまた蝋燭を頼りに夕 飯を作っていると、
     隣人のチャチャが窓越しに話かけて来ました。
     「トモコ、何で最近いつも暗い中で料理しているの?
     停電でもないのに。」と!
     「え?だって どの電気も点かないよ。」と
     目が点になっていると、
     「あ~、そういえばトモコは不在だったわね。
     数週間前に落雷があって、
     その時全ての電球やコンセントが
     爆発音たててショートしちゃったのよ。
     でも電球さえ付け替えれば電気点く筈よ。」
     マジ??って事は、この1週間、
     停電でもないのに
     私は暗闇の中で生活して いたの??
     しかも気分まで落ち込んじゃって?
     しばらく唖然とした後、
     あまりに自分が滑稽で思わず笑い出してしまいました。
  
     そして今日。
     また日曜だったので、教会の後孤児院に行ったら、
     先週会えなかった子達も居て、
     喜んで抱き着いて来てくれたので、
     私も久々に幸せ な気持ちに浸っていると、
     今度は孤児院のお姉さんが「トモコ、見て!」と
     生まれて間もない赤ちゃんを
     プレゼントの様に大事に抱いて持って来てくれました。
     出産時にお母さんが亡くなってしまったそう。
     まだ目も開けられない赤ちゃんです。
     お母さんが自分の命と引き換えにこの世に届けた赤ちゃんの、
     そのまだ小さ くて柔らかい手を握っていたら、
     「やっぱりビサウに帰ってきて良かった・・・」
     と何故かやっと思えてきました。
     で、孤児院からの帰り道に電球を何個も買っ て、
     帰宅後早速全部付け替えると、
     案の定点きました!
     すぐまたショートしてしまったり、
     反対に消えなくなってしまったのもあるけど、
     とりあえずビサウの我 が家にも漸く灯りが戻ったのでした。

2011年9月4日日曜日

♪送金についてのメール♪

     朋子さん

     日本から帰ってきて旅行の疲れを取る暇もなく、
     目まぐるしく働いていらっしゃるのではないかしら?
     ちょっと心配してしまいます。

     今朝朋子さんからの小包が届きました。
     何かクリスマスのプレゼントを開けるような
     うれしさを味わいました。
     いかにも手織りといった感じの素敵な布と、
     綺麗な石けんとカシュナッツありがとうございました。
     カシュナッツちょっと食べてみたらピリッときたので、
     袋をみたらピリピリって書いてあったから笑ってしまいました。
     ポルトガル語でピリピリってチリのことなんですね。
     辛いものを食べると何気なくピリピリするって言っていたけど、
     まさかポルトガル語とは、、
     ペルーに持って行くつもりです。

     今月は2回もエステサロンを開いたので、
     なんとなく肌がピカピカ
     (これはまさかポルトガル語ではないですよね?)
     になったようなのに、、
     ペルーの日差しは強いらしいから
     また元の木阿弥ですね。
     それでは残念なので帰って来たら
     すぐまた開くことにしました。
     ペルーに行く前に送金して行こうと思ったのですが、
     マルコスくんからは何も言って来ないので、
     帰ってからにします。

     出来たら送金は朋子さんの方に
     したいと思っているのですけど、、
     というのはマルコスくんを信用しない
     というのではありませんが、
     個人の所に直接大金が
     これからいつも振り込まれるようになると、
     彼にとっても良くないのではないかと思うのです。
     シスターかまたは誰か信用の出来る人とマルコスくんが
     二人でお金を管理出来るようになるのが一番ですが、
     それが難しいようだったら
     朋子さんの所に振り込んで、
     朋子さんが必要に応じて
     お金をマルコスくんの所へ送る
     という風にしたらどうでしょうか?
     まあそちらの銀行の都合もあるでしょうけど、、?

     31日からペルーに行ってきます。
     メールは多分受け取れると思いますので
     お時間がありましたら送ってください。
     まずは私の方から出しますね。

     あまり頑張りすぎないで!

     さとみ


     さとみ様

     贈り物が無事に届きました様で、
     安心致しました。
     今頃はペルーにご旅行中でしょうか。
     これを読まれる頃には、
     ご帰還された後になるのでしょう。
     ペルーでは素晴らしいご体験をされている事と思います。

     ご送金の件ですが、ご心配は理解できます。
     実際、私もそう思った部分もありました。
     そこで、在マプトの日本人の親友に
     仲介・監督の役割を引き受けて貰えるか、相談してみますね。

     彼から返事が来たら、またご一報差し上げます。ではまた。

     渋谷朋子

     追伸:「ピリピリ」の語源をこちらが教わりました!
     そうっだったんですね~。
     でも口の中でピリピリする感覚は万国共通って事ですかね。


2011年8月20日土曜日

♪怒涛の半月と多重人格の私♪                 朋子さんのブログから

南三陸の津波被害の形跡。大分片付けられていましたが、こういう惨事の爪痕を物語る光景もまだありました。

     仕事で想定外の事態が発生し、
     その対処に追われ走り回っている内に
     7月末の休暇に辿り着きました!
     出発当日は飛行機の チェック・イン締切寸前まで
     国際電話会議が終わらず、ハラハラドキドキ。

     その後、ダカール・ヨハネス経由でマプトに里帰りし、
     愛する子ども達と感動の再 会!!
     皆、「トモコお姉ちゃ~ん!」と
     嬉しそうに抱き着いて来てくれたと思いきや、
     素直な子ども達には数分で飽きられて、
     他の訪問者に飛びついて行かれて しまいました・・・。
     あゝ、これが現実なり・・・。

     でも、孤児の為の職業訓練校建築計画は
     紆余曲折しながらも何とか進んでおり、
     とうとう8月1日から着工 開始!
     沢山の方々の心ある支援・応援に支えられた
     夢のプロジェクトが
     徐々に形になって行く過程を見ると、
     「よし、もっと頑張ろう!」
     という気持ちになれま した。

     で、マプトでの心温まる週末の後
     今度はケープタウンへ飛び、
     博士課程の教授との話合いや講義を経て、
     漸く1週間後 に東京に辿り着いたと思いきや、
     スーツケースも開かない内に
     今度は仙台へ被災支援のお手伝いに
     行かせて頂く事になりました。

     仙台は七夕祭りの最中で、
     災害 から立ち直ろうとする
     宮城県民の健気な姿勢が感じられた他、
     訪問した被災地・南三陸でも
     被災した方々同士で助け合って
     思いやる姿に胸を打たれました。
     避難所からまだ仮設住宅に入れない方達、
     また入れても家の再建の目途が立たず
     いつ出られるか分からない方達、
     他にも公共施設再建の為の土地確保問題等、
     まだ課題は山積している様ですが、
     その中でも真摯に再建に向き合っている県民・
     その支援をする方々が希望の光です。

     今回の経験と出会いを通し、
     アフリカに帰任し てからも
     私などにも何かできる事があれば
     貢献したいと心から思いました。
     (仙台のホテルで夜中に震度5の地震で起きた時は、
     しばらく自分が何処に居るのか わからず、
     混乱してしまいましたが・・・。)
   
     その仙台からの帰路に福島の山奥に寄り道し、
     今度はガーナ時代からの親友二人と
     温泉旅行に行きました。
     その一人が 宮城の被災地の学校の先生なので、
     震災以来大変な苦労をしてきた
     彼女を労う為の旅行でした。
     10年振りの三人旅は
     思い出話盛り沢山&言いたい放題で、
     とに かく笑い通し!
     最高に楽しかったのですが、
     それだけで終わらず、
     被災した友人が登山好きな事から、
     全く登山に興味がない私ともう一人も
     仕方なく付き合う事 にし、
     ブーブー文句を言いながらも
     1600メートルの山に登りました。
     図らずも日本の森や山や川や滝など
     自然の美しさに見とれ、
     日本という国とそこでの友 達の大切さを
     改めて実感しました。

     こうしてアフリカ各地や日本を
     行ったり来たりしていると、
     学び感じる機会に恵まれ有難いのも確かですが、
     時々自分 が多重人格になった様な感覚に戸惑います。
     ビサウの職場で真面目そうに仕事している私
     ・マプトの孤児院で童心に帰って子どもとじゃれている私
     ・ケープタウ ンの大学で偉そうに講義している私
     ・福島の温泉で冗談を叩き合いながら笑い転げる私。
     どれが本当の自分なんだろう?と
     混乱してしまう時も結構ありました。 
     でも今回ガーナ仲間と思い出話に花を咲かせながら、
     そう感じ戸惑ったのは私だけじゃない事、
     また二つの大陸に居る私を
     良く理解してくれている親友が居る 事、
     に改めて気付け、何だかとても一安心する事ができたのでした。

2011年8月7日日曜日

♪モザンビーク、南アフリカ、日本を           旅している朋子さんから♪

     さとみ様

     美味しそうなベトナム料理の
     お写真まで送って頂いたのに、
     お返事が遅れ失礼致しました。
     皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?

     私はギニア・ビサウを7月28日夕に出発し、
     週末をモザで過ごし、
     その後南アに博論の教授に会いに行き、
     一昨日やっと日本に帰国しました。
     寄り道が多い長旅に加え
     気温差が激しかったので、ばて気味です。
     (ビサウ35度、マプト20度、南ア7度!)

     やっと日本に辿り着いたと思いきや、
     今度は8月8日から11日まで
     仙台のユニセフ協会に
     ボランティアに行く予定が入っており、
     再度荷造り。
     息をつく間もない状態です。

     でもさとみさん達には、
     モザの事を取り急ぎご一報したく
     メールしました。
     例の土地の手続きが先々週にやっと終了し、
     正式に竣工許可が下りました!
     で、私が居る間に塀作りが始まったんですよ!!
     マルコスが近日中に写真を送ってくる筈ですので、
     しばらくお待ちを。

     で、マルコスの銀行口座に国際送金ができる様に、
     SWIFTコード等の
     必要情報も問い合わせて来る様に、
     指示して参りました。

     それ以外でも、子供たちとの再会等、
     モザ里帰りは感動的でした!
     仙台から帰り、ようやく落ち着いたら、
     改めてブログを通して
     詳細を書かさせて頂きたいと思っております。

     では、取り急ぎご報告までで、失礼致します。
     皆さまにもどうぞよろしくお伝え下さい。

     渋谷朋子

2011年7月30日土曜日

♪仕事でのジレンマ♪

初等・中等教育でフランス語教育を拡大する案を「検討」している「会議」の様子。

     前回のブログで
     仕事が楽しくて仕方ないと書いた矢先、
     それを試すかの様な状況が発生しました。

     何かというと、昨日教育省で
     初等教育の教育課程に関する重要 会議が
     あるというので行ってみると、
     それはギニア・ビサウの初等・中等教育における
     フランス語教育の拡大案に関してでした。
     その案を見てギョッとしまし た。
     だって、フランス語を必修科目として
     小学5年生から導入するというんだもの。

     ここでは国語は一応ポルトガル語ですが、
     一般市民の殆どはポルトガル語以外の現地語を
     日常生活で使っています。
     従って、子ども達の大半は小学校に入学して
     初めてポルトガル語を習うと同時に、
     その習ったばかりのポルトガル語で
     算 数や理科など他の教科も
     学習しなければいけないので、
     ポルトガル語という教授言語が
     子ども達の習熟度に大きな障害と
     なってしまっています。

     にも関わらず、 それに加え
     更にフランス語まで習わされるとは・・・。
     しかもただでさえ先生の数や授業日数が
     足りない現状に反し、
     それを更にフランス語教育に割り当てる事 で、
     必修科目担当の先生や授業時間が
     更に減ってしまうのは目に見えています。

             これではあまりに子ども達が可哀そうなので
     反対意見しようとタイミングを伺っていると、
     どうやら会議の風向きが「話し合い」というより
     「説得」の様相を帯 びてきました。
     どうやら「会議」と言うのはあくまでも名目で、
     これは既に政治的に決められた事を
     公式に教育分野の関係者に認めさせる為の
    「儀式」に過ぎな い模様。

     確かにギニア・ビサウは周りをグルリと
     仏語圏に囲まれた(カボベルデと唯二の)
     ポル語国として不便・窮屈な思いをしているし、
     政治・経済的に西ア フリカ圏で
     更に認められるには
     仏語が必須なのは想像できますが、
     それを子ども達の教育に課す事によって示すとは、
     子ども達の未来が切り札にされたみたいで
      納得いきません。

     ちなみにこの政治的決断には
     フランスが後ろ手を引いている様で、
     フランス大使館員が上座の大臣の横を陣取っていて、
     一国でも仏語圏国を増 やしたい魂胆が見え見えで、
     まるで植民地取り合いの時代が再来したかの様。
     この展開にあまりにいたたまれなくなり、
     私は会議を途中で抜けてきましたが、
     それ以来自らの将来を左右する教育を
     政治の道具として弄ばれている
     子ども達が可哀そうで、
     ずっと悔しい思いが拭いきれません。

            その翌日、今度は地方出張の際に
     州の教育視察官達の集まりに参加しました。
     この国には120人の教育視察官が、
     全国の約1400の小学校の
     教育状況・水準 を視察・指導して
     回らなければいけない筈が、
     特に村落部では公共交通手段がない為、
     炎天下に数十キロ離れた学校間を
     移動する困難さから、
     この視察のシステ ムは
     殆ど機能していませんでした。

     そこで、私の所属機関が
     全国の視察官達に
     視察用のバイクを供給する支援を
     今年上旬に行いました。
     これは大ヒットで教育視 察官達は大喜び!
     「これでやっと今まで遠くて
     一度も訪れる事が出来なかった学校にも
     視察に行ける!ありがとう!」と
     供与した後しばらくは出張に行く度に
     やる気満々の顔で感謝され、
     こちらも嬉しくなりました。

     しかし今回参加した集まりでは、
     そのバイクが話題に上がると
     「バイクがあってもガソリンがなきゃ、
     視 察に行けない」と
     視察ができない言い訳が
     今度はガソリンが足りない事に対する不満に
     化けて吹き出て来ました・・・。
     「一体どこまで提供すれば気が済む の?」と
     ややゲンナリして来つつ、
     持続性の視点から
     給与やガソリン等の維持経費は
     国の予算から支払われるべきで、
     援助団体が請負ってはいけない由を
     力説して来たのですが、納得したかどうか・・・。

              このお仕事は遣り甲斐溢れ最高な日もあれば、
     今回みたいにがっかりさせられる日もあり、
     浮き沈みが激しいんだよな~、
     とこれを書きながら思いました。
     でも、それはきっとどんなお仕事でもそうなのでしょう。
     だから、この「がっかりモード」を
     どうやってポジティブに変えていけるかで、
     その後どれだけ自分が遣 り甲斐を感じれるかに
     差が出てくるのかも知れません。
     そう信じて、明日からはポジティブ思考心がけるべし。
     (<=と自分に言い聞かせてる・・・)

2011年7月26日火曜日

☆50回目のチャリティーランチ☆


     朋子さん

     いよいよモザンビークに一時帰国する時が
     近づいてきましたね。
     みんな首を長くして待っていますよ。
     マルコスくんなんか
     一番に喜んでいるだろうな〜〜(*^o^*) ☆☆~♪♪♪
     私は8月の終わりにペルーに行くので、
     その前に送金したいと思っているので、
     送金先の宛先を決めておいてください!

     先週の日曜日にもチャリティーランチをしました。
     この時1年に一遍バンフからバンクーバーに出てきて、
     参加してくれる旅人ゆきさん
     (1年の4分の3ぐらい
     世界を放浪しているの
     このように呼んでいます)
     とヨットでいろいろな所を案内したり、
     写真を撮っている優二さんが来てくれました。
     このチャリティーランチも今回でなんと50回目。
     「塵も積もれば」と「継続は力なり」を
     合い言葉にこれからも楽しんでやりたいと思っています

     ゆきさんはモザンビークのマブトにも行っているんです。
     アフリカを旅行していて
     何もお土産を買わなかったのに、
     モザンビークではじけてろうけつ染めを
     沢山買い込んだって言っていました。
     モザンビークは「甘くも?苦い?旅!」
     だったそうです。

2011年7月23日土曜日

♪朋子さんから♪

朋子さんとボニータちゃん

     さとみ様

     うわ~、イタリアの写真、
     すっごい綺麗じゃないですか!!
     まるで夢の世界みたい!
     これは一見の価値大いにありましたね!!
     その時期を見計らって
     イタリアまで足を運ばれたのは、大正解でしたね。
     私もいつかそのオペラや光のお祭り、
     見に行きたいです。

     それにしても、チャリティーランチでのエステ、
     最高のアイデアですね!
     私もその場にいたら、絶対エステして貰いたいです!
     皆さん、創造力豊かで素晴らしいですね!

     こちらは仕事でバタバタしており、
     お返事が遅れてしまいました。
     しかも休暇を返上しなきゃいけない事態が発生しかけて、
     一時期はモザンビーク訪問も
     諦めなければいけないかしら・・・と
     ドキドキしましたが、
     結局何とか行けそうなので、一安心!
     いよいよモザ里帰りも来週末なので、楽しみです!!
     (ただこっちは雨季に飛行機が
     キャンセルになる事が多いので、
     当日になって旅行できなくなる不安が
     最後まで拭いきれませんが。)

     ご要望通り、ボニータちゃんを
     さとみさんの分まで抱きしめてきました。
     証拠写真を添付しますね!

     ではまた。モザ訪問の後にご報告をお送り致します。
     チャリティーランチの皆様にも、
     どうぞよろしくお伝え下さい。

     渋谷朋子

2011年7月9日土曜日

♪イタリア旅行から帰って来てからのメール♪

     朋子さん

     いつもお忙しいのに長文のメールをくださってありがとう!!
     今回のイタリア旅行は
     ただ町々を見て廻ったということでなく、
     目的にそって旅をしたので
     その時の思い出の中に
     いまだに浸かっているような感じです。

     ローマ劇場で見た「アイーダ」は勿論オペラ。
     実際の公演を見ている時間だけでなく、
     劇場に入って来る紳士、淑女たちの装いや
     舞台が終わっても(夜中の2時)
     ローマ劇場の周囲は明るく、
     周辺にあるオープンカフェがみな開いていて,
     余韻を楽しむその空気
     そのものも楽しめました。
     あの晩のことはちょっと忘れられないですね。

     朋子さんの方は本当に精力的!!
     もう仕事の合間に孤児院通いなんて、頭が下がります。
     マルコスくんから
     モザンビークの学校の土地の写真を
     送ってもらいました。
     彼も頑張っているんですね。

     私も4日にチャリティーランチを再開。
     私たち夫婦をいれて13名で楽しく食事が出来ました。
     最近このランチにも協力してくれる友達(エスティシャン)が、
     自分の技術でこのプロジェクトを応援したいと申し出てくれて、
     7日に我が家ではじめてエステサロンを開業。
     1時間みっちりエステしてもらって
     20ドル(1700円)ですから安いでしょ?
     そのうえそのうちの10ドルを
     寄付してくれるというのです。
     お客は私を入れて6人。
     皆ハッピーだったし、
     寄付金も60ドルになりました。
     来月から月2回ぐらいはやることになりました。
     チャリティーランチをきっかけに
     思いがけないプロジェクトがどんどん出てきて楽しいです。

     今のところ寄付金は2500ドルぐらいです。
     8月に送金するのでしたら
     多分3千ドルは越すと思います。
     どこに送金するのか、送金場所を教えてください。

     私たちの方は楽しく遊んでいるばかりですが、
     それが少しでもモザンビークの子供たちの
     役にたつと思うとうれしいし、励みになります。

     バンクーバーの夏はお日様がピカピカだけど、
     大抵は24、5度なので、丁度良い、
     気持ちの良い日が続いています。
     そちらは暑そうですから、 
     日射病や夏バテに気をつけてください。
     そして私の分もボニータちゃんを
     しっかりと抱きしめてあげてください。

     さとみ

2011年6月21日火曜日

♪アフリカの村で病気になるという事♪               朋子さんのブログから




訪問した村の保健に
貼ってあったポスター:
「安全な出産の為には、
病院か保健所に行きましょう」
だって。
近くにあればいいけど。

  









     今朝寝ぼけ眼で朝食の野菜を刻んでいたら、
     手を滑らして指を切ってしまいました。
     結構血が出たので慌てて消毒して 
     バンドエイドを付けて一安心。
     その後出勤したら、
     ある青年のお見舞いの為に
     同僚と病院に行く事になりました。
     その青年とは、
     先日の出張でたまたま訪問した 地方の病院で、
     傷が悪化して瀕死状態になっていた28歳の若者。
     私達が彼を見た時、
     傷を負った方の足は象の様に
     異常な太さに腫れ上がっていて、
     もう片方の 足は長い間
     歩いても食べてもいないせいか針金の様な細さで、
     彼自身は骨と皮位ガリガリで昏睡状態。
     しかし、その地方病院は設備も薬剤も整っていない為、
     彼に治療する術がなく、
     看護師曰く
     「ビサウの病院に行けない限り、
     彼が死ぬのは時間の問題だ」とのこと・・・。
     しかし我々の所属機関としては、
     国全体の保健 システムや
     政策の向上の支援をしている為、
     患者一人一人の支援をする事はできません。
     でも、そんな瀕死状態の患者を見てしまった以上、
     何もしないで立ち去 るにはあまり心痛んだので、
     結局出張参加者の間で個人募金して、
     その患者をビサウに送る費用を
     家族に渡したのでした。

     それから10日間して
     彼が実際にビサウの病院に入院できて治療を受けている、
     という知らせを受けたので、
     今日お見 舞いに行ってきた訳ですが・・・。
     いざこの国で一番大きいビサウの国家病院に行くと、
     患者の列が建物の外まで溢れています。
     やっと中に入って、
     「先週の日 曜に急患でファリムから来た
     セク・カマラという青年は何処?」と訊くと、
     何のデータも調べずに
     「裏の男性病棟に行け」と言われ、
     そこに行くと今度は何故か 「小児科病棟」に行けと言われ、
     そこで見当たらないので看護師をつかまえて訊くと
     「外科に行け」とたらい回し。
     そうやって40分以上回った挙句、
     また元の 緊急病棟に戻ってくると、
     「ここは急患を24時間対応し、
     その後専門科に送るから、
     専門病棟に居ないなら退院したか亡くなったかだ」と言います。
     「え、亡 くなっちゃったの?」と
     心がズーンと沈んだ矢先、
     ファリムのその青年の家族からたまたま電話が掛かってきて、
     「セクは急患病棟入って左側3番目の部屋に入 院した筈だ」
     と教えてくれたので、
     最後の望みで行ってみたら・・・居ました!
     昏睡状態だった彼が、
     意識が戻ってご飯も食べられる様になり、
     その上2-3言 話せる様にまでなって!!良かった~!

     付き添いの彼のお父さんには
     地方病院でも会ったのですが、
     その時は絶望的な表情をしていたのが、
     今日は満面の笑顔 で嬉しそう!
     セク君の手を握ったら、
     目はまだ良く見えないからか
     別の方を向いたままでしたが、
     ちゃんと握り返してくれました。
     お父さんはそんなセク君を愛 しそうに見ながら、
     「この子は出稼ぎ先で怪我をしてしまい、
     家族に連絡も取るお金も病院に行くお金もなく、
     悪化するがままになっているのを、
     たまたま訪ね て行ったもう一人の息子が
     見つけてファリムに連れて来たんだ。
     でも、その時には既に瀕死状態だった」と。
     その後顔を曇らせ、
     「やっと入院できたものの、治 療費が払えるか心配だ」
     とも言っていました。
     本来だったら働き盛り・楽しみ盛りの20代後半を、
     生きるか死ぬかの境界線で無力に横たわっているセク君。
     彼や彼のご両親の心境を考えたら、
     私もやるせない気持ちになりました・・・。
     今朝の傷跡が夜になってもまだ疼きます。
     でも私には自分で治療する応急手当セットもあるし、
     いざという時は国内外で治療を受ける手立てもあります。
     でも、それは実は非常に恵まれている事で、
     貧困国の村落部の一般市民にとっては、
     治療を施せるだけの保健所・病院が近く にある事、
     しかも仮にそこに行けても
     入院費や治療費が払える事は稀少なのです。
     そんな医療事情の格差を改めて「痛感」した1日でした。

♪朋子さんからのメール♪

     さとみ様

     これを読む頃には、
     イタリア旅行からお帰りになった頃でしょうか。
     でしたら、お帰りなさい!
     お疲れ様でした!!如何でしたか?
     私も帰路でミラノ経由でしたが、
     やはり歴史があって綺麗ですよね!
     今度是非、お土産話を聞かせて下さいね!

     チャリティーランチのお写真とご報告も
     どうもありがとうございました。
     アフリカのビーズ、早速付けて下さって、
     とっても似合ってました!
     皆さんの楽しそうな様子も伝わって来ました。
     メキシコ・ガテマラ話は私も是非お伺いしたかったです!

     こちらからのご報告としましては、
     マルコスから朗報が入り
     土地の手続きがや~っとほぼ終了し、
     漸く校舎建設に着工できるとの事!!
     長い道程でした・・・。
     (彼はさとみさんにも直接報告すると言っていましたが、
     メール来ましたか?)

     早速、建設初段階の見積もりを作成させた所、
     敷地の壁と建物の土台部分で
     計約3000ドル位らしいので、
     とりあえず私の車を売ったお金から始めさせますね。

     私も7月30・31日にモザに行って、
     その際に建設の進捗状況を確認して来ます。
     それで捗っている様ならば、
     その由と次段階の予算を報告しますので、
     それを読まれてご満足でしたら、
     さとみさん側から直接マルコスの方に
     8月位に送金して頂ければ、
     と思いますが、如何でしょうか?

     では、チャリティーランチの素敵な皆様にも
     どうぞよろしくお伝えください!
     さとみさんもどうかご無理せずにお元気で。

     渋谷朋子

     追伸:近所のストーカー青年は、
     「こないだ日本で夫に会ってきた♪」と
     言ったら、さすがに諦めた模様。
     今回の一時帰国は様々な効用がありました!

2011年5月5日木曜日

♪ビサウで初めての孤児院訪問♪

 

     ビサウではお手伝いさんをまだ雇っていない為、
     自分で家事を全部する様になった所、
     家事によって得られる「生活している実感」が
     意表を突いて快くすっかり はまってしまい、
     毎週末無心に家事に打ち込むのが
     私の密かな楽しみになってきました。
     それでブルンジ・モザンビークでの週末の習慣だった
     「孤児院通い」を 始める暇が
     なかなか見付からずにいました。

     その上、この国にはこれまで通っていた
     マザー・テレサの修道会系の孤児院がない様で、
     代わりに通える孤児院を探 すのに
     手間取っていました。
     それでかれこれ2カ月以上
     孤児院通いをできずに居たら、
     自分の大事な何かが欠けてきてしまった気がして、
     禁断症状の様なムズム ズ感が湧いてきたので、
     今週末漸くビサウ市内にある
     NGOが運営する孤児院に行って来ました。

     市内から空港に向けて
     15分ほど行った所にあるその孤児院には、
     0歳から17歳までの子ども達が約130人居ま す。
     ポルトガルからの援助で建設された施設は結構立派で、
     隣に小学校と病院も併設している完備振り。
     私が入ってくると、
     10歳前後の子ども達が数人興味 津々に集まってきて、
     「ボンディ~ア(こんちには)!」
     と積極的に挨拶してくれました。
     皆、明るく元気そう!
     中には障害児も何人かいましたが、
     屋内に閉じ 込められていずに
     お庭で遊んでいたので、安心しました。
     初日だったので、
     あまり深いお話は聞けませんでしたが、
     大半の子ども達が母親孤児で、
     母親が出産時 や病気等で亡くなった際に、
     その子を育てる余裕がない親戚が、
     この孤児院に連れてくるのだそうです。

     マプトでは路上やゴミ箱に捨てられた子どもを
     警察が連 れてくるという悲しいケースが
     幾つかあったのですが、
     幸いこの孤児院ではそういうケースはないそう。
     また、HIV/AIDSの感染率が
     南部アフリカに比べ て
     西アフリカはまだまだ低いので、
     HIV/AIDS孤児の問題も
     モザンビーク程深刻ではなさそうです。
     この国に来てこれまでの地方出張の際に、
     地方での孤児状況に関しても
     情報収集していたのですが、
     この国は貧しいな がらも家族の繋がりが強いのと、
     「孤児院」という施設化がまだ進んでいない為、
     そして南部アフリカ程HIV孤児が多くないせいか、
     孤児になってしまった子 ども達の大半は
     親戚内で育てられている様です。
     そうやって孤児の世話をしている
     ブバク島のあるご家族とお話しをしていたら、
     「この島には孤児院が一つもな い。
     もし仮に孤児院があったら、
     生活があまりに厳しくなった際、
     この子をその施設に入れざるを得ないかも知れない。
     でも、家庭内で育てる為の他の支援を受 けられるなら、
     施設に入れないで我が家で育てたい。」
     と言っていました。
     まだ来て間もないので全体像は見えていませんが、
     この国の方がモザンビークよりも
     貧しく社会福祉サービスも遅れて います。
     でも、孤児達を家庭・地域内で支える意識においては、
     この国の方が高いかも知れません。
     孤児達が家族の温かさの中で育つに
     越した事はありません。
     この子達が孤児院に入れられないで済む為の
     他の孤児支援の形を模索するのも、
     今後の私の個人的な課題になりそうです。
     (などと、ブログに偉そうな事を書い ている暇があったら、
     まず博論を終わらせなきゃいけないのですが・・・。
     明日からやろう、明日こそやろう、やらなきゃ・・・。)

2011年5月4日水曜日

☆朋子さんからと私から☆

     さとみ様

     もうご帰国されて、
     妹さんとお母様とご一緒に過ごされている事と思います。
     妹さんのご容態はその後如何ですか?
     順調に回復に向かわれている事を祈っております。

     ところで、突然ですが私も5月末に1週間強だけですが、
     日本に一時帰国する事になりました!
     先日、歯の詰め物が取れてしまい、
     ここ近辺には良い歯医者さんが居ないので、
     その緊急治療の為です。

     さとみさんも確か5月末までのご帰国予定だったと思います。
     もし都合が合えば、お会いできますと光栄です。
     もちろん、郁子さんも一緒に!

     何かアフリカから持って帰ってきて欲しいものがあったら、
     言って下さいね。

     渋谷朋子

     朋子さん

     もう無事にギニア ビサウに帰って、
     お仕事をはじめていらっしゃることでしょう。

     今回思いがけず日本でお会い出来て、
     とっても楽しかったです。
     朋子さんとは何度もメールのやり取りをしていたし、
     スカイプでもお話したので、
     初めてお会いするっている感じはありませんでしたね。
     せっかく歯の治療に来ていたのに、、
     歯の方はもう大丈夫ですか?





     2日前にアフリカの食材と
     ネックレスが入っていた小包を受け取りました。
     約束覚えていてくれたんですね。
     ありがとうございました。
     いつか是非アフリカ料理をやってみたいと思っています。
     私が首にかけているの、朋子さんからのネックレスです。
     素朴で味わいがあります。

     11日にイタリアに行くので、
     8日に1回だけでもと思って
     チャリティーランチをやりました。
     一緒に行く相棒は
     このチャリティーランチにも来ている
     幸子さんという人です。
     今回のランチは3ヶ月間スペイン語の勉強のために、
     メキシコ、ガテマラに行っていた優二さんが
     (写真の中にいます)、
     ランチのあとその旅行の話と
     写真とビデオを見せてくれて、
     食事だけでなく、なかなか中身の濃いランチになりました。

     24日に帰ってきます。
     庭仕事とチャリティーランチ、
     帰ってきたらまた頑張ってやろうと思っています。

      朋子さんはお仕事にお忙しいでしょうけど、
     あまり根をつめませんように。

     それからブログも4月分と5月分読ませてもらいました。
     特に4月分が面白かった!
     近所の若者はその後あきらめてくれました?

     さとみ

2011年4月25日月曜日

♪ビサウ生活での細やかな悩みと賑やかな復活祭♪       朋子さんのブログから

復活祭・家族の集いをカポヴェルデのご馳走(カシューパ)で祝う。

     大分こちらの生 活にも慣れてきた今日この頃。
     他の事を考える余裕が出てきたせいか、
     最近日常生活でちょっとした悩みが発生してきています。
     (日本の被災者の苦労を考える と
     「悩み」と呼ぶのも申し訳ないですが・・・。)

     まず1つ目は停電。
     「大統領公邸の近くだから、殆ど停電なくてラッキ~」
     とノホホンとしていたら、甘かっ た・・・。
     ここ1週間以上、ほぼ毎晩停電で
     ランプの灯りを頼りに夕飯を作って、
     夕食後は暗い中何もできないので、
     9時過ぎにはとっとと就寝してしまう生 活。
     発電機か太陽電気パネルを買えば、と言われるけれど、
     一般市民は停電が当然の暮しをしているんだと思うと、
     まだ踏み切れません。

     そして、これが2つ目 の悩みに繋がるのですが、
     早く寝すぎで眠りが浅いせいか
     以前よりも夜中の騒音に敏感になり、
     深夜野犬の吠え声がとにかくうるさくて、
     それで何度も目が覚め てしまいます。
     その後また寝付くのに時間が掛かり、
     や~っとウトウトし始めたと思ったら、
     今度は耳元で蚊が飛ぶ音か鶏の鳴き声で
     また目覚めてしまう始末。
      私は学生時代から耳栓をして寝る習慣があるのですが、
     それでも全然ダメ。
     朝寝た気がしないまま仕事に行くのは辛く、
     これまで犬は嫌いじゃなかったのに
     最近 では恨めしくさえ思えてきて、
     昨晩なんか犬が(何故か)白虎に襲われる夢までみてしまった。
     動物愛護の友達には言えません・・・。

     それと3つ目の悩みは、隣近所の若者。
     この家に引っ越して来た当初、
     力仕事などを手伝ってくれたので
     「気が利く青 年だな」と思っていたら、
     ある日突然愛の告白をされてしまったので、
     また西アフリカ男性の
     口説き好きな習性が出たと思って軽くかわしていたら、
     会う度にし つこく言い寄って来ます。
     そこで切り札台詞
     「私は既婚で日本に夫が居るから、
     口説いても時間の無駄なだけ」と言っても、
     「そんなの関係ない、大事なのは僕 らの愛だ!」
     と訳が分からない食い下がり方をして、諦めません。
     いい加減困るので冷たくしていたら、
     終いには私の家の門の前で周りに聞こえる大声で、
     「君 の事しか考えられない~、アモ~ロ(愛してる)!」と
     (何かのドラマみたいに)叫ぶは、
     私が家から出る度に何処からともなく現れ、
     また懲りずに話しかけて きます。
     何だか自分の行動をストーカーに見張られているみたいで
     ちょっと怖くなり、
     最近は仕事以外で家から出るのも
     やや億劫になってきてしまいまし た・・・。

     そんな中、
     昨日は復活祭(イースター)だったので気を取り直して、
     午前中に大聖堂に行ってみたら、
     入り口にも人が 入りきらない位満員で、
     それでも帰らないこの国の人達の信仰深さに感心。
     その後、今度は教育省基礎教育局の局長さんが
     ご家族の洗礼祭に招いて下さったので 参加した所、
     とにかく大きな一族で
     彼女の兄弟9人とその家族達約50人が集い、
     とことん飲んで食べてお喋りして、
     とにかく一日ぶっ通しで賑やか!
     また、よ そ者で初対面の私を
     もう家族の一員の様に受け入れて下さり、
     久々に触れた西アフリカのオープンで
     人を包み込む温かさが胸に沁みました。
     日常の細やかな悩み は多少あっても、
     やっぱりギニア・ビサウに来て良かった。
     彼らのこういう寛容な文化は、
     是非私も見習っていきたいものです。

2011年4月22日金曜日

☆朋子さんへ。チャリティーランチの報告☆

     チャリティーランチも
     4月は3回行うことができました。
     最後は全員で16名の盛況になり、
     久しぶりのイタリアンに舌鼓をうちながら、
     話も楽しく盛り上がり、とっても楽しい会になりました。
     マーケットの方もみんながいろいろな商品を持って来てくれたし、
     それも沢山売れました。

     前回送金してから9回開くことが出来、
     総額1800ドルになりました。
     建物を建てるにはまだまだ充分ではありませんが、
     帰ってきたらまたすぐやるつもりですし、
目標1万ドルに向けて頑張るつもりです。






2011年4月20日水曜日

☆46回 イタリア料理☆

参加者16名
   
     今日は思いがけず14名の方が
     集まってくださってありがとうございました。

     久しぶりの、それもシンプルなイタリア料理でしたけど、
     結構美味しかったですね。
     やっぱりイタリア料理は日本人の口に
     あっているのかもしれません。

     今回は参加者16名で寄付金が200ドル。
     マーケットの方も皆様のご協力により67、75ドル、
     アクセサリーが32ドル(半分が寄付)
     (私ひとりが値段を上げて悪役になっていますが、
     全てチャリティーのためですので
     悪く思わないでくださいね。)

     食材を差し引いて、前回までの寄付金と合わせると、
     総額が1798、37ドルとなりました。
     マーケットの商品を持ってきたくださった方、
     お買い上げに協力してくだった方、
     寄付金を多めにくださった方、
     デザートを持ってきてくださった方 
     気持ちよく参加してくださった皆様に感謝です。

     お話したように、私は27日から5月31日まで
     日本に行ってきます。
     その間チャリティーランチはお休みになりますが、
     帰ってきたらまたやりたいと思っていますので、
     よろしく!

2011年4月13日水曜日

☆45回 タイ料理☆

参加者10名


     旅行しているといつも感じるのですが、
     素敵な場所でも二度目だと
     一度目ほどの感激がないものです。
     料理も同じで、今回のタイ料理、
     2度目の人が多かったから、
     最初ほどは美味しく感じられなかったかもしれません。
     でもワキアイアイ、楽しいお喋りをしていたら
     あっという間に時間が過ぎてしまいましたね。

     今回は10名で寄付金が110ドル、
     マーケットが16、50ドル、
     それからアクセサリーを会社で売ってくださった方がいて、
     その利益が30、60ドル。
     食材を差し引いて、前回までの寄付金と合わせると、
     寄付金総額が1539、95ドルとなりました。

     これは1月からはじめて8回でこれだけ貯まりましたのも、
     みなさまのご協力のおかげです。
     これからもよろしく!

2011年4月10日日曜日

♪朋子さんと私のメール♪

     赴任そうそうお仕事がとても忙しそうですね。
     ブログを読んでいると、
     もうすっかりギニア・ビサウの生活にも
     とけ込んでいるようで安心しました。

     それにしても首都でさえ

     電気が来ていないなんて、、
     初めてガンビアへ行った時、
     夜、通り過ぎる村々に
     電気がなかったのを思い出しています。
 

     そして日本政府もけっこう良い事しているんだって
     うれしくなりました。
 

     2度マルコスくんからメールがあり、
     プロジェクトの方もうまくいっているようですね。

     私も旅行から帰ってきて

     もう7回チャリティーランチをやり、
     寄付金総額が1410ドルにもなりました。
     ただ日本で母の面倒を見ている妹が大腸がんの宣告を受け、
     13日に手術することになったのです。
     母はちょうどタイミングよく

     ショートステイに行っていて、
     4月一杯はそこで見てもらうことになったのですが、
     妹の世話をする人がいないので、
     27日から5月31日まで日本に行くことになりました。
     行く前にお金を少しでも送った方がいいのか、
     送るとしたらどこに送るのか、
     またはもう少しプールしておいた方が良いのか教えてください。

     日本で私のやっていることに

     興味を持ってくれている人がいて、
     その方もアフリカに寄付したいと考えているのだそうです。
     友達の話なのではっきりしたことは分かりませんが、

     出来たらその方にお会いしてこようと思っています。
 

     あまり張り切りすぎて病気にならないようにしてくださいね。

     さとみ

     さとみさん

     早速ブログを読んでメッセージを頂き、

     ありがとうございました!

     そうでしたね、

     初めてさとみさんと繋がりを持つ事ができたのは、
     そういえば2002年位にガンビアにいらした際でしたね。
     当時、郁子さんを通じて、

     ご親友がガンビアにバードウォッチングに
     行く準備をされている、と聞いた記憶が蘇りました。
     その時、「まあ、遥々ガンビアに旅行されるとは、

     随分活発で勇気あるご夫妻だなあ」
     と感心した覚えがあります。

     それにしても、妹さんが癌を告知されたとは、

     とてもご心痛でしょう。私もショックです。
     マルコスにも、

     それでさとみさんが悲しんでいられると話したら、
     彼も衝撃を受けていました。
     「何故素晴らしい人に限って

     そんな逆境に直面しなければいけないのか」と言って。
     手術すれば除去できる範囲なのでしょうか?

     まだ転移していないといいのですが・・・。
     とにかく、妹さんが一刻も早く

     回復される事をお祈り申し上げております。

     そんな中でも、

     プロジェクトの事を考えて頂いて、とても恐縮です。
     日本で新たな支援仲間を募られるとは、

     その行動力に敬服&感謝が尽きません・・・。
     送金の方は、日本から戻られてからで結構ですので、

     どうかご心配なく。
     とにかく、お気を付けて帰国され、

     妹さんのご看病に集中されて下さい。

     では、日本では精神的にも大変だと思いますが、

     どうか頑張ってください。
     私たちに何かできる事が仮にあれば、

     いつでもおっしゃって下さいね。

     チャリティーランチの皆様に

     どうぞよろしくお伝えください。
     そして、どうかご自愛ください。

     渋谷朋子

 

2011年4月9日土曜日

♪ギニア・ビサウで初めての地方出張♪             朋子さんのブログから

生まれて初めての教科書を受け取り、手を叩いて喜ぶトンバリ州の2年生児童達

      この2週間は地方出張が続きました。
     始めの出張はギニア・ビサウの最南部で
     隣国ギニアの国境沿いのトンバリ州に、
     そして翌週はビサウから船で4時間行ったボラマ島に、
     どちらも小学校の教科書の無料配布と
     建設した校舎の状況確認の為に行って来ました。

     教科書配布も校舎建設もどちらも
     昨年日本政府から受けた無償援助によって
     実現されたものです。
     教科書配布は6年振りに行われたので、
     教科書を積んだトラックが校内に入ってきた途端、
     全校生徒が「リーブ ロ(本)!リーブロ!」と
     歌って踊りだして大騒ぎ!
     それまで自らの手で教科書を持ったことや、
     印刷された活字を見たことがなかった子ども達が、
     初めて教科 書を受け取った時の
     興奮振りや嬉しそうな満面の笑顔は、
     言葉で言い表せない位可愛かったです!

     また建設した校舎で学ぶ一生徒
     アミナタちゃんとお話しをしていたら、
     「私達をこんなに助けてくれた日本という国で、
     大変な災害があったと 聞いてとても悲しいです。
     日本の人達と痛みを分かち合いたい。
     神様が日本の人を助けれくれる様、
     お祈りしています。」と言ってくれました。

     同時に一緒に出 張に行った教育省の基礎教育局長にも、
     「日本はあんな大災害があったにも関わらず、
     他国を援助し続けてくれているし、
     人員も派遣し続けてくれていて、
     本当 に有難い。
     この尊い援助を我々は決して無駄にしてはいけない、
     と省内でも話している。」と言われ、
     母国の緊急時に遠方で何もできない
     もどかしさに葛藤して いた私は、
     自分が今ここにいる意義が
     やっと見出せた気がして、
     思わず目頭が熱くなりました。

         一方、今回の出張で衝撃的な事実に
     今更気付いたのですが、
     この国には公共の電気を
     供給するシステムがありません。
     赴任前の噂は本当でした・・・。
     電気が来 ているのは、
     ビサウでも大統領公邸周辺の数ブロックだけで、
     そこから一歩足を踏み出すと
     首都でも蝋燭とか自家発電だそうな。
     たまたま私は大統領公邸近くに住んでいるので、
     たまに停電はあっても
     ちゃんと電気が来ているものだと思っていた所、
     出張から帰ってきて同僚に
     「地方には電気が殆ど行ってないんだね」と 言ったら、
     「あら、今更気付いたの?
     地方どころかビサウ市内でも
     殆ど電気来てないじゃない。」と呆れられました。
     だから地方の教育行政の強化の為に
     コン ピューターなどを供給する際は、
     発電機も同時に送らなければ
     不要の長物となってしまう訳です。
     これまで赴任した国でも、
     村落部に電気がないとかあっても
     電気が不安定とか
     計画停電をしている所はありましたが、
     首都や州都にも殆ど電気が回っていないのは、
     初めてかも。あ~、びっくりした。

         赴任して1か月半。
     先週やっとモザンビークから送った荷物が届き、
     ようやくマイ枕で寝られる
     通常の生活が再開しました。
     まだまだこの国に関して学ばなきゃ いけない事や、
     教育分野で取り組まなければいけない課題は
     山積しています。
     でも今回の出張で、
     村落部の学校の素朴で素直な子ども達や
     地方の過酷な環境の中 めけずに
     授業を続ける先生達に出会え、
     「この人達の為になら、
     私もこれから2年間頑張れる!」と、
     やる気を新たにする事ができたのでした。

2011年4月7日木曜日

☆44回 タイ料理☆

参加者11名
 
     今回はタイ料理の定番、トムヤムクンも含めて
     どちらかというとタイの家庭で作られている
     料理にしました。
     ナンプラーとタオチオ以外は
     普通に使っている材料ばかりなので、
     ご家庭でも簡単に作っていただけると思います。

     今回は11名の参加でしたが、
     出席出来なかった令子さんが食材とともに
     寄付もしてくださったので、寄付金が140ドル。
     マーケットの収益が49、25ドル、
     ボトルのお金が6、50ドル。
     まさこさんがアクセサリーを
     病院で売ってくれた収益が10、50ドル。

     その他大口の寄付100ドルをいただいたので、
     全部で306、25ドル。
     食材を差し引いて、前回までの寄付金とあわせると
     1401、96ドルとなりました。

     いつもデザートを持って来てくださる方、
     マーケットにご協力くださる方、
     いつもいつも快く出席してくださる
     皆様のご協力のおかげで、
     1月から7回チャリティーランチをやって
     こんなにも寄付金が貯まりました。
     ありがとうございます。これからもよろしく!

2011年3月30日水曜日

☆43回タイ料理☆

参加者14名

     今回は空芯菜スープをやる筈でしたが、
     空芯菜が見つからず
     急遽トムヤムクンスープになってしまいましたが、
     一度作ったこともあってとっても美味しかったですね。
     健康的料理ということで、
     ご家庭でも作っていただければ、、

     今回も皆様のご協力さとを得て、
     参加者14名寄付金170ドル、
     アクセサリー10(半分が寄付)ドルで
     マーケットがなんと58、85ドル。
     それにアクセサリーを会社で売ってくださったため、
     その利益が71、20ドル、
     ボトルの収益が8、42ドルで
     合計313、47ドル。
     買った食材を差し引いて
     寄付金総額は1116、68ドルとなりました。
     たった3ヶ月6回でこんなにもたまったのは
     皆様のご協力の賜物です。
     ありがとうございました。

     またよろしく!

     PS、直美ちゃんもまりちゃんも
     トムヤムクンスープ、初めてって言っていましたけど、
     調べてみたらちゃんと
     タイ料理の時参加していましたよ。
     念のため。