2021年11月22日月曜日

Eastside Culture Crawl            82回トランスリンクの旅

     パンデミックになって以来家に引き籠っているせいか、
     季節の感覚が薄れてきていましたが、今はまだ秋。
     秋といえば「芸術の秋」
     あちこちで美術展も開催されるようになりました。

     その一つにバンクーバーで開かれた
     「Eastside Curture Crawl」があって。
     今年で25回目を迎えたこの催しは
     絵画、写真、アクセサリー、陶芸、織物、手作り家具、
     印刷、ガラスアートなどの分野で400人以上のアーティストが参加。
     会場は75箇所もあり、たった1日で全部を見て回るなんてとても不可能。
     で、沢山の会場の中から選んだのは、
     100年前に倉庫として作られた「1000 Parker Street Studios」です。
     
     参加者はミツコさん、悦子さん、友子さんと私の4人。
     Waterfront 駅で集合。
     Hastings とSeymour から20番のバスに乗り、Commercial とWilliam で下車。
     まずは腹ごしらえから。
     ランチのレストランはインドの伝統料理のお店「Sula Indian Restaurant」
     このレストランは大当たりでした。
 

     店内はお洒落でアットホームな雰囲気!


     上の写真の2品はアペタイザーで
     その他ラムとチキンのカレーをオーダー。
     とても美味しく、量も食べ切れないくらいでした。


     ランチを堪能した後、1000 Parker Street Studios へ。
     今回の催しのシンボルであるカラスに導かれ、公園を突き抜け、
     ヘリテージハウスが立ち並ぶ家並みを通り過ぎて目的のStudios まで。
     天気に恵まれた気持ちの良い散歩でした。
     

     到着してビックリ!入り口の前に凄い長い行列が。
     その長さにもめげず並べたのは天気のおかげ。
     入る前にちゃんとワクチンカードの検査を受け、
     マスクをして中に。
     

     この建物は一見3階建てに見えますが、実は4階建て。
     中は蜂の巣のように入り組み、まるで迷路の中を歩いているよう。
     広さは42,408坪もあり110のスタジオに
     227名のアーティストが活動しているとのこと。


     現代アートってどういうふうに見たら良いか、
     何しろ意味不明の作品があったり、
     これがアートなのって疑問に思う作品が多々あって、
     いつも評価に困ってしまう。
     私のような素人の評価基準はただ好きかどうか、面白いかどうか、
     またインテリアとして家に飾れるかどうかで決めてしまう。

     でも今や素晴らしいと評価されているゴッホやゴーギャンなど
     多くの画家たちの作品が同時代の人たちには
     評価されなかったことを考えると、
     私たちと同時代を生きるアーティストたちが
     表現する現代アートをもっと真剣に鑑賞する必要があるのかもしれない。
     現代アートは目で見て楽しむものではなく、
     考えて楽しむものだそうです。

     まあ小難しいことは分からないけど、
     沢山の作品を見て、アーティストの想像力、発想の転換などに
     非日常的な心地よい刺激を受けたのは確か。
     
     作品を見た後はやっぱりお茶をと言うことで、
     近くのビールの醸造所「Luppolo」へ。



     帰りは友子さんのご主人の車で Canada Line のKing Edward Station 
     まで送っていただいた。
     デニー、ありがとうございました!
     車窓から見える夕焼けの美しかったこと!
     今回は予期せぬ事情で何回も計画を練り直しましたが、
     全てが上手くいき、楽しい旅でした。

2021年11月1日月曜日

Bear, Lion and Tiger Friends Say Goodbye After 16 Years Together

     Together Forever 

      16年間も一緒に家族のように生活してきた
     ライオンとクマとトラの心温まるお話です。

     彼らは小さい時からほとんど離れることなく、
     常に鼻を擦り付けあったりして仲良く暮らして来たのですが、
     遂にその一頭の仲間に別れを告げなければならない時がやって来ました。
     その3頭の最後の時間の過ごし方に
     飼育係はとても感銘を受けたそうです。
 
     The BLT  

     この3頭はNoah's Ark Animal Sanctuary で
     「The BLT」と呼ばれてるトリオです。
     普通だったらこのような3頭はお互いに殺し合っているはずなのに、
     彼らはとても仲良く、離れようとはしなかったそうです。
     この珍しいケースは彼らがとても小さかった頃からスタート。

     How it All Began

     物語は麻薬捜査から始まりました。
     警察がアトランタの家に踏み込んだ時、地下室に閉じ込められていた
     この3匹を見つけました。

     Sick cubs

     この3匹はひどい状態で、
     小さな檻に寄生虫まみれで閉じ込められていました。
     そのため健康を取り戻させるのは大変だったそうです。

     Welcome Home

     その後3匹はNoah's Ark Animal Sanctuary に引き取られ、
     新しい生活が始まりました。
     クマ、ライオン、タイガーを一緒の所に入れるなんて、
     普通では考えられなかったのですが、
     3匹はとても仲が良く、広いスペースがあるにもかかわらず、
     離れたがりませんでした。


     3匹の絆がとても強いのは、恐らく彼らが共有した
     初期のトラウマのせいだと言われています。

     The bear Necessities 

     飼育係がつけたクマの名前は「バルー」
     ディズニー映画の「Jungle Book」から来ています。

     Tiger, Tiger, Burning Bright

     トラの名前は「シアカーン」
     やはりディズニー映画の「Jungle Book」から来ています。

     Starry Night

     ライオンのキャラクターは「Jungle Book」には出てこないので、
     彼の名は「レオ」と名付けられました。
     レオが一見メスライオンに見えるのは、
     小さい時に避妊矯正を受けた為、たてがみが生えてこなかったのです。

     The Lion Sleeps Tonight

     悲しいことに、歳をとるにつれレオは深刻な病気に。
     それでどこが悪いのか手術して調べることになりました。
     3頭が離れたのはその期間だけでした。

     Waiting For Results

     レオがいない間、2頭はお互いに慰め合っていました。
     レオの衰弱がひどいので、レオが病気だということは
     彼らにも分かっていたと思うと飼育係が述べています。

     手術中、レオの肝臓が機能していないことがわかりました。
     レオはひどい痛みを抱えていたのでしょう。
     獣医は彼を眠らせることが最善の策であると判断。

     でも飼育係はレオをそのまま眠らせることはしませんでした。
     レオを最後にもう一度蘇生させ、
     彼に兄弟ときちんとお別れをする機会を与えたのです。

     Goodbye Brothers

     最後にもう一度寄り添ったときに、
     何が起こっているのかを実際に理解している動物がいるかどうかを
     判断するのは困難でした。 確かに、バルーとシアカーンは
     彼らの兄弟が病気であることを知っていましたが、
     これが最後のお別れになるということは理解出来なかったかもしれません。
 
     彼らの理解の欠如にもかかわらず、
     トリオは最後にもう一度お互いを抱きしめました。
      そして、彼らと最後の瞬間を一緒に過ごした後、
     レオは眠りにつくために連れていかれました。

     It's been a Long Day Without You, My friend 

     彼らの動物間の家族の絆の強さを考慮して、
     飼育係は彼らの兄弟の死後、
     バルーとシアカーンを注意深く見守っていました。
      彼らは、動物が何らかの形のうつ病を経験するかもしれないことを
     心配していました。

     And I'll tell You All About It When I See You Again

     ありがたいことに2頭の団結は固く、
     飼育係によると、彼らはレオの死に
     信じられないほどうまく対処し、
     今でもすべての時間を一緒に過ごしているそうです。

     さよならを言うことは決して簡単ではありません。
      Noah's Ark Animal Sanctuary のスタッフもレオの死を悲しんで、
     お別れの会を開いたそうです。

     これらの3匹の動物は、生涯を通じて寄り添い、
     そのうちの2匹は今も健在です。