なんと13年間に渡った シリア内戦が終わりを告げました。長かったー!
この日をどれだけ待ち焦がれたことか、、、
というのは私たち3人(幸子さん、和恵さん、私)は内戦が始まる数日前の
2011年2月10日にあのダラー(シリア内戦の勃発地)から、心をシリアに残し
ながら出国したのです。
3人がシリア・ヨルダンの旅に出発した時は、中東ではアラブの春が猛威を
振るい、みんなから「危ないのでは?」と忠告も受け、チャリティーランチの
面々からは「もし人質になったら身の代金代10ドルくらいは払ってあげるわ」
と喜んで良いのか、悲しんで良いのか分からない激励を受けて出発したのです。
あの頃はアサドもアラブの春が押し寄せて来ないように頑張っているように
見えました。
初めて行ったシリアは、その歴史の凄さ、魅力はもちろん、アサドの圧政に
苦しみながらいかに人々が優しかったか、それは感動ものでした。
下の動画は幸子さんが作ったものです。シリアを知らない方は大勢いるでしょう。
そういう皆さんに内戦前のシリアがいかに素晴らしかったか見て欲しいと思い
ました。
ホテルで出会ったダマスカスに住む朋子さん(左)マレーシアから来た
蘭子さん、私、和恵さん、幸子さん。
みんなシリアが大好きになっていて、来年またダマスカスで会いましょうと
約束したのに、、、この後内戦が勃発して約束は果たされないままになって
しまいました。
ヨルダンも素晴らしかったですが、その話はまたの機会に。
2月11日シアトルに着いて初めてシリアで内戦が始まったことを知りました。
シリアはこれから新しい国を作っていく中で困難は多々あるでしょう。
世界はまた「支援」という名の介入を開始するかもしれません。
でもこの苦しかった13年間、待ち望んでいた、自由で、尊厳のあるシリアを
作って行ってくれると信じています。