何処にいても同様かと思いますが、
ここでもコロナ危機の中、目下の課題は
無力感に負けずに前向きでいれるか、です。
水際対策で4月以降国際便の出入国が規制され、
結果一時帰国休暇を予定していたスタッフは皆足止めされ
余儀なく自宅でテレワーク、
私も同僚・友人達も休暇や旅行の予定が立てられず、
自らコントロール出来ない状況に対して無力に感じ、
落ち込み気味でした。
そんな矢先の6月、私と一人の友人だけ(?)が
突然明るく前向きになったのですが、さて、何故でしょう?
いいえ、精神安定剤を飲み始めた訳でも、
飛行機をチャーターする大金をゲットした訳でもありません。
正解は、自らコントロール出来ない事から、
コントロールできる事へ、視点をシフトする事で~す♪
では、具体的に何をしたかと言うと、
私の場合は住居の引っ越しです。
モザに来て初めに入居したアパートは、
それ自体は悪い物件ではなかったのですが、
管理人が無責任な人で屋内のペンキ塗り替えを
本来だった入居前に完成させていなければいけないのに、
入居して待てど暮らしても終わらせてくれません。
初めの方は電話やメールで
「もうそろそろ塗装完成させて下さい」と
丁寧にお願いしていましたが、
入居後1ヵ月半経った3月半ばに入ってもやらないので、
事務所の同僚に頼んで「外交問題になるぞ」と脅して貰い、
漸く4月に終わらせた始末。
他にもアパート管理費で100ドル取っているのに
エレベーターもずっと故障したまま。
あいにく半年分の家賃を前払いしちゃったので、
悔しくても元を取るまでは出る訳にも行きませんでした。
それに加え、本来だったら通勤・通学や外出するから
家でそんなに時間を過ごす予定じゃなかったのに、
コロナによるテレワーク・テレスクールで
9割の時間を家で過ごす事になり、大誤算…。
特に遊び盛りのジュリアにとって、
ずっと屋内で走り回ったりローラースケートしたりする
お友達を招いて遊ぶスペースもないのは、
親としても可哀想に思っていました。
そんなこんなで6月に入り、
「このアパートの家賃の前払い分を終わらせて出るとしたら
7月だけど、コロナ騒ぎで引っ越しは難しいかな~?」
と思いつつ駄目モトでネット上探し始めました。
最初のアパートを選んだ理由は、
全体的に物価が高く国際職員が住む地域の家賃は
月平均2000ドル~4000ドルする中、
1600ドルというお手頃な価格だったからです。
私は本来ややケチな上、自分が贅沢する位なら
そのお金で大好きな孤児仲間の支援に使いたいと思っている為、
家賃は安いに越した事はありません。
しかし、そのお手頃なアパートでは
上記の様に不満を抱えている状況なので、
セミ・ロックダウンもまだ続きそうだし
ちょっと高く払っても精神的に余裕を持てる
アパートに移った方がいいかと思いつつ、ネット検索を続行。
しかしこの地域で子どもの遊び場や海が見える物件は
軽く2000ドルを超える物ばかり。
「やっぱりないか…」と諦め掛けた矢先、
2000ドルで私の求める条件に合うアパートがあったので、
「よっしゃ!!」と早速訪問してみたら、
まさに私の理想通り♪
不動産屋にお願いして、その場で大家に半年分前払いするから
家賃を200ドル安くしてくれないか交渉したら、
意外にもあっさりOK!
どうやらコロナ危機で数カ月モザンビークに
新任して来る人がいない為、快く応じてくれた模様。
不動産面では意外にもコロナ危機はプラスに出ました~。
しかも引っ越してみたら、隣人がジュリアの学校の同級生で、
入居当日からジュリアはお友達と外の遊び場で走り回り。
あ~、引っ越して良かった~♪
さて、引っ越して2週間位は夢中でしたが、
ある日ふと窓からビルの隙間に見える海を眺めようとしたら、
「見えなくなっちゃうじゃん!」と憤慨して、
スパイみたいに現場視察に行ってみると、
高層マンションを新築する模様…。の時はショックでしたが、
家に帰って夜執拗に衛生マップで
建設現場の大きさや角度を調べたら、
建物が完成しても現在の視野の半分位しか
ブロックされない様子なので、ホッ。
そうしたら、その工事も余裕を持って見守れる様にななり、
クレーンの上に人が上っていたら
「ジュリア、あんな高い所に上って働いている人がいるよ、
凄いね~」とポジティブ視点にシフト。
我ながら、成長できた数カ月でした~。
ちなみに落ち込みを克服したもう一人の友達は、
コロナ危機にめげずに職場内で別のポストに移動を希望して
それが叶った人。
その友人と「自分じゃどうもできないことから
コントロール出来ることに視点をシフトしてよかったよね〜」
としみじみ語りあったのでした。
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