見てください!今回もおやつがすごいでしょ?
時は終戦直後の1946年。
ナチスドイツに協力した国家反逆罪で20年の判決を受けたヒューバー
マンの娘アリシア(イングリッド・バーグマン)が、FBIの捜査官
デブリン(ケーリー・グラント)と知り合うところから物語は始まり
ます。デブリンは現在はブラジルに逃れ、今もナチスの残党を支援し
ている、彼女の父親の仲間セバスチャンの尻尾を掴む為に、彼女に接
近。(どうしてこのような問題にFBIが関わるのか不思議に思って調
べてみたら、この当時はまだCIAは発足していませんでした。)
なんとかスパイになることを承諾してくれたアリシアとブラジルに。
彼女はかつて自分に好意を寄せていた年配のセバスチャンに、彼の
行く乗馬クラブで、偶然を装って接触することに成功。
すっかり彼女の虜となったセバスチャンは自宅の晩餐会に彼女を
招待。そこで彼のお母さんや5人のゲストに紹介されます。
ゲストがディナーテーブルに着席した時、アリシアはエミール・フプ
カが数本のワインボトルを指さして困惑した表情をしていることに気
づく。セバスチャンは慌ててフプカの手を押さえ、黙らせ、席へ案内
する。ここでアリシアはボトルに何か隠された秘密があるのではと推
察。この後他の男性達がフプカを亡き者にする事を決める。
この場面から段々彼等の悪事がバレて行くのですが、何故こんな所に
不審なワインが置かれていたのか、アリシアに不信感を抱かせる為の
伏線だとしたら......無理な筋立てだと思いました。
やがてセバスチャンはアリシアに結婚を申し込む。アリシアはプロポ
ーズに応ずるべきか上司とデブリンに相談した結果、デブリンを愛し
ながらも結婚を承諾。そして結婚披露パーティーにデブリンも招待。
アリシアはワイン貯蔵庫に秘密が隠されているのではないかと疑い、
セバスチャンからパーティーの前にうまく鍵を盗みだす。
自分の作品には常にカメオ出演するヒッチコック。この映画では披露
パーティーの場面に出てました。
アリシアはデブリンと一緒にワイン貯蔵庫で割れたボトルからこぼれ
た怪しい砂を発見。これがウラン鉱石だったんです。ここにセバス
チャンがいつ来るか分からないと、気もそぞろなアリシアに対してデ
ブリンは「掃除婦の気になれば怖くないよ(Just pretend you are a
janitor. Janitors are never terrified)」とおかしな返答をするんです。
そして彼女が「誰か来た気が」と心配すると彼は「それは良いね。
(That’ll be nice. )」と焦る様子も見せません。このヘンテコな会話
は何のユーモアなのか?手に汗を握る場面なのに、ちょっと拍子抜
けでした。
鍵を盗んだ彼女のことはすぐバレてしまうだろうに、彼は彼女をその
まま置き去りにする神経もちょっと理解不能な場面!
鍵のことですぐにアリシアはアメリカのスパイだと見抜かれてしま
います。マザコンのセバスチャンは自分ではどう処置して良いか分
からず、一緒に住む母親からの助言で、コーヒーに少量ずつ毒を入
れて殺すことに。
アリシアの手引きでデブリンがウラン鉱石を持ち帰ったと気づいてい
るのに、彼女を自由に外出させ、尾行もせず連絡をとらせているセバ
スチャンの甘さには驚くばかり。そして彼女の様子がおかしいのに彼
女の身に危険が迫っていることを察知しないデブリン。
アリシアからの連絡が途絶えて初めて心配になったデブリンが、セバ
スチャンの屋敷を訪れて、彼女が毒を飲まされて危険な状態にあるこ
とを知る。病院に連れて行こうと部屋を出るも、階下にはセバスチャ
ンの仲間が心配そうに見上げている。仲間に不信を抱かさせないた
め、何も出来ないセバスチャンと彼の母親。
無事彼女を車に乗せ、セバスチャンが一緒に病院に連れて行って欲し
いと懇願するが、デブリンは無視し、車を走らせるのでした。
されるのでしょうね。これで物語は終わり。まるで尻切れトンボのよ
うな呆気ない幕切れでした。
この映画、サスペンスとしてもメロドラマとしても、すごくプロット
が杜撰。ワインをちょっと指さしただけで殺されるのに、アリシアが
セバスチャンと結婚して彼等の中に深く潜り込んできたのに、少しも
警戒せず、彼女にデブリンやFBIと自由に接触させている。またFBIや
デブリンも彼女が素人なのにスパイとして使い、彼女の安全に考慮す
る素振りも見せない。メロドラマとしても彼女が殺されかかって初め
て助けに来る有様。この救い出している場面もケーリー・グランドの
顔の演技がいまいちで、無事抜け出せるかどうかの瀬戸際なのに緊張
感がうまく私達に伝わってこない。セバスチャンを演じたクロード・
レインズの演技の方が素晴らしかったですね!
今回この映画に退屈して寝てしまった人もいたほど。
ヒチコックの映画だからと期待して観たのに残念でした。
















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