2026年6月14日日曜日

18回映画談義とおやつの会(終着駅)

 参加者7名 


 今回も皆さん、たくさんのおやつを持ってきてくださって。
 色々食べながら、お喋りも弾みました。


 今日の映画の話題は1953年に制作された伊米合作映画の「終着駅」。
 ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ジェニファー・ジョーンズ、モンゴ
 メリー・クリフト、リチャード・ベイマー主演の映画です。


 米国人の若い人妻メアリー・フォーブスが、米伊混血の英語教師の青
 年ジョバンニ・ドナーティを尋ねるところから物語が始まります。
 家のドアのところまで来たのですがベルが押せず、断ち難い思いを残
 してローマの中央駅に向かいます。


 彼女は姉の家に身を寄せて、ローマ見物を楽しんでいたのですが、そ
 の間にジョバンニと知り合い、激しく愛し合うようになってしまった
 のです。しかし家族が待っているアメリカに、帰国する以外になす術
 もないので、甥のポールに電話で荷物を持って来るように頼み、午後
 7時に出発するミラノ行きの列車に乗ることを決意 


 そして彼にお別れの電報を打つことに。
 「愛するあなた さっき部屋の前まで行きました。ドアを開ければ幸
 福になれたでしょう。でも決心できませんでした。
 あなたと共に生きていくためには、私は全てを捨てねばなりません。
 あなたといると自制心を失い、夫を忘れ、子供のことさえ忘れそうに
 なります。忘れられるはずもないのに、許してください。
 あなたへの愛は変わりません」と書いたが.....  結局電報は出せずに7
 時の汽車に乗り込む。この電報に別れを選んだ苦しさや、それでも彼
 を深く愛している気持ち、そして家族の元に帰ると言う決意まで、彼
 女の正直な気持ちが全部凝縮されていますね


 決心して汽車に乗ったのに、発車数分前に駆けつけてきたジョバンニ
 の姿を見て、心が動揺し彼に会う為に汽車を降りてしまう。
 
 
 二人が話をしているところに、ポールが彼女の荷物を持って現れる。
 このポール役をやっているリチャード・ベイマーって、この時15歳。
 8年後に「ウエストサイド・ストーリー」のトム役をやるんですよ。
 

 結局汽車をミスってしまい、二人は話し合うことに。
 その話の中で彼は自分の家庭のことを話し出し「イタリア男の父親は
 結構好き勝手をし、母親は家事に専念。自分もイタリアの男だから場
 合によっては君を殴るぞ」なんて平気でいうのです。こんな男になん
 で未練たらたらなの?って見ているだけで嫌になってきます。当時の
 社会風潮としてはそれほど珍しくない発言かもしれないけど、今だっ
 たらこんな事を言ったら噴飯物ですね。

 甥のポールが、まだ駅の中でウロウロしているのを見つけ、メアリー
 が咄嗟に声をかけてしまう。その事を責めるジョヴァンニに「現実的
 に考えて、私たちは一緒になれない。さよなら」と別れを告ると、
 彼は感情を爆発させ、彼女に平手打ちをしてそのまま立ち去ってしま
 う。これで二人の関係は終わってやれやれと思ったのに....彼はやっぱ
 り諦められなかったんですね。


 駅に戻り、彼女をあちこち探して回るのですが、なかなか見つからな
 い。探し回る彼の姿は、捨てられそうな孤独な青年が、最後の拠り所
 を必死に求めて探し回っているように見えました。

 遂に別のプラットフォームにいる彼女を見つけ、メアリーの名前を呼
 ぶのですが、彼女は無視して列車に乗り込もうとする。彼女のいるプ
 ラットフォームの脇を、列車が煩雑に行き交う中で、彼は線路に飛び
 降りて一直線に彼女の元へ向かいます。走行中の列車がすぐ近くを通
 り抜け危うく轢かれそうになる。

 命懸けで彼女に会おうとした彼に、心を揺さぶられたメアリー。彼の
 導くまま近くに止まっていた汽車に入りこみ、熱い抱擁をかわしてい
 たら、鉄道警察の警官見つかりに連行されてしまう。
 
 危うく起訴される羽目になったが、警察署長の「汽車に乗りたいか
 ね」と言う質問にメアリーが「イエス」と答えたため、無罪放免とな
 なる。たった10分ぐらい立ち入り禁止の所に入っていただけなのに、
 もしかしたら裁判沙汰になるケースと聞いて驚きました


 一緒に列車の中に入り出発のギリギリまで別れを惜しんで言葉を交わ
 す二人。別れをやっと納得したジョバンニに対し、未練がましく彼が
 いかに好きであるかを喋り続けるメアリー。

 この場面を見て、心の中では家族の所へ帰ると決めているくせに、最
 後まで彼を引き留めようとする、メアリーってずるいなって思います
 ね。彼女の最後の言葉が「行かないで」。この場に及んでこんなセリ
 フ言う?おかげで彼もなかなか立ち去れず、遂に汽車が動き出してや
 むなく飛び降りると、ホームに叩きつけられ情けない姿で汽車を見送
 るところで映画は終わりです。

 この映画はかの有名なヴィットリオ・デ・シーカの作品なので、期待
 して観たのですが、もう一度観たいと思う映画ではなかったです。
 作られた時代が古いせいもあって、男女の役割や倫理観がかなり一方
 的で古臭く、観ていて苛立つ場面も多かったし。二人の痴話喧嘩を
 延々と観させられただけで、何も心に響きませんでしたね。
 他の人も結構同意見で、おかげで映画についての話があまり出ず、
 今回は他の話で楽しく盛り上がった会になりました。
 



4 件のコメント:

  1. 終着駅 のこと
    2 years ago に書いてました。
    https://www.facebook.com/share/p/1EW4iH51Fc/?mibextid=wwXIfr

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  2. エイジさん有りがとうございます。
    そう言えば沢山のエキストラの事は余り気にして
    見て居ませんでしたが沢山の方々演技して居ますね。
    これからは少し気をつけて映画を観ます

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  3. 美智子さん、私もエイジさんの記事を読んで、同じこと思いました。話の中で、子どもたち、騒がしい子、お行儀の良い子、育ちの良さそうな甥っ子のことなんかでましたが、駅を行き交う人々についてもっと観察したら面白かったでしょうね。
    終着駅で繰り広げられる様々な出来事というのが映画のテーマだったのですね。
    ロマンスにだけフォーカスしちゃったからみんなの感想も、あまり盛り上がらなかったですね。
    (というより、他のお話しに花が咲いてた😆

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  4. 本当‼️ 時間が経つの忘れて居ましたネ

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