2023年5月20日土曜日

Stanley Park に石楠花を見に!        96回トランスリンクの旅

     ここ数年5月は Glades Garden に石楠花と思っていましたが、
     今年はちょっと趣向を変えて、Stanley Park の石楠花を
     見に行ってきました。
     天気はまさに風薫る5月晴れ。

     参加者6名。Brighouse Station 集合
     Yaletown (Canada Line )下車
     バス23番(English Bay 行き)に乗って終点で下車。
     

     バスを降りてまず目についたのが、このド派手なビル。
     印象的な幾何学模様の壁画で飾られたこの「Douglas Coupland Tower 」は
     2年間のリノベーションで新しく生まれ変わり
     現在は「Muro West End Waterfront 」と呼ばれて、
     この地域のシンボル的なビルになっているそうです。


     スタンレーパークの入り口の手前にこんな彫刻群が。
     これは2009−2011年バンクーバービエンナーレ展に出展した
     中国人アーティスト、ユーミンジュンの「The laughing statues 」です。
     みんな笑いながら私たちに対話を呼びかけているそうですが、
     こんな風に声かけられたらちょっと引いちゃいますね。 

     個人的にはこの彫刻群好きではありませんし、
     値段もなんと5ミリオンドルもするのです。
     バンクーバー市として処置に困っていたら、
     ルルレモンのオーナー夫妻がこの彫刻群を買うために
     1、5ミリオンドルを寄付してくれて。
     結局その寄付金だけで買うことが出来、
     これからもずっと飾られることになったというわけです。
     

     今回のガイドは雅子さん。


     スタンレーパークに入って、まずはランチから。
     目指すレストランは「Stanley Park Brewing」です。


     Brewing ということでサンプルビールもオーダー。
     ナチョスもピザもチキン唐揚げも、カリフラワーの揚げたのも
     どれをとっても美味して、皆んな大満足!
     雅子さんの選んでくれたレストランは、
     店内の雰囲気も良くサイコーのチョイスでした。
     
     ランチのあとは石楠花を見に。
     色々な木々の花が咲き乱れているのを見ながら、石楠花の庭へ。
     上の写真の左がサラサドウダン、右上がアサヒカズラ、
     右真ん中がジャスミン
     ここからいよいよ石楠花の庭園
     「Ted And Mary Greg RHODODENDRON Garden 」です。

     このプレートには
     「ブリティッシュ コロンビア州のシャクナゲ文化の先駆者として、
     Ted Greig とMary Greig夫妻は
     1965 年にアメリカシャクナゲ協会から金メダルを授与されました。
     Greig夫妻は 1935 年にバンクーバー島のRoyston に
     ナーサリーを設立。    
     1966 年にバンクーバー公園管理局が、
     彼らのシャクナゲのコレクションを買いあげました。
     この庭園の Greig 交配種のいくつかは、
     香りと真夏の花が組み合わさっているという点で、
     ユニークなシャクナゲとなっています。」と書かれています。
     思いの外石楠花が沢山きれいに咲いていて、感激しました。
     見に来た甲斐ありです!

     私が右足坐骨神経痛になってしまって、時々痛くて歩けなくなるので、
     みんなが気を使ってくれて、ちょっとベンチがあると
     一休みしてくれました(感謝です)

     私たちが休もうとしていた所のすぐ近くに座っていた2人の女性。
     今日は左側のボニーの誕生日を2人でお祝いしているのだそう。
     私たちも仲間入りして、「Happy birthday song 」を合唱。
     50年来の友達で孫も沢山いる2人。
     今は同じビルに住んでいて、時々こうして一緒に楽しむのだとか。
     もし1人きりになったら、こういう老後もいいなー!
     上の写真の建物は「Stanley Park Pavilion 」で
     Stanley Park では一番古い建物だそう。
     この中には結婚式場、レストラン「Stanley's Bar & Grill」があり、
     ここで Coffee Time と思いましたが、
     沢山の人が待っているようなので諦めました。
     次回はここでランチなんてどうかしら?
     最後に訪れたのが、「Nature House」


     Stanley Park の中でバス19番(Metrotown 行き)に乗って
     Down town に出てティータイムを楽しみました。 


     和子さんが私たちの旅を素敵な動画にしてくれました。

     今回電車もバスも待つ事なくスムーズに乗れ、
     広いStanley Park を無駄なく効率的に回れたのも
     下見までしてくれた雅子さんのおかげでした。
     Stanley Park の美しいところを沢山見せてもらって、
     この公園の素晴らしさを改めて再認識しました。
     



2023年4月14日金曜日

インドのお祭りバイサキへ         95回トランスリンクの旅

     3年ぶりに開かれたシーク教の祭典バイサキに 行ってきました。

     バイサキとはシーク教の主流派カルサ教団が設立した日(1688年4月13日)
     を祝うと共に、ヴィクラマ暦(北インド一帯で現在も用いられている)
     の新年を祝うお祭りです。

     シーク教はインドのパンジャブ地方を中心とする宗教で、
     男性がターバンを巻いていることで有名。
     このターバン、巻くのに30分ほどかかり、結構重たいので、
     最近の若者たちは被りたがらないとか。
     パンジャブとその周辺を除くと、バンクーバーは世界有数の
     シーク教徒の移民が多い都市だそうです。

     前日まで天気予報は1日雨となっていましたが、
     私たちの祈りが通じたのか、朝起きたらなんと曇りで、
     雲間に微かに太陽までのぞいていました。
     
     リッチモンド組はCanada Line でLangara-49th まで行き
     そこから集合場所の49th&Main まで徒歩。
     ここでしほこちゃん一家を待っていたら、彼らだけでなく
     裕子ちゃんと日本の留学生リコちゃんまで来てくれて、
     Nice suprise! でした。
     

     過去3回このお祭りに来ていますが、スカーフを貰ったのは初めて。
     それで私たちもスカーフを被っていざ出発です。

     所々に舞台が設えてあって、
     出演する子供たちが舞台の後ろで勢揃いしていましたけど
     みんな可愛かったー!

     沿道には沢山のテントが並び、フリーで食事を提供しています。
     これもシーク教の大事な教えの一つだそうです。

    
     
     こんなに長い行列を物ともせず並んだ私たち。 
     カレーもサモサも揚げた野菜もみんな美味しくて
     あれもこれもと食べているうちにお腹がいっぱいに!
     食べきれなかったカレーはお土産に持ち帰ったほど。
     来年はタッパウエアーを持って来るつもりです
     デザートも沢山あり、殆どが初めて食べる味で、
     甘くて美味しかったです!


     華やかな衣装が所狭しと飾られているこのブティックにも
     入ってみたら、、


     コットン製の上の写真のドレスがたったの9ドルちょっと。
     買わなきゃ損とばかり3人が購入。
     私も似合うかどうかなんて考えず買った1人です。
     ちょっと長すぎたけど、
     着てみたらこのドレス、なかなかイケてました!


     バイサキはこのカラフルなパレードが特徴だそう。
     このピンクのカラフルなトラックは
     MAMATA FOUNDATION OF CANADAのトラックで、
     孤児たちのシェルターとなる建物の建設の支援をしている会です。
     しほこちゃんが気がついて寄付してくれました。
          

     帰る頃には色々なお土産で私たちの袋はパンパンに。

     数万を超える見物人に、こんなにも惜しみなく大盤振る舞いする
     シーク教徒の寛大さには驚くばかりです。
    
     今回は雨との予報だったせいか、
     サリーを着ている人が少なかったのが残念でしたが、
     たとえ他の宗教でも暖かく受け入れ、
     基本的には人間の善意を信じているという
     シーク教の理念にも触れた1日でした。

     後で分かったのですが、一緒に来てくれた宗くん。
     私たちが楽しんでいる間、調子が悪かったみたい。
     帰ってからずっと下痢で大変だったそうです。
     それでも楽しかったようで、
     来年も一緒に来ると言ってくれました。
     辛いばかりではなかったみたいで安心しました。
     早く良くなると良いですね。



2023年4月1日土曜日

リッチモンドで桜のお花見         94回トランスリンクの旅

     日本人はいつ頃から桜を愛でるようになったのか?
     調べてみると源氏物語にも描かれているように平安時代から
     始まったそうですが、
     純粋な楽しみとしての桜の花見が庶民に伝わったのは
     江戸後期以降のようです。

     そんな昔から桜の花見が大好きな日本人の風習が脈々と
     今の私たちにまで受け継がれているのか、
     桜が開花したと聞けば、見に行きたくなるから不思議です。

     という訳で今回のトランスリンクの旅は桜のお花見です。

     参加者8名
     まずはランチからということで、全員Terra Nova Village mall に集合。
     

     今朝は霧雨のような雨が降っていて寒かったので、
     温かい食事をということで、「Shanghai Dumpuling King 」でランチ。
     エビのワンタンスープや小籠包のように熱いスープが噛むと飛び出す
     餃子など美味しかったし、甘い豆乳も良かったです。

     皆さんこのレストランの食事美味しいと言ってくださって、
     選んだ私も嬉しかったです。
 

     Terra Nova 界隈は桜の木が多く、
     特にこのタウンハウスの広い敷地内にはびっしりと植えられていて、
     お花見にはまさにうってつけの場所です。

     食事中ずーと降っていた雨もそれほど気にならない程度になり、
     ゆっくりと桜の満開を楽しむことが出来ました。
     
     ただ曇り空だったので、桜の写真がイマイチ。
     実際はもっともっと綺麗だったんですけど。
     上の桜の写真は悦子さんが撮ったもので
     綺麗なピンク色になっていますが、
     下の私の写真は悲しいほど桜の美しさが出ませんでした(涙)。





     ここで桜を満喫した後、Steveston の桜祭りへ。


     このGarry Point Park には、和歌山県人会から寄贈された
     255本の桜があり、毎年この一帯を一面桜色に染めてくれます。
     この桜の美しさと和歌山県人会との繋がりを祝して、
     2017年からこの桜祭りが開かれるようになったそうです。
     当日は桜の開花にはちょっと早かったのが残念!
     それでも大きなテントが2つ立ち並び、大勢の人たちが来ていました。
     

     一つのテントでは日本舞踊や、着物の着付けなどのショーが。


     もうひとつのテントでは上の写真のような盆栽の作り方や


     こんな可愛い展示や


     古い着物で今着たい服を作る。
     着物リメイクで素敵な服を作っている清子さんの作品コーナーがあったり。
     優子さんや和子さんがお茶を立てているコーナーで
     お点前を見せてもらったり、お茶をいただいたりしました。


     最後はトシさん宅のお庭拝見。


     ちょうどトシさんのお誕生日の日でもあったので、
     サプライズでお誕生日パイを持参。
     雨もすっかり上がり、皆んなで賑やかにトシさんのお誕生日を
     お祝いすることが出来ました。


     朝のうちは氷雨が降ったりして、がっかりの天気でしたが、
     午後は晴れて、満開の桜を楽しむ事ができたし、
     桜祭りでは清子さんを始め、優子さんや杏子さんにも会え、
     最後はトシさんの72歳のお祝いで締めくくれた
     楽しい1日となりました。

     和子さんがまた楽しかった1日を素敵な動画にしてくれました。