さとみ様
カナダは春で草花が綺麗な季節でしょうか。
コロナ危機も収まり、外出できる様になりましたか。
こちらはまだセミロックダウン状態で、
在宅勤務とホームスクールで
メイドさんも週一しか来れないので、
子育てと家事と仕事で私はアップアップ状態で、
4月は精神的にも限界に近付いていましたが、
5月に入って漸く慣れたのもあり、
最近ちょっと精神的に余裕が出てきました。
そんな先日、孤児院のシスターから電話があり、
以前我々がサヴィエル君の家を建てた支援に関して、
再度感謝してくれました。
そして、できたら同様の支援を、
孤児院を卒園した女の子達にしてくれないか、
と頼まれました。
イネスとリカルディーナとビアトリスという
その3人の女の子達(写真)は、
私が以前ここに赴任していた時は14・5歳位で、
孤児院から寄宿舎のある中学・高校に行っていましたが、
休暇は孤児院に戻って来ていたので、
私も数回会ったことがあります。
今は25歳位で、賃貸の部屋を借りて暮らしている様ですが、
身寄りのない彼女達、
そして今度卒園して同様に独立していかなければいけない
他の完全孤児の女の子達の為に、
サヴィエル君に建てた様な家を
彼女達にも建ててあげてくれないか、
というお願いです。
その申し出に対して、
一人一人に家を建ててあげることは出来ないけれど、
孤児院を卒園した身寄りの無い子どもが
共同で住めるという家ならと返事しました。
それに対して朋子さんも私の意見に賛成で、
その予定地を見に行く時に3人と話をしてみる
と言ってくれました。
今日朋子さんからその返事のメールが届きました。
さとみ様
先日お伝えしました通り、
今日3人娘の土地にマルコスと建設のおじさんと一緒に、
訪問して来ました。
土地はマプト市内から車で1時間半も北に上った所にあり、
想像以上の遠さにびっくりしましたが、
詳しく話を聞いてみると、
シスター達が買ってあげた土地ではなく、
シスター達がコネで安い土地を見付け、
それを自分達でお金を出し合って買ったそうです。
彼女達が買った土地なので、
我々が提案する集合住宅案に反対するかと思いましたが、
結構すんなりと合意してくれました。
今後孤児院を卒院するであろう他5人の
完全孤児の女の子達も将来受け入れられる様に、
という意向も快諾しました。
それで建設のおじさんが改めてデザインと見積もりをしますが、
同じ予算だと恐らく寝室4部屋と公共のリビングと台所と
トイレ・浴室の長屋ができるのではないか、という事です。
それができ次第、またご連絡します。
ちなみに3人娘からのビデオ・メッセージです。
"we are really grateful for your support!
This will really help our lives, as well as those of the girls
who will be graduating from the sisters home in the future.
May God richly bless you. Thank you!!"
では、さとみさんも皆様もどうか良い週末をお過ごし下さいね。
渋谷朋子
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