サハラ砂漠の真ん中で2年間暮らした唯一の日本人女性
フクダヒデコさんが、体験を元に創作した
不思議な物語のアニメーションです。
このお話の最初に出てくるテネレの木は
テネレ砂漠の中央部数百キロ圏内にたった1本だけ立っていた木で、
樹齢300年とも言われています。
何もない砂漠の中で、旅人にとって唯一の目印だったのに、
1973年に飲酒運転をしていたリビア人のトラックに
打ち倒されてしまいました。
現在は金属製の彫刻が代わりに立っています。
サハラ砂漠にある湖の一つチャド湖 |
2番目に出てくるアレピエンヌは、
砂漠の奥深くに眠る巨大な水の化石帯水層の女神です。
サハラ砂漠は世界最大の灼熱の不毛の土地です。
こんなところに湖が存在するなんて不思議でしたが。
その謎は砂漠の奥深くに眠る化石帯水層にありました。
かつてサハラは密林だったそうで、その時の雨水、
つまり1万年以上前の雨水が200万平方キロメートルの広さで
地層の中に閉じ込められているそうです。。
この化石帯水層によって下から潤されているからだそうです。
フルグライト |
3番目に出てくるのはフージライトとありますが、
日本語で閃電岩と呼ばれるもので、英語ではフルグライトです。
これは6億ボルト以上の雷が、
生成される条件が整った砂に落ちた時にだけ出来る
天然のガラス細工です。
ここに出てくるフェネックキツネはサハラ砂漠に住んでいる
体長30−40cmの小さな狐です。
とても可愛らしいのでペットとしても人気があるそうです。
アイル山地 |
4番目のアイルはテレネ自然保護区にあるアイル山地のこと。
ここは雨が少ししか降りませんが、あちこちに水が湧きいでていて、
牧畜と共に農業を営んでいるトゥアレグの人たちも
住んでいるそうです。
紀元1000年ごろに渡る線刻画が残されており。
キリン等の大型野生動物、牛の放牧の様子、
人々の暮らしが描かれていて、
特に砂岩に刻まれた約1万年前のものとされる
ダボスのキリンの線刻画は、
5、4Mの大きさと芸術性の高さで有名です。
5番目は恐竜化石のジョバール
サハラ砂漠は恐竜の化石の宝庫です。
1906年にアイールという町の周辺で
沢山の恐竜の化石が発見されています。
ニジェールで発見された恐竜の種類は6種類だそうです。
物凄い痛みがあるけれど、命には別条ないそうです。
この町では地下から湧き出た塩水を地上で乾燥させて
製塩を行っています。
塩を生産している砂漠の村にとって塩は重要な外貨を稼ぐ手段で、
そのためラクダの背に塩を乗せて
ビルマからアガテスまで運んでいます。
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