さとみ様、お元気ですか。
カナダにも春が訪れている頃でしょうか。
旧スワジランドは国境を越えてすぐの所にあるサファリに
行っただけなので、あまりご報告する事はないのですが、
南アやモザに比べると素朴だけど
サービスが行き届いた印象でした。
国王が毎年新しい若い女性を選んで結婚する伝統で、
従ってもう十数人の奥さんがいて外者には
びっくりする文化でもあります。
一方、13年前に行った時と比べ、警察や国境検閲が
腐敗していて、いちいちお金を要請されて、
残念ながら気分悪い思いもしました。
#エスワティニは肥沃な土地や温暖な気候、水資源などに恵まれた
農業国です。近年はアパレル産業も大きく成長。
アスベスト、石炭、鉄鉱石が主な輸出資源であったが、
今後はダイヤモンドや金の輸出量を増やす予定だそう。
1986年に現在の国王ムスワティ3世が18歳で即位。
アフリカ最後の絶対王政と言われる通り国王が富と権力を握り、
暴政を行ったおかげで現在民主化運動が起こっている。
節子さんからの追加情報
この国は人口約120万人で、面積は日本の四国とほぼ同じ。
1968年に英国から独立。
現在のエスワティニ3世は1986年に即位。
15人の妻を持つ国王は、プライベートジェットやロールスロイスを
乗り回す生活をしている。
国王の権限は絶大で、全ての税金を免除されていて、
民事、刑事の法的責任も問われない。
王族と国民の格差は大きく、国民の3割が1日1、9ドル以下で暮らし、
失業率は23%。
今独立最大規模の民主化運動が起きている。
エスワティニ国王は1998年アフリカ開発会議に出席するため初めて訪日。
2003年、2008年、2013年にも会議出席のため来日。
2013年、2015年には安倍首相と首脳会談を行い、
2019年の即位礼正殿の儀にも出席している。
会談内容は2国間貿易の強化と安保理改革、北朝鮮問題など。
貿易では日本からの輸出品は自動車、輸入品はグレープフルーツ等の柑橘類
日本はアメリカに次ぐ第2の援助国であり、
今までの累計援助額は有償資金協力で44、12億円、
無償資金協力は120億円、技術協力が45億円。
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