2024年9月23日月曜日

マサさんの畑訪問             118回トランスリンクの旅

   10月といえばクランベリーの収穫時。それで10月の旅は,マサさんの家の
   近くのクランベリー畑の収穫を見に行って、ランチはマサさんの家で野菜の
   BBQ と虫の良い計画を立てていたら、ちょうどその時期マサさんご夫妻は
   なんとポルトガルに旅行。計画は見事にオジャンになりました(涙)

   でもマサさんが「クランベリの収穫はまだ見られないけど、今月の22日
   だったら遊びに来ても大丈夫だよ。」って声をかけてくれたので、急遽有志
   だけでトランスリンクの旅としてマサさんの畑へお邪魔することになりました。
   彼の住居はPitt Meadows なので、今回の旅は車で。
   
   参加者5名。朝10時にRichmond を出発
   11時前には無事到着しました。


   1エーカーもある敷地内に一歩入るとそこはマサさんとジュリエットさんが
   長年にわたって作り上げてきた楽園です。
   入ってすぐ目につくのがこの見事な石庭!この石庭マサさんの手作りなんです。
 
     
   そして正面奥に見える平屋の家。
   この家の枠組み、屋根、壁、窓は工場で作った物だそうですが、土台から家の
   中の内装など、あとは全てマサさん一人で作った家なんです。以前家の中も
   見せてもらいましたが、とても居心地良く出来ていて素敵でした。

   そして百日草や大きなダリアなどが咲き乱れている美しい前庭は奥様の
   ジュリエットさんの丹精の賜物。その手入れの行き届いていること。
   こんなに沢山のお花が咲き乱れているのに枯れた花なんか一つも無いんです。

   広い土地に沢山の野菜畑。奥にマサさんが作った東屋があります。


   野菜畑にはトマト、胡瓜、インゲン、人参、牛蒡、豆、ルバーブなど数えきれ
   ないくらい沢山の種類の野菜が植えられています。
 

   来るたびに沢山もらって帰るのがここのミョウガ。とっても美味しいんですよ。
   今回も沢山収穫してきました
  

   畑の奥にはブルーベリー畑が広がっています。
   元々はブルーベリーの集積場だった所を買って、マサさんが1人で雑木を
   掘り起こし、雑草を抜き、土地を平にして畑を作ったそうです。
   ブルーベリーを植えていたら、雑草の下から沢山のブルーベリーの木が出て
   来て、今やこんなに立派なブルーベリー畑に変身。
   自然栽培で、農薬を全然使っていないここのブルーベリーの甘いこと!
   私はこのブルーベリーが好きで、8月もここに来ていました。
         

   そして果樹園。りんご、なし、イチジク、ブドウはもちろん


   マルメロ


   ポポの木なんて聞いたことも見た事も無かった珍しい果物の木もあります。


   欲しい野菜を収穫させてもらった後、待望の野菜のBBQ ランチです。
   これが美味しくて。肉なんて必要なし。すっかり虜になって、マサさんのお宅
   に伺う時はいつもこの野菜のBBQを願いしちゃっています。

   私たちも持ち寄りでそれぞれが1品持参しました。


   この東屋とっても居心地が良いんです。座ってお喋りしていたら、時間の
   立つのも忘れてしまいます。
   


   BBQ に舌鼓を打っていたところに現れたのが、、、
   なんときょう子さんとたけしさん。今日来た全員がカーリングでとてもお世話
   になったお二人です。


   お二人はなかなか来れないのでしょうね。畑のズキニがこんなに大きくなって
   いました。この巨大ズキニ、持っていってと言われ、一瞬怯んだのですが、
   貰ってきて正解でした。カレーに入れたり、天ぷらにして食べていますが、
   甘くて、柔らかで、ホント巨大ズキニがこんなにも美味しいとは知らんかった!
   まだまだあるので、当分楽しめそうです。
   きょうこさん、たけしさん、ありがとうございました。
   

   全員で記念写真です !


   ジュリエットさんのお庭の花。少し寒くなってきていると言うのに、まだ
   まだ満開です。種を分けてもらったけど、こんなに見事に咲かせられるかな?

   春から夏はお百姓さん、野菜、花を育て、秋になると渡り鳥になって世界各地を
   飛び回るお2人。ポルトガル旅行楽しんできてくださいね。
   
   美味しいものを食べ、お土産の野菜も沢山もらって、この楽園の楽しさを
   満喫した私たち。幸せな気持ちになって家路につきました。
   マサさん、ジュリエットさん、ありがとうございました。
  
   (注)マルメロとポポの木の写真は以前撮ったものです。

2024年9月22日日曜日

Granville Island とPop-Up Dances Festival (2) 117回トランスリンクの旅


   Granville Island に到着してまず正美さんのお店(Postcard Place )へ。
   残念ながら正美さんがお留守なので、真向かいにある本屋さんへ。
   

   「Nooroongji Books 」という名のこの本屋さん。
   名前はオランダのフリースラントの言葉らしいのですが、、意味不明!


   でも色々な国の本がある中で、日本の漫画本などもあって、とってもユニークな
   本屋さん。時間がある時にゆっくり見て回りたいです。


   Pop-Up Dance Festivalが始まるのが3時半なので、それまでの間の
   ティータイム。


   トランスリンクの旅は、必ずしもいつも会う仲良しばかりが集まるわけではない。
   人によってはそれこそ年に数回も会わない間柄だけど、ティータイムを持つと
   他愛もない会話で盛り上がれる。これっていいですね。
   お互いに打ち解けた気分になり、その場の雰囲気がほんわかしてくる。
   今回も話が楽しく盛り上がり、一瞬このままずっと話してても良いかな
   て思っちゃうほどでした。


   でもダンス見に行って良かったです。ダンスにはダンスの楽しさがありました。
   今回のfestivalは「Roving Performance 」とプログラムにあるように、踊る舞台
   がダンサーによって異なり、案内役が1つのパフォーマンスが終わると次の
   舞台へと観客を誘導して行きます。このパフォーマンスとパフォーマンスの
   舞台が結構離れているので、「へーこんなところもあるんだ」なんて歩きなが
   ら、新しい発見もあって楽しかったです!
   

   マイクを持った女性が今回の案内役のJoylyn 。彼女は俳優であり、ダンサー。
   最初のパフォーマーは彼女だったのですが、残念ながら見過ごしてしまいました。
   

   2番目のパフォーマーは Cristina Bucci 。


   Floating House を見ながら次の舞台へ。   


   私が一番見たかったのはこの3番目のパフォーマーNyla Bedard のPow wow
    (パウワウ)ダンス。
   (Pow wow ダンスとは先住民のコミュニティーで開催される集会で、踊られる
   伝統的な先住民のダンスのこと)衣装もダンスも素晴らしかったです。

.
   次の舞台に行くこの並木道もなかなか素敵でした。


   4番目のパフォーマーはAlyssa Fevero。彼女は新進気鋭のクイア先住民
   ダンスアーティスト。(このクイアと言うのは性的マイノリティや、既存の
   性のカテゴリーに当てはまらない人々の総称)
   彼女は踊ることによって自己主張し、人種差別や性差別を吹き飛ばしている
   んですね。
 

   4番目のパフォーマーはNasiv Kaur Sall  
   彼女はパンジャブ系カナダ人ダンサーです。


   最後のパフォーマーは Punit。インド系カナダ人ダンサー。
   日常生活のちょっとした動作を入れたりとダンスにも色々な表現方法があって、
   彼のダンス、分からないながらも見ていて面白かったです。


   ここでしほこさん達と別れて、私たちはOlympic Station まで歩いて行きました。


   澄み切った青空の下、Sea Wallを歩くのは最高に気持良かったです!


   Olympic Village Station の外壁にこんな素敵なガラス絵のアートが。
   先住民のアーティストの作品だと思うのですが、いくら調べても誰の作品か
   分かりませんでした。

   いつも思うのですが、一歩外に出て電車やバスに乗り、知らない通り、たまに
   しかこないところに来ると、小さな刺激や驚きが沢山あって、家から1歩外に
   出れば、それはもう旅なんですね。今回も盛りだくさんの楽しい旅の1日でした。

   ガイド役をしてくださった摩耶さん、ありがとうございました。





2024年9月21日土曜日

Granville Island とPop-Up Dances Festival (1) 117回トランスリンクの旅

   キツラノに住んでいる摩耶さんのいつもの散歩道を一緒に歩いて、
   Granville Island に行ってきました。

   参加者9名+宗一郎くん
   まずBrighouse Station で4名集合。10:07 Canada Line に乗車。
   City Centre に行くまでに途中駅で2人と合流。
   11:31  City Centre 下車
   11:37  014UBC (SB Granville @ W Georgia ) 乗車
   11:52  WB W4th Ave. @Maple St. 下車
   まずはランチということで、4thとMaple にあるメキシカンレストラン
   「Las Margaritas 」へ。摩耶さんとはここで合流。

   メキシコ料理って馴染みが薄いので、オーダーに一苦労!
   色々な種類を食べてみようと思ったのに、オーダーした3皿とも同じ様な
   料理が来てびっくり。知らない国の料理の場合、事前にメニューを調べて
   おかなくてはダメですね。
   

   1st Ave. のショッピングエリアを抜けると、こんな素敵な家が立ち並んで
   います。


   Burrard St. の手前にSeaforth Peace Park があり、その中にMrs.Kinuko Laskey の
   記念碑があります   
   銘板には
   「絹子ラスキーは16歳の看護師だった時に広島で被爆。
   1954年にVancouver に移住。長年原爆にあった体験を話すことが出来ませんで
   したが、1982年に沈黙を破り、ライフワークとしてその経験を語り、平和を
   訴え続けました。この銅像は彼女の生涯と功績を称えるものです」
   と書かれています。
   原爆の被害者として人生を賭けて平和を訴えていた絹子さんの言葉、今戦争を
   している国々のリーダーに聞かせたいですね。
   

   絹子さんの銅像の前で


   まだ紫陽花が綺麗に咲いていて、みんな驚きの声をあげていました。


   海沿いのIsland Park Walk もとても素敵な散歩道でした。


   ここでしほこさん、リコちゃん、宗一郎くんと無事合流。


   Granville Island に到着!
   この旅の話はまだ続きます!


2024年9月9日月曜日

セネガル赴任1年目の最後の正念場      &その後のご褒美一時帰国

  

ジュリアちゃん

ガンビアの漁船

   またまた、バタバタしている内に前回のブログを書いてから4ヶ月も経って
   しまいました。
   😉この間の主な出来事その1は、現仕事の一大任務である担当地域24カ国
   の教育チーフと専門官を集めた地域会議を6月に開催した事。
   これは2年に一度行われるイベントで、地域内の教育担当者達を集め、最近の
   教育分野の状況や成果が出ている取り組みを紹介したり、皆が直面している
   問題を話し合ったり、普段はメールやオンライン会議でしか接した事がない
   仲間達と対面で交流を深めたりします。
   以前は私もチーフや教育専門官だったので参加者の一人でしたが、今回は
   企画する側。しかもその責任者。なので、私がこの地域の当機関の教育分野
   のリーダーに値する人材である事を証明しなければいけません。
   凄いプレッシャー、どうしよう…。

   そこでその準備には、このチームに去年11月までいた超優秀な元同僚助っ人
   をお願いして、会議でカバーして欲しい事のアンケートを2月から用意し
   始めました。
   最大限国事務所からの要望を汲み、彼らが学んだり話し合いたい事を反映し、
   彼ら自身にも司会進行役を請け負って貰い、漸く6月の開催週が訪れた所…。
   まずは50人以上の参加者がそれぞれ自己紹介をして貰う事にして、お決まり
   のそれぞれの名前と任地・役職の他に、仕事外の自分の一面も紹介する事に
   なりました。各自、「こう見えても実は料理が上手」とか「隠れ趣味はカラ
   オケ」とか、意外な一面を打ち明けて盛り上がり、とうとう私の番に。そこ
   でこれまでダンスとか歌とか旅行はこれまで出ちゃったので、それ以外で
   何か言わなきゃと思い、「私はこの中で一番小さいですけど、こう見えて
   実は強いんです。何せテコンドー紫帯、カポエラ黄帯ですから。くれぐれも
   私を怒らせない様に気を付けて下さい。」と言ったら大ウケ!これですっか
   り調子が出て、その後1週間、順調に会議の指揮を取る事ができました♪
   会議の参加者のアンケートもまずまず。やれやれ、何とかなった。


   その大切な会議が無事に終わった後の6月半ばに1年振りに日本に一時帰国
   しました~!去年、1ヶ月間一時帰国した際、結局人間ドックや眼科や歯科
   治療で忙しく、あまり休む暇が無い医療休暇の様だったので、今回は2週間
   の在宅勤務も申請し、合計6週間という産休以来久々に長めの一時帰国。
   ジュリアが日本の祖父母や従姉妹と更にボンディングできる機会にもなると
   思い、近所のインターナショナルスクールのサマースクールに通って日本語
   の勉強にも励んで貰いました。すると、やや諦めかけていた日本語の読み書
   きが(平仮名カタカナですが)3週間でできる様になり、親としては感動!!
   そして学校の行き帰りは祖父が送り迎えに「恥ずかしいからいい」と言われ
   ながらも無理やり同伴し、それも微笑ましかったです。😁 
   ちなみに在宅勤務中は9時間の時差に負けずに一応ちゃんと仕事もしましたよ。
   報告会も開いたので、このリンクをご覧下さい!




   ちなみに今回の一時帰国中のハイライトは、モザンビークで二世代仲良く
   していたジュリアの親友とその家族が1週間遊びに来てくれた事!
   最大限に東京を満喫して貰おうと、浅草・お台場・原宿・渋谷・東京タワー、
   そして勿論ディズニーランドに連れて行き、盛り沢山の一週間で満足して
   貰えた様子♪私達もこれまで行った事がなかった皇居の周りとか忍者に
   「変身」して訓練を受けられる「忍者カフェ」や東京タワーの横の大門や
   お台場の蝋人形館、更には品川の先の大衆温泉浴場など、発見も一杯で
   楽しかった~!彼らと同行していると外国人の視点から東京を改めて見れて、
   人は多いけど全体的に親切で秩序があるとか、東京のコンクリートジャングル
   の中にも緑で静かな場所があるとか、私も日本の良さを見直せました♥
   そして、彼らを見送る際には、親友同士の娘二人が抱き合う姿を見て、当の
   娘達よりもママ達が目をウルウルさせちゃったりして、泣き笑い。😅
   そんな彼らが出発した後は、我々は疲れて数日グッタリしちゃいましたが!

   そんな日本での休暇も終え、8月頭にまたセネガルに帰任して来ました。

   気付けば、去年8月にここに赴任して以来、もう一年経った訳です。
   嵐のようにアッという間に過ぎた1年だったなあ。学びも多かったと同時に、
   赴任当初の「こんな私で務まるかしら?」という不安の中一歩ずつ前に進み、
   1年のサイクルを無事に乗り越えられた今、
   「こんな私でも何とかなりそうかも。」と安堵感みたいな自信が持てた
   気がします。
   よーし、この調子で2年目も頑張るぞ~!!どうか、皆さん、応援して下さいね!