2024年10月18日金曜日

West End 散策(2)             119回トランスリンクの旅

   さて、次に目指したのが楽しみにしていたRoedde House Museum です。


   Roedde House は水曜、木曜日、金曜日、日曜日の1時〜4時 オープン
   住所は1415 Barclay St.


   Roedde House の周囲に広がるBarkley Heritage Square 。
   このガゼボは伝統構法を勉強していたCapilano College の学生が作った物だとか。
   Roedde Family が暮らしていた頃の雰囲気にぴったりですね。


   1893年に建てられたこのヘリテージハウスが Roedde House Museum 。
   この家を設計したのがなんと有名な建築家 Francis Rattenbury だそう。
   彼はVictoriaのParliament とEmpress Hotel そしてVancouver Musum など数多く
   の素晴らしい建造物を残していますが、性格的にはかなり問題があった人の
   ようで、最後は再婚した妻の愛人に酷い殺され方をしています。
   もちろんこの家ではないですけど。
   11月2日夜ここで「幽霊と遭遇」というイベントが開かれるのですが、なんか
   Rattenbury の幽霊が出てきそうで怖いですね!



   この家はバンクーバー初の製本職人で、製本会社を設立したGustav Roedde 
   一家が建てた家で、オフィスには古い製本機がありました。
   動画の中で私が触っているのが製本機です。

   グループ毎にガイドがついて説明してくれるのですが、私たちについたガイド
   さん、片言の日本語で説明してくれるのですが、何を言っているのかさっぱり。
   この家に関する面白い話を沢山聞きたかったのに、、ガッカリでした。


   住宅街の中にあるレトロなGeneral Store


   ちょっと一歩目抜き通りに出るとこんな湾曲した超現代的な高層ビルが。
   

   この1550Albarni St. にある43階建ての住宅用超高層ビル「Alberni」は
   隈研吾氏の設計で去年完成した新しいビルです。
   なぜビルをこんな不安定な形状にしたのか、不思議ですよね?
   調べてみたら湾曲化した形状にしたのは、このエリアにある既存の建物の景観を
   損なわないため。また超高層ビルの奥にあるアパートに光をもたらす為だとか。
   この曲線により、建物内の空気もうまく流れるようです。
   

    玄関前に広い苔庭があり、ここが円形劇場にもなるんだそうです。
  

   円形劇場の上を見ると、束ねた木がいっぱい吊り下げられている風景に
   ビックリ!でもこれ木組に似せた彫刻で、木材のように加工された
   アルミニウムで作られているそうです。
   防火規制のため本物の木は使えなかったんですね。
   でも彼が24年前に設計した細い角材を沢山使った栃木の美術館が、今
   青黴と腐食でボロボロになっていることを考えるとアルミニウム材で
   良かったかも。
  

   1019 Nelson St. にもこんな57階建の超現代的な超高層ビルが。
   「The butterfly」と呼ばれているこのビルもなかなかユニークな建物。
   次回West Endに行ったらロビーにも入ってみたいなー。

   West End って年代を感じさせる建物だけでなく、その中に超現代的な
   建物がうまく共存していて、不思議な魅力を作っています。
   まだまだ皆さんにご紹介したいところがあるので、次に続きます。


2 件のコメント:

  1. さとみさん、色々調べて頂いてありがとうございます。あのミュージアムはラッテンベリーの設計だったんですね。それとあの隈研吾さん設計のビル、木材にしか見えないのがアルミニウムなんて驚きです。

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    1. Satomi san
      古いRoedde House と
      新しい くねったビルの話いいですね😊
      角材がアルミとは知らなかったよん

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