2025年1月19日日曜日

☆三大陸を跨いだ2024年四半期☆      朋子さんのブログから

   新年、明けましておめでとうございます!2025年が皆様にとっ
   て、幸せと学びと感謝の気持ちに満ちた素敵な年となります様
   に。

   さて前回のブログの最後にお伝えしましたが、2024年の最後の四半期は異例の
   忙しさでした。

   まずはニューヨーク本部での教育分野の会議の為に13年振りにアメリカに出張。
   前回2011年に出張に行った際、数ヶ月停電が続くギニアビサウから漸くインフラ
   が整った文明都市に行ける!と喜び勇んで行ったら、皮肉にもその週にニュー
   ヨークに大規模ハリケーンが発生し、会議も半分キャンセルされ、街では店も
   地下鉄も閉鎖、路上はスーツケースを引いて避難する住民達。
   結局長い買い物リストも使われないまま、ギニアビサウにすごすご帰って行った
   苦い記憶があります。
   (当時のこのブログを参照:近代化の弊害@ビサウ&NYC | 
   せめて今回は何もキャンセルになりませんように…と祈りつつ、一方常夏の国
   に住み慣れていて冬服を持っていないので寒かったらどうしよう、と不安な
   気持ちでいざアメリカ大陸へ。


   着いてみると晴天に恵また為恐れていた程寒くなく、会議も予定通り進行。
   我々の団体の教育分野の最高責任者と世界の他の6地域から集まった地域教育
   アドバイザー達と今後の方向性などを話し合ったのですが、皆鋭い見解や
   アイデアを雄弁に話し感心。私も負けずに頑張らなきゃ!と思えるいい刺激に
   なりました。


   そして、このニューヨーク出張でのもう一つの醍醐味はオックスフォード
   大学院時代に一番仲良かったアルゼンチン人の友達と13年振りの再会!
   お互いこの間の人生色々あったのでそれを報告し合ったり、私の買い出しに
   付き合って貰ったりして、昔みたいに楽しい時間が過ごせました。
   夢と不安に溢れた若い頃に比べ子どもも育ちキャリアもある程度安定したこの
   年齢になるにつれて人生観も変わり、それでも変わらずざっくばらんに話せる
   友達ってありがたいなー、と思えた出張でした♪


   そして帰って来てすぐ今度はアフリカ大陸教育会議をモリタニアで開催する
   為の準備に突入。週末も返上し連日連夜働く激務の数週間が続いた挙句に、
   ヌアクショット(モリタニア・イスラム共和国の首都)入り。
   アフリカの30カ国近くから教育大臣と4カ国の首相に加え400人近くの
   参加者が集まった大会議で、その全体調整をする大役が、何故か大規模の
   国際会議を開催した経験のない私に回って来てしまったので、「私などに
   務まるかしら,,,?」と不安と緊張とプレッシャーに夜もろくに眠れない日々
   が続き,,,,.。とうとう会議が翌日に迫ったので会場を確認に行くと、何と会場
   の準備が全く準備できていず、「ヒエーー」と愕然!どうやら会議の垂れ幕や
   ロゴのデザインなどでアフリカ連合とモリタニア政府の意見が合わず、まだ
   設置許可が降りないそうな。流石にこれは私のコントロール範囲を超えている
   ので、「明朝までに解決します様に,,,,」と神様に祈りながらホテルに戻り、
   翌朝ドキドキしながら早めに会場に向かうと,,,,、何と前日までの混乱が嘘の様
   に、完璧に準備されていて狐につままれた気分!どうやら夕方に合意に至った
   後、関係者が深夜3時まで掛けて設置したそうな。それでほっとして調子付き、
   以後3日間の会議は大変ながらも最終的には成功裡に終わりました〜。ホッ,,,。


   会議が終わった翌日にはモリタニアの学校や青少年センターを訪問し、この
   国ではフランス語よりもアラブ語が教室で使われていることにビックリ。
   同じアフリカ大陸でもサハラ以南と北アフリカに挟まったモリタニアは結構
   別世界だなあ。


   ちなみにモリタニアは奴隷制の廃止が1981年と世界で最も
   遅かった国。平等社会までの道のりはまだ長そうです,,,,。

ウゼス


   何とかその大会議が終わった翌週、待ちに待った年末年始の休暇へ♪
   今回ほど身体が休みを欲していた事はなかったわ。
   という訳でヨーロッパに旧友を訪ねてフランス南部の石造りの城町ウゼスの
   モザ時代の仲間宅の暖炉の前で、朝から番まで美味しいフレンチ食を食べま
   くりお喋りしまくりまた食べまくり喋りまくりを繰り返す1週間を過ごしま
   した。

マドリッド

   フランス式の家族団欒のクリスマスに心癒やされながら。その後スペインの
   マドリッドに住む長年の友人一家を訪問。そこではスペインが世界を制覇し
   ていた頃の繁栄の面影に感心し、


   その後彼らの別荘がある最北西のガリシアという海辺の町に移動。
   そこでは都市マドリッドから一転して自然美しく長閑な雰囲気で、大西洋を
   見たり

サンチアゴ・デ・コンポステーラ

   近くのサンチアゴ・デ・コンポステーラというヨーロッパの巡礼ルートの到着
   地点の大聖堂を訪れて、歴史や宗教を肌で感じる年末年始を過ごしました。
   同時に家族と仕事をバランス良くこなす友人を見ながら、「これからは私も
   家族との時間をもっと大事にしよう!」と新年の抱負を決めたのでした。

ビルバオ

コルーニャ

   更にモザ時代の別な友達一家がモザの不穏な状況からビルバオに一次避難して
   いると聞きつけ、休暇最後の2日間はスペイン北部のビルバオへ。
   グッゲンハイム美術館で知られるビルバオはスペイン語と同時にバスク語も
   主要言語でスペイン北東部とフランス南西部にまたがる独特なバスク文化を見
   て、ヨーロッパ内にも国家を超えた多様性がある事に改めて気付かされました。

   という訳で、日本とアフリカ以外の国々にも久々に興味と愛着が湧いた2024年
   の最後の四半期でした!モザンビークの状況は心配だし、新年早々仕事も忙し
   くなって来ましたが、年末年始休暇で蓄えさせてもらった幸福感と感謝の気持ち
   を原動力に2025年も頑張るぞ〜!お〜!
  

1 件のコメント:

  1. いいね
    モザンビークからのライブ中継

    みんなぜんぜん知ることがないよね

    エージもぜんぜん知らない

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