モザンビークは去年の12月15日、強力なサイクロン・チドに見舞われ、深刻な
被害を受け、500人以上が負傷し、死者も73人にものぼったのに、1ヶ月も
経たないこの1月にまた新たなサイクロン・ディケレディがこの国を直撃しよ
うとしています。
2019年の3月、アフリカ南東部をサイクロン・イダイが直撃。モザンビークの
港湾都市ベイラの近郊では、1000人以上が死亡し、40万人が家を失ったと
伝えられています。南半球で起きた気象災害としては、史上最悪の規模だそう。
このようには毎年モザンビークに被害をもたらすサイクロンは、インド洋南部、
太平洋南部で発生する熱帯性低気圧のことです。
米フロリダ大学で熱帯性気圧の研究を行うコレネ・マティアス氏は被害の大部分
は、風よりも洪水によるものだ。気候変動の影響で、平均気温が上がり、それに
伴い以前より湿度が上がる。こうして大雨が降る確率が高まっていると。
洪水の被害から回復していないのに、また洪水が起こるというこの負の連鎖を
断ち切る為に、温室ガスの排出国が真剣に削減と吸収の対策に取り組んでくれ
るといいのですが、、、
モザンビークでは洪水の被害だけでも大変なのに、10月の大統領選挙で与党
候補が勝利したと発表され、これに対して野党支持者らは選挙に不正があった
と反発。今年に入っても抗議デモを続けていて、治安部隊との衝突ですでに
56人以上が死亡。
またこの混乱の中で首都マプトにある刑務所で暴動が起き、33人が死亡、受刑者
ら1500人以上が逃亡したと言うことです。
このように今国中が大混乱。朋子さんによれば、危険を鑑みモザンビーク人は
家に籠り、外国駐在員なども一時的に引き上げたりしているとのこと。
そんな状況なのでマルコスもマザーテレサの家には行けてないと思うので、
電話などで状況を確認して欲しいと伝えたそうです。
洪水は悪化する一方だと思うし、この政情不安に便乗した略奪の被害に遭って
いないといいのですが、、、とみんなのことを心配していました。
新しい年の初っ端から災難続きのモザンビーク。
孤児院のことも3人娘たちや他の孤児たちのことも心配で、なんとか乗り切って
行って欲しいです。他人事とは思えないこの災害。いつか私たちの身にも
降りかかってくるでしょう。ロサンジェルスの火事のように。
正しい情報を集め、生活を見直し、地域の気候変動対策に参加し、皆んなで
声をあげましょう。
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