2021年4月14日水曜日

オンライン報告会に参加します♪       (朋子さんのブログから)

      この4月26日に開催されるユニセフの報告会
     「新型コロナウイルス危機と闘う現場から~子どもたちへの支援、
     ワクチンで守る未来~」に
     モザンビークから現場中継(?)で参加する事になりました~。
     私のプレゼンはたかが10分程度ですが、
     ご興味のある方は下記のページをご覧下さ~い!

     https://www.unicef.or.jp/event/20210426/


2021年4月4日日曜日

イースターと週末ピクニック        (朋子さんのブログから)

     人口の大半がキリスト教のモザンビークでは、
     キリストの復活祭(イースター)の週末は祝日です。
     そこでその週末はマプトの郊外の海沿いに家を持っている
     同い年の子連れのポルトガル人の友人宅に
     ジュリアと東チモールから出張中の同僚と一緒に泊まりに行きました。


     イースターという事でアルゼンチン人の友人が作った
     特別なシーフード・パエリアを頂き、
     子供たちと水風船でドッジボール大会をしたり、
     夜は大人たちで音楽を掛けて踊ったりして、
     楽しい週末を過ごしました。


     そして日曜日はお菓子やジュースを一杯買って、
     マザーテレサのホームに行き、
     5人娘達や病気や障害等でホームで暮らしている人達に、
     イースターの挨拶に行ってきました。
     シスター達は皆にプレゼントをあげるのを
     私達が来るまで待っていてくれて、
     私達にプレゼントを配らせてくれたので、
     訪問の最後にはホームの人達から、
     「いつもお世話になっているシスター達と
     今日プレゼントを下さった方々に感謝します。」と、
     嬉しいお言葉を頂きました。

     また、5人娘達の1人・コンセッサオちゃんは
     私と二人きりになった隙に、
     「ねえ、いつ私達をトモコおばさんのお家に
     連れて行ってくれるの?」と訊いて来たので、
     「あ~、ちゃんと私の約束覚えていてくれているんだな~」
     とちょっと嬉しくちょっと申し訳なくなって、
     「じゃあ、シスターにお願いしてみるね」と
     今度はシスターに5人娘を家に招いていいか尋ねたら、
     「コロナが収まってからなら、いいわよ。」と
     以前同様の返事だったので、コンセッサオに
     「やっぱりコロナが収まるまでダメだって。
     早くコロナが終息する様にお祈りしようね。」と伝えたら、
     残念そうな顔をしつつも小さく頷いてくれました。
     コロナ禍が一日でも早く収まって、この子達をお家に招けます様に…。


     その他にも、翌週末は今度はモザンビーク人のママ友仲間達と
     緑豊かな公園でピクニックを企画して、
     それぞれ昼食やおつまみを持ち寄り、
     歓談したり子ども達とゲーム大会をして、至福の午後を過ごしました。


     と、こんな感じで長引くコロナにめげずに、何とかやっております。
     ちなみにペットのウサギちゃんが亡くなった前後に、
     家の窓に雀の様な鳥が巣を作って卵を産んだので、
     取り除かずにそっとしておいたら、
     数週間後にピイピイ騒いでいたので、
     遠巻きに観察したらヒナが生まれ、
     更に数週間後にまたピイピイ騒いでいるのでまた観察したら、
     ヒナ達が成長して羽ばたき飛ぶ練習をして、
     その後無事に飛び立ちました♪
     何だか自然のお供ができた感じで嬉しくなりました。
     その後も小鳥達は時々羽休めに巣に戻ってきます。可愛いなあ~。

2021年3月26日金曜日

アメリコ君との5年振りの再会♪      (朋子さんのブログから)

 

     3月末の金曜日の午前中に久々に対面の会議に参加している最中、
     見覚えのない番号から電話が掛かって来たので、
     誰かと思って取ったら、
     「トモコおばさん、僕アメリコだよ。」と懐かしい声が!
     「今会議中で話せないから、仕事が終わってから掛けなおすから。」
     と一度切って、夜に掛けなおしました。

     今回モザンビークに戻って来て以来、
     昔の孤児院仲間で特に親しんでいた完全孤児の子達8人の内、
     女の子5人とは再会できました。(2020年3月のブログ参照)
      一方、男の子3人の内1人は既に亡くなっていて、
     残り2人は大きくなった為もあり、
     シスターの家を出てマプトから1時間程離れた郊外にある
     キリスト教系の寮生学校に入っていたので、
     ずっと会えず仕舞いでした。

     その内の大きい方の子がアメリコ君。
     私が前回モザに赴任していた時は8~10歳位で、
     控えめだけど真面目な子で、
     シスター達も我が子の様に可愛がっていました。

     アメリコ君は赤ちゃんの時に置き去りにされたか親が亡くなったかで、
     警察官が保護してマプト内の孤児院に連れて来ました。
     しかし既にHIVエイズを疾患していた為か病弱で、
     その孤児院では対応できなくなり、
     4・5歳の頃にシスター達の孤児院に送られて来ました。
     その後15歳位までシスターの孤児院で暮らしていましたが、
     2004年から毎日飲用しなければいけない抗エイズ薬が
     苦くて苦痛なのでしばらく飲むのを怠っているのがシスター達にばれて、
     怒ったシスター達は2007年にアメリコ君ともう一人のカイタノ君を
     男子寮の学校に転院させたそうです。

     転院した先の寮で真面目に勉強して去年高校の最終学年を修了したので、
     今年から大学でコンピューター・プログラミングを勉強したいという事で、
     マプトに戻って来て大学入学試験を受けて
     今その結果待ち中だそうです。

     ちなみにマプトでは同様に孤児の青年達の家に
     8人くらいで暮らしているそうで、
     その中に耳が聞こえない友がいるそうです。
     10歳くらいの時で病気で聴覚を失ったそうな。
     アメリコ君はその友達の心配をしていて、
     「彼は耳が聞こえないからあまりできることがないと
     悲観しているけど、無い物や出来ない事を考えても仕方ないから、
     今与えられた中で何ができるか考えよう、
     とアドバイスしているんだ」そうな。

     自分自身完全孤児で苦労して育っているのに、
     ポジティブ思考を保っていて偉い!
     アメリコ君、立派に育ったね!!

     そんな訳でアメリコ君が大学に入学できた暁には、
     ちゃんと学業を続けて将来独立できる様に
     学費等でも支援したいと思っています。

2021年2月25日木曜日

サイクロン・エロイーズの被害者支援

     アフリカ・モザンビーク中部に1月23日未明、
     「サイクロン・エロイーズ(Eloise) が上陸し、大きな出ています。
     国連人道問題調整事務所(OCHA)は約7000人が避難を余儀なくされ、
     家屋5000棟が倒壊・破損したと発表しました。


     モザンビークのユニセフの教育部門の責任者である渋谷朋子さんは、
     サイクロンの最も被害の大きかったソファラ州へ。
     子供9万人に緊急人道支援が必要なためです。
    




2021年2月20日土曜日

最近の作戦成功談&失敗談。        (朋子さんのブログから)


     今回は密かにほくそ笑んだ作戦成功話をいくつか聞いて下さい。
     ほとんどがジュリア絡みですが。

     去年9月に小学校に入学して直後はコロナ禍の遠隔授業でしたが、
     10月に入って漸く一クラスの生徒数を半分に減らし、
     午前と午後グループに分けて登校が始まりました。
     クラス半分なので、一グループ10人程度な上、
     何故か女の子の大半がBグループに配分されたので、
     ジュリアが所属するAグループには
     ジュリア以外に3人しか女の子がいません。
     その3人は幼稚園のクラスがずっと一緒だったので既に仲良しで、
     ジュリアが入る隙間がない模様。
     「休み時間、誰も遊んでくれない…。」と
     ある夜ジュリアが悲しそうに言うので、
     「これはママが人肌脱がなきゃ!」となり、
     ジュリアに基本的な折り紙を教えて、
     他の3人の女の子の為にも鶴とか風船を折って、
     ジュリアのカバンに友達と一緒に折るための折り紙も入れ、
     「いざ、出陣せよ!」と送り出したところ…。
     「ママ~、ビアもアナイスも折り紙を喜んでくれたよ~♪」
     と帰って来て、「よし、作戦成功!」という事で、
     とりあえず3人中の2人とは仲良くなることができました!

     しかし残り一人がなかなか手強い。
     折り紙作戦にも落ちず、
     段々勢力を伸ばすジュリアに危機感を持ったのか、
     授業中にジュリアをからかったりする様で、
     ジュリアが家に帰ってくる度に
     「今日またクララにアッカンべーされた~」などと愚痴ります。
     しまいには、ある日ジュリアとクララで
     椅子の取り合いになったらしく、
     取っ組み合い&髪の引っ張り合いの喧嘩を始めたと聞き、
     ビックリ!
     さすがにその夜はクララのママにメッセージを送り、
     「今日は私達の娘達が喧嘩したみたいだけど、
     クララに怪我はなかった?」と聞いたら、
     「え、そうなの?クララは何も言ってなかったから、
     今聞いてみる。」と言って数分後に、
     「喧嘩したけどごめんなさいしたから、
     大丈夫ってクララは言ってる。」
     という事であまり心配していない模様。

     でもジュリアの愚痴はその後も続くので、
     これは更にパワーアップの作戦を練らなきゃ、と思い、
     ジュリアに「敵は仲間に取り込めば友達になれるから、
     今度クララを家に招こうよ。」と提案したら、
     「絶対ヤダ!!」と言って断固拒否。
     そこで、「今度ビアとアナイスに遊びに来て欲しい~」
     とお願いして来た時、
     「じゃあ、クララも招いたら、
     ビアとアナイスも遊びに来て貰おう。
     クララなしなら、ビアとアナイスも招かないよ。」と言ったら、
     渋々承諾したので、
     「よし、ママの出番だ!」とばかりに3人娘が来た日には
     ベビーシッターさんとも作戦を練り、
     私も半日プール遊びなどに付き合い、
     それはもう頑張りましたよ。
     そしたら、夕方帰宅する頃にはビアとアナイスだけじゃなく
     クララも「すごい楽しかった~!
     今度はジュリアも私の家に遊びに来てね!!」と言ってくれて、
     「よし、作戦大成功!」
     ちなみにその後クララとジュリアは
     お泊り会しあう程の仲良しになりました~♪

     そしてもう一つの作戦はジュリアのお誕生会。
     毎年この時期になると
     「あ~、ジュリアの誕生日会、どうしようかな~」と
     頭痛の種ですが、
     今年は更にコロナによる様々な配慮が必要になります。
     「5人以上子どもがいるなら、
     パーティーに参加させられない」や
     「知らない子がいるなら、今回は遠慮するわ」
     という親御さんもいて、結構複雑。

     そこで、ジュリアは6人の一番仲良しのお友達を選びましたが、
     その内2人は個別にお祝いをしたいと言う事で、
     4人のお友達とこじんまりとした、
     だけど楽しいパーティーを家で開きました~。
     今年のテーマはジェニファーにちなんでウサギ!
     ケーキやビスケットもウサギにして、
     パーティーの朝は手が痛くなるまで、
     風船を一杯ふくらませて家中に飾り、
     後はお友達が来てくれたらOK !

     そして4人のお友達が到着し、
     自然にパーティー・モードになるかと思いきや、
     コロナ禍で集まって遊ぶ習慣を失ってしまった為か、
     恥ずかしがって誰も遊ぼうとせず、シーンと白けた感じ。
     「あらら、このままじゃいかん」という事で、
     またまたトモコ・ママが出動!
     「じゃあ皆で椅子取り合戦ならず、
     クッション取り合戦をしよう!」と提案し、
     ノリノリの音楽を掛けてクッション取りゲームを始めたら、
     やはり子ども、すぐに楽しそうに遊びだしてくれて,
     ひとまずホッ…。
     そんなこんなで、ジュリア7歳のお誕生日会も無事に終了!
     これで後一年は安泰♪あ~、一人っ子で良かった~!?

     ちなみに唯一の失敗談は、誕生日ケーキやクッキーを
     ジェニファーにちなんでウサギにした訳ですが、
     お誕生日の数日前に何とジェニファーが
     突然亡くなってしまいました…😢 
     なので、ジェニファーを祝福する筈が
     却ってジェニファーを追憶する皮肉なテーマとなってしまった事。
     これはさすがに予測できなかった…。
     皆さん、生き物を誕生会のテーマにするのは
     避けた方がいいですよ~。(って、普通はしないか。) 


2021年2月14日日曜日

年明けのコロナ禍奮闘記


     遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!
     今年も私の独り言ブログをどうぞよろしくお願い致します!


     さて、ようやく辿り着いた年末年始の1カ月の休暇は、
     コロナ禍の水際対策で到着後2週間は自宅自粛、
     帰任の10日前に一都四県の緊急事態宣言が出たので
     堂々と外出できたのは中5日間程度。
     他は家でひたすらオンラインショッピングなどに
     明け暮れていましたが、
     それでもモザから出て1年半振りに日本の家族と
     ゆっくり過ごせたこの休暇で
     2020年のコロナ・ストレスにとりあえず一段落出来た感じです。
     ただこの状況下、次回の帰国はいつになるか定かじゃないので、
     今回帰任の為に出国する時は精神的に辛かったです。
     ジュリアも日本の家族と1カ月どっぷり一緒に過ごした後
     空港で従妹達にお別れする時はよほど悲しかったらしく、
     さめざめ泣きながらミニスーツケースを引いて
     私の後を付いてくるので、その涙を見ながら
     「次の任地はもっと日本に近い所を希望しようかな・・・」
     と思いました。


     一方、、帰任する数日前にモザでも緊急事態令が再度出て、
     帰任後2週間後には学校の一時閉鎖を始め
     夜間外出禁止の戒厳令が発出され、
     また2020年のストレスのデジャヴ…。
     特に戒厳令が出た直後の週末は、
     友人宅に遊びに行ったジュリアを夜8時過ぎに迎えに行ったら、
     「まだ帰りたくない~」とぐずるので、
     仕方なく遊びあきるまで待っていたら9時過ぎてしまい、
     9時過ぎに外を運転したら警察に捕まってしまうので、
     やむを得ず私もジュリアの友達の家に初対面なのにも拘わらず、
     着の身着のままで泊まらなきゃいけない羽目に…。
     戒厳令で不自由なブルンジ時代を思い出させられた夜でした。


     他にも仕事では休暇を取ったのが遥か昔の様に感じる位忙しく、
     先日は民営の全国テレビにインタビューを受けるなど、
     プレッシャーは次から次へとやって来ます。


     一方、在宅勤務+ホームスクール再開で、
     ジュリアが私以外に遊び相手がいない日々が再開してしまうので、
     「これは大変、何とか手を打たねば!」という事で、
     ペット禁止のこのマンションでもばれなさそうな
     ウサギをペットに入手しました。
     厳格にはジュリアの友達の家族に貰ったのですが。
     これが意表を付いて可愛い!!
     真っ白に赤い目のフワフワ毛玉みたいな容姿だけじゃなく、
     私とジュリアにもすぐになついて
     私達の後をピョンピョンついてくるし。
     ジュリアが「ジェニファー」と命名したので、
     「ジェニちゃん」と呼んで可愛がっています♪
     ただ、いくつか弊害も。
     まず何処でも糞・尿を大量にするので、
     ただでさえ在宅勤務とホームスクールと家事で忙しいのに、
     その上フン・尿の片づけで大変!
     それとベランダに出したら植木の草花を食べられまくり、あらら…。
     更には、ジュリアと似たような名前をたまたま付けたせいか、
     「ジュリア」と「ジェニファー」がごっちゃになってしまい、
     ウサギに向かって
     「ジュリア、こんなところでウンチしちゃダメよ!」
     と叱ったら、後ろからジュリアに
     「ウンチしたのはジュリアじゃないよ!ジェニファーだよ!」
     と直されたりして、大混乱!やれやれ。

     と、まあ帰任後も相変わらずドタバタしていますが、
     母娘共に元気にやっています。
     世界各地の皆さんもいまだに先が見えないコロナ禍で
     不安な日が続いていると思います。
     それに日本は最近また地震にみまわれ、大変かと思います。
     どうか皆さん、お気を付けてお過ごし下さい…。


2021年1月25日月曜日

コロナ禍の一時帰国(朋子さんのブログから)


     コロナに負けずこの年末年始は、
     一年半振りに漸く一時帰国して来ました~!
     されどコロナ恐るべし:
     4週間の一時帰国なのに日本到着後は水際対策で2週間自宅待機、
     そして日本滞在も残り10日間になってしまった矢先に
     一都三県の非常事態宣言が出てしまいました…。
     結果、今回はあまり外出できず恒例の友達巡りも出来ませんでしたが、
     これを機に何だかんだ独り言呟きつつ
     15年以上飛び飛びながらも書き続けたこのブログを
     印刷してみました♪ 

     ネットで見つけたブログ出版局さんにお願いしたのですが、
     丁寧な対応でオーダーの翌々日には既に配達されて来て、
     「さすが日本のサービス!」と感心&満足でした!ので、
     ご興味ある方には一押しでお勧めですよ~!
     (詳細は#ブログ出版局、https://print.cssj.jp/info/voice/tb/php
     ご参考下さい。)