復活祭・家族の集いをカポヴェルデのご馳走(カシューパ)で祝う。 |
大分こちらの生 活にも慣れてきた今日この頃。
他の事を考える余裕が出てきたせいか、
最近日常生活でちょっとした悩みが発生してきています。
(日本の被災者の苦労を考える と
「悩み」と呼ぶのも申し訳ないですが・・・。)
まず1つ目は停電。
「大統領公邸の近くだから、殆ど停電なくてラッキ~」
とノホホンとしていたら、甘かっ た・・・。
ここ1週間以上、ほぼ毎晩停電で
ランプの灯りを頼りに夕飯を作って、
夕食後は暗い中何もできないので、
9時過ぎにはとっとと就寝してしまう生 活。
発電機か太陽電気パネルを買えば、と言われるけれど、
一般市民は停電が当然の暮しをしているんだと思うと、
まだ踏み切れません。
そして、これが2つ目 の悩みに繋がるのですが、
早く寝すぎで眠りが浅いせいか
以前よりも夜中の騒音に敏感になり、
深夜野犬の吠え声がとにかくうるさくて、
それで何度も目が覚め てしまいます。
その後また寝付くのに時間が掛かり、
や~っとウトウトし始めたと思ったら、
今度は耳元で蚊が飛ぶ音か鶏の鳴き声で
また目覚めてしまう始末。
私は学生時代から耳栓をして寝る習慣があるのですが、
それでも全然ダメ。
朝寝た気がしないまま仕事に行くのは辛く、
これまで犬は嫌いじゃなかったのに
最近 では恨めしくさえ思えてきて、
昨晩なんか犬が(何故か)白虎に襲われる夢までみてしまった。
動物愛護の友達には言えません・・・。
それと3つ目の悩みは、隣近所の若者。
この家に引っ越して来た当初、
力仕事などを手伝ってくれたので
「気が利く青
年だな」と思っていたら、
ある日突然愛の告白をされてしまったので、
また西アフリカ男性の
口説き好きな習性が出たと思って軽くかわしていたら、
会う度にし
つこく言い寄って来ます。
そこで切り札台詞
「私は既婚で日本に夫が居るから、
口説いても時間の無駄なだけ」と言っても、
「そんなの関係ない、大事なのは僕
らの愛だ!」
と訳が分からない食い下がり方をして、諦めません。
いい加減困るので冷たくしていたら、
終いには私の家の門の前で周りに聞こえる大声で、
「君
の事しか考えられない~、アモ~ロ(愛してる)!」と
(何かのドラマみたいに)叫ぶは、
私が家から出る度に何処からともなく現れ、
また懲りずに話しかけて
きます。
何だか自分の行動をストーカーに見張られているみたいで
ちょっと怖くなり、
最近は仕事以外で家から出るのも
やや億劫になってきてしまいまし
た・・・。
そんな中、
昨日は復活祭(イースター)だったので気を取り直して、
午前中に大聖堂に行ってみたら、
入り口にも人が
入りきらない位満員で、
それでも帰らないこの国の人達の信仰深さに感心。
その後、今度は教育省基礎教育局の局長さんが
ご家族の洗礼祭に招いて下さったので
参加した所、
とにかく大きな一族で
彼女の兄弟9人とその家族達約50人が集い、
とことん飲んで食べてお喋りして、
とにかく一日ぶっ通しで賑やか!
また、よ
そ者で初対面の私を
もう家族の一員の様に受け入れて下さり、
久々に触れた西アフリカのオープンで
人を包み込む温かさが胸に沁みました。
日常の細やかな悩み
は多少あっても、
やっぱりギニア・ビサウに来て良かった。
彼らのこういう寛容な文化は、
是非私も見習っていきたいものです。
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