2011年4月25日月曜日

♪ビサウ生活での細やかな悩みと賑やかな復活祭♪       朋子さんのブログから

復活祭・家族の集いをカポヴェルデのご馳走(カシューパ)で祝う。

     大分こちらの生 活にも慣れてきた今日この頃。
     他の事を考える余裕が出てきたせいか、
     最近日常生活でちょっとした悩みが発生してきています。
     (日本の被災者の苦労を考える と
     「悩み」と呼ぶのも申し訳ないですが・・・。)

     まず1つ目は停電。
     「大統領公邸の近くだから、殆ど停電なくてラッキ~」
     とノホホンとしていたら、甘かっ た・・・。
     ここ1週間以上、ほぼ毎晩停電で
     ランプの灯りを頼りに夕飯を作って、
     夕食後は暗い中何もできないので、
     9時過ぎにはとっとと就寝してしまう生 活。
     発電機か太陽電気パネルを買えば、と言われるけれど、
     一般市民は停電が当然の暮しをしているんだと思うと、
     まだ踏み切れません。

     そして、これが2つ目 の悩みに繋がるのですが、
     早く寝すぎで眠りが浅いせいか
     以前よりも夜中の騒音に敏感になり、
     深夜野犬の吠え声がとにかくうるさくて、
     それで何度も目が覚め てしまいます。
     その後また寝付くのに時間が掛かり、
     や~っとウトウトし始めたと思ったら、
     今度は耳元で蚊が飛ぶ音か鶏の鳴き声で
     また目覚めてしまう始末。
      私は学生時代から耳栓をして寝る習慣があるのですが、
     それでも全然ダメ。
     朝寝た気がしないまま仕事に行くのは辛く、
     これまで犬は嫌いじゃなかったのに
     最近 では恨めしくさえ思えてきて、
     昨晩なんか犬が(何故か)白虎に襲われる夢までみてしまった。
     動物愛護の友達には言えません・・・。

     それと3つ目の悩みは、隣近所の若者。
     この家に引っ越して来た当初、
     力仕事などを手伝ってくれたので
     「気が利く青 年だな」と思っていたら、
     ある日突然愛の告白をされてしまったので、
     また西アフリカ男性の
     口説き好きな習性が出たと思って軽くかわしていたら、
     会う度にし つこく言い寄って来ます。
     そこで切り札台詞
     「私は既婚で日本に夫が居るから、
     口説いても時間の無駄なだけ」と言っても、
     「そんなの関係ない、大事なのは僕 らの愛だ!」
     と訳が分からない食い下がり方をして、諦めません。
     いい加減困るので冷たくしていたら、
     終いには私の家の門の前で周りに聞こえる大声で、
     「君 の事しか考えられない~、アモ~ロ(愛してる)!」と
     (何かのドラマみたいに)叫ぶは、
     私が家から出る度に何処からともなく現れ、
     また懲りずに話しかけて きます。
     何だか自分の行動をストーカーに見張られているみたいで
     ちょっと怖くなり、
     最近は仕事以外で家から出るのも
     やや億劫になってきてしまいまし た・・・。

     そんな中、
     昨日は復活祭(イースター)だったので気を取り直して、
     午前中に大聖堂に行ってみたら、
     入り口にも人が 入りきらない位満員で、
     それでも帰らないこの国の人達の信仰深さに感心。
     その後、今度は教育省基礎教育局の局長さんが
     ご家族の洗礼祭に招いて下さったので 参加した所、
     とにかく大きな一族で
     彼女の兄弟9人とその家族達約50人が集い、
     とことん飲んで食べてお喋りして、
     とにかく一日ぶっ通しで賑やか!
     また、よ そ者で初対面の私を
     もう家族の一員の様に受け入れて下さり、
     久々に触れた西アフリカのオープンで
     人を包み込む温かさが胸に沁みました。
     日常の細やかな悩み は多少あっても、
     やっぱりギニア・ビサウに来て良かった。
     彼らのこういう寛容な文化は、
     是非私も見習っていきたいものです。

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