漸く待ちに待った日本への一時帰国休暇が1週間後に迫りました。
その日はジュリアがお友達の家にお泊りに行ったので、
私は久々に子ども抜きで友達と夕食を食べゆっくり寝れたと思ったら、
早朝7時前に泊まっている友達のお母さんからメッセージが来て、
「夜中にジュリアが吐いてちょっと熱がある」との事。
慌ててジュリアを迎えに行くと、特にぐったりはしていない様子なので、
「食中毒か?コロナか?」と思って様子を見ていたら
翌日には大分熱も引いたので、
「やはり食中毒だったみたいね」と安心して、
翌週日本出発の前々日に搭乗する為に
2人ともコロナのテストを受けました。
結果は24時間後ですが、
勿論旅行できると思って荷造りも進めていたら、
テスト先のラボから連絡が来て、
「トモコさんは陰性ですが、ジュリアちゃんは陽性と出ました。
親子で結果が違う為誤診の可能性もあるので、
ジュリアちゃんは受け直して下さい。」だって!
慌ててジュリアを連れて
ラボで泣いて嫌がるジュリアだけテストを受け直し、
また待つ事24時間で出発日の朝。
祈る気持ちでメールを開いたら、
「残念ながらまた陽性でした。自宅隔離して下さい。」
ま、まじで・・・?
「やった~、待ちに待った日本での休暇だ~!!」
というルンルンモードから、
これから2週間自宅から一歩を出ちゃいけない隔離生活という
正反対の展開に、一気に奈落の底に突き落とされた気分…。
そんなこんなで、すっかり意気消沈しつつ2週間の隔離生活開始。
これから1ヶ月休暇で留守にする予定だったので、
食材も使い切ってなくなっていたので、どうしたものか。
おっと、その前に航空券の変更しなくちゃ。
と慌ててインターネットでカタール航空券を
今日から2週間後に変更しようとしたら、
もう8月前半のエコノミークラスの席は残っていず、
値段が3倍するビジネスクラスのみ。
「この夏の日本旅行は断念か…」と半分諦めつつもダメ元で
エチオピア航空の空席状況を検索したら、
2週間後の便のエコノミークラスで後2席残っているではありませんか!
「これ幸い♪」と早速予約してクレジットカードで支払おうとしたら、
日本やモザのカードで何度やってもダメ。
日本のカードはセキュリティーロックが掛かったのかと思い、
わざわざ早起きして日本の銀行に電話して、
国際電話なのに長く待たされジリジリしつつも
忍耐強く待って一時的ロック解除の手続きをして貰い、
再挑戦しましたが、それでもダメ。
自らエチオピア航空の事務所に行ったらカードで払えるのに…。
モザのカードの方が残額が少ない為かと思い、
家にある現金を振り込めばいいじゃん、と思いましたが、
おっと自宅隔離で出ちゃいけないんだった。
いや~、自分自身で動き回れないって、何て不自由なのかしら…。
そうやって途方に暮れていたら、
ビサウ時代から仲良しで偶然モザに赴任していた
ベルギー人の友人・サラが、
「じゃあ、私が代わりに払いに行ってあげるよ!
ついでに食材の買い物もしてあげるから、リストしといて。」
と優しい提案をしてくれたので、サラ様々でお願いしました。
実はサラ自身家族が7月頭にコロナに掛かり
一家揃って2週間の隔離生活を経験した所なので、
その不便さを身をもって実感していたからでしょう。
そうやってサラのお影で2週間後のチケットを購入できたので、
「今は辛くても、2週間後には日本に行ける」
という希望と友情と思いやりの大切さを実感しました。
不幸中の幸いと言うべきか、
ちょうど東京五輪の2週間と重なったので、
屋内で仕事以外の時間はオリンピック観戦をしたり、
それに触発されてはジュリアと卓球したりWiiスポーツで遊んだり、
生まれて初めてパンを焼いてみたり、
二人で瞑想したり音楽かけて踊ったり、
とにかく屋内でできる事はやってみた感じ。
それとコロナを少しでも早く治すのに有効と言われる事は
なるべくやった2週間。
すなわち水分を一杯飲み、
ビタミンC・Dを摂取し睡眠を十分に取り適度の運動をして、
超健康的な生活をしていたら、
普段よりも却って体調が良くなり、これも不幸中の幸いですかね…。
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