2021年10月31日日曜日

Bear, Lion and Tiger Friends Say Goodbye After 16 Years Together

     Together Forever 

      16年間も一緒に家族のように生活してきた
     ライオンとクマとトラの心温まるお話です。

     彼らは小さい時からほとんど離れることなく、
     常に鼻を擦り付けあったりして仲良く暮らして来たのですが、
     遂にその一頭の仲間に別れを告げなければならない時がやって来ました。
     その3頭の最後の時間の過ごし方に
     飼育係はとても感銘を受けたそうです。
 
     The BLT  

     この3頭はNoah's Ark Animal Sanctuary で
     「The BLT」と呼ばれてるトリオです。
     普通だったらこのような3頭はお互いに殺し合っているはずなのに、
     彼らはとても仲良く、離れようとはしなかったそうです。
     この珍しいケースは彼らがとても小さかった頃からスタート。

     How it All Began

     物語は麻薬捜査から始まりました。
     警察がアトランタの家に踏み込んだ時、地下室に閉じ込められていた
     この3匹を見つけました。

     Sick cubs

     この3匹はひどい状態で、
     小さな檻に寄生虫まみれで閉じ込められていました。
     そのため健康を取り戻させるのは大変だったそうです。

     Welcome Home

     その後3匹はNoah's Ark Animal Sanctuary に引き取られ、
     新しい生活が始まりました。
     クマ、ライオン、タイガーを一緒の所に入れるなんて、
     普通では考えられなかったのですが、
     3匹はとても仲が良く、広いスペースがあるにもかかわらず、
     離れたがりませんでした。


     3匹の絆がとても強いのは、恐らく彼らが共有した
     初期のトラウマのせいだと言われています。

     The bear Necessities 

     飼育係がつけたクマの名前は「バルー」
     ディズニー映画の「Jungle Book」から来ています。

     Tiger, Tiger, Burning Bright

     トラの名前は「シアカーン」
     やはりディズニー映画の「Jungle Book」から来ています。

     Starry Night

     ライオンのキャラクターは「Jungle Book」には出てこないので、
     彼の名は「レオ」と名付けられました。
     レオが一見メスライオンに見えるのは、
     小さい時に避妊矯正を受けた為、たてがみが生えてこなかったのです。

     The Lion Sleeps Tonight

     悲しいことに、歳をとるにつれレオは深刻な病気に。
     それでどこが悪いのか手術して調べることになりました。
     3頭が離れたのはその期間だけでした。

     Waiting For Results

     レオがいない間、2頭はお互いに慰め合っていました。
     レオの衰弱がひどいので、レオが病気だということは
     彼らにも分かっていたと思うと飼育係が述べています。

     手術中、レオの肝臓が機能していないことがわかりました。
     レオはひどい痛みを抱えていたのでしょう。
     獣医は彼を眠らせることが最善の策であると判断。

     でも飼育係はレオをそのまま眠らせることはしませんでした。
     レオを最後にもう一度蘇生させ、
     彼に兄弟ときちんとお別れをする機会を与えたのです。

     Goodbye Brothers

     最後にもう一度寄り添ったときに、
     何が起こっているのかを実際に理解している動物がいるかどうかを
     判断するのは困難でした。 確かに、バルーとシアカーンは
     彼らの兄弟が病気であることを知っていましたが、
     これが最後のお別れになるということは理解出来なかったかもしれません。
 
     彼らの理解の欠如にもかかわらず、
     トリオは最後にもう一度お互いを抱きしめました。
      そして、彼らと最後の瞬間を一緒に過ごした後、
     レオは眠りにつくために連れていかれました。

     It's been a Long Day Without You, My friend 

     彼らの動物間の家族の絆の強さを考慮して、
     飼育係は彼らの兄弟の死後、
     バルーとシアカーンを注意深く見守っていました。
      彼らは、動物が何らかの形のうつ病を経験するかもしれないことを
     心配していました。

     And I'll tell You All About It When I See You Again

     ありがたいことに2頭の団結は固く、
     飼育係によると、彼らはレオの死に
     信じられないほどうまく対処し、
     今でもすべての時間を一緒に過ごしているそうです。

     さよならを言うことは決して簡単ではありません。
      Noah's Ark Animal Sanctuary のスタッフもレオの死を悲しんで、
     お別れの会を開いたそうです。

     これらの3匹の動物は、生涯を通じて寄り添い、
     そのうちの2匹は今も健在です。

2021年10月17日日曜日

クランベリーのピンクの湖         81回トランスリンクの旅

     せっかく晴れマークだった日曜日を選んだのに、
     当日は100%雨の予報。
     今回は遂に傘を使うかなって思っていましたが、
     やっぱり私たちは晴れ女だったんですね。
     朝からどんよりと曇ってはいましたが、
     1日雨には降られませんでした。
     参加者は幸子さんと多美江さんと私の3人。

     今回こそは「クランベリー」が水に浮いているところを見たいと、
     多美江さんの運転で出発しました。


     目指したクランベリー畑はなんかもう収穫が終わったような感じ。
     どこの畑もこんな感じで、水さえ入っていません。


     今回もダメかと諦めかけていたのですが、、、
     遠くの畑の側にトラックのような車があるのを見つけて、
     もしかしたらとRiver Road を西に向かって走ってみました。



     Fraser River を左手に見ながら走っていくと、右手に細い道が。
     上手くその小道に入ることが出来たのですが
     (これは多美江さんのおかげ)
     ちょっと走るとDead End に。
     車から降りてクランベリー畑はどこかと探していたら、
     近くの家から男の人が怖い顔をして出て来て。
     「こんなところに勝手に入って来て」と怒鳴られるのだなって
     覚悟しつつ、「はーい!」とにこやかに近づき、
     「クランベリーの収穫を見に来たのだけど」と言うと、
     その人もにこやかになって
     「ここは危険でクランベリー畑には近づけないけど、
     昨日River Road の鉄橋のあるあたりで収穫をしていたから
     そっちに行ったら見られると思うよ。
     そこだったら道路から見えるから」
     と親切に教えてくれました。


     鉄橋のあたりでやっとピンクに染まったクランベリー畑に出会えて。


     せっかく見つけたのですが、道路からはちょっと遠く、
     近くで見たいと思ってもゲートがあって勝手には入れません。


     中にいたインド人のおじさんにダメ元で、
     「クランベリーの写真を撮りたいので中に入ってもいいですか?」
     と尋ねたところ、なんと「どうぞ」と言ってくれたのです。
     その瞬間おじさんが仏様のように見えました。
     実際このおじさん良い顔してますよね?
    

     畦道に入るとクランベリーの「ピンクの湖」が目の前に広がっています。

     実はクランベリー、元々北米が原産。
     今ではこのBC州が生産高で世界第3位です。
     かなり古い時代から食用だけでなく、染料や薬の材料として
     北米の先住民に利用されていたそうです。

     ピンクに染まった畑は「ボグ」という特殊な畑で、
     日本の水田に良く似ています。
     地表面は平坦で傾斜のないように整備されていて、
     その周りに低い土手が作られています。
     内側に水が溜めるられるようになっているのですね。

     収穫の仕方には2通りあって
     1)がウエットハーベスティングで
     ボグに数インチの深さに水を張り、攪拌機で水をかき混ぜて
     実を浮かび上がらせます。
     実が水に浮いているところをポンプで輸送用のトラックに集め、
     加工工場に運ぶのです。
     この方法で収穫されたクランベリーは全て加工用に使われます。
     2)はドライハーベスティングです。
     芝刈り機にクシみたいなベルトコンベアのついた収穫機で
     収穫します。
     この方法で収穫されたクランベリーが生食用として
     お店で売られています。
     私たちが作るジャムやソースはこのクランベリーを使います。 

     以前見た時は真っ赤だったのに、今回はピンク色。
     おじさんの話によると年によって色が違うそうです。


     「よく見てごらん。クランベリーは色々な色をしているだろう」
     と言われ良く見たら黒っぽいのから赤、ピンク、白までありました。


     「Fowl Farmer 」に寄ってドライハーベストで収穫した
     生食用のクランベリーを買って来ました。
     前回作ったジャムが美味しかったので、また作るつもりです。


     ランチは近くのCountry Meadows Golf Courseにある
     レストランThe Grill へ



     料理も美味しかったし、サービスも良かったです。


     庭がとても可愛らしく、天気の良い日にこの庭を眺めながら
     食事したら素敵でしょうね。

     今回やっとクランベリーの収穫の一端を見ることが出来ましたけど、
     これもひとえに多美江さんのおかげ。
     どこにあるか分からないクランベリー畑を探す。
     それも一車線しかない田舎道なのに、後ろから結構車が来るし、
     停まりたいなと思っても脇に余分なスペースがない。
     私が「あれ見たいからちょっと停まってくれない?」だとか、
     通りすぎてから「あの道に入りたいんだけど」と無理な注文をしても、
     嫌な顔一つせず、ちゃんと目的地に連れて行ってくれたおかげです。
     多美江さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
   

2021年10月9日土曜日

クランベリーの収穫を見に行きましたが、、 80回トランスリンクの旅

        

     上の写真のように畑一面がクランベリーで、
     真っ赤な湖?と思うような美しい景色が見たくて、
     はっきり収穫日もわからないまま
     今回のトランスリンクの旅を計画しました。
     当日の天気予報は雨。それでも雨天決行とし
     参加者は雅子さん、幸子さん、ミツコさんと私の4名。
     
     朝起きたら曇り空でしたが幸運にも雨は降っておらず、
     ミツコさんの車で畑に向かいました。  
     

     目指した畑の一箇所には作業員の人が何人かいましたが、
     見たところどの畑にも水は張られておらず、
     目をいくら凝らしても赤い湖はどっこにも見当たりません(涙)
     まだこれからだったんですね。


     それでクランベリー畑が所有している
     お店「Fowl Farmer」に行ってみました。


     このお店、店内はアーリーアメリカンスタイルで
     西部開拓時代を思わせるインテリアが
     独特の雰囲気を醸し出していました。


     売っているものは全てオーガニック製品。
     自然の環境で育ったバイソンの肉
     (このバイソンの肉って、抗生部質も成長育成剤も与えられていないし、  
     味は牛肉に似ていて、牛肉よりやや甘く、味もリッチだそう。
     今度試しに買ってみようかなって思いました)
     草だけ食べて育った牛の肉、それにFree Range のチキンや卵、
     ターキーなど。


     左の棚には天野醤油のたまりや
     すべて天然の低温殺菌されていない蜂蜜も。


     買い物ついでにお店の人に、クランベリーの収穫日を聞いたら、
     「今月の末頃だけど、ノーアクセスだからね」と
     厳しく言われてしまいました。
     本当に我々のような見学者に来て欲しくないのですね。
     過去に事故でもあったのでしょうか?
     それで今日は諦めてランチと買い物を兼ねてIkea に。
     

     今回の旅はIkea に行く旅だったのかと思うほど、長時間Ikea にステイ。
     食事は安いし、飲み物は飲み放題だし、
     何時間居座っても文句言われないしで、
     雨の日、友達とお喋りするには最高の場所でした。
     買い物も沢山出来たし、、、

     今回はクランベリーの収穫は見られませんでしたが、
     諦めずまたトライすることになりました。
     リッチモンドはクランベリーの生産が世界で3番目だというのに
     それを見ないなんて残念じゃないですか?
     次回を乞うご期待!

     

2021年10月3日日曜日

政さんの畑へ 79回トランスリンクの旅

     今回のトランスリンクの旅は
     クランベリーの収穫を見る旅の筈でしたが、、、
     このクランベリーの収穫日と言うのが曲者で、
     いくらサイトで探しても、収穫の写真は出てくるけど、
     肝腎要の畑のアドレスやいつ収穫するのかどこにも出て来ません。
     それで1週間前に雅子さんと2人で畑のありそうな所を
     あちこち探し回って、やっと畑は見つけたものの、
     いつが収穫日かはっきりしなくて。

     どうしたらいいかと悩んでいたら政さんから
     「梨を撮りにこないか?」と嬉しい電話が入り、
     これは良いチャンスと梨をもらいに行くか、
     やっぱり最初決めた通りクランベリー畑を探しに行くか、
     迷った挙句参加者の3人に相談してみました。
     そしたらみんな「梨をもらいに行きたーい」と一致。
     参加者が少なかったおかげですぐに決断出来ました。
     それで急遽目的地をPitt meadows の政さんの所に変更。
     朝10時に我が家に集合。
     雅子さんの運転で出発しました。
     参加者は雅子さん、ミツコさん、幸子さんと私の4人です。


     無事政さんに迎えられたのは良いのですが、
     最初の政さんの一言「枝豆いる?」と言われた途端
     我々のオバタリアンパワーがぜんかーい。
    
     
     夢中で枝豆を採っている私たちです。
     これだけではありません。
     「ビーツは?」「大根は?」「カボチャは?」
     政さんがオファーしてくれるたびに
     「欲しいー」「欲しいー」と叫び続けた私たち。
     大きなビーツをもうもらったのに、奥様のジュリエットさんが
     「ビーツもう一つ欲しい?」
     と言われた時も「欲しーい」って。
     「本当にどこまで欲張るんだお前たちは」
     って言われても仕方ないくらい
     私たちの辞書には「遠慮」という言葉がなーい。

     食事前に畑や果樹園を見せてもらいました。
     ここは元々はブルーベリーの集積所だった所を買って、
     自分たちで雑木を掘り起こし、雑草を抜き、土地を平にして
     畑を作って行ったそうです。


     2エーカーもあるというその敷地に今では
     大根、ズキニ、南瓜、リーク、小松菜、ビーツ、トマトなど
     色々な野菜が植えられていて、
     その後ろにブルーベリー畑が広がっています。
     

     雑草を抜いていたら、
     雑草の下から沢山のブルーベリーの木が出てきて、
     今日のようなブルーベリー畑になったそうです。


     この写真は以前訪問した時に撮った写真ですが、
     雲がなければブルーベリー畑の向こうにこんな山々が見えるのです。

        

     果樹園にはりんご、かき、無花果、梨、以外にも


     マルメロ、


     ポポなどの珍しい果物の木がありました。


     ランチは以前ご馳走になって忘れられないくらい美味しかった
     野菜のBBQ をリクエスト(どこまで図々しいのだって言われそう)
     それと私たちが持参したお弁当で。
     畑の真ん中で食べる新鮮な野菜のBBQ,
     これに勝るものってありませんね。


     ジュリエットさん、
     彼女の作ってくれたビーツの煮物もサイコーでした。


     ジュリエットさんとは何回かお会いしていたのですが、
     こんなにお話ししたのは初めて!
     次から次へと話題が出て本当に楽しい時間だったぁー。

     この後政さんにお願いしてダイクに連れて行ってもらいました。


     ダイクの側にあるクランベリー畑はもう収穫が終わっていて、
     そのあとの畑はまるで湖のよう。
     青空にポッカリ浮かんでいる雲が水に映ってとてもきれいでした。


     ここからダイクGreenway です。


     Pitt River は時たまチラリと見えるくらい。


      ミツバチの巣箱が並んでいました。
    

     帰りマサさんの作った石庭の前で記念写真。



     びっくりするくらい沢山の枝豆とビーツを4人で分けた上


     一人一人こんなに沢山秋の味覚を頂いてしまいました。
     帰りはお土産つづらを背負ったおばあさんの気分でルンルン!
     政さん、ジュリエットさん、ありがとうございました!
     今回に懲りずまた私たちを招待してくださいね。
     おかげで実り豊かな秋を思う存分楽しんだ旅となりました。

     幸子さんが私たちの旅を素敵な動画にしてくれました。