せっかく晴れマークだった日曜日を選んだのに、
当日は100%雨の予報。
今回は遂に傘を使うかなって思っていましたが、
やっぱり私たちは晴れ女だったんですね。
朝からどんよりと曇ってはいましたが、
1日雨には降られませんでした。
参加者は幸子さんと多美江さんと私の3人。
今回こそは「クランベリー」が水に浮いているところを見たいと、
多美江さんの運転で出発しました。
目指したクランベリー畑はなんかもう収穫が終わったような感じ。
どこの畑もこんな感じで、水さえ入っていません。
今回もダメかと諦めかけていたのですが、、、
遠くの畑の側にトラックのような車があるのを見つけて、
もしかしたらとRiver Road を西に向かって走ってみました。
Fraser River を左手に見ながら走っていくと、右手に細い道が。
上手くその小道に入ることが出来たのですが
(これは多美江さんのおかげ)
ちょっと走るとDead End に。
車から降りてクランベリー畑はどこかと探していたら、
近くの家から男の人が怖い顔をして出て来て。
「こんなところに勝手に入って来て」と怒鳴られるのだなって
覚悟しつつ、「はーい!」とにこやかに近づき、
「クランベリーの収穫を見に来たのだけど」と言うと、
その人もにこやかになって
「ここは危険でクランベリー畑には近づけないけど、
昨日River Road の鉄橋のあるあたりで収穫をしていたから
そっちに行ったら見られると思うよ。
そこだったら道路から見えるから」
と親切に教えてくれました。
鉄橋のあたりでやっとピンクに染まったクランベリー畑に出会えて。
せっかく見つけたのですが、道路からはちょっと遠く、
近くで見たいと思ってもゲートがあって勝手には入れません。
中にいたインド人のおじさんにダメ元で、
「クランベリーの写真を撮りたいので中に入ってもいいですか?」
と尋ねたところ、なんと「どうぞ」と言ってくれたのです。
その瞬間おじさんが仏様のように見えました。
実際このおじさん良い顔してますよね?
畦道に入るとクランベリーの「ピンクの湖」が目の前に広がっています。
実はクランベリー、元々北米が原産。
今ではこのBC州が生産高で世界第3位です。
かなり古い時代から食用だけでなく、染料や薬の材料として
北米の先住民に利用されていたそうです。
ピンクに染まった畑は「ボグ」という特殊な畑で、
日本の水田に良く似ています。
地表面は平坦で傾斜のないように整備されていて、
その周りに低い土手が作られています。
内側に水が溜めるられるようになっているのですね。
収穫の仕方には2通りあって
1)がウエットハーベスティングで
ボグに数インチの深さに水を張り、攪拌機で水をかき混ぜて
実を浮かび上がらせます。
実が水に浮いているところをポンプで輸送用のトラックに集め、
加工工場に運ぶのです。
この方法で収穫されたクランベリーは全て加工用に使われます。
2)はドライハーベスティングです。
芝刈り機にクシみたいなベルトコンベアのついた収穫機で
収穫します。
この方法で収穫されたクランベリーが生食用として
お店で売られています。
私たちが作るジャムやソースはこのクランベリーを使います。
以前見た時は真っ赤だったのに、今回はピンク色。
おじさんの話によると年によって色が違うそうです。
「よく見てごらん。クランベリーは色々な色をしているだろう」
と言われ良く見たら黒っぽいのから赤、ピンク、白までありました。
「Fowl Farmer 」に寄ってドライハーベストで収穫した
生食用のクランベリーを買って来ました。
前回作ったジャムが美味しかったので、また作るつもりです。
ランチは近くのCountry Meadows Golf Courseにある
レストランThe Grill へ
庭がとても可愛らしく、天気の良い日にこの庭を眺めながら
食事したら素敵でしょうね。
今回やっとクランベリーの収穫の一端を見ることが出来ましたけど、
これもひとえに多美江さんのおかげ。
どこにあるか分からないクランベリー畑を探す。
それも一車線しかない田舎道なのに、後ろから結構車が来るし、
停まりたいなと思っても脇に余分なスペースがない。
私が「あれ見たいからちょっと停まってくれない?」だとか、
通りすぎてから「あの道に入りたいんだけど」と無理な注文をしても、
嫌な顔一つせず、ちゃんと目的地に連れて行ってくれたおかげです。
多美江さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
とうとう初志貫徹しましたね❣️
返信削除苦労の後が偲ばれます😊
それでも珍しい景色に出会えて楽しい旅ができてよかったですね。
雅子