今回のトランスリンクの旅はSea Wallを散策した後、
Granville Island でランチを取り、Round House で開かれている
Art Exhibition を見るという盛り沢山の旅です。
いつも参加してくださる方たちがほとんど日本に行ってしまったので、
人数が集まるかどうか心配でしたが、嬉しいことに参加者が7人。
その上当日はこれ以上望めないという素晴らしい天気でした。
9時45分 Olympic Station で集合
Olympic Village Station の壁にこんな素敵な壁画が。
銅色の満月の下で踊る女家長のこの絵は
Shain Niniwem Selapem Jackson の「Eagle Woman」です。
これはそれぞれの時代に生まれた女家長たちが織りなす
愛と団結による奉仕の素晴らしさを描いた女性賛美の作品です。
この作品を描いたShain Niniwem Selapem Jacksonは
Coast Salish 出身の弁護士として、先住民コミュニティや組織の利益を
守る仕事をしながら、素晴らしい作品を描いています。
彼のこの作品、Coast Salish のデザインの伝統を守りつつ、
自分の思いを表現していて、この絵、なんか心に残りました。
Olympic Village からSea Wall を歩いてGranville Village まで2キロ。
Sea Wall に入る道、これが結構複雑で迷わず入れるかどうか
心配でしたが、事前の雅子さんのアドバイスとGabe の記憶とで
無事Sea Wall に入ることが出来ました。
ここからGranville Island まで散歩です。
Granville Island に入る手前にこんなボードが。
これはTrance Canada Trail のプロジェクトに寄付した人達の
名前が書かれたボードです。
これにGabe(今回新しく参加してくれた) とその家族の名前が
(Gaber が指で示している所)記されていました。
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Trance Canada Trail |
Trance Canada Trailと呼ばれるこのプロジェクトは
大西洋から太平洋、北極海まで伸びるレクリエーション用の
多目的トレイルとしては世界最長で、全長24,134kmあるそうです。
このSea Wall もその一部です。
摩耶さんとGranville Island の正美さんのお店(Postcard Place)の前で合流。
前列の右が裕子さん、後列の左から2番目が Gabe。
新しく参加してくれた2人です。
いつも笑顔のオーナーの正美さん。
正美さんはお忙しくて、私達と一緒に行動は出来ませんが、
多額の寄付をしてくださったり、応援のメールをくださったりと
この私達の活動を影から応援していただいています。
お店の中は素敵なカードでいっぱいです。
ランチはTap & Barrel Bridges Restaurant で。
ピッザも餃子も海老もサラダもみんな美味しかったー!。
ここは摩耶さんのいとこが経営している
お店「ARTISAN SAKE MAKER」。
自分たちでお米を作り、そのお米でオリジナルの日本酒を
作り出しているんですよ。凄いですね。
この狭いロットでお酒を作るそうです。
ここの酒粕は絶品!我が家では欠かせない食材です。
味噌とジンジャーが入ったドレッシングも美味しそう!
Public Market にも入りました。
このMarketの中にあるGabe の甥のスイーツショップ。
甥御さんがいらっしゃらなかったのが残念だったけど、
ご馳走になったホットチョコレート、美味しかったです!
ここで摩耶さんとお別れ。
私達はaquabus に乗ってRound House へ。
Yaletown で下車
BC Achievement Foundation Art Exhibition を見に来ました。
以下の3名のアーティストがBC Achievement Polygon Award を受賞!
Xwalacktun はスカーミッシュとクワカワワクの彫刻家。
彼の作品は、彼自身の人生に関連した伝統的な物語を使用して、
癒し、成長、環境への意識向上というのが中心的なテーマだそう。
Klatle-bhi はスカーミッシュとクワカワワクの彫刻家
彼は祖先の精神的、文化的表現を取り入れつつ、
自身の個人的かつ精神的な人生の旅を表現しているそうです。
Brent Sparrow はムスキアムの彫刻家
彼は母親のスーザン・A・ポイントと養子としてクワカワクワクの
アーティストで彫刻の巨匠であるジョン・リビングストンの見習いを
通して自身の芸術性を磨いたそうです。
サケが産卵場から海へ行ったり来たりすることに人の人生を見ていて、
真ん中の彫刻にも回遊するサケが描かれています。
次はAward of Distinction(優秀賞)を取ったアーティスト
Marie Khouri の作品。 左の作品は’The Crowd”
Marie Khouri はエジプト生まれのアーティスト。
元々はパリで翻訳と金融の仕事をしていましたが、50代の半ばになって、
彫刻の面白さに目覚め、彫刻家になった面白い経歴の持ち主です。
彼女の作品を見ていると、人は幾つになっても挑戦出来るのだーって
勇気が出てきますね。
今年彫刻とパブリックアートにおける彼女の生涯の功績に対して、
州最高賞を受賞。ちなみに白い陶器のかけらのような物は
愛を表したアラビア文字のようです。
Bridget Catchpole の作品 彼女はArt +Design Award 受賞

Art Exhibition を見た後は近くのお店でティータイム。
日常を離れてちょっといつもと違った所を、いつもと違うメンバーで
歩いてみると、また違った世界が見れるものなんですね。
今回も色々な事が心に残った旅でした。
Iphone を忘れてしまった私にIphone を貸してくれた順子さん、
良き道案内人だったGabe,お世話になりました。