さて、前回のブログで書いたダカールとカーボヴェルデの旅から
     モザンビークに戻った途端、出発まで2ヶ月を切ったので
     カウントダウン開始!引っ越し準備からお別れ会の開催準備、
     仕事面では引き継ぎ準備で目が回りそうに慌ただしくなりました。
     予想通りですが。最後の数週間は、最後の挨拶の地方出張や、
     最後の会議でお別れをスピーチをされて、
     ただでさえ涙脆い私は例の如く号泣。
     何度も転勤しているのに何故いまだに慣れないんだろう。っていうか、
     更に悪化している気がする。ああ、恥ずかしや…。


     そんな中でも、決して外したくなかったのが、
     ジュリアの親友達とその親友達とのグループ旅行。
     以前のブログでも書いたと思いますが、今回マプトで
     生活した3年半の間に、ジュリアは3人のお友達と超仲良しになり、
     4人で(何故か)「ブルー・ピンク」というグループを結成しました。
     その4人でダンスクラスに通ったり週末一緒に遊んだりしている内に、
     それに付き添っている親達も超仲良しになり、
     2世代に渡る友好となった訳です。ちなみに親達の国籍は多様で、
     日本人の私以外、韓国人、フランス人、ポルトガル人、スペイン人、
     ハイチ人、コンゴ人とまさに七者七様!


     その仲間達とお別れ記念にマプトから週末に船で1時間南下した所に
     ある海が綺麗なサンタマリア半島で昼間はビーチで
     夜は歌を歌いながらバーベキューをしたり、


     隣国エスワティニ(旧名スワジランド)のブッシュファイア音楽祭で
     ピクニック感覚でコンサートや文化イベントを楽しんだりして、
     この大切な友情が心に刻まれる思い出が作れましたー♫


     そんなこんなで、モザんビーク生活も最後の日となったその夜、
     その仲良しママ友達と最後の一杯に繰り出そうとしたら、
     道中で対向車線の車がこちらの車に突然すり寄って来て、
     まさかの接触事故。幸いママ友の車に傷がついた程度で怪我人は
     出ませんでしたが、警察が来るまで数時間待たなきゃいけなくなり、
     あちゃちゃ…。最後の一分一秒でも惜しい時に限って
     こういう事って起こっちゃうんですよね。
     で、始めの1時間位は一緒に待っていましたが、それでも警察が
     来ないのでそのママ友が「トモコは明日出発で忙しいだろうから、
     先に帰っていいよ」と言ってくれたので、
     一足先に家に帰り最後の荷造りをした次第です。
     そして出発当日は、そのジュリアと親友と親友達が空港に見送りに
     来てくれました。
     ジュリアが親友と抱き合って泣いているのを見て、
     更に切なくなり、また涙々。この最後に数日間で私の体内の水分が
     涙で出切った感じです…。
     モザンビークの仲間達、私達また戻ってくるからね!


     モザを発った後は日本で4週間休暇を取りましたが、
     やはり年齢は騙せないみたいで、今回は人間ドック以外に眼科、歯科、
     鍼灸等に通っている内に、休暇が終わっちゃった感じ。


     そして7月末にとうとうセネガル赴任するべく日本を出発!
     今回はトルコのイスタンブール経由でダカールに行ったのですが、
     イスタンブールからダカールに向けて飛行機が離陸してしばらくすると
     左側のエンジンからブスッブスッという鈍い音と同時に機内が揺れ、
     それが数分起きに定期的に10分以上続いた上、機内搭乗員も集まって
     窓から左側のエンジンを観察し始めたので、一体何事?と
     ハラハラドキドキ。すると機長のアナウンスで、
     「飛行機に技術的な問題が発生したので、イスタンブールに
     引き返します」との事。でも既に上空高く来ちゃってて引き返すまで
     しばらくかかりそうだったので、ジュリアと私は手を握って
     飛行機が墜落しない様にお祈りしました…。祈った甲斐あって(?)か、
     1時間弱でイスタンブールに再度到着。到着した途端に他の乗客も
     「アルハンデュリラー!(アラーに感謝!)」と安堵の声をあげながら、
     拍手喝采したのでした~。

ダカールにある「アフリカ・ルネサンスの像」

     そんなこんなで、思い出もハプニングも満載の数週間を経て、
     何とか到着したダカール。ここに到着するまで怒涛だったせいか、
     ダカール生活の滑り出しはすぐに住居も車も見付かり


     ジュリアも新しい学校に入学しペットのワンちゃんも迎え入れ、非常に順調!
     特にダカールには長年の旧友一家が住んでるし、
     住居は職場から歩いて2分の所で海も緑も見えるし、
     大家さんもいい人だし大満足!
     ダカールで始まる人生の次の一章は、どんな出会いや冒険が
     待っているのでしょうか?楽しみです♪