去年8月にセネガルに赴任して以来、私は順調に新生活を始められている一方、
ジュリアは新地で新しい学校に転校し、すぐ遊び仲間も出来て一見順調と
安心していましたが、ある日学校から帰ってきたら元気がなかったので、
「どうしたの?」と聞いたら、目に涙をためて「ここには私の居場所ないの…」
と呟きました。やっぱり引っ越して寂しい思いさせちゃっているんだな、
と申し訳なくなったので、年末は1週間だけの休暇ですが思い切って
モザンビークに戻る事にしました。
出発する数日前からジュリアは「後X日後にはマプトの友達に会える!」と
超楽しみにしていて、アディス経由の27時間の旅路にも負けずに、
マプトに着いた途端空港まで迎えに来てくれた友達に飛び付いて抱き合い、
「ママ、じゃあまたね!」とそのまま友達宅に泊まりに行ってしまいました〜!
そして1週間ジュリアはほぼ毎日お泊まり会。
私はこの数ヶ月やはり緊張してたのか眠りが浅かったので、寝不足を補う様に
連日8時間以上熟睡し、久々に仲間と島の浜辺に繰り出したりBBQしたりして、
友情と睡眠を満喫した挙げ句に年の瀬にセネガルに戻って来ました~♫
そしてセネガルでの年越しは、ダカールから車で1時間ちょっと南下した
浜辺のリゾートに、長年の旧友一家と2泊3日で赴き、
子ども達はプールと浜辺で遊び、大人達はビーチチェアで寛いて過ごしました。
私はこれを機にこれまで時間がなくて出来なかった写真やビデオの整理をして、
いらないファイルを一気に削除したら、何となく心も身体も軽くなった気分!
要らない物を捨て去るって、精神的にも効果的ですね。
だから、年末の大掃除って大事なんですね。
五十路にして今更実感している私…(^_^;)
ちなみにそのリゾートホテルは、創設当時は高質だったんでしょうが、
以降メインテナンスなどが行われていなかったので、
今はちょっと廃れた感がありますが、一緒に行った親友一家が楽しかったのと、
大晦日の夜のビュッフェが豪華だったのと、新年カウントダウン後の
ダンスパーティーで老若男女揃って踊りまくり楽しかったので、
最高の年越しとなりました~🎶
新年の花火はややしょぼかったですが、総合的には二重丸あげちゃおう!
更に先週末はジュリアの同級生達と親仲間とセネガル文化再発見のツアーに
行ってきました!カーラピッド(仏語で「早い車」という意味)という
彩り鮮やかでダカール象徴の様なミニバスに乗り、
まずは昔ながら全て手で織物をする様子を見に行きました。
路上の傍らで集中して手織りをしている彼らの横で観察しながら、
ブラジル人の知人とポルトガル語で「細かい作業だね~」などと
感想を交わしていたら、難しそうな顔をして集中して織っている人が
私達の方を振り返って口元に笑みを浮かべて「今ポルトガル語で話してた?」
と訊いて来たので、「わかるの?あなた、もしかしてギニアビサウ人?」
と聞き返したら、嬉しそうに頷いたので、
改めて「この地域の国境はあってない様なものだな~」と実感したのでした。
その後は女性グループがこれまた路上で大きな桶を幾つも並べて
手洗い洗濯屋さんしている微笑ましい様子や、
ダカール一大きい市場に行って人混みにモミクチャされながら
野菜や肉や魚や伝統薬草などありとあらゆる物を売られている中を練り歩き、
久々の現地市場の活気を満喫してきました。
そして、セネガルはイスラム敎が主流なので子ども達は放課後や週末には
コーラン学校に通うのでその様子を見て、
最後は不要になったガス缶やタイヤのホイールなどを溶かして鍋などに
作り変えてリサイクルする「何も無駄にしない工場横丁」を訪れて
また感心しました。
そしてツアーを終えて帰宅したら、たまたまセネガルで一番尊敬されている
マラブー(イスラム教のリーダー)が我が家の前にあるホテルを訪れるとかで、
路上その弟子達が正装して並んで歓迎の歌を歌って踊っていて、
その様子をベランダから見学して、それまた面白かったです。
という訳でマプトとダカール文化を改めて堪能し、
「やはりアフリカにいて良かったな~♫」と思いつつ新年を滑り出しています。
新年が皆さんにとって、素晴らしい一年となりますように。
今年もどうぞよろしくお願い致します!
返信削除バンクーバーは、だいぶ寒いようですがお元気ですか。
こちらもそろそろ大寒なので、今日はこの冬一番の寒さでした。
能登の被災地の寒さを思うと心が痛みます。
朋子さんのブログ楽しく読ませていただきました。
相変わらず精力的に動いていて感心するばかりです。
忙しい中でも休暇も上手に取って生活を楽しんでいますね。
さとみさんもお寒いのでくれぐれもお身体に気をつけて、寒い日々も楽しんで下さい
澁谷さんの報告を読むと大変そうですが、写真で見ると自然の恵みを感じる所のようで羨ましくなります。
返信削除日本の様に自然災害に翻弄されるより 大地が安定している方がどれだけ救われるのではと思ってしまいます。