参加者は全員で12名。
映画を見る前にまずは腹ごしらえです。

お腹もいっぱいになったところで、いよいよ映画鑑賞。
「この物語はフィクションで、誰かに似ていてもそれはただの偶然」という
アディの語りから始まります。アディというのは三人の夫婦の友達で、夫達の
マドンナ的存在。彼女はフィクションと言いながら三人の妻達の一人の家が
出てくると「私に最初のキスをしたブラッドの家」と語り口がちょっと意味深
に。3人の妻達がこのアディにモヤモヤした気持ちを持っていたところに
「今晩あなた達の夫の一人と駆け落ちします」
というアディの手紙が届き、さあ大変!みんな思い当たる節があるのです。
これはアディが遠くに引っ越しするにあたって、みんなに仕掛けたイタズラと
言うか、私はちょっとした意地悪なプレゼントだと思いました。
と言うのは夫達は誰も彼女からアプローチを受けた形跡がないし、最後に夫の
一人が「アディは子供だよ」と言うセリフで納得。
おかげでみんな自分の悪いところを反省し、夫婦仲はより深まりメデタシ、
メデタシと言うハッピーエンド。
最後まで全く姿を表さなかったアディの「おやすみ、皆さん」と言うちょっと
悲しそうな語りで終わりです。
アディがもたらした夫婦の危機が、愛を確認する良い機会になったなんて
ちょっと皮肉を効かせた結末でした。
映画を観終わった後、皆さんから、夫達を演じた俳優が物語の設定より老けて
見え、ちょっと不自然な感じがするという意見が。
調べてみたら夫達の設定年齢は30代なのに、演じた俳優の実年齢は上の写真か
ら44歳、42歳、33歳、特に真ん中のポール・ダグラスは、下手すると今の私達
には50歳ぐらいに見えてしまうので、35歳の役は少し無理でしたね。
映画のストーリーは面白かったけれど、、
白人達だけの豊かな生活を見せる、いかにもハリウッド映画という感じ。
私たちは小さい時からこういうアメリカの白人家庭だけが出てくるドラマを
見させられていて。アメリカはとても豊かで素晴らしい国と一種洗脳されて
いたような。本当はこんな豊かな生活をしているのは白人達だけで、その陰
には、虐げられている黒人達が沢山生活しているのに、、。
映画の中で街にも子供達のキャンプ場にも黒人の大人も子供も一人も出てこな
いのを見て、改めてアメリカ社会の分断、人種差別を考えずにはいられません
でした。
昨日の映画も古い映画でしたが(1949)興味深かったです。昔の妻の良さを求める夫達と夫の持っていない物を夫に求める妻達。あの映画を観た女性で夫や恋人に優しくなった女性は少なからずいたのでは。もちろんこれって男性の監督ですよね。
返信削除やはり古い映画は”味”がありますね。
返信削除英治さん、昨日も私たちのために貴重なお時間を頂き素敵な映画を見せていただきありがとうございました。
返信削除この映画で久しぶりに若い頃のハンサムなKirk Douglas を観られてラッキーでした。いつになっても夫の妻に対する要望、妻の夫への要望は一致しないようですね。
さとみさんの説明で気づかなかった始まりの部分。やっと話全体が理解できてちょっとうれしくなりました。
返信削除今回の映画も面白そうですね。
返信削除少々配役に疑問を持ちながら、きっと対話の面白さを味わったのでしょう?
最後happy endにしちゃうところがアメリカ映画らしいですね。
三人の妻への手紙の映画を見ました。
返信削除私の貧困なる想像と違ってましたが 面白く拝見しました。
相手を信じる事って難しいですよね. そして分かち合える瞬間の喜びが良く描かれています。
アメリカ映画の良き時代を感じました。
有難うございました。