2026年2月17日火曜日

「Mar & Tone Foundation」に送金した後ミカエラさんと朋子さんに送った手紙

   Dear Micaela and Tomoko 

 お元気ですか?今日ようやくミカエラさんの「Mar & Tone
  Foundation」に寄付金を贈ることができました。
 この寄付金はチャリティーランチのメンバーのサポートもあって、
 2023年から積み立てたものです。
 それで協力してくださったメンバーを紹介させてください。
 寄付金を集める活動には2つあり、1つは公共の交通機関を使ってす
 るショートトリップです。上の写真はみんなで色々な所に行った時の
 写真です。
 2つ目は一月に一回「映画とおやつの会」を開いています。
 これは英治さんのアイディアで、大きなテレビも英治さんから寄付し
 て頂きました。最初のうちはずっと英治さんに来ていただいたのです
 が、英治さんのご事情で来られなくなり、一時は中止も考えました
 が、幸子さんと雅子さんのご尽力でなんとか続けさせてもらっていま
 す。 
 これらの活動以外に、多額の寄付をしてくださった方々のおかげで
 す。会費以外に寄付してくださった方は沢山いらっしゃるのですが、
 全員の写真を載せるのは大変なので、上の写真は300ドル以上寄付し
 てくださった方々だけにしましたが、寄付してくださって皆さま全員
 に感謝です。

 そのほか空瓶を寄付してくださっている方、集まった空瓶を一緒に
 ボトルデポに持っていってくださる方にもご協力いただいています。
 
 皆さまのご協力とご寄付で、なんとかまとまったお金を送金すること
 が出来ました。ありがとうございました。
 これからも出来る限りマカエラさんの「Mar & Tone Foundation」を応
 援していきたいと思っています。どうぞ宜しくお願いします。









2026年2月7日土曜日

映画「太陽がいっぱい」          14回映画とおやつの会


  今月の映画は1960年に公開されたルネ・クレマン監督、アラン・ドロ
 ン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ主演の「太陽がいっぱい」で
 す。

 参加者8名
 コロッケあり、蒸しパンあり、小豆あり、梨あり、お菓子もいっぱ
 い!映画を観ながら美味しくいただきました。
 

 映画の始まりです。


 物語はお金持ちの息子フィリップ・グリンリー(モーリス・ロネ)
 をアメリカに連れ戻すよう彼の父親に頼まれてイタリアに来た、貧乏
 なアメリカ青年トム・リブリー(アラン・ドロン)が、フィリップと
 ローマのカフェテリアで談笑しながら、トムが絵葉書にフィリップの
 サインを真似て記入しているところから始まります。 


 ここで彼らはフィリップの親友フレディに偶然再会。
 フレディはトムに良い感情を持たず「どうしてトムみたいな奴の言う
 こと事を聞くのだ」と詰問しています。この時トムはフィリップに頼
 まれて買ってきたマルジュへのプレゼント「フラ・アンジェリコの画
 集」を渡します。

 フレディが去った後、2人は盲人から白い杖を買い、盲人の振りをし
 て遊びはじめ、それを面白がった女性と知り合いになり.....
 トムはその女性のポケットから彼女のイヤリングを盗み出します。

 これらの出来事が2つの殺人の伏線になるのです。


 フィリップは地中海に面した街モンジベッロ(架空の街)に在住。
 モンジベッロの港からフィリップと彼の婚約者マルジュ(マリー・
 ラフォレ)と一緒にヨットに乗り込んだトム。
 このトムとフィリップの関係ってまるでコインの表と裏のよう。一方
 は裕福で甘やかされ、もう一方はそんな彼に羨望と敵意を募らせてい
 る。フィリップとマルジュの行動を監視するトムの目の陰湿なこと。
 いかにも何か起こりそうです。


 色々な事件が起こった後、トムはフィリップの上着に以前盗んだ女性
 のイヤリングを忍ばせて、マルジュを追い払うことに成功。
 船を降りるというマルジュを呼び戻そうとするフィリップに、トムは
 「僕が降りようか?」って尋ねているんです。この時フィリップはイ
 ヤリングを忍ばせたのが彼と分かっていて、トムを船から降ろそうと
 はしない。
 

 ヨットの中はトムとフィリップ2人だけに。物語はこの男2人の関係
 が主軸になっているのですが.....その関係が主従関係であったり、ホ
 モのような雰囲気の関係であったり、ライバルのような関係であった
 りと、複雑に変化していきます。2人で話しているうちに流石のフィリ
 ップも身の危険を感じ、ポーカーゲームをしてトムにいくらか勝たせ
 ようとします。それに対してトムは「全財産もらう積もりだ」とせせ
 ら笑い。そしていきなりトムの胸を刺して殺すのです。


 死体に碇を乗せカーキ色のシートで包み、ロープでぐるぐる巻きにし
 て海に放り投げ、2度と浮かび上がらないようにし.....


 フィリップのサインを練習。彼のパスポートに自分の写真を貼り付け
 フィリップになりすまします。財産ばかりでなく恋人のマルジュも奪
 い取るため、フィリップのタイプライターで恋文を書いたり、フィリ
 ップの声色で電話したり、トムとして彼女の前に現れる等、巧みに
 トムとフィリップという2人の人物を演じ分けていきます。

 マルジェを訪ね、彼女の支度が出来るまで魚市場に行って時間を潰す
 場面では、魚の頭だけが切られて落ちていたり、エイの顔がアップさ
 れます。この魚の顔がトムに、殺した男の死に顔を思い出させている
 のでしょうね。こういう映像の処理が素晴らしいです
 

 突然フィリップの名で借りている部屋にフレディが訪ねてきて、トム
 がフィリップになりすましている事がバレ、やむなく彼を殺す羽目
 に。その罪をフィリップに着せるため、フィリップの遺書を作成。
 

 マルジュの愛も手中に収めたので、遺書に財産はマルジュにと書き、
 彼女を通して財産を奪う計画なのです。

 しかしこの後に劇的などんでん返しが起こり、思わず息を飲みます。


 上の動画はこの物語の最後の場面です。ニーノ・ロータの曲が素晴ら
 しいので、ぜひ聞いてみてください。

 フィリップのヨットが動力で海から陸に曳行されて来て。
 その船体と共に、フィリップの屍が船のスクリューに絡まったロープ
 に引かれて、上がって来てしまうのです。そして破れた布からフィリ
 ップの手が.....


 このフィリップの手は、マルジェが研究しているフラ・アンジェリコ
 の「受胎告知」の絵を思い出させます。絵を見ると、マリアとイエス
 の手が光の帯で繋がっていますよね。フィリップの手もトムに繋がっ
 ていることを暗示しているみたいですね。


 全体の絵では神の手がよく分からないので、神の手をアップしまし
 た。


 フィリップのヨットの売買契約をする為、海に出向いた彼女を待ちな
 がら、犯罪がばれたとも知らず、成功に酔いしれるトム。

 注文に来たウエイトレスに
 「C’est le soleil qui taperais mais à part ça,Je ne me suis jamais senti 
  aussi bien」
 (太陽は酷く照り付けているけど、素晴らしい気分だ)
 このセリフを聞いた時、英治さんの仰る通り私もカミユの「異邦人」
 を思い出しました。異邦人のムルソーは殺人の動機として
 「C'est à  cause du soleil」(太陽が眩しかったせいだ)と太陽のせい
 にしていました。この映画の原作のタイトルが
 「The Talented Mr. Ripley」なのに映画のタイトルをわざわざ
 「太陽がいっぱい(Plein Soleil)と変えたのも「異邦人」が念頭にあ
 ったのかもしれませんね。

 嬉しそうな顔で破滅に向かって歩く場面がラスト。彼を捕まえる場面
 を映さないフランス映画って、観た後余韻が残り素敵だなと思いまし
 た。観れば観るほど色々な発見があって、また観たい映画です。






 

2026年2月6日金曜日

朋子さんからの             「遅ればせながら新年のご挨拶」

 もう2月に入ってしまい大変恐縮ですが、明けましておめでとうござ
 います!

 さとみさんとご家族の新年は如何でしょうか?お元気にお過ごしかと
 存じます。

 こちらは去年のトランプ政権のODA削減宣言皮切りに各国も削減を始
 めた為、UNICEF始め国連機関も組織改革を迫られたのを受け、私も
 新しいポストへの転勤が決まりました。

 それで年明けにセネガルから一時的にモザンビークに引っ越し、その
 矢先に次の任地がケニアのナイロビに決まったので、今年半ばにはま
 た引っ越しで慌ただしいです。
ミカエラさんの職業訓練校

 マプトではミカエラさんに散々お世話になっています。ミカエラさん
 の職業訓練校は3月から次のグループのコースが始まるそうです。
 始まったら私もまた見学に行きたいと思っています。

マルコスが勤めている会社Mozal
 モザンビークでも1、2位に大きいアルミニュームの精錬所ですが、
 2026年3月15日に操業を停止するそうです。

 マルコスも元気にしていますが、マルコスの務めているMozalという
 会社が閉鎖する事になり( https://share.google/jB4o1VRAaCtKUicWE)
 今後の不安を打ち明けていました...。アフリカに限らずかも知れませ
 んが、若者が定職について生計を立てる事の大変さを彼やセネガル人
 の友を見て、改めて痛感します…。

 ところで去年から急激に変化する世界情勢の中、心配なニュースばか
 りですが、最近唯一の望みの光がDavosでのカナダの総理大臣のスピ
 ーチだと私の周りでは大評判です。カナダ国内では新しい総理大臣は
 どう評価されていますか?興味深々です。

 ではさとみさんとご家族のご健康とお幸せをお祈り申し上げています
  ね。 


2026年1月28日水曜日

ファイナンシャル・エデュケーターの里香さんを紹介

 上の写真の様にお子さんを2人連れてチャリティーランチに良く参加
 してくださった里香さんが、猛勉強の結果ファイナンス関係の試験に
 無事合格しました。ご自分が得た知識を少しでも皆さんのお役に立て
 たらと、こんなメッセージを寄せてくれました。

 初めましての方も、チャリティーランチでお会いした方も
 いらっしゃるかと思います。
 今回さとみさんからご縁をいただき、
 こちらのブログで私の活動について
 少しお話しさせていただくことになりました。
 改めまして、上野里香と申します。
 私は11歳と7歳の男の子を育てる母で、
 これまで主に家庭を中心に過ごしてきました。
 高齢出産でもあったため、
 子どもとの時間を大切にしたいという思いが強くありました。
 そんな中で、以前から気になっていた
 ファイナンスの学びにもう一度向き合い、
 2025年に資格を取得し、
 ファイナンシャル・エデュケーターとして
 学びながら活動を始めました。
 皆さんは、お金のことを
 どこかでゆっくり学ぶ機会はありましたか?
 私自身、親や学校から教わることはなく、
 分からないまま不安を抱えて
 時間が過ぎていく感覚がありました。
 「分からないから不安」
 でも、今の状況を知り、
 これからを少し整理するだけで、
 安心は増やせるのではないか。
 そう感じたことが、この仕事を始めた理由です。
 今は研修期間として、
 18年以上この分野で活動されているトレーナーの方と
 ご一緒させていただいています。
 実体験を通して、
 不安な状態から安心へと歩んできた方です。
 私自身も、まだ学びの途中です。
 だからこそ、同じ目線で
 一緒に考えられることがあると思っています。
 もし、今のファイナンスについて
 少し立ち止まって考えてみたいと感じた方がいれば、
 お話を聞くことからお手伝いできたら嬉しいです。
 個別でも、ご家族やお友達と一緒でも構いません。
 ご希望があれば、
 気軽なお茶会のような形で
 お話しすることもできたらと思っています。
 必要な方に、必要なタイミングで、
 このご縁が届けば幸いです。
 ここまで読んでいただき、
 ありがとうございました。
 上野里香 

2026年1月11日日曜日

映画「汚名」   13回映画とおやつの会


 今月の映画は1946年に公開されたヒッチコック監督、ケーリー・グラ
 ンド、イングリッド・バーグマン主演のサスペンス映画「汚名」で
 す。

 参加者9名 


 見てください!今回もおやつがすごいでしょ?


 時は終戦直後の1946年。
 ナチスドイツに協力した国家反逆罪で20年の判決を受けたヒューバー
 マンの娘アリシア(イングリッド・バーグマン)が、FBIの捜査官
 デブリン(ケーリー・グラント)と知り合うところから物語は始まり
 ます。デブリンは現在はブラジルに逃れ、今もナチスの残党を支援し
 ている、彼女の父親の仲間セバスチャンの尻尾を掴む為に、彼女に接
 近。(どうしてこのような問題にFBIが関わるのか不思議に思って調
 べてみたら、この当時はまだCIAは発足していませんでした。)

 なんとかスパイになることを承諾してくれたアリシアとブラジルに。
 彼女はかつて自分に好意を寄せていた年配のセバスチャンに、彼の
 行く乗馬クラブで、偶然を装って接触することに成功。
 

 すっかり彼女の虜となったセバスチャンは自宅の晩餐会に彼女を
 招待。そこで彼のお母さんや5人のゲストに紹介されます。
 ゲストがディナーテーブルに着席した時、アリシアはエミール・フプ
 カが数本のワインボトルを指さして困惑した表情をしていることに気
 づく。セバスチャンは慌ててフプカの手を押さえ、黙らせ、席へ案内
 する。ここでアリシアはボトルに何か隠された秘密があるのではと推
 察。この後他の男性達がフプカを亡き者にする事を決める。
 この場面から段々彼等の悪事がバレて行くのですが、何故こんな所に
 不審なワインが置かれていたのか、アリシアに不信感を抱かせる為の
 伏線だとしたら......無理な筋立てだと思いました。
 

 やがてセバスチャンはアリシアに結婚を申し込む。アリシアはプロポ
 ーズに応ずるべきか上司とデブリンに相談した結果、デブリンを愛し
 ながらも結婚を承諾。そして結婚披露パーティーにデブリンも招待。
 

 アリシアはワイン貯蔵庫に秘密が隠されているのではないかと疑い、
 セバスチャンからパーティーの前にうまく鍵を盗みだす。


 自分の作品には常にカメオ出演するヒッチコック。この映画では披露
 パーティーの場面に出てました。
 アリシアはデブリンと一緒にワイン貯蔵庫で割れたボトルからこぼれ
 た怪しい砂を発見。これがウラン鉱石だったんです。ここにセバス
 チャンがいつ来るか分からないと、気もそぞろなアリシアに対してデ
 ブリンは「掃除婦の気になれば怖くないよ(Just pretend you are a
  janitor. Janitors are never terrified)」とおかしな返答をするんです。
 そして彼女が「誰か来た気が」と心配すると彼は「それは良いね。
 (That’ll be nice. )」と焦る様子も見せません。このヘンテコな会話
 は何のユーモアなのか?手に汗を握る場面なのに、ちょっと拍子抜
 けでした。

 鍵を盗んだ彼女のことはすぐバレてしまうだろうに、彼は彼女をその
 まま置き去りにする神経もちょっと理解不能な場面!
 

 鍵のことですぐにアリシアはアメリカのスパイだと見抜かれてしま
 います。マザコンのセバスチャンは自分ではどう処置して良いか分
 からず、一緒に住む母親からの助言で、コーヒーに少量ずつ毒を入
 れて殺すことに。


 アリシアの手引きでデブリンがウラン鉱石を持ち帰ったと気づいてい
 るのに、彼女を自由に外出させ、尾行もせず連絡をとらせているセバ
 スチャンの甘さには驚くばかり。そして彼女の様子がおかしいのに彼
 女の身に険が迫っていることを察知しないデブリン
 

 アリシアからの連絡が途絶えて初めて心配になったデブリンが、セバ
 スチャンの屋敷を訪れて、彼女が毒を飲まされて危険な状態にあるこ
 とを知る。病院に連れて行こうと部屋を出るも、階下にはセバスチャ
 ンの仲間が心配そうに見上げている。仲間に不信を抱かさせないた
 め、何も出来ないセバスチャンと彼の母親。


 無事彼女を車に乗せ、セバスチャンが一緒に病院に連れて行って欲し
 いと懇願するが、デブリンは無視し、車を走らせるのでした。


 仲間たちに呼ばれて恐る恐る屋敷に戻るセバスチャン。多分彼は殺
 されるのでしょうね。これで物語は終わり。まるで尻切れトンボのよ
 うな呆気ない幕切れでした。

 この映画、サスペンスとしてもメロドラマとしても、すごくプロット
 が杜撰。ワインをちょっと指さしただけで殺されるのに、アリシアが
 セバスチャンと結婚して彼等の中に深く潜り込んできたのに、少しも
 警戒せず、彼女にデブリンやFBIと自由に接触させている。またFBIや
 デブリンも彼女が素人なのにスパイとして使い、彼女の安全に考慮す
 る素振りも見せない。メロドラマとしても彼女が殺されかかって初め
 て助けに来る有様。この救い出している場面もケーリー・グランドの
 顔の演技がいまいちで、無事抜け出せるかどうかの瀬戸際なのに緊張
 感がうまく私達に伝わってこない。セバスチャンを演じたクロード・
 レインズの演技の方が素晴らしかったですね!

 今回この映画に退屈して寝てしまった人もいたほど。
 ヒチコックの映画だからと期待して観たのに残念でした
 


2026年1月1日木曜日

新年の挨拶


 チャリティーランチから始まったこの活動も今年で17年目!
 パンデミックのおかげでランチはなくなりましたが、形を変えて今日
 まで活動を続けてこられたのも、渋谷朋子さんはじめ皆さまのご支援
 のお陰です。ありがとうございました。
 今年からはミカエラさんが設立した、貧しい子供達の為の職業訓練セ
 ンターを支援するという目標も出来ました。
 
 これからも私たち自身が楽しむことを大事にしながら、私達が得た物
 を少しでも社会に還元出来たらと願っています。

 今年もどうそ宜しくお願いいたします。