2022年5月14日土曜日

Glades Garden & Darts Hill Garden         84回トランスリンクの旅

     曇り空で時々霧雨の中をSouth Surrey の
     The Glades Garden とDarts Hill Garden の
     2つの庭園を散策して来ました。
     
     参加者は悦子さん、雅子さん、和子さん、佳子さん、紀夫さん、
     トシさん、マサさん、ジュリエットさんと私の9名

      まず最初の庭園「Glades Woodland Garden」へ
     住所 457 - 172 Street, Surrey


     Glades Woodland Garden は
     石楠花が沢山咲き乱れる庭園です。
 
     これはスッコトランドからやって来たStephen 夫妻が、
     1956年に5エーカーの土地を買って、
     夫Murray が子供の頃から大好きだった
     石楠花の庭園を作ったのが始まりだとか。
      
     Murray の死後衰退してしまったこの庭をDe Wolf 夫妻が購入。
     元の美しい庭に作り直し、2002年にサレー市に寄付。
     現在は15エーカーの庭園となっています。

     この庭園がオープンするのは5、6月の土日だけ。
     入場料は7ドルです。

庭園の地図

     庭園に一歩足を踏み入れると、そこは異次元の世界。
     まるで絵本の世界に飛び込んだかのような
     現実とは思えないほどの美しさと静けさに満ちた
     カラフルな世界が広がっていました。


     本当に石楠花が好きでこの庭園を作ったのだなって納得できるほど
     あちこちにいろいろな種類の石楠花が、咲き乱れていました。

悦子さんの写真

上3枚共悦子さんの写真

     石楠花ばかりでなく、幹がこんな風に曲がっている面白い樹もありました。

悦子さんの写真
雅子さんの写真


     庭作りはそれを作る人の個性が出ると言うのが私の自説。
     この庭園は故郷の木である石楠花を懐かしむ気持ちと
     それと同時に自分らしいコージーな空間を仕立て上げるー
     そんな気持ちで作ったように感じられました。
     私もこんな庭でお茶を飲み、食事をし、友達と語り合えたら
     どんなに良いか、、それほど居心地の良い庭です。
     
     次の庭園に行く前に「West Coast Gardens にプラントを見に行きました。
    
West Coast Garden

     このナーサリー前回行った時とは雰囲気が違っていて
     ちょっとガッカリでした。

     次の目的地「 Darts Hill Garden」 へ
     住所 1633 - 170 Street, Surrey

Edwin Darts とFrancisca Darts

     この庭園はEdwin とFrancisca Darts 夫妻が1943年に
     ブッシュだったこの地を数エーカー買い、
     最初は機械類もないのでシャベルやピック、斧や素手で土地を開墾。
     その上電気も水もないので、深さ125フィートの自噴井戸を作り、
     現在もそれを使っているそうです。
     7、5エーカーの土地に希少で貴重な樹木が沢山植えられている
     この庭園は1994年にサレー市に寄付されました。
     現在は22エーカーの広さです。
     市に寄付する前に、コンドーを建てるために
     この土地を$1million+plus で売って欲しいというオファーを受けた時、
     Francisca はこの庭が破壊されることに耐えられず、
     この庭園を継続するということで市に寄付したそうです。
     この気持ち良く分かるー!
     自分のちっぽけな庭でもそれなりに木や花に愛着があり、
     せっかく育ってくれた草花が無惨に破壊されてしまうのは
     ちょっと見たくないですね。

     ランチはクレッセントビーチで。


     レストラン「Hooked」

     天気も良くなって来たので食後はビーチを散策。

     楽しかった1日を和子さんが素敵な動画にしてくれました。 


     今回のトランスリンクの旅も天気のこと、
     Garden の名前や住所が以前と違ってしまっていたことなどで、
     ずいぶん心配したり、
     悦子さんにGarden に直接確認に行ってもらったりしました。
     が、当日は曇っていましたが傘をさすほどでもなく、
     楽しい1日を過ごすことが出来ました。
     これも悦子さんや運転してくださった和子さんやトシさんのおかげ。
     ありがとうございました。



2022年4月10日日曜日

Sakura Days Japan Fair            83回トランスリンクの旅

     遂にコロナに対する規制が撤廃(これもいつまで続くか?)!
     それっ〜とばかり4ヶ月ぶりにトランスリンクの旅を再開しました。
     今回の旅はVanDusen Garden の桜祭りです。

     参加者はミツコさん、幸子さん、悦子さん、佳子さん、
     明美さん、私の6人。
     Richmond 組はBrighouse Station で集合。
     Canada Line に乗ったのは良いのですが、久しぶりの出会いに話が弾み、
     幸子さんが「次はKing Edward じゃない?」
     と言うまでお喋りに夢中で誰も駅名なんか見ていなくて。
     4人もいて一駅乗り過ごしてしまいました。
     それに失敗はこれだけではありませんでした。

     West Van 組とは10時半頃待ち合わせなので余裕を持って、
     41st. をVanDusen Garden に向かって歩いているつもりが、、、
     「この方向で良いの?」「山が曇ってて見えないから分からない」
     等という声が出てきて、心配になってGoogle Map で確認したら、
     なんと私たちは反対方向に向かって歩いていたのです。
     なんとも緊張感に欠けた旅の始まりでした。


     それでもなんとか無事にVanDusen に到着。
     West Van からの2人にも無事会えました。


     建物の中に入ると日本のお祭りらしく生花の展示が。


     でも何も見ずにまずはカフェテリアに直行!
     ここでちょっと英気を養ってから、、


     お庭の方へ。桜がちょうど満開でした。


     石楠花やキングサリにはちょっと時期が早かったですが、
     春らしく可愛い花がいっぱいで、庭を散策するだけで楽しかったです。
     広場には屋台やフードトラック等が沢山出ていて
     長い行列が出来ていたり、、
     お点前や色々なパフォーマンスが見られるようになっていて
     お祭りの雰囲気が盛り上がっていました。


     私たちが楽しんだのは沖縄の音楽と


     正美さんの踊り!


     それに明美さんが出演している「さくらシンガーズ」のコーラスです。
     こんないでたちの若者たちも。

     ランチは節子さんの息子さんがやっている「心ラーメン」へ。
      住所は5695 Victoria Drive です。
     VanDusen からはOak と41Ave からバス#41に乗ってVictoria で下車。

     VanDusen からバス停まで歩いて行く途中
     急に雨と霰が降って来たのには驚きました。
     でもVictoria に着いた時は青空!全く変な天気でした。


     1時半過ぎレストランに到着。
     ここのお店のレイアウトはしほこさんがしたそうです。


     寒かったこともあってラーメンは最高のチョイスでした。
     スープはコクがあってとても美味しく、入っていたチキンは
     こんなに大きいのが2つもっと驚くほど。
     全部食べきれないほどでした。
     
     事前に節子さんが息子さんに連絡を入れておいて下さったので、
     デザートにパンナコッタをサービスしてくださって。
     それがあまりにも美味しいので、
     もう一つオーダーしたかったくらいです。


     「また来たいわね。」と言うのが皆んなの感想。
     節子さん、そしてオーナーの息子さん、ありがとうございました。

     今回も色々ハプニングはありましたけど、おかげで12300歩も歩けたし、
     桜や沢山の花々、音楽や踊り、それに美味しい料理も味わえて満足、満足!
     とっても楽しい旅でした。


2022年4月9日土曜日

消える命、増える命、助かる命。

 

     忙しさに追われて、数日に一度しかチェックしない私用メールですが、
     その日は虫の知らせか隙間時間にふとチェックすると、
     「おばあちゃん入院」という件名の父からのメールが
     目に飛び込んで来ました。胸が重くなるのを感じながら開くと、
     103歳の年齢の割には健康に暮らしていた祖母が急に不調を訴え、
     救急車で病院に運ばれて入院しているとの事。
     数日間お祈りしていましたが、1週間ちょっと経った頃、
     今度はLINEで姉から「おばあちゃんが亡くなった」と連絡が。
     すぐに実家に電話をしたら、家族が集まっていて、
     亡くなるまでの経緯などを説明してくれて、
     亡くなった祖母の安らかな顔を見せてくれました。

     殆どのお友達が亡くなって、後年の趣味の長話電話も
     耳が遠くなって出来なくなりこの1-2年は寂しそうにしていたし、
     「老人ホームには入らずに実家から逝きたい」
     という本人の希望通りに終えられたので、
     おばあちゃんは心残りなく逝けたんじゃないかな・・・。

     そう思いながら、お友達の家に遊びに行っていたジュリアを迎えに行き、
     車に乗ったジュリアに訃報を伝えたらジュリアは
     「おばあちゃんが死んじゃった~」と号泣を始めました。
     ジュリアにとっては、人生初めて経験する身近な人の死。
     祖母は亡くなってしまいましたが、その明るさやさり気ない優しさや、
     私やジュリアを可愛がってくれた愛情や、
     50歳過ぎてテニスを始めながらもコツコツと続けて
     シニアテニスの日本のチャンピオンになっちゃう
     実は頑張り屋さんの所など、
     その夜、祖母の素敵な面の数々が走馬灯の様に頭に浮かんできました。
     そしたらジュリアがふと
     「おばあちゃん、亡くなっちゃったけど、
     何だかその後の方が近くにいるみたい」と
     正に私も感じていた事を言ったのでびっくり。
     体という柵から解放された後の魂は、実は自由に世界中を
     飛び回って近くで私達を見守っていてくれているのかも知れません…。


     皮肉にもその訃報の翌々日がジュリアの8歳のお誕生日でした。
     去年はコロナでお友達5人だけの静かなパーティーだったので、
     今年は20人招いて盛大に!という事で、
     例の如くママは頑張りましたよ。
     さすがに家で20人は無理なので、
     1週間前からレストランやケーキを予約して、
     招待状を作成して送って、パーティーグッズを買い出しして。


     で、いざパーティーの日は、ママ友達が早めに来て
     手伝ってくれたので、大助かり!
     それにジュリアも8歳になったからか責任感も増し、
     以前よりも率先して手伝ってくれたので、
     恐れていた程パニックにはならずに事を終えました。
     でもやっぱりパーティーの後はグッタリだったけどxxx。


     その後3月には、「死んだらどうしよう?」と思う事がありました。
     週末にジュリアとショッピングに行こうとして、
     車をショッピングセンターの対面に駐車して、
     歩行者の線に従い横断しようとしました。
     車が数台走って来るのが見えたので、それらが通るのを待っていたら、
     始めの車の運転手さんが(モザでは珍しく紳士的で)
     歩行者の我々を優先するべく車を止めてくれたので、
     二人で横断しようとした途端にその車が凄い勢いで
     クラクションを鳴らしたので、「何?」と振り返ったら
     目の前に別の車が急ブレーキで止まり、
     私は自分とジュリアを庇う姿勢で立ちすくみ、
     危機一髪ではねられずに済みました!
     どうやら、停まってくれた紳士的な車の後ろの車は
     我々が見えなかったらしく、停車してくれた車を追い越して
     加速しかけたので、紳士的な運転手が慌てて
     クラクションを鳴らしたので、私達も止まり
     追い越そうとした車も急停車したので、交通事故を免れた訳です…。
     助かった…。


     この他にも情勢不安定な北部への出張があったので、
     万が一に備え遺書らしき物を書いたりしたので、
     2・3月は命に関して考えさせられ時期でした。
     消える命、増える命、助かる命。
     だから与えられたプレゼントの様な今を大切に生きなきゃいけませんね。

2022年2月3日木曜日

朋子さんが南アフリカのテレビに      インタビューされましたよ!


  

     上の動画は朋子さんが住んでいるモザンビークの首都マプトの
     被害の様子です。
   
     今年に入ってアフリカ南部では、熱帯低気圧の影響による豪雨で、
     マダガスカルやモザンビークなどでこれまでに80人以上が
     死亡したほか、数万人が被災するなど被害が広がっています。

     アフリカ南部では、熱帯低気圧がマダガスカルに上陸して
     これまでに地滑りや建物の倒壊などで
     マダガスカルとモザンビーク、マラウイの3か国で合わせて
     88人が死亡したということです。

     また、広い範囲で洪水などが発生し、多くのインフラや住宅が
     被害を受けるなどして数万人が被災しているということです。

     ユニセフ=国連児童基金を代表して教育長の渋谷朋子さんが、
     27日、モザンビークでは、子どもを含む4万5000人以上が
     人道支援を必要としているとして
     医療品などを配っていると発表しました。
     朋子さん、頑張っているのですね。

     国連によりますと、アフリカ南部では、近年、激しい豪雨などに
     繰り返し見舞われ、多くの人が避難を余儀なくされている
     ということで、国連の担当者は
     「気候変動の影響を緩和するための投資を行っていく必要性が
     浮き彫りになった」としています。

 

2022年1月29日土曜日

新年まずまずの幕開けです♪         (朋子さんのブログから)

     新年明けましておめでとうございます!
     今年も独り言ブログですが、どうぞよろしくお願い致します!!
     皆さんにとって、新年が幸せと健康と平和に満ちた、
     良い1年となります様に…。


     さて、コロナ自宅隔離で2021年を幕締めたので、
     新年明けて隔離が解けた元旦2日に、ジュリアと飛行機に飛び乗り、
     モザンビーク北部のナンプラ州にあるモザンビーク島に
     1週間の休暇兼観光に行って来ました~!

     モザンビーク島は15世紀にヴァスコ・ダ・ガマが
     ポルトガルからインドに行く途中に停泊してモザンビークを
     「(西欧の視点から)発見」したという歴史的な土地。


     実際そこに行くと数世紀前から時間が止まった様なゆっくりした
     時の流れで、植民地時代の建物や当時ポルトガル軍が
     オランダ軍の進出を防ぐ為に建てた要塞などが残っています。

Governor's Palace Museum
     
                   また歴史博物館もあり、モザンビーク島が
     ポルトガルの支配下にある当時の知事の生活が再現されていたりして、
     これが結構歴史の勉強になって面白い!
     「年少のジュリアにはちょっと難しいかな?」と思ったら、
     ジュリアも想像が膨らみ面白かったらしく、
     「もう一度博物館に行きたい!」とねだるので、
     1週間の滞在中に2度も同じ博物館に行きました!

サンアントニオ教会



     また島は小さいので、自転車を借りてジュリアも私も自転車こいで
     島を1・2周したのも楽しかったし、


     ドウと呼ばれる帆船を借りて周りの諸島を巡り、
     エメラルド・グリーンの海が広がる浜辺でシュノーケリングをして
     お魚を一杯見れたのも、素敵な体験でした!

     また、空港があるナンプラ市には、マザーテレサのお家があるので、
     10年以上振りに挨拶に行ったら、
     何と前回私がモザンビークに住んでいた時にマプトのお家に
     務めていたシスターが最近に他国からナンプラに転勤して来ていて、
     あまりの懐かしさに大感動!
     ちなみにこのシスターとは前回私がモザから離任するちょっと前に、
     ある誤解からちょっと仲たがいしていたのですが、
     「仲直りしたくても、また巡り会える事はないだろうな…」
     と高を括っていたら、思いも寄らずに再会できて、
     しかも誤解が解けた様子だったので、
     「神様、2度チャンスを下さって、どうもありがとうございます!」
     と心から感謝しました。


     そしてマプトに戻って来た後、シスター達の許可を取り、
     例の愛しい孤児の子達を10人と家を建てた3人娘を
     マルコスと一緒に海と川があるお気に入りの場所に
     ピクニックに連れて行きました。
     シスターのお家を出る時は皆嬉しそうに興奮状態で、
     海と川に辿り着いた時は歓声をあげて喜んでくれました♪
     また、私といる時は責任感ある大人の様に振る舞っていた3人娘が、
     一緒の育った妹分達と童心に帰って波打ち際で
     じゃれて走り回っている様子はとても微笑ましくて、
     「2022年は最高の幕開けだな~」
     と私は一人で幸福感に浸っていたのでした。

     という訳で、コロナに振り回された2021年から一新して、
     2022年はまずまずの滑り出しです♪
     この調子で、ポジティブ思考と禅の精神の心がけ、
     今年は最高の1年にしよう!お~!