2025年7月19日土曜日

Steveston 仏教会の盆踊りに参加!

 Richmond の街の中心から車で20分ぐらいの所にSteveston Village が
 あります。このSteveston Villageに1888年和歌山県から漁師の久野
 儀兵衛さんが来たのを機に、日系コミュニティが形成され、今で
 もここには沢山の日系人が住んでいます。
 そのvillageの中心の一つがSteveston  仏教会です。
 このお寺で毎年開かれている盆踊りに今年も参加して来ました。
 盆踊りは6時半からなのに5時半に着いた時にはもう人がいっぱい!


 まずこのお祭りに誘ってくれたリカさんに会いに。彼女は2人の息子
 さんと一緒に、ゲームコーナーでボランティアをしていました。
 左がリカさんで、隣がお兄ちゃんのルークくん、そして正子さんで
 す。


 驚いたのはお兄ちゃんと一緒にお手伝いをしている弟のカイルくん。
 チャリティーランチに来てくれていた時はまだ赤ちゃんだったのに。
 こんなに大きくなってちゃんとお手伝いしていました。
 食べ物のブースも沢山出ていました。


 ベルギーのワッフル屋さん。


 和太鼓の迫力ある演奏を聴いたり、


 居合術の実演を見せてもらっているうちに.....


 盆踊りの準備も出来て来たようです。久し振りにあった真里ちゃんは
 盆踊りの指南役で、活躍していました。
 

 ちかこさんと晴美さんもこの日の為に盆踊りの練習を頑張ったそう。


 盆踊りの始まりです!まずはマリちゃんの指導の元に日頃練習して
 きた人達の踊りから始まりです。


 2番手は「あっぱれよさこい」グループの踊りです。
 3年前にバンクーバーで作られたダンスグループで、「スマイル」
 「シャウト」「エンジョーイ」がモットーだそう!
 華やかな衣装とその踊りは見ていて楽しくなります
 

 最後はみんなで!
 私も踊りの輪に入り、見ようみまねで踊ってみました。
 見ているより下手でも踊っている方が楽しいので。
 締めは炭坑節でした。


 このお祭りに来て嬉しかったのは、チャリティーランチに来て
 くれていた人達や子供達に逢えたことです!
 昌子さん一家。元喜くんと花ちゃんです。


 月日の経つのは早い!幼子だったネネちゃんもメイちゃんもティーン
 ネイジャーです


 左からカイルくん、ルークくん、宗一郎くん、ネネちゃん。
   コロナでランチをやめてもう5年以上。子供達も大きくなるはずです
 ね。


 今年の4月にフィリピン系の人たちのお祭りに車が突っ込んで来て
 11人が亡くなるという悲しい事件がありました。それで今回ポリスの
 方々が車が勝手に会場に入らないよう警備してくれていました。
 ありがたいですね。

 日本は遠いけれど、こんな風にして日本文化が脈々と子供達に受け継
 がれて行っています

 

2025年7月13日日曜日

Stanley Park とWest End 散策         125回トランスリンクの旅(2) 

 

 ランチが終わった後、公園の中を散策しながら、West End の方向に
 向かって歩き出しました。
 

 途中で大きな米杉(Western Red Cedar)を見て、誰が始めたのか、
 子供のようにみんなで手を繋いで木の太さを測ってみたら......
 ちょうど9人が手を一杯一杯伸ばして作った輪の大きさでした。
 この米杉(本当は杉ではなくヒノキの仲間なんです)高さ65Mから
 70M、幹の直径が3Mから7Mの巨大な木にもなるそうです。
 

 カナダの先住民はこの樹を「生命の樹」として敬う一方、生活必需品
 として、樹皮からは衣服を、幹からはトーテンポールやカヌーまたは
 儀式用のお面などを作っていたんです。
 現在でも野外建築材として、広く使用されている貴重な木です。
 

 Stanley Park に隣接した住宅街West End に到着。
 カナダ太平洋鉄道が開通したのちにバンクーバーに出来た最初の高級
 住宅街です。
 

 見てください、この街路樹!まるでStanley Park の森の続きみたいで
 しょ?


 樹木ばかりでなく、お花もいっぱい!


 個人のお庭にも


 道路脇にも沢山花壇があって目を楽しませてくれます。
 ここの住人がこの界隈を大事にしているのが伝わって来ますね。


 この窓も見てください。アパート自体は古びているのですが、窓に
 こんなにも沢山の花を咲かせています。


 鬱蒼とした緑が広がる並木道を歩いて.....


 ようやくシニアが憩えるBarclay Manor に到着したと思ったのに、
 来てみたら週末は休館でした。ザンネーン(涙)


 次は雅子さんとミツコさんの案内で、秘密の抜け道のような細い道
 (Mole Hill Lane)に来ました。


 入ってすぐ右に小さな池があり、覗いてびっくり!
 睡蓮の花の周りを金魚が泳いでいるのです。金魚なんて久しぶりに
 見ました。
  


 出口のゲートに「Wellcome Mole Hill 」と書かれたサインがありま
    した。

Mole Hill Community

 このMole Hill の区画には1888年から1908年の間に建てられた、 ビク
 トリア朝及びエドワード朝時代のヘリテージハウスが30棟もあるん
 です。


 これらのヘリテージハウスをみているとそれぞれの建物が刻んできた
 時間が感じられますね。こういう建物をずっと大事にして欲しい!



  歩き疲れたので、ここでちょっと一休み。ティータイムです。
 今日は13,400歩も歩きました。
 それでもみんなが生き生きとした顔をしているのは、十分な
 森林浴をしたせいでしょう。

 森とふれあい、沢山のお花を愛でながらの散歩。都会に住みながら
 自然を堪能出来た極上のひとときでした。



Stanley Park とWest End 散策         125回トランスリンクの旅(1)    

 今回はStanley Park とWest Endを歩こうという、ちょっと欲張った旅
 です。幸い天気も良く、参加者も9名となりました。

 Richmond 組は
 9:30  Brighouse Station 集合
 9:35  Canada Line 乗車
 10:02   Waterfront Station 下車
 10:10   Station の正面入り口でRichmond 以外の人と合流   


 全員集合したところでバス停へ。19番のバスでStanley Park まで。
 歩いていける距離なのですが、今回はバスに乗りました。


 着いたこのStanley Parkは405haもあり,北米でもトップ10に入る広さ
 だそうです。その広い敷地の中は針葉樹に覆われていて、中には70m
 を超える巨木もあるんです。都市公園なのに、州内最古の原生林も
 残っていて、世界で16番目に素晴らしいという折り紙つきの公園で
 す。
 バスから降りた所はもう公園内。空気も急に清々しくなった感じで、
 足取りも軽くバラ園の方に向かいました。
 このバラ園が出来て今年で105年目。園内には3,500種のバラが植え
 られているそうで、色彩豊かなバラが一斉に咲き誇っている様を見
 て、その素晴らしさにみんな大喜びです。
 ここはバラだけではなく、季節ごとに色々な花も植えられています。
 このデルヒニューム見てください。びっくりするくらい背が高く、
 見事だったので、でもみんなで写真撮影です。
 次はLost Lagoon の岸辺にある「Nature House」を覗いてみました。


 ここで初めてビーバーの尻尾を見ました。平ったくてとっても立派!
 ビーバーはこの尻尾を使って、外敵が来た時仲間に危険を知らせる為
 水面を叩いたり、その尻尾で外敵を追っ払ったりするそうです。
 またこの尻尾は、先住民の人たちが極寒の環境で生きるための不可欠
 な脂肪の優れた供給源で、食べると口の中で溶けるほど柔らかくて
 美味しいのだそうです。
 

 Lost Lagoon でちょっと一休み。

 絵のようなLost Lagoon の景色です。
 このLost Lagoon の周りを歩いていると、カナダガンが固まって休ん
 でいて、私たちがすぐそばを通り抜けてもびくともしません。平気
 で片足で寝ています。何故片足で寝るのか?疑問に思って聞いてみた
 ら、それは体が冷えるのを防ぐ為で、もう片方の足は羽毛の中に入れ
 て温めているのだそう。同様に嘴からも体温奪われるので、この上
 の写真のように羽毛の中にしまい込んでいるんです。
 鳥たちの省エネですね。
 

 ランチは公園内のレストラン
 「Stanley Park Brewing Restaurant &Brewpub」で。



 ここは自分のところで醸造したビールを出しているパブレストランな
 ので、早速4人はビールを試飲です。


 このカウンターを見てください。素晴らしいのでつい写真を撮ってし
 まいました。
 料理も美味しかったし、雰囲気もサービスも良く、お値段も手頃で
 良かったです!
 
 食事が終わった後のStanley Park やWest End の散策は、写真があま
 りにも多いので、次でご紹介しますね。


2025年7月5日土曜日

毎朝歩く素敵な散歩道


 裏庭の木戸から出て100Mくらい歩くとダイク(土手)に。
 ダイクの左側は海で右がゴルフ場。
 そのゴルフ場の大きな木のてっぺんにハクトウワシの巣があり、ヒナ
 が一羽。ヒナと言ってももう親鳥と同じくらいの大きさ。
 それなのになかなか飛び立とうとしない。たまに大きな羽を広げて飛
 び立つ練習はしているのに。そんな時親鳥は離れた木から様子を見て
 いて、「頑張って飛んでみなさい」とでもいうような声を発してい
 る。鳥の親も大変そう!
 散歩するたびにもう飛んだかなって巣をチェックするのですけど今
 も巣の中から頭を出していました。


 ダイクを右に曲がると「Terra Nova Natural Area」に。


 この道を歩いて行って.Sharing Farm に出て見たら.....


 なんとオグロジカ(mule deer)が畑の作物を食べているではありませ
 んか!リッチモンドに鹿が住んでいるなんて聞いたことないのに......
 川を渡ってバンクーバーから迷い込んできたのでしょうか?
 係の人も困っていました。


 リッチモンドは元々は沼地なので、こんな池があちこちに。


 生まれたばかりの雛を引き連れた行進や、

 
 もう大きくなった雛達の行進。だんだん雛たちが大きくなるのを見る
 のもこの散歩の楽しみの一つです。
 

 池を渡った所にプリスクールがあります。倒れたマロニエの木を使っ
 たベンチや椅子。ここの雰囲気にぴったり!
 座り心地も悪くなかったですよ。


 プリスクールを抜けると山と海と、


 湿地帯が目の前に広がって、それはそれは絵のような景色です。


 木々のトンネルに入ると急に気温が4,5度は下がって、冷んやりとして
 来ます。やっぱり温暖化対策には木を植えることが大事ですね。



 こにも池が。この近くにオオアオサギの巣もあって、親鳥がせっせ
 とを運んでいました


 歩いていたらフクロウの鳴き声が聞こえて来て、声の方に行ってみる
 と4、5羽のカラスが大騒ぎしていて。その周辺の木々の中をよく
 見ると、いました。アメリカワシミミズクが。こんなのが見れると
 嬉しくなっちゃいます。


 帰りは湿地帯を通って我が家へ。
 ここの湿地帯はラムサール条約によって、湿地帯の生態系や水鳥の
 生息地が守られているのです。

 朝はTシャツではちょっと寒いくらいでしたが、散歩が終わる頃には
 体もポカポカ。とても楽しい散歩道です。