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ベビーシッターさんの背中でボール状に |
子連れでビサウに帰任して早2ヵ月、
子育てと仕事の両立でオタオタしている内
に、飛ぶ様に過ぎてしまった感じです。
に、飛ぶ様に過ぎてしまった感じです。
この間、毎日が発見と学びの連続。
例えば、
ジュリアを連れていると世間がまるで違う!
ジュリアを連れていると世間がまるで違う!
道行く人が次々笑顔で
「ま~、可愛い赤ちゃん、こんにちは~」
と話しかけてくれ、
これまでは接触がな
かった遠めの隣人達も
「ジュリアちゃん、お帰りなさ~い」
と抱き上げてくれ、それこそこれまで
以上に家族の様に温かく接してくれます。
でも、屋内でジュリ
アがちょっとでも泣き出
すと、わざわざ隣人が駆けつけて来て、
窓越しに
「ほら、ジュリアが泣いてるわよ!」
すと、わざわざ隣人が駆けつけて来て、
窓越しに
「ほら、ジュリアが泣いてるわよ!」
と注意されるという弊害もあります。
同じ屋内に いる私が一番聞こえていると思うんですけど。
もしかすると私は難聴だと思われているのかしら。
発見その2は、人種によって成長速度が違うらしい事。
日本の病院でジュリアを生んで数週間後に受診に戻った時、
1ヵ月も満たないのにジュリアの首が
座っているので驚かれましたが、
こちらに戻ってからもジュリアの成長速度は目覚ましく、
3ヵ月弱で寝返りを打ち始め、4ヵ月弱で支えなしで座れる様になり
ました。
日本の育児書を参考にしている私は、
ジュリアがこれらをできる様になるのはまだ先だと思っていたので、
ある日突然ベッドから1人で転がり落ちて
大
泣きを始めたジュリアにびっくり仰天!
どうやらジュリアの中のカーボべルデ人の血は日本人の血よりも優勢らしい。
発見その3は、この国の現環境での子育ては困難が多い事。
例えば、乳幼児が受けなきゃいけない各種予防接種も、
電気が安定していないこの国では安全
に冷蔵保存できる医療機関が殆どなく、
ジュリアの予防接種を探しにいつくもの医院や薬局に問い合わせ何度も足を運び、
それでも入手できない物はダカールか
ら取り寄せなければなりませんでした。
それと毎日35度を上回る暑さの中、
私は冷房なしの扇風機だけで大丈夫でも、ジュリアには暑すぎたみたいで、
ある週
末に冷房があるセネガルのホテルに泊まったら、
普段は夜泣きするジュリアが一度しか起きずに朝までぐっすり寝たのを見て、
普段暑い思いをさせてしまってい
たと知り、申し訳ない気持ちになりました。
その他の発見は、子どもに掛かる手間と愛が想像以上だった事。
ジュリアは常に誰かがあやしていないとすぐに泣き出すので、
仕事以外の私はジュリアの
召使い状態。
ちょっと目を離してお料理や洗面をしようとすると泣き出すので、
夕飯もろくに食べられずお風呂も入れない夜は私も泣きそうになります…。
それ
でもやっぱり我が子は可愛く、仕事が終わって家への帰路で
「もうすぐジュリアの笑顔が見れる♪」と思うと足取り軽く顔もにやけてきます…!
それと同時に、
これだけの手間と愛を私の親も私に掛けてくれたのかと思うと、
今更の様に感謝の気持ちが湧いて来たりして。
一方、本来だったら子どもは育つ過程で
これだけ
の手間と愛を受けなければいけないのに、
それを充分に受けられずにいる孤児の子達の不憫さを
自分が親になってみて改めて感じたのでした…。
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