2018年1月13日土曜日
♪シリアの人たちに愛を!(1)♪
私がコートにいつも付けている
上の写真のキャンペンバッチ、
気付かれていた方もいらっしゃると思いますが、
これはシリアの女性が
シリア国内で、または難民キャンプで
刺繍したものです。
皆さんもご存知のように、
シリアでは未だに戦闘が続いていて、
人々は想像を絶するような
厳しい状況に面しています。
そのような人たちを、
少しでも支援し、希望を持ってもらおうと、
「イブラ・ワ・ハイト(針と糸)」という
グループが数年前に出来ました。
発起人の山崎やよいさんは、
シリアのアレッポで
考古学者として
活躍されていた人です。
やよいさんがこのグループを立ち上げた切っ掛けは、
『「針と糸さえあれば、何か出来るだろう」、
「手仕事をしていれば、
悲しい状況を、一瞬でも忘れる事が出来るだろう」・・・
私たち「イブラ・ワ・ハイト」の活動は、
極めて素朴なところから始まった。』
そうです。
これを読んで、
是非 その刺繍を買いたいと思い、
やよいさんに連絡を取りました。
彼女とはそれ以来のご縁です。
その時買った刺繍が
我が家の壁に飾られています。
その他にもこんな刺繍が
「イブラ・ワ・ハイト」で
売られています。
この活動を少しでも支援出来ないかと
デザイナーの友だちの
渡部美保子さんに相談したところ
美保子さんが中心になって
シリアの女性が刺繍した物を生かして
ブローチにしたり、
女性がお洒落で身につけたいと思うような物を
作ってくれることになりました。
私がコートの襟につけているキャンペンバッチ、
美保子さんが作ってくれた物です。
シリア国内や難民キャンプから
送られて来たくるみボタンを…
美保子さんがキャンペーンバッチに!
裏には「for Syrian Women」と
書かれています。
その美保子さんからのメール。
「イブラ・ワ・ハイト(糸と針)」を
立ち上げた山崎やよいさんという
アレッポに住んでいた考古学者の女性が
実に素晴らしい信頼出来る女性で、
彼女の為にも何か出来ないか?
これからどの様に進めたら良いか?と
私は未だに模索している最中です。
アレッポからトルコに
避難している女性達が
シリア伝統刺繍を制作・販売することで
僅かながらでも収入を得て
未来を切り開こうとしているのを
サポートしていて、
すでにグループは色々な作品を
ボランティア販売し活動していますが、
実は私はグループに入らずたった一人で
単独活動なのです。
刺繍くるみボタンはその製品の一つで、
ボタンそのものでは
なかなか売れそうもないので
私は工夫してブローチにしました。
もともと考えたり手を動かせることが
好きな私ですし、
トルコの避難先で
女性達がひと針ひと針
刺繍をしているのを思いながら、
そして彼女達が元の所に帰って
家庭と平和が戻ることを祈りながら、
私も仕事合間の時間を見つけては
ひとつひとつ楽しんでつくっています。
なかなか進まないけれど
何より自分も楽しめることでないと
続かないと思っています。
せっかく買って下さっても
タンスにしまい込んだりしないモノ、
お洒落で身につけられるものでありたいのです。
身に着けていて会った人が”それって素敵ね!”って
言って買ってくれて、
それが実は寄付になっている様な素敵なものにしたい!
というのが私の望みなのです。
その辺がグループの商品と違うので
単独のオリジナル依頼になってしまうのが原因ですが、
私の長年の仕事から来る
ポリシーでもあるから仕方ないです。
寄付金は避難先の女性達と、
「荒れ果てたアレッポの市内に留まっている子供たちが
それでも学んでるガレキの建物の地下にある小学校を
サポートしている
「A Little Help is enough」に送られています。
今年はこれからオリジナルの依頼として、
私は刺繍スカーフや刺繍布バッグを
作りたいのでそれを目下進行中・・・
私一人ではなかなか販売も難しいので・・
蟻の如き僅かな力だけど、
何か役に立って何かメッセージを
伝えることが出来たらと頑張ります。
カナダに住んでいて
なかなか美保子さんのお手伝いが出来ないのですが……
皆さんの中でこの主旨に賛同してくださり、
此れ等の刺繍に興味ある方、
是非ご連絡ください。
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