参加者9名 |
スペインの歴史を遡ってみると
古くはなんと「アルタミラの洞窟」(紀元前18000年)
まで辿り着けちゃうんです。
つまりスペインが位置するイベリア半島には
旧石器時代にもう文明が生まれていたということ。
フェニキア人がやってきて
ヨーロッパで最古の都市カディスを建設。
その後紀元前7世紀にローマ帝国とカルタゴが
この土地の覇権を争って以来、
ヨーロッパの勢力vsアフリカから来た勢力の争いの場に。
8世紀からずーとイスラムの支配時代が続き、
15世紀になって、今度はレコンキスタ
「キリスト教徒による再征服運動」が起こり
1492年になって初めてスペインは
カトリック勢力が支配する国になったというわけです。
紀元前には古代ギリシャ人によってオリーブ、
フェニキア人によってワインの原料となるブドウ、
ローマ人によって、オリーブ油製法とニンニク、小麦、ブタが、
8世紀にはイスラム教徒によって
米、ナス、玉葱等の蔬菜がもたらされ、
スペイン南部で使われる食材はほとんど
イスラム支配時代に起源を持つものばかりだそうです。
ひとくちにスぺイン料理と言っても
このような歴史からも分るように、
いろいろな民族の影響を受けているし、
地域によっても違うそうです。
スパニッシュ・オムレツを作る時
一番苦労したのが、
フライパンをひっくり返して、
オムレツの両面をしっかり焼く事でした。
普通は18〜20センチぐらいの大きさの
フライパンを使うのに、
私たちが使ったのは30センチもある大きな物。
難しい筈ですよね。
食事はトシさんが持って来てくれた
自家製の日本酒の乾杯から。
今回もいろいろな話題が飛び出しました。
捕鯨の話から昔食べた鯨肉の思い出話が出たり、
美味しさについても賛否両論で面白かったです。
捕鯨賛成意見として
美味しい鯨が食べたい。
知能がある動物は沢山いるのに、
鯨だけ保護するのはおかしい。
鯨は凄い量の小魚を食べてしまうので
漁業が被害を受けてしまう
と言った意見が出ました。
でもクジラは多くの場合、
深海まで潜ってエサを採り、
呼吸のために海面に戻ってくるので
海水が縦方向にかき混ぜられ、
栄養成分や微生物が
海洋の異なる層をまたがって広がるので、
クジラ以外の生物にとっても格好のエサ場が形成されるとか。
さらに、クジラの尿や
排泄物に含まれている物質、
特に鉄分や窒素は、
プランクトンの増殖に貢献する養分となるそうです。
また多くの大型クジラは
繁殖のために長距離を移動しますが、
この時様々な栄養成分を一緒に運ぶので、
運ばれた養分は遠く離れた繁殖海域の貴重な資源となり、
クジラの胎盤も、他の生物にとっては
食料源として活用できるそうです。
クジラは死後遺体は海底に沈み、
ヌタウナギやカニ類から海生の環形動物などの
餌になるとか。
巨大鯨は
漁業資源の増殖に貢献しているという
研究も出ています。
本当に鯨が人間の食べる魚を食べ尽くしてしまうのか?
これもはっきりとは分っていないそうですね。
私自身は鯨肉に興味がないので、
近海で細々獲るだけで良いのではと思っています。
今回のデザート
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