とうとう新型コロナウイルスがアフリカにも
来始めて しまいました・・・。
北部アフリカで数人感染者が出た後、
今度はお隣の南アフリカで
ヨーロッパ帰りの南アフリカ人が感染していて
隔離されたというニュース が入って来ました。
当初は、南半球のこちらは夏だしすぐに治療されて
おしまいになるかと思っていましたが、
どんどん感染者数が増えたので、
モザンビークも 南アとの国境の検閲を強化、
モザンビークの教育省も学校でコロナを防ぐ
衛生啓発活動を始めました。
ところが、その様子を視察しに行った翌々日に
大統領が全 学校を閉鎖し、
感染者が多数いる国出身者への査証を停止、
その週末にはモザンビークでも
最初の感染者が出てしまいました…。
その後感染者数は増える一方で 5日後には10人になり、
大統領が緊急事態令を発動。
職場も先週から在宅勤務になりましたが、
人道支援をする我々は担当省庁のコロナ対策を
準備して開始する支援などで、
週末返上で働く忙しさです。(-_-;)
コロナがアフリカに来るのを恐れられている理由は、
ただでさえ貧しく健康状態や衛生状態が良くない状況なので
貧困層の人達が感染したら悪化する確率 が高いことと、
既存の保健施設の質と量が先進国に比べると
俄然限られているので、
コロナの大量感染に対応する許容がないことです。
実際私が以前赴任してい たブルキナファソで
サハラ以南最初のコロナによる死者が出たのすが、
亡くなったのは国会の第一副議長というハイレベルの人で、
恐らくブルキナで最良の治療 を受けても残念ながら、
死に至ってしまった訳です。
(https://www.afpbb.com/articles/-/3274171)
これを受けてモザンビークを含む他アフリカ国も
急遽コロナ対策を強化、
各関連分野でコロナ対策案を練る必要に迫られた為、
私も西アフリカでエボラ対策をし ていた頃の経験を振り絞って、
モザンビークの学校が閉鎖されている間も
子ども達が学び続けられるべく
ラジオやテレビを使った代替教育案の提案などに携わっ て、
忙しくしております。
一方、在宅勤務は思った以上に大変!
学校が閉鎖され習い事も全部一時停止になったジュリアは
家で体力と暇を持て余し、
ママに遊び相手になって欲しく て散々せがんで来るし、
メイドさんも来れなくなったので
料理・掃除・洗濯もしなきゃだし、
仕事と家事とジュリアの面倒に終われ、
毎日が弾丸の様に過ぎてい きます。
日本や他国の働く女性もきっとこんな苦労を
していられる事でしょう。
ただ、不幸中の幸いはメイドさんが来れなくなったので
苦手だった料理をせざる をえない様になり、
以前は私がたまに料理しても即席飯だから
嫌々食べていたジュリアが、
ちゃんと料理本みて料理したら
「ママ、美味しいよ!」とモリモリ食 べてくれたので、
料理で超久々に達成感♪
また、忙しい合間を縫って
アパートの下の階に住むジュリアと同じ年の娘を持つ
エクアトリアル・ギニア&スペイン人夫妻を
招いて昼食をしたら、(社交辞令で しょうが)
「日本料理ってこんなに美味しいんだね!」
と喜んでくれたので、更に自信アップ!
とどめは週末にジュリアがケーキを作りたがったので、
二人で一 緒にフォンダン・ショコラを作ったら、
これまた楽しく簡単で美味しくて最高!
「この調子だと、料理好きになれるかも♪」
と淡い期待を抱いています…。
他に もジュリアとズンバダンスや
中学以来初の逆立ちや体操をして、
意外にもコロナによる在宅勤務で
以前よりも健康体になれそうな予感。
余談ですが、この間ずっと実質
ジュリアと二人だけの濃い生活を過ごしている為か、
ある晩ジュリアが突然「ママ、私を産んでくれてありがとう!」
と言 い出したので、感動して私も
「ジュリア、ママの所に生まれてくれてありがとう!」
と言ったら、
「大丈夫、もし他のお家に生まれてたとしても、
ママを探し出 してママの所に来てたよ!」
と言ってくれて、
嬉しくて目がウルウルしてしまいました~( ;∀;)
「私がテレコン中に隣で邪魔されて怒鳴ったりしてごめんね」
とその時思いつつ、また翌日はわがままにイライラして
怒っちゃいましたけど。
ママってば、怒り んぼで、ごめんね…。
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