2024年8月7日水曜日

思い出巡りのニジェール&マリ出張!(カーボヴェルデもおまけ。)  朋子さんのブログから

   
   またご無沙汰してしまいましたが、前回書いたエチオピア以来、
   4月は懐かしのニジェールとマリに出張に行ってきました!


   ご存知の通り、ニジェールは2020年の1月以来、そしてマリはこの
   ブログを始める前の2003年から2005年に赴任していた国。
   なので、行く前から懐かしさでワクワク♫ 一方、私が離れている
   間にサヘル三国の政情は急変し、ブルキナを含む三国共クーデター
   で軍が政権を握り、反欧米感情が漂っているので、(私は欧米人
   じゃないけど)どうなる事かとやや不安な気持ちも抱きつついざ出陣。
   まず着いたニジェールでは、久々に46度の猛暑!「あ~、サヘルの
   暑さを忘れていた~!」と反省。空港から町に出ると、この4年間で
   以前はなかったモダンなコンドミニアムが数軒建っていたり、ちょっと
   発展の兆しはあった一方、去年7月のクーデターの後フランス大使を
   追い出したせいもあり制裁を受け援助や隣国との国交が閉鎖された為、
   ホテルやレストランもしばらくお客が途絶えて閑古鳥が鳴いていたそうな。
   でも出張前に想像していた程はひどくなくて、ちょっと安心。


   一方、4年振りに再会した前チームメンバー達は半分同じ面子で、   
   「トモコ、お帰り~!」と嬉しそうに(?)迎えてくれました!
   また教育省や教育分野のパートナー会議でも数人は私のことを覚えていて
   くれて、胸一杯!政府の元お偉いさんもわざわざ私が滞在するホテルまで
   昼も夜も訪ねて来てくれ、ありがたや~。
   その1人は、「今は軍が物価をコントロールしているから表面上は平穏が維持
   されているけど、今後物資が希少になるに連れ、どうなるか分からない」と
   今後の国政を懸念していましたが…。

   ニジェールの次は1日掛けてトーゴとベナンを経由して、18年振りのマリ。
   飛行機から降りると44度の気温に他の乗客は「うわ、暑い!」とぼやく中、
   46度のニジェールから来た私は「あ~良かった、ニアメよりもちょっと
   涼しいわ」と安心したりして。
   当時私が住んでいた頃のマリはまだ平和で、モプティやドゴンや
   ティンブクトゥに1人でバックパックに行ったりしたな~。
   あの頃は私も若くて冒険心旺盛だったな~。


   今はそんな元気消え果てちゃったな~、などと回顧しつつ、町を眺めると
   当時からあるレストランはモダンにリフォームされ、道路にはブルキナ
   みたいにバイクがひしめき合い、でも懐かしのニジェール川とそれを望む
   ホテルはまだ昔通り。


   そして出張中に参加した会議では、「え!2005年にUNESCOにいたトモコ
   じゃないか!!」とこの長い年月を超えて私を覚えていてくれた人もいて、
   超感動!!他にもニジェール時代の知人が今はマリで働いていたりで、
   西アフリカの教育界は狭すぎ。
   そしてマリ出張での一番のハイライトが、当時マリで担当していた
   プロジェクトの弟分的な存在と一緒に働いた仲間との18年振りの再会!
   2人共見かけ年は取ったけど、性格は以前と全く変わってなくて、昔みたい
   にからかい合い冗談言い合う関係に心和ませて貰いました~♫
   ちなみにマリもクーデター後は経済的に厳しい状態らしく、実際私が滞在中
   も殆ど停電していましたが、それでも一般市民でも
   「欧米から搾取されるよりマシ」と思っている人が多いそう。
   辛くても「真の独立」を目指す姿勢は、あまり国際メディアで報道されていず、
   なるほど~と思いました。

   そんなこんなで、懐かしさが詰まったニジェールとマリ出張となり、同時に
   またまた懐かしく温かい西アフリカに戻って来て良かったな~と実感できた
   機会でもありました。

Tarrafal beach in Santiago Island in Cape verde

   あ、そうだ、4月頭に休暇でカーボヴェルデにも行って来たんだった。
   出張じゃないから忘れていましたが、ジュリアのパパ側の家族と和気藹々
   してエメラルドグリーンの海が広がるビーチリゾートを一瞬ながらも
   満喫して来ました~♫ 


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