生産を重視する今までの農業(肥料や農薬を使う)が、地球上の物資の
循環を破綻させ、気候変動を引き起こしたり、海洋生態系をも脅かしている
というので、今年は私の小さな畑で自然を壊さないと言う協生農法を部分的に
試してみました。
緑化することに成功したからです。
協生農法とは簡単に言えば「無農薬、無肥料、不耕起」で混植を基本として、
畔の中央に落葉果樹を植えるのが特徴です。
その結果多様な生物種が生息する豊かな環境が創り出されるのだそう。
私も1つの小さな畝にブルーベリーを2本、インゲン、ピーマン、長ネギを
植えてみましたが、まあまあの収穫。反省としてはもっと密植して植えるべき
でした。
でも協生農法が真価を発揮するのは、深刻な砂漠化が起きているアフリカの
国々のようです。
2015年に船橋さんがブルキナファソで行った緑化運動は、砂漠化している所に
100種類近い植物を混植すると言うものだったそうです。
結果、月の売り上げ金額はブルキナファソの平均国民所得のおよそ20倍、さらに
生産性に関しては慣行農法の40〜150倍にも上がったと言うのですから凄いです。
ブルキナファソは現在砂漠化による貧困がテロリズムの温床となり、治安が
悪化していますが、そんな中で現地の人々は自らの手で協生農法を実践し、
生活を立て直す取り組みを始めているのだそうです。
持続可能な食糧生産システムが早く実現することによって、環境、貧困、食の
安全など様々な問題が解決され、人々が豊かに平和に暮らせるようになると
良いですね。
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