2018年11月20日火曜日

☆289回 インドネシア料理 ☆

参加者5人+ケイくん、ミアちゃん、ワイアット

     今回料理を作っているインドネシアは
     なんと13,466の島から
     構成されている島国です。


     首都があるのはジャワ島で
     今回のメニュにあるロデは
     この島の伝統料理。
     
     ココナッツミルクで野菜類を煮込むロデは
     インドネシアでは代表的なおふくろの味で、
     どこの 食堂にでもあり、
     病院食にもなっているそうです。

     またプルクデル(ポテトパテ)は
 
フリカンデル
100年以 上インドネシアを支配していた
オランダの料理「フリカンデル」
(コロッケとハンバークを
混ぜたような味だそうです。)
から派生したとか。
インドネシア版コロッケといった感じですが、
衣をつけず、
     直接卵液につけてから揚げるところが
     ユニークです。

     
     先回はグレースが来てくれたので、
     大入り満員でしたが…
     今回は参加者がたったの5人。
     料理は3人で。
     先生がいなくて
     ちゃんと出来るか心配でしたが、
     まあなんとかその味は出せたと思います。


     子供たちが3人。
     ワイちゃんはポテトパテ、
     結構気に入って食べていましたけど、
     ケイくんとミアちゃんはどうだったのかな?


     3人もずいぶん慣れてきたのでしょう。
     なんとなく一緒に遊べるようになってきたみたいです。    

     今回デザートの一品に
     マサさんから頂いたマルメロを
     皆さんに味わってもらいたくて
     砂糖煮にして加えました。
     喜んでいただけたみたいです。

2018年11月17日土曜日

♪ Eastside Culture Crawl ♪           ☆63回トランスリンクの旅☆

     朝起きたら青空にもかかわらず
     ゴルフコースの緑は一面の初霜で真っ白!
     冬に一歩前進です。
     
     今回は1997年にグラスルーツで始まった
     アーティストたちの一大イベント
     「Eastside Culture Crawl」
     に行って来ました。

     参加者4名。    
     リッチモンド組は
     9時55分にRichmond-Brighouse Station に集合。
     10時03分 Canada Line に乗り、
     10時28分Waterfront Station 下車。
     10時30分 Hasting 側出口でダウンタウン組と合流。

     まずはランチ。
     International village にある
     レストラン「Congee Noodle Delight」88 W. Pender   へ。




     庶民的なお店で、
     量が多く、値段も安いうえに
     料理も美味しいという
     三拍子揃っていて…
     大満足でした!


     「Eastside Culture Crawl」は
     絵画、宝石、彫刻、手作り家具、織物、陶芸、
     印刷、写真、ガラスアートなどの分野で
     500人以上のアーティ ストが参加。
     会場も75箇所あり、
     35000人以上の観客が集まる
     大きなイベントです。

     私たちは全部の会場を廻るわけにもいかないので、
     今回は148人のアーティストたちが出品している
     Perker Street Studios (1000 Perker St.)だけ
     見ることにしました。

      W. Pender とAbbott から
     #22のバスでVenables St.と Glen Dr.まで。
     バスを降りると人がぞろぞろ列をなして歩いているので、
     迷うこと無く会場に到着。

     下の写真がPerker Street Studiosで
     このWarehouse はバンクーバーのランドマークのひとつ。
     外から見ると3階建てのように見えますが、     
     実際は4階建ての建物です。
     110のスタディオがあり、  
     227名のアーティスト、デザイナー、写真家、木工たちが
     ここでクリエーティブな仕事に取り組んでいるそうです。

Perker Street Studios

     建物の中はまるで迷路のよう。
     絵画あり、木工あり、家具あり、靴あり、帽子あり
     プラントありと展示品は千差万別。
     つぎつぎと出て来る様々なジャンルの作品を
     思っていた以上に楽しんじゃいました。
       


     楽器がついたテーブル、
     剽軽な形をした時計、
     引き出しがすぐ落っこちてくる
     おかしな形のチェストなど
     ユニークな家具 が目をひきました。


     プラントのインテリアもあります。

     こんな家具の部屋もありました。

     今回このアートフェアに行ってみて、
     アートって身近な生活の中にあって、
     自分が「好き」か「嫌い」かだけの 基準で
     楽しめばよいのだなって実感しました。
     
     これらの鑑賞に
     使わない神経がフル稼働するらしく、
     観終る頃にはヘトヘトに。
     でもとっても楽しい、
     充実した時間でした。

     締めはいつものようにコーヒーショップで。

     お喋りが楽しくて、ついつい長居。
     外に出た時はもう日が落ちていました。

2018年11月13日火曜日

♪ インドネシヤ料理レシピ ♪

◎ロデ(Lodeh)

★スパイスをグラインドする 
 
(材料)5〜6人分
     コリアンダーパウダー 小2   キャンドルナッツ 3個、
     揚げシャロット   ニンニク 3片、 
(作り方)
     材料を全てグラインドして混ぜ合わせる。

(材料)
     紫玉葱(2インチの大きさに切る) 半個
     豆腐(小さく四角に切る) 1丁


     ガランガル 数本、 レモングラス

ガランガル
     ターメリック 大½
     アンチョビパウダー

アンチョビパウダー
     キャベツ(2インチの大きさに切る)    半個
     カリフラワー(小さな房に分ける)     半個
     赤パプリカ(2インチの大きさに切る)   1個
     インゲン(2インチの大きさに切っておく)
     

     ダウン・サラム  数枚

     シュリンプペースト

     ココナッツミルク 1缶 
     
(作り方)
     1、鍋に油を入れて温めておく。
     2、切っておいた紫玉葱 入れてしばらく炒める。
     3、2がしんなりしたら、グラインドしておいたスパイスと
       ガランガルとレモングラスと少しの水を入れて炒め、
       そこにターメリックを入れて なおかつ5、6分煮込む。


     4、3に水をもう少し入れ、チキンブロスとアンチョビ
       パウダを加える、

     
     5、ダウン・サラムの葉とシュリンプペーストを加える。
     6、沸騰してきたら人参を入れ、 人参が柔らかくなってきた
       全ての材料を入れて煮込む。
     7、野菜が煮えたら、ココナッツミルクを加え、塩と砂糖で
       味を調整する。 

ポテトパテ(Perkedel)


(材料)
     コーンビーフ 1缶、 ポテト 250g、 卵 2個、
     塩、胡椒、ナツメッグ、揚げシャロット、長ネギ

 (作り方)
      1、ポテトの皮を剥き、適当に切って電子レンジで柔らかく
       する。ただあまり柔らかくはしない。
     2、全ての材料(卵は1個だけ)を1に加えて混ぜ、握り
       こぶしぐらいの大きさにして形を調える。

     3、揚げ油を温めておく。
     4、2を卵につけてから揚げる。
 
     

2018年11月10日土曜日

☆288回 インドネシア料理 ☆

参加者14名+グレイス

     今月は初めてのインドネシア料理。
     いつもは各国の料理を
     レシピだけ見て作っていましたけど…
     今回はインドネシア人のグレースに
     本場の味を教えてもらいました。

     レシピも材料も全て用意してもらっての
     料理教室です。

     彼女が持って来てくれた
     スパイス、ハーブの 珍しいこと。
     初めて見る物がほとんど。


    
    その一つがキャンドルナッツ。
 キャンドルナッツは
 豊富に油分を含んでいるため
 昔は灯火に使用されていたとか。
 この実を石臼ですり潰し、

 ソースやスープ、カレーなどに入れて
 とろみやコクを出す。
 特にインドネシア料理には
 なくてはならない食材だそうです。


二つ目がガランガル 。
日本ではナンキョウと呼ばれていて
ショウガ科の地下茎。
味はショウガとはまったく異なり、
2つを使う料理人は
決して代用することはしないとか。
インドネシヤやマレーシアの
カレーや煮物には 必需品。
タイのトムヤムクンにも
欠かせないスパイスだそうです。


     三つ目が ダウン ・サラム。
     日本名はサラムの葉
     主に臭い消しに使われていますが、
     香りはそれほど強いわけでもなく、
     インドネシア料理にだけに
     使われているハーブだそうです。




四つ目が揚げシャロット
刻んで油でカラカラに炒めた物。
インドネシヤ料理では
定番の薬味だそうです。





アンチョビパウダー
カタクチイワシの塩漬けで
フィレ状や渦巻き状で
缶詰やびん詰めになっているもの、
ペースト状でチューブに
入っている物などがありますが、
今回はパウダーを使用。


     

     その他にも
     コリアンダーパウダー、ターメリック、
     ナツメッグを使いました。

     グレースの指示に従いながら
     調理が始まりました。







     スパイスのグラインドは
     石臼で。




     メニューは
     野菜シチューのような感じのロデと
     コンビーフ入りのポテトのペルケデル


ペルケデル
ロデ













     
     ロデもペルケデルも
     ハーブやスパイスの旨味が効いた
     身体に優しい味で
     大好評でした。
 
     トシさんのお宅では
     山形名物食用菊の「もってのほか」を栽培していて
     今回その珍しい菊のおひたしを作って
     持って来てくださいました。


     不思議とインドネシア料理にもマッチしていて…
     あのシャキシャキ感が良いですね。
     季節限定の珍しい料理ありがとうございました。
     初めはちょっとおっかなびっくりで
     少ししか取っていなかった グレースが
     「美味しい!」って言って
     お替わりしていましたよ。
     
     食卓での会話はグレースも仲間に入れるように
     自然に英語になっていましたね。
     インドネシアの地震の話、
     ペトラ遺跡の土石流 、カリフォルニアの火事と
     自然災害の話から、
     会話はいつの間にかグレースの身の上話へ。

     グレースはインドネシア生まれですが、
     インドネシアで悲惨な華僑排斥運動が起こり、
     教育はシンガポールで受けたとのこと。

     1965年に起きた930事件では
     30万〜40万の華僑が虐殺され、
     1998年のジャカルタ大暴動では
     なんと1200人以上の中国人が殺されたそうです。
     インドネシアがこれほど血生臭い国だったとは…
     
     グレース達の移民の背後には
     彼女の温和な顔からは想像も出来ない
     悲惨な事情があったのかもしれませんね。

     デザートも美味しかったです!



     ひょんなことから
     グレースに今回の料理をお願いしたわけですが、
     当日まで彼女がちゃんと来てくれるか、
     うまく皆と一緒に料理が出来るか
     不安で一杯でした。

     幕を開けてみたら心配していたのが嘘みたい!
     全てがうまくいって楽しいランチとなりました。
     これもグレースと皆さんのご協力のおかげです。
     ありがとうございました。

     今回の料理の材料は
     全てグレースが寄付してくれました。