参加者14名+グレイス |
今月は初めてのインドネシア料理。
いつもは各国の料理を
レシピだけ見て作っていましたけど…
今回はインドネシア人のグレースに
本場の味を教えてもらいました。
レシピも材料も全て用意してもらっての
料理教室です。
彼女が持って来てくれた
スパイス、ハーブの 珍しいこと。
初めて見る物がほとんど。
その一つがキャンドルナッツ。
キャンドルナッツは
豊富に油分を含んでいるため
昔は灯火に使用されていたとか。
この実を石臼ですり潰し、
ソースやスープ、カレーなどに入れて
とろみやコクを出す。
特にインドネシア料理には
なくてはならない食材だそうです。
二つ目がガランガル 。
日本ではナンキョウと呼ばれていて
ショウガ科の地下茎。
味はショウガとはまったく異なり、
2つを使う料理人は
決して代用することはしないとか。
インドネシヤやマレーシアの
カレーや煮物には 必需品。
タイのトムヤムクンにも
欠かせないスパイスだそうです。
三つ目が ダウン ・サラム。
日本名はサラムの葉
主に臭い消しに使われていますが、
香りはそれほど強いわけでもなく、
インドネシア料理にだけに
使われているハーブだそうです。
四つ目が揚げシャロット
刻んで油でカラカラに炒めた物。
インドネシヤ料理では
定番の薬味だそうです。
アンチョビパウダー
カタクチイワシの塩漬けで
フィレ状や渦巻き状で
缶詰やびん詰めになっているもの、
ペースト状でチューブに
入っている物などがありますが、
今回はパウダーを使用。
その他にも
コリアンダーパウダー、ターメリック、
ナツメッグを使いました。
グレースの指示に従いながら
調理が始まりました。
スパイスのグラインドは
石臼で。
メニューは
野菜シチューのような感じのロデと
コンビーフ入りのポテトのペルケデル
ペルケデル |
ロデ |
ロデもペルケデルも
ハーブやスパイスの旨味が効いた
身体に優しい味で
大好評でした。
トシさんのお宅では
山形名物食用菊の「もってのほか」を栽培していて
今回その珍しい菊のおひたしを作って
持って来てくださいました。
不思議とインドネシア料理にもマッチしていて…
あのシャキシャキ感が良いですね。
季節限定の珍しい料理ありがとうございました。
初めはちょっとおっかなびっくりで
少ししか取っていなかった グレースが
「美味しい!」って言って
お替わりしていましたよ。
食卓での会話はグレースも仲間に入れるように
自然に英語になっていましたね。
インドネシアの地震の話、
ペトラ遺跡の土石流 、カリフォルニアの火事と
自然災害の話から、
会話はいつの間にかグレースの身の上話へ。
グレースはインドネシア生まれですが、
インドネシアで悲惨な華僑排斥運動が起こり、
教育はシンガポールで受けたとのこと。
1965年に起きた930事件では
30万〜40万の華僑が虐殺され、
1998年のジャカルタ大暴動では
なんと1200人以上の中国人が殺されたそうです。
インドネシアがこれほど血生臭い国だったとは…
グレース達の移民の背後には
彼女の温和な顔からは想像も出来ない
悲惨な事情があったのかもしれませんね。
デザートも美味しかったです!
ひょんなことから
グレースに今回の料理をお願いしたわけですが、
当日まで彼女がちゃんと来てくれるか、
うまく皆と一緒に料理が出来るか
不安で一杯でした。
幕を開けてみたら心配していたのが嘘みたい!
全てがうまくいって楽しいランチとなりました。
これもグレースと皆さんのご協力のおかげです。
ありがとうございました。
今回の料理の材料は
全てグレースが寄付してくれました。
Hi Satomi,
返信削除Thank you for sending me the pictures of our
unforgettable lunch gathering.
I am very blessed to be included in your
charity lunch .
See you tomorrow.
Grace