2016年3月12日土曜日

♪2016年滑り出し♪  朋子さんのブログから

我が家の前にある日突然繋がれていた牛とそれを見学するジュリア

     オッと、かな~り出遅れてしまいお恥ずかしい限りですが、謹賀新
     年・今年も私の独り言ブログをどうぞよろしくお願い致します!
     年末年始は例の如く休暇に出る前の慌ただしさと、休暇中の特に何
     もしていなくてもアッといつ間に時が過ぎる速さと、休暇後の職場
     復帰等々の忙しさで、気付けば前のブログから2ヵ月近く経ってし
     まいました。この間の主な出来事と言えば、個人的にはやはり一時
     帰国とその後の伴侶のブルキナ訪問、社会的には悲しいけれど1月
     中旬に起きたブルキナでのテロ事件でしょう。

     1年振りの一時帰国は、「行きはよいよい」ならず「行きは怖い」で、
     ブルキナから日本に辿り着くまでの道程は長く(?)険しいものでした。
     今回はチケットの値段から、パリ経由のエールフランスではなくて
     イスタンブール経由のトルコ航空にしたのですが、これが大失敗。
     まず、本来出発する筈だった便が出発2週間前にキャンセルになり、
     日程が変わってしまいました。それに伴い、改めて予約していた子
     連れ優先の席もキャンセルされてしまった様で、いざ搭乗したらあ
     くまで一般座席。
     ワガ‐イスタンブール間はそれでも何とか一番前の席の人と換えて貰
     って乗り越えましたが、イスタンブール-成田便はもう最悪。
     ただでさえ12時間半の長いフライトに子連れなのに普通座席で、
     途中娘が私の席で熟睡してしまい私が座れなくなってしまったので、
     空席に座ってもいいかと客室乗務員に訊くと、「自分で空席の隣の
     人に尋ねてくれ」と言って助けてもくれません。
     そこで隣の空席にハンドバッグを置いているだけの女性客に、「娘
     が私の席で寝てしまったので、空いている様子のこの席に座っても
     いいですか?」と訊くと、「え~、私だって寝たいんで。」と断ら
     れてしまい唖然! 結局1時間近く私は座る場所がなくずっと立っ
     て過ごすという、私にとっては前代未聞の苦しい旅路となりました。
     最終的には、私の隣の席のドイツ人の男性がいい人で、見るに見か
     ねて2席の間の腕置きを上げてくれて、そこにジュリアを寝させて
     くれて何とか辿り着きましたが。

     そして1年振りの日本はやはり最高!
     今回のハイライトはやはり家族とのお正月と子連れ仲間で行ったサ
     ンリオピューロランドとディズニーシーでしょう。
     どちらも今回が初めてだったので、子ども以上に私が一番楽しんで
     いたかも?! いや、勿論ジュリア達も楽しんでいましたよ!
     やはりこういう子供向けの行楽施設があるのは、全くないブルキナ
     などから来た私から見ると、非常にありがたいです。
     プールにも入れない今みたいな季節になると、毎週末どうやって子
     どもを飽きさせずに過ごそうか、悩みの種になってしまいますもの。
     それ以外は、家族との時間と健診や歯医者などがメインでしたが、
     結局後半2週間は仕事がかなり入り、休暇気分も早々に切り上げて
     仕事モードに。
     一方、ジュリアは一時帰国する前は喋れる数単語は仏語のみで、私
     は一生懸命日本語で話し掛けても返事は全て仏語だったので、「母
     親以外に母語で話す人が殆どいない環境では多勢に無勢か・・・」
     とジュリアが日本語で話すのを諦めかけていました。
     そして一時帰国しても案の定ジュリアは仏語しか話せないので家族
     も困ってしまい、母や祖母には「何故私は高齢なのに新しい言語を
     習わなきゃいけないのよ」と愚痴られながらも、ジュリア相手に必
     要な仏単語を覚えて貰っていました。
     しかし面白い事に子ども同士では言語を超えて心が通じるらしく、
     ジュリアが1歳半上の従姉妹に「アセトワ(座って)」と言うと、
     従姉妹は「うん、遊ぼう」と返事して仲良く遊び出します。
     そんなこんなで1週間位経ったある日、ジュリアが目覚めた途端に
     「アンパンマン!」と嬉しそうに叫んだと思ったら、それ以降完全
     に日本語に切り替わってビックリ!
     今回の一時帰国ですっかり日本語が板に着いたジュリアでした~♪
     しかし1ヵ月後にブルキナに戻ってきたら、今度は日本語から仏語
     になかなか戻らず、ベビーシッターさんやメイドさんがジュリアが
     発している言葉が分からずに苦労していますが…。

     その休暇明けに伴侶がブルキナに来て、休暇の間にたまった仕事を
     片付けるのにアップアップしつつも、伴侶のアテンドでテンテコマイ。
     またテロ直後で戒厳令や行動規制があり、せっかく来てもあまり外
     出できずに残念。
     一方、ある日帰宅すると我が家の前に牛が繋がれているではありま
     せんか!「誰かの忘れ物?もしくは貢ぎ物?」と思ったら、どうや
     らお隣で数日後に行われる結婚式の為の準備だそうな。
     でもまあ糞をされる以外は迷惑じゃないし、ジュリアも動物園に行
     った気分で牛を眺めて喜んでいるので、別にいいか。と、こんな感
     じで私とジュリアの2016年アフリカ生活は再開したのでした。

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