お姉ちゃん的な存在のお友達。ショートケーキもお手製で今ここで
シーズンのイチゴが満載!!
いつも「慌ただしい」とか「忙しい」と連発しているので、もう信じ
て貰えないとは思いますが、2月は本当に大変でした。
今回はマジ。何故かと言うと、2010年に始めた博論の最終提出締
切日が2月末だったので、日中は普通に仕事をして、夜は朝2時か3
時位まで博論の推敲に励む毎日だったのです。
勿論、週末も脇目も振らずに博論一色。
以前は私でなくてもベビーシッターさんやメイドさんが居たら寂しが
らなかったジュリアも、2歳に近づき大分物心がついた最近は私が家
にいたら「ママ、遊んで~」と私に相手をして欲しがります。
それを拒否して博論に取り組む自分自身に「母親として一体どうなの?」
と罪悪感を覚えつつ、「でも今回終わらせないとこれまで5年間の苦
労と学費が水の泡だし・・・」と自問自答しながらも、推敲作業は徐
々に進みました。
そしていよいよ教授に最終稿を提出しなければいけない2月20日は、
皮肉にもジュリアの2歳の誕生日でした。
「マダム、今週末はジュリアの誕生日ですが、去年みたいにパーティー
しないのですか?」とベビーシッターさんに訊かれて、「したいのは
山々だけど、その日までにどうしても終わらせなければならない用事
があるから、無理そうだよ。」と更に罪悪感に苛まれながら答えまし
た。そしてひたすら仕事と博論に励んでいる矢先、日本人の親友仲間
から「今週末プールの改築祝をするので来てね」と招待メールが。
「これはありがたや!」とばかりに、「もしご迷惑でなければプール
改築祝のついでに、ジュリアの誕生祝もチョコッとさせて貰っていい?」
とお願いして、罪悪感はちょっと軽減。
そしてラストスパートの2月20日の前夜、朝3時まで掛けて書き直
した一章が翌朝起きたら何と保存されていないではありませんか!
Wordの自動修復モードで回復された文書は残念ながら書き直す前の
バージョン。「昨日夕方から朝3時まで掛けて書き直した努力は一体
何処へ?しかも今日締切。これは、もう一巻の終わりか…」とそれこ
そ半ベソ状態。でも何とか気を持ち直して記憶が新しいうちにもう
1度書き直そうと、「頑張れ!負けるな!」と自分の掛け声をかけな
がらPCの前に戻り、最後の神頼みで自動修復機能でも回復できなかっ
た文書を復元することはできるかGoogleで検索し、ヒットしたサイト
に紹介されている方法を幾つか試してみましたが、どれも駄目。
「もしこれでもダメなら、潔く諦めてもう1度書き直そう」と思って
最後のサイトで試してみると…何とできました!
このサイトの作者は私の救世主です!!
その復元された文書に更に推敲作業を行い、何とか締切日の深夜中に
教授に最終稿を提出することができました~!やれやれ┐(´д`)┌
そして、翌日に博論が終わった達成感を噛み締めつつ、ジュリアを連
れて親友宅のプール改築祝に出かけました。
ちょっと遅れて行ったので、「お待たせしちゃってごめ~ん」とお家
に入って行くと、一声に「ジュリア、お誕生日おめでとう~~!」と
合唱が!親友仲間達が一同集っていた上にベビーシッターさんやメイ
ドさんもいて、超ビックリ!!
実は「プール改築祝」とは仮の姿で元々ジュリアのお誕生会を私達の
知らぬ間に、母親の私が博論で忙しくて何もできないのを見込んで、
皆で企画しれくれていたらしい。
それを気付いた途端に、あまりの感動に涙が溢れてきました。(;_ ;)
そして友人達お手製の豪華料理に加え、手作りのケーキを何と二種!
しかも一つはジュリアが大好きなシマジロウのケーキでこれは芸術作
品レベルに達する出来栄え!!ジュリアもお姉ちゃんの様な存在のお
友達と一杯遊べ、お誕生プレゼントも貰えて、大喜び!例え私がダメ
親でもこんなに素晴らしい叔母さん・叔父さんに囲まれていれば、
ジュリアもちゃんと育ってくれるだろう、と思うことができました。
という訳で、凄い親友仲間のお陰でジュリアの二歳の誕生日は予想に
反した素敵なサプライズと美味しいお食事と楽しい会話に満ちた一生
の思い出となる一日となりました。
また、日本の家族もSkypeでジュリアのお誕生会をしてくれました。
家族がPC画面の前に集まり、ケーキを囲んで「ハッピーバースデー」
を歌ってくれて、ジュリアも嬉しそうでした!
ただSkypeだとケーキは見れても実際に食べられないという難点はあ
りましたが…。
とにかく人生で最高の宝物は、良き友と家族に恵まれる事だなあ、と
実感させて貰えたジュリア二歳の誕生日となりました~。
朋子さん
返信削除ジュリアちゃん2歳、博士論文完成おめでとうございます!!
相変わらずの八面六臂のご活躍ですね。
お忙しい中、ジュリアちゃんに寂しい思いをさせる罪悪感、いかばかりでしょう。でも、お母さんが頑張っているのは子供にはわかると思いますよ。
素敵なお友達やシッターさんに恵まれていますね。
ジュリアちゃんも朋子さんも皆さんに愛されているのが良くわかります。
写真を見たとき、ブルキナにいるのに、どうしてシマジロウのケーキ?と不思議でしたが、日本人のお友だちの手になるものでしたか。
日本のケーキ屋さんより上を行ってるかも。
ジュリアちゃん、すくすく育ってますます可愛いですね。
お身体を大切に、これからもご活躍を続けてください。
関田雅子
朋子さん
返信削除博士論文完成の話、私までドキドキしながら読ませてもらい
ました。朋子さんの最後まで諦めないその心意気と、今まで
の頑張りを神さまが見ていてくださったんでしょう!
何とか出来ました……という件を読んでどんなにホッとしたこ
とか。無事完成して良かったですね。おめでとうございます!
ジュリアちゃんももう2歳! おめでとうございます!
難しい環境の中健やかに育てていて感心してしまいます。
全部完全に出来るお母さんなんていないのですから、罪悪感な
ど持たず、楽しみながら出来ることをやっていけば良いのでは
ないですか?
周りに朋子さんを助けてくれる素晴らしいお友だちもいるので
すから。私達も遠くに離れていますけれど、いつまでも朋子さ
んを応援し、ジュリアちゃんを一緒に見守らせてくださいね。
さとみ