☆オリンピアさんについて☆

オリンピアさんとその子供たち

　　　　　新しくこのチャリティーランチに参加した方達はオリンピアさんのこ
　　　　　とご存知ないと思うので、朋子さんのブログやメールを基にオリンピ
　　　　　アさんとの付き合いをご紹介すると……

　　　　　２０１１年１２月の朋子さんのブログに
　　　　　またクリスマスの翌日は、今度はビサウの隣のビオンボ州に出向き、
　　　　　個人的に20人の孤児を引き取り世話をしているおばさんの家を一通の
　　　　　手紙を頼りに探し当 てました。数年前にご主人を紛争で亡くしたオリ
　　　　　ンピアさんは、それこそ女手一つでこれだけの子ども達を我が子同然
　　　　　に育てています。彼女は小学校の先生なの で、その月給は僅か150ド
　　　　　ル弱。本人は携帯電話さえ持っていません。でも紛争や病気で親を失
　　　　　った子ども達を見ると放っておけず、養育し始めて早20年。
　　　　　 最初に引き取った子はもう成人して働いている一方、最近来たばかり
　　　　　の子はまだ小さい幼児。その子ども達と個別に面談したら、どの子も
　　　　　大きな笑顔で、「何が あっても、いつもお母さんが傍で見守ってくれ
　　　　　ているから安心。この家で育って、私は幸せ。」と言います。
　　　　　どんな質素な家でも、オリンピアおばさんの海の様 に広く深い心に包
　　　　　まれれば、この子達にとっては楽園なんですね。

　　　　　このブログを読み、また朋子さんからの提案もあり、チャリティーラ
　　　　　ンチとして僅かですがオリンピアさんを支援することになったのです。

　　　　　２０１２年７月２日に朋子さんから来たメール。
　　　　　以前12月のブログで書きました女手一つで20人の孤児を育てているオ
　　　　　リンピアおばさんにご寄附の一部を渡せればと思い5月から何度も連絡
　　　　　を取ろうとしていたのですが、彼女が携帯電話を持っていない為なか
　　　　　なかなか捉らずに最近まで至ってしまっていました。

　　　　　やっとこの週末に連絡が取れ、チャリティーランチからの寄付金の内
　　　　　500ドルを渡しに行きました所、「実はクーデター以来公務員のお給
　　　　　料が払われていなかったから、食料品を買うお金もなく、私達1日中
　　　　　何も食べられない日もあった。私はいいけど子ども達に食べさせられ
　　　　　ないのは悲しかった。」と言って、チャリティーランチからの寄付を
　　　　　目をウルウルさせ心から喜んでいました！

 　　　　　オリンピアさん達にチャリティーランチの皆さんの様子をＰＣで見せ
　　　　　て、「この方達からの寄付ですよ。」と言ったら、子ども達も口を揃
　　　　　えて「ありがとう！」とＰＣに向かって言っていて笑ってしまいました！

　　　　　その後、お礼の歌や踊りも披露してくれましたよ！ビデオに撮ったので
　　　　　すが送り方が分からないのでお見せできないのが残念ですが、写真も撮
　　　　　ったのでここに添付しますね。（上の写真）

　　　　　その後２０１３年の初め頃、もの凄い豪雨があってオリンピアさんの家
　　　　　が半壊してしまったので、その家を修理するお金を少し寄付させていた
　　　　　だきました。寄付金を持って朋子さんが訪ねた時は孤児が２７人に増え
　　　　　ていたそうです。

半壊した家

新しく完成した家

　　　　　新しい家が出来たあと彼女が自活できる様に小さな小学校を建設する
　　　　　事になりました。

　　　　　２０１４年８月１１日に来た朋子さんからのメール
　　　　　この休暇に来る前の週末にやっとオリンピアおばさんの所を訪問する
　　　　　事ができました。その日、オリンピアおばさんの家に着いたら、なん
　　　　　と！皆さんからの援助をフル活用し、２教室が完成していたので、私
　　　　　も超感動！！ 既に4月からこの教室で授業を開始し、午前と午後の２
　　　　　部制で小学校1・2・3年生と就学前教育1年(すなわち幼稚園の年長組)
　　　　　を教え始めたそうです！それと以前皆さんからの支援で修復した家も
　　　　　ご覧の通り、ちゃんと活用されていますよ！

完成したオリンピアさんの学校

学校の中

修復したオリンピアさんの家

　　　　　今は夏休み中で、10月まで新学年が始まらないので、生徒がこの教室
　　　　　で学んでいる様子は、写真でお送りできませんが、壁絵などから楽し
　　　　　気な様子が想像できるかと思います。今後は更にもう一教室を建てた
　　　　　いとの事なので、その予算を計算しておく様に言っておきました。
　　　　　もしご賛同頂けるなら、皆さんからの援助で支援したいと思っていま
　　　　　すが、如何でしょうか。

　　　　　こういう経過があって今回朋子さんがオリンピアさんの所に訪問して
　　　　　くれたのです。