和子さんから
最近詐欺の被害に遭いそうになった人の
経験談が送られてきました。
その詐欺師が
いつCRAを語って私達の所にも
コンタクトしてくるかもしれません。
自分は詐欺に遭わないと自負している人でも
経験談を読むと、
弱みをつかれて、
コロリと騙されてしまうみたいです。
こういう経験は皆で共有して
騙されないようにしましょう。
こんな素敵な五月晴れの日に、
私は3時間くらい振り込め詐欺グループに
翻弄されるという経験をしました。
彼らはCRA(カナダ国税局)の名を騙って、
未納となっている税金を振り込ませようと
暗躍しているグループです。
私は2013年に1つの会社を閉じました。
最近になってCRAから
最後の年の税金の申告がなされていないので、
売り上げがなくても申告するようにという
レターが届きました。
詐欺師グループは、
2013年から2017年まで税金が支払われていないので、
クリミナルケースに発展してしまったから、
あなたは逮捕されるというようなことを言って
脅しをかけてきました。
会社がきちんと閉鎖されていないので、
税金がかかるようなことになっているのかと、
私も早とちりして、どうにか収拾しなくてはと焦り、
彼らのペースに乗せられてしまいました。 (=_=;)
4989ドルを払えばケースを
取り下げるということです。
もし納得できないなら弁護士を雇って
法廷で争うこともできるけど、
負けたら法廷費など莫大な費用を
持つ事になってしまうと脅されました。
これからすぐに銀行に行って5000ドルをおろして、
指定したCRAのマシーンで振り込めという指示でした。
ふつうはチェックやオンラインで支払うのに、
変だなとは思いましたが、
ともかく銀行に行って5000ドルおろしました。
その間、ずっと携帯電を繋げっぱなしにしておくように、
もし切ったらこのケースから逃げたとみなす
とか言って脅かされました。
銀行に行ってお金をおろすときも、
CRAに支払うということは
言ってはいけないと言われました。
これも怪しいとおもいました。
「何故言ってはいけないの?」と聞けば、
クリミナルケースから
私を外すためだからとか言うのです。(@_@;)
銀行に近くにCRAのオフィスがあるので、
これからそのオフィスに行って支払うと言うと、
そのオフィスは私の住んでいる市とは異なるので、
ダメだというのです。
ずっと「おかしい?」
「なんか怪しい」と感じながらも、
脅しの言葉で
頭は正常に機能していませんでした(ノ´Д`)。
ともかく指定の場所に
行ってみればわかると思いました。
そこはWave Caféというインタネットカフェで、
その奥にマシーンが確かにありました。
しかし、CRAの専用マシーンではありません。
ビットコインなどを購入できたり、
引き出したりできるマシーンでした。(@_@;)
「このマシーンはCRAの専用マシーンではないじゃない」
というようなやり取りをしながら、
ふと壁にはられているチラシをみると、
このマシーンでCRAへの振り込みなどしないようにという
注意書きがありました。
お店の女の子に、
「いまCRAと名乗る相手と話し中だけど、
あの張り紙はなに?」と聞くと、
「その相手はScumよ。
昨日も別の人が同じような目にあった」
と教えてくれました。
その人も被害は免れたとのことでした。
本当に良かった!
政府や行政組織の名を騙る詐欺メールなど、
これまで何度も受け取っていましたが、
知り合いや専門家に問い合わせをして、
確認できていました。
今回は直接電話での話でしたし、
敵も何とかして
私が誰かに問い合わせしないようにする
シナリオがしっかり練られていたようです。
なによりも、CRAからの情報の漏洩があったことが、
詐欺被害者 になりそうになった一番の原因でした。
随分ときわどい経験をしましたが、
被害者にならずに済んだことを感謝しています。 o(^o^)o