参加者13名 |
世界の4大文明の一つである
インダス文明を生んだインドが、
再び大きく世界史に登場したのは、
ティムール帝国の末裔バーブルが
ムガル帝国を樹立した16世紀から。
そのムガル帝国で有名なのがタージ・マハル。
これは5代皇帝シャー・ジャハーンが
愛妃の為に建設した総大理石の墓廟で、
インド・イスラム文化の代表的な建築です。
この美しい建物にまつわる血腥い伝説として
タージ・マハル造営を命じられた工匠が、
美しいムムターズ・マハルを
秘かに慕っている男だったため、
それに気づいたシャー・ジャハーンが
褒美だと言って剣でその工匠の両手を
切り落としたという話があります。
またこの建物の設計者が分っていないので、
19世紀初めにアグラを占領したイギリスは
ヨーロッパ人設計説を持ち出し、
それが今だに異説として出回っているとか。
その人はヴェネツイア出身のヴェロネオで
設計図をシャー・ジャハーンに献じた後
皇帝によって斬首されたという
本当かどうか分らない後日談まであるそう。
そのような話はともかく、
写真で見るよりずーと美しいこのタージ・マハル、
まだ見に行っていない方
是非見に行ってください。
一見の価値ありです。
食文化の面でも、ムガル宮廷は
様々な文化を吸収し洗練された宮廷料理を作り上げ、
その贅沢放蕩ぶりで
帝国の傾斜をもたらしたと言われるほど。
現在のインド料理にも
大きな影響を与えているそうです。
食事はトシさんの自家製のお酒の乾杯から。
そして同じくトシさんの自家製のラッキョ、
このインドのカレーにもピッタリでした。
今回もいろいろな話で盛り上がって …。
その話の中でIT産業の出現によって、
インドのカースト社会が壊れつつあるという
興味深い話が出ました。
インドは1950年にカースト制を撤廃したにもかかわらず
職業選択やカースト意識を変える事が出来ていないのですが、
カースト制度が廃止された後に出来た職、 IT企業などは、
カースト制度の影響を受けないため、
基本的に親の仕事を世襲しなければいけないインド人にとって
新しい産業、特にIT産業は
ループから抜け出す一筋の光になっているそうです。
これでカースト制度に対する意識を
根本から変えることが出来たら良いですね。
政さんが家庭菜園で採れたかぼちゃを
こんなに沢山持って来てくださって
皆の良い御土産になりました。
1年振りにまた日本からさかえさんが
参加してくださった。
このチャリティーランチを通して
交流の糸がいつまでも繋がるのが嬉しいですね。
デザートも凄いです!
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