2015年4月14日火曜日

何故か手を挙げたポーズで写真に写る4歳の少女。 その悲しい理由が胸を打つ

 昨日優二さんから一枚の写真と記事がおくられてきました。
 シリア難民の女の子の写真です。
 その女の子の必死な悲しそうな目が胸に 突き刺さりました。
 記事を読んだら涙が……。 皆さんにも見てもらいたいと思いました。
 以下写真と記事です。 


  両手を上げてこちらを見つめるまだ4歳の少女。
  その大きな瞳はしっかりとこちらをみつめ、口は真一文字に閉じています。
  一体何故少女は写真を撮られるときにこのような表情で、さらにこのような
  ポーズをとっているのか。それにはなんとも悲しい事情が有りました。

  少女の名前はフデア(Hudea)。フデアちゃんが今暮らしているのはシリアに
  ある難民キャンプです。彼女は生まれ育ったハマから150キロ離れたこの
  キャンプに母親と二人の兄弟と共に避難してきました。
  ある日フデアちゃんが暮らすキャンプ地にカメラマンのSağırlıさんがやって
  来ました。彼女が望遠レンズのついたカメラで撮影しようとした時、フデア
  ちゃんは怯えた様子で手を挙げたそうです。
  実はフデアちゃんはSağırlıさんの望遠レンズを見て銃だと思い、撃たれないように
  手を挙げたのでした。

  この写真はSağırlıさんが務めるトルコの新聞社に掲載され、大きな話題となり
  ました。まだ4歳の子供が銃を向けられたと思い、自身の考えで手を挙げたという
  事実は、フデアちゃんがまだ短い人生の中で、このような場面を幾度と無く見て
  きたということにほかなりません。

  日本の同年代の子供たちとは全く異なる生活を送るフデアちゃんの姿。
  彼女の一枚の写真は私達に多くの事を訴えています。

2015年4月13日月曜日

♪暑くも和やか、ワガ生活♪                     朋子さんのブログから

ミナタ(左)とクリスティン(右)に囲まれて
地元の民族衣装を纏いモデル気分のジュリア 

  いや~、ブルキナファソはこの時期暑いです!
  4月に入ると連日40度を超える日が続き、アフリカ経験15年以上の私でも、
  この暑さはややきつく感じます。
  サハラ砂漠により近いマリやニジェールよりも、ブルキナの気温の方が高いとは、
  意表を突かれました…。こう常温が高いと衣服やベッドのシーツも熱くなり、
  洋服を着る時やベッドに入る時に、「うわ、熱い!」と思わずため息が出てしま
  います。
  私だけならまだしも、ジュリアにとって特に夜の暑さは寝苦しいらし く、夜中に
  何度も起きて泣き出すので、お陰で私もこれまで以上に寝不足の今日この頃です…。

  それに追い打ちを掛ける様に、この時期は冷房を使う人が増える 為か停電が多発
  し、時に半日から丸一日停電が続きます。停電が数カ月単位だったギニアビサウで
  奮発して買ったソーラーパネルが、ブルキナに来てこんなに大 活躍するとは思いも
  よりませんでした。(でもソーラーパネルでは冷房や冷蔵庫は使えないので、
  扇風機止まりですが。)

  ちなみに西アフリカのこの地域では、 ハルマッタンというサハラ砂漠の砂塵が
  この地域一帯の空に舞う気象現象が年末からこの時期まで数ヵ月間続くので、
  暑いながらも空気は曇っていて透明度が低 い感じで損した気分のお天気です。

  気候の方はこんな調子でちょっと厳しい日々ですが、生活面ではまずまずです。
  仕事の関係で伴侶はブルキナに同伴できないので、実質私は独りで子育てと仕事の
  両立をしなければいけないのですが、幸いとてもいいメイドさんとベビーシッター
  さんに恵まれ、彼女達が家族の様に私達を支えてくれています。

  メイドさん はクリスティンという22歳の村落部出身の真面目で素朴な子で、
  ベビーシッターさんは35歳のミナタというしっかり者で自ら一児のシングルマザー。
  二人 共、とても明るく楽しくジュリア育てと家事を手伝ってくれます。
  そんな二人も、実は結構苦労して来ていて、クリスティンは何とか小学校は卒業
  したものの、 貧しい家庭の5人兄弟の長女なので4人の妹弟の学費を稼ぐ為に、
  小学校卒業以降はメイドさんとして働き100ドル位の僅かな月給を貯めて実家に仕送
  りしています。

  ミナタも同様に貧しい家庭の長女なので、小学校中退後家計を支える為にメイド
  さんとして働く内に、子供の扱いが上手な事が評価されてベビーシッ ターに転業。
  若い頃に出産した娘さんがいるので、その子を育てる為にも頑張って稼がねばなら
  ず、私の前に勤めていたレバノン人の家族のベビーシッターとし てベイルートに
  3年間出稼ぎに行きました。
  我が子を親の元に置いて行ったその3年間は一度もブルキナに帰国できなかったの
  で、娘の成長に立ち会えなかった という反省から、「もっと続けて欲しい」という
  レバノン人家族の要望を断り、ブルキナでの就職先を探している矢先に私と出会っ
  た訳です。

  そんな二人は私とジュリアにとって、家族同様。
  彼女達の密な努力のお陰で、ジュリアは毎朝おトイレで用が足せる様になったし(!!)、   ジュリアも初めてまともな単語を言えるようになりました~♪(何故かフランス語で
  「コンコンブル(胡瓜)」という単語ですが…胡瓜食べないくせに。)
  それ にお気に入りのドレスを着せたらモデルよろしくクルリとターンして見せたり、
  ボビーというお人形にご飯をあげたり寝かせつけたりもできる様になったんですよ!

  一方、文盲の彼女達はテレビが大好きで毎日熱心にテレビドラマを観ているのです   が、 本来テレビを観る習慣がなかった私も、彼女達に合わせて観ている内 にすっ
  かりはまってしまい、残念ながら残業で見逃して「ねえ、あの後ペドロはイザベル
  の嘘を見抜いたの?」と帰宅後開口一番訪ねると、待ってましたとばか りに
  「マダム、それはもう 大変!見抜くどころか、復讐の鬼と化するんですよ!」と
  嬉しそうに詳細に教えてくれます!

  そんな感じで、ワガ生活は暑くも和やかに過ごせています。
  保育園に入れない待機児童が多く家事は基本的に奥さんがやらなければいけない
  日本では、仕事と子 育ての両立は至難の業かと思いますが、メイドさんやベビー
  シッターさんを雇うことが可能なアフリカにおいては結構順調に両立でき、女性の
  社会進出に関して はアフリカの方が日本よりもいい環境かも知れないなあ、
  と実感する毎日です。

2015年4月12日日曜日

♪アフリカの旅 準備5♪                   ♡マプト観光                          

 マプトの市内観光は可愛らしいチキ・トレイン『The Maputo Express』に乗って……。


 出発はマプト中央駅前。 
 料金はUS30ドルとちょっと高めですが、「Hop On and Hop Off」で乗り降り自由。
 
 乗る前にまずはマプト中央駅から。
 ポルトガルの植民地時代に建てられたこの駅舎は、世界で最も美しい駅舎15選
 の中に選ばれているほど。
 ドームの設計はエッフェル塔で有名なグスタフ・エッフェル。
 1908年から工事がはじまり、1910年完成。
 市内に数あるコロニアル様式の建物の中でも、ひときわ目を惹く美しい駅です。

駅舎の中の回廊

 Praça dos Trabalhadores 
  駅前広場の中に右腕に蛇を持った女性の像が立っている。

 この「Sneak Lady」にはこんな伝説が……
 アカシヤの木陰で涼んでいる人達に噛み付く蛇が、広場に住み着いていた。
 この蛇を殺すためポットに熱いポリッジを入れて、頭に乗せて運んでいたら、
 蛇がその婦人の頭に噛み付くつもりで飛びかかり、ポットの中に落ち込んで
 死んでしまったというお話です。 その婦人の栄誉を讃えるため、広場の中央
 に「Sneak Lady」として銅像が建てられたそうだ。
 
 The Municipal (Central) Market

マーケットの建物


 屋根が鉄で作られているマーケットの建物は、マプトでももっとも古い建物の
 ひとつで、1901年に建てられた。マーケットには果物、カシュナッツ、魚、
 肉、香りの良いハーブやスパイス 等と一緒に手工芸品やお土産物が売られている。

 The Municipal Council Building(市議会)

 「The City Palace」という名前でも知られているこの美しい建物は、ポルトガル植民
 官庁舎として1945年に完成。グレー色の男性的なコロニアル風建築。
 現在は市長のオフィスやマプト市議会が入っている。
 
  The Cathedral

  
 町のランドマーク的な存在で、広場、教会、市庁が並ぶシンボリックな空間を演出
 している。ゴシック様式を模した近代的建築で、1982年と1989年にローマ
 法王も訪問している。

 The Tunduro Botanical Garden
  
  バスコ・ダ・ガマ・ガーデンとして作られたこの植物園は、トルコのスルタンや
 ギリシャ国王の庭園を手がけたイギリスの造園家トーマス・ハニーによって作られた。
 
 The Samora Machel Statue

 植物園の正面に立っているのがモザンビーク初代大統領のサモラ・マシェルの銅像。
 人差し指を挙げたジェスチャーはマシェル独特のもので、独立戦争のリーダーとして
 独立を獲得。マルクス・レーニン政策を導入した国民的人気のある人物だったが、
 不幸にも1986年に南アフリカで謎の飛行機墜落事故で亡くなった。
 未亡人グラサ ・マシェルは。マンデラ元南アフリカ大統領の夫人となった。

 
  The Iron House

 

 1892年エッフェル塔の設計者エッフェルが、ポルトガル総督公邸用に設計した
 小さな家。現在は教育文化省の事務所として使われている。

 The Natural History Museum

 
 開館時間:火〜金  8:30〜15:30 (月曜日休館)
      土、日 10:00〜17:00
 入場料 : MT50.00 (日曜無料)

 チーターや象、ライオン等のアフリカに生息する動物の剥製が多く展示されている。
 また貴重なシーラカンスの剥製も展示。ここの目玉はなんと言っても世界で唯一胎児
 の成長段階を示す象のホルマリン漬け。このホルマリン漬けの実現には約2000頭
 の象が犠牲になったと言われている。
 
 The National Museum of Arts

 開館時間:火〜日 15:00〜19:00
 入場料 :無料

 モザンビークを代表するアーティスト(Malangatana Nawenya, Alberto Chissano)の
 作品を展示している。絵画、木彫り彫刻、土器のオブジェ、現代画等。

 The Fortress – “Nossa Senhora da Conceição”:
 
 開館時間:9:00〜12:00、 14:00〜17:00
 入館料 :無料

 ポルトガル軍によって1781年に建設され、植民地化に貢献したポルトガル総督
 モウジーニョ馬上の像や、壁面にはめ込まれた原住民酋長グングンニャネが虐げられ
 るレリーフ等が見られる。また当時使われていた砲台や掃射銃等も置かれている。

 
 The Saturday Bazar(住所 Praça 25 de Junho )
 


 民芸品や工芸品が売られている。特にアクセサリーやバナナの皮でデザインされた
 絵葉書が可愛い。値段も街のお土産屋よりもかなり安い 。
 

2015年4月11日土曜日

☆163回 トルコ料理☆

参加者14名

 世界の3大料理といえば……フランス。中国、トルコ。
 今月の料理はそのひとつのトルコ料理です。
 今回料理したトゥルルtürlü(トルコシチュー)はトルコ語で様々なとか何種類もの
 という様な意味。料理になるとトルコの野菜のごった煮、シチューのことで、季節の
 野菜や家庭 の残り野菜などを肉などと共に煮込んだもの。
 鶏肉を使うことも多く、材料は何でも良いようですが、ジャガイモ、茄子、玉葱等と
 ラム肉を煮込 むのが一般的で、多くの場合トマトが入ります。
 それぞれの家庭の味がでるのでお母さんの腕の見せ所というところでしょうか。

 今月最初のチャリティーランチに、なんと14名もの人が参加。
 料理をしながら、食事をしながら……次々に面白い話題が出て、久しぶりに大笑い!
 1ヶ月分のお喋りをし、笑った感じでした。

 デザートも超豪華!
 もう一品シュークリームがあったのですが、写真を撮り忘れていました。


 






2015年4月10日金曜日

♪アフリカの旅 準備4♪               ♡ヨーロッパの息吹を感じる首都マプト  

首都マプト
 

 モザンビークの首都マプト(旧称ロウレンソ・マルケス)は、アカシアの並木道、
 マプト湾とインド洋に沿った摩天楼が美しい大都市。
 その注目すべき特徴の一つとして、アールヌー ボーやポルトガルのコロニアル様式
 など多様性に富む建造物や街並みが至る所に残されている。
 パリのエッフェル塔の設計者として有名なグスタフ・エッフェルをはじめ、著名な
 建築家たちが多く活躍し、彼らが携わったヨーロッパ風のマプト中央駅や、ポラナ・
 セレナホテルなどが、今も街に彩りを添えている。


マプト中央駅
ポラナ・セレナホテル
エッフェル設計のアイアンハウス
 

 植民地時代は「ロレンソ ・マルケス」と呼ばれ、ポルトガル人のリゾート地として
 賑わい、活気ある街だった。独立後はインフラ整備の維持管理が行き届かず、建物や
 道路に内戦の傷跡が残り、ゴミがあちこちに散乱しているが、目下 更なる発展の
 ために再建中であり、観光地としてのインフラが目まぐるしい早さで整いつつある。
 
 
マプト市内
 
衣服や生活資材の露店がぎっしりと立ち並ぶマプトの通り

  熱帯性気候に属するマプトは国内有数の港町でもあり、モザンビーク海峡で獲れる
 車エビが特産。

 多様な文化が融合したモザンビークの特徴は、食事にも顕著に現れている。
 マプトのレストランは、ポルトガル、アジア、現代的な創作料理、伝統料理など
  多岐にわたる。特に新鮮で豊富な海産物を取り入れた料理に定評があり、モザン
 ビーク風シーフードライスが美味しい。エビ、 貝、イカ、タコなどをふんだんに
 使った洋風の雑炊で、シーフードのだしとライスのコンビネーションが絶妙。

モザンビーク風シーフードライス

 家庭での料理は、豆、肉、魚の煮込みに米、 シマ(トウモロコシの粉を水で練った
 もの)、キャッサバ芋などを付け合せたものが中心だが、インド風コロッケの
 サモサも一般家庭に浸透 している。
 
 和食は、日本・韓国料理店が1軒。市内のおしゃれなバーでも寿司が出ることが
 ある。

2015年4月2日木曜日

♪しほこちゃんの赤ちゃん誕生♪

Jaswant (宗一郎)  

  遅くなりました。まだ一緒の写真すら取れていませんが、産まれたての写真
  お送りします。
  3月31日に産まれたJaswant (宗一郎) です。 2990gm でした。

  出産って、嵐のようにドラマティックな、あっという間の一日でした。
  優子先生の安産の鍼とマタニティーナース祐子ちゃんのおかげで、安産でした!
  陣痛は苦しかったけど、幸せいっぱいです。
  まだ私に似ずパパにそっくりですが、可愛くて仕方ないです。

  チャリティーランチに一緒に参加出来るのを楽しみにしてます✨

  しほこ

2015年4月1日水曜日

♪4月のチャリティーランチと健康講座と            トランスリンクの旅の予定♪


  夏の空にもくもくと立ち上がる入道雲のことを、江戸の俳人たちは「雲の峰」と
  呼んで俳諧の材料にしたそうな。まだ時期的には春なのに、青空には入道雲が
  浮び、5月の花、カラーが咲き出している……もう初夏?

  今年一番のうれしいニュース! 
  しほこちゃんに無事男の子(そう一郎ちゃん)が産まれました。
  おめでとう!!! 早く抱っこしたいですね。
 
  4月の予定
  チャリティーランチは12日(日)、17日(金)、22日(水)
  トルコ料理です。

  トランスリンクの旅は26日(日)
  今回はNorth Deltaで開かれているWinter Marketを見に行く予定です。
 
  健康講座は28日(火)1時から

 「春の市」は25日(土)バンクーバー日本語学校 Alexander St.
          9:30〜14:30 入場料無料
  前日の値段付けから当日のボランティアを募集しています。
  ご協力よろしくお願いいたします。