昇格テストに合格、練習生から登録選手となった高知・ラシィナ
内野手(喜瀬雅則撮影)(写真:産経新聞)
【喜瀬雅則の野球行脚】 日本の野球史に刻まれる快挙です。
独立リーグの四国アイランドリーグプラス(IL)の高知といえば、
元阪神・藤川球児投手が
NPB(セ・パ両リーグを傘下に持つ日本
野球機構)復帰を目指し、力と技を磨き直している舞台として知ら
れていますが、そこから驚きのニュースが飛び込ん
できました。
以前当欄で紹介したアフリカの小国・ブルキナファソから高知にやっ
以前当欄で紹介したアフリカの小国・ブルキナファソから高知にやっ
て来た17歳の練習生、サンホ・ラシィナ君が、先月25日に行われ
た登録選手昇格テストに見事合格。ブルキナファソ初の「プロ野球選
手」となったのです。
練習生は2年以内に登録選手に昇格できなければ、退団となるリーグ
練習生は2年以内に登録選手に昇格できなければ、退団となるリーグ
規定があります。一昨年の初来日のときは、1カ月間の練習参加で入
団テストに不合格。
それでも「高知入団」の目標を諦めず、昨年に再
来日して、正式な高知の練習生に。そこから2年。当初は打撃マシン
の投球に空振り、ノックの打球も満足に捕
球できなかった青年は、
藤川投手が高知で初先発を果たした今年6月20日のオープン戦でデ
ビュー。初打席初安打を放つなど、成長ぶりも著しく、さらに50
メートル走5秒8という高い身体能力には、今後の伸びしろも大いに
期待されます。
そうした将来性も踏まえた上で、今回の昇格テストで「合格判定」。
そうした将来性も踏まえた上で、今回の昇格テストで「合格判定」。
内野手として登録され、背番号34のユニホームを渡されると「次は
NPBを目指したい
です」とさらなる目標を語ったラシィナ君。
ちなみに、母国の国民1人あたりの年間平均所得は1万6千円。
一方、四国ILの月給の最低ラインは10万円。ブ
ルキナファソでの
6年分を1カ月で稼いでしまう計算ですから…。これぞ、ブルキナベ・
ドリーム(ブルキナファソ人の夢)です。
まあ、日本でこんな風に活躍しているブルキナ人青年もいるのですね!
返信削除チャリティーランチのブログを読んで、初めて知りました。
有用な情報を頂き、参考になりました!
それにしてもブルキナ人が日本で活躍している事をカナダのブログで知
るとは。
情報の「国際化が進んだ」というか、「灯台下暗し」というか…。
今後もチャリティーランチのブログをマメにチェックしなきゃです!
渋谷朋子」
ブルキナファソなんて国全然知らなかったのに……朋子さんが
返信削除赴任して以来、私にとっても特別な国になったみたいです。
だからサンホ ラシィナ君の活躍のニュースうれしかったです。
さとみ