臨時の大統領マイケル・カファンド |
ブルキナ・ファソの危機回避に動いた、西アフリカのリーダー達によ
って、クーデター発生の1週間後に、ブルキナ・ファソの臨時大統領
マイケル・カファンドが、公式に大統領に返り咲き、その式典が首都
ワガドゥグーで行われた。
クーデターを起こした大統領警護隊(RSP)が、暴動を回避する為に
兵舎に戻り、隊は首都から撤退することに合意した。
このRSPは去年の民衆の反乱で追放された、この国の長年の支配者だ
ったコンパオレに忠誠を誓っている。
RSPリーダーのディエンデレ将軍は 軍参謀長を従えて、アフリカのリー
ダー達を空港に出迎えたが、権力移譲の式典には出席しなかった。
西アフリカのリーダー達を空港で迎えるディエンデレ将軍(右)とザグレ軍参謀長 |
和平協定はモシ族の伝統的なリーダー |
※モシ人はアフリカの民族。ブルキナファソを中心とした西アフリカ
のサバンナ地帯に居住する。
月曜日に政府軍は内戦の危機を避けるため、クーデターのリーダー達
を隊の地位から退かせるか、力づくで追い出すよう命令した。
RSPとプロテスターの間の小競り合いで、少なくとも10人が死亡。
100人以上が負傷した。
Analysis: Maud Jullien, BBC Africa, Ouagadougou:
これでブルキナファソの危機は回避されるのか?
大統領は公式に復帰したが、クーデターを引き起こした重要な課題は
まだ解決されていない。
・大統領警護隊(RSP)を解散させることは出来るのか?彼らは政府
軍に組み入れられることに不満を持っている。
・追放されたコンパオレが前党首だったCDP党のメンバーは選挙にう
って出れるのか? 彼らは現在締め出されている。
式典の後でディエンデレ将軍は西アフリカのリーダー達と秘密会談を
行った。彼は実権を握って以来、国内外の圧力を受けているが、彼の
背後 には国で一番強い部隊が控えている。
充分に武装し、良く訓練された警護隊員達には降伏もCDPの立候補者の
選挙除外も受けいられそうにない 。
一方the civil society and protestersにはクーデターを起こした者たちに
大赦を与えることは受け入れられない。
ベナン共和国の大統領トマ・ヤイ・ボニは式典で早く自由で公正かつ
透明性のある選挙が行われるよう努力しなければならないと述べた。
調停者の平和 協定案にRSPが要求するクーデターのリーダー達の大赦
とコンパオレ氏関連の立候補禁止を解くことが含まれているのかどう
かは明らかではない。
クーデターを起こした者たちに怒りの声をあげるプロテスターたち |
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